ホール担当のジルが迎えてくれます（笑） : リセンヌ

なんだかんだで５年ぶりの訪問です。
こちらを訪れる際は、すぐ近くの【ちいさなうつわや　ありすcafé】とセットで訪れることが多かったのですが、営業日が変更になり、月末１週間のみになりましたので、こちらのみ訪れました。

昼時に訪れましたが、先客は１組のみです。
出向けてくれたのは奥様で、ご主人は先客のコーヒーを淹れておりました。
おふたりの優しくて穏やかな人柄は、もうそれだけで癒やされます。
食事メニューは、「本日の食事」としてメニューに掲げられており、訪れた日は、ポークカレー、海老ときのこのドリア、かにのクリームパスタ、グリーンカレーの４種類で、それぞれヨーグルトと飲み物がセットになっており、価格は1,100円です。
望来豚のメニューはなかったので、全て使い切ったのだと思われます。
なにせ１頭買いしかできない食材なのです。
普段の私であれば、グリーンカレーに飛びつくところですが、ポークカレーも気になりますし、悩みに悩んで選んだのはドリアです（笑）
飲み物はご主人がハンドドリップで丁寧に淹れてくれるコーヒーを食後でお願いしました。
そうそう、たまに飲み物を提供されるタイミングが気に入らないという口コミを見ることがありますが、フレンチやイタリアンレストランでのコース料理ならいざ知らず、このような店では持ってきて欲しいタイミングを客がリクエストすれば良いのです。
自分のして欲しいことも言わずに、店の対応を批判するのは理解できません。
さあ、出てきたドリアは焦げ目が付いていて美味しそうです。
そのドリアをパクリとひとくち頬張ると、

「お～、ウマーイ！」

ホワイトソースの優しい味わいにお焦げの香ばしさがプラスされ、なんともいえない美味しさです。
冷まして食べるのが大嫌いな私ですから、上顎の火傷に注意しつつ、ハフハフ美味しく頂きました（笑）
グリーンカレーを注文した妻は、甘みはあるものの、べたっとした甘さではなく、程よい辛味が加わった美味しいグリーンカレーだそうです。
食後は美味しいコーヒーを頂きました。
先客は小樽から月に一度訪れるご夫婦で、私と同じく店主ご夫妻の人柄に惹かれているそうです。

「居心地が良いのでいつも長居してしまうんですよね～（笑）」

と嬉しそうに話してくれた奥様の笑顔が印象的でした。
最後はホール係長のジルに見送られて店をあとにしました。
ご馳走様でした。

*****2014年11月再訪*****
【ちいさなうつわや　ありすcafe】のブログを拝見していると、12月から冬季休業に入るようでしたので、今年の最終営業日に訪れました。
入り口で出迎えてくれたのは元気でかわいらしい犬です。以前訪れた時に、２階で飼っていたのは知っていましたが、訪れた日は自由に店内を動き回っていました。とても人懐っこい犬で、私が遊んでやると大喜びで走り回っていました。
見たことのない種類の犬でしたが、とても珍しい犬で、名前はジルといいます。どうやら「ジルセット」はこの犬の名前から付けられたようですね。

注文したのはブレンド２でコクのある苦味のコーヒーです。カウンター席に座り、ご主人がハンドドリップで淹れるのを見ながら待つのは楽しいものです。
夕暮れ時の望来の海を見ながら飲むコーヒーは格別です。
帰る際は店主ご夫妻とジルに見送られて店を後にしました。

*****2014年5月再訪*****
ＧＷも終盤になり、札幌の桜は昨年と違ってＧＷに合わせたように咲きました。
隣の石狩市にある戸田記念墓地公園にはたくさんのソメイヨシノがあるのですが、そろそろ咲いているでしょうか。たぶん大丈夫だろうという期待を持って出かけましたが、そうなると食事はここでということになりました。

昼時をやや過ぎて訪れましたが、先客が２組と、食べ終えて退店した客の食器がたくさん残っています。ということは、たくさんの客が訪れて賑わっていたということですから、ここが好きな私にとっても嬉しいことです。
いつものように温かく迎えてくださる店主ご夫妻。その笑顔を拝見するだけで訪れてよかったという気持ちになります。
香辛料が好きな私が選んだのは、望来豚のペッパー焼きジルコースです。最初に出てくるのはサラダなのですが、ここのサラダは盛り付けがとても綺麗なのです。なんといいますか、野菜が輝いて見えるのです。そしてドレッシングが美味しいのです。
スープは久しぶりのカブのスープ。かぼちゃのスープも好きなのですが、ここのカブのスープは大好きで、ラーメンどんぶりで頂きたいくらいです（笑）
望来豚のペッパー焼きの美味しさは前述のとおりですが、今回は妻も食べてその美味しさを堪能しました。新たにデザートが付くようになったのですが、このちょっとしたサービスがとても得をしたような気持になります。

ここで食事やティータイムを過ごすととても気持ちの良い時間を過ごすことができます。訪れた人にだけわかる特権です。

*****2013年11月再訪*****
食べログに掲載することを承諾してくれた店主ご夫妻ですが、「ありすcafe」のMIHOさんから伺った話では、当初は慣れない飲食業のため、広告等は出さずにゆっくりはじめようとしたそうで、余計なことをしたのでは心配になった私ですが、後日喜んでくれているということをMIHOさんから聞いて安心しました。
今年の営業もあとわずかとなり、久しぶりに訪れました。道路沿いの交差点ごとに小さな案内の看板が設置されていて、とても分かりやすいです。駐車場に車を止め、店内に入ると奥様が迎えてくださいました。
半年ぶりに訪れましたが、とてもお元気そうで安心しました。店内はとてもきれいで、清掃が行き届いているのはもちろんですが、訪れる客も気を使っているのがよく分かります。何せこんなきれいな床を汚すわけにはいかないという気持ちが湧きますから（笑）

前回はカレーの匂いにつられた妻ですが、今回はしっかりと望来豚を味わうことにしました。私は日替わりメニューのペペロンチーノを頂こうと思ったのですが、なんと望来豚の味付けが、チーズ焼きだけではなくペッパー味が追加されたものですから、香辛料が大好きな私としては食べない訳にはいきません。そこで私はペッパー味のジルセット、妻はチーズ焼きのリセセットを注文し、それぞれの望来豚をシェアすることにしました。
まず出てきたのはサラダですが、前回同様美味しいサラダです。野菜が美味しいのは当たり前なのですが、かけられているドレッシングが美味しいのです。
次に出てきたのはコーンスープ。リセとジルでは器の大きさが微妙に違います。そしてこのスープも美味しい。
そして出てきた望来豚のペッパー味。黒コショウがたっぷり振りかけてあってもううれしいのなんの。

「ウヒョ～！」

と叫びつつ頂くと、はっきりした塩加減と黒コショウの風味が口の中に広がって抜群の美味しさです。
やはり望来豚はそこらのスーパーで売っている普通の豚肉ではないというのが分かります。そして何といっても脂身が美味しいのです。妻にも大好評の望来豚、大変美味しく頂きました「
食後のコーヒーはご主人が淹れてくれるのですが、コーヒーの種類はモカとブラジルの２種類しかありません。しかしそれぞれ別のミルを使用するという拘りがあるのです。
美味しい食事をした後に飲むコーヒー、優雅なひと時です。

初訪問時にはなかった喫煙席ができたことを教わり、最上階に上がると望来の海を眺めることができます。
なんと眺めが良いことから、タバコを吸わない方にも人気があるそうです。
先週の大雪には外を歩くのも大変だったそうです。もともと雪が多い地域ですからこれから訪れる冬本番はもっと大変ですね。
とても明るい店主ご夫妻、訪れるだけで幸せな気持ちになるこのお店。今年の営業は１１月いっぱいで終了で、来年は４月３日より開始です。
ご馳走様でした。

*****2013年4月初訪問*****
3月に望来の「ちいさなうつわや　ありすcafe」を訪れた時にたまたまご一緒した女性店主。4月にカフェをオープンするという話を聞いていたのですが、3月から現在まで慌しい日が続き、すっかり忘れていた私でした。
たまたまありすcafeのブログを拝見していますと、カフェがオープンしたという記事が掲載されていました。しかも定休日であるありすcafeも営業するということでしたので、ありすcafeの女性作家に営業しているかどうかを尋ねました。そう、NTTの電話番号案内に問い合わせても届けがないということで確認のしようがなかったのです。
営業していることが分かった以上出かけないわけにはいきません。そそくさと支度をして出かけました。当別から望来に抜ける際、近道を通ろうとして農道を走った結果、車がスタックしてしまって久しぶりにJAFのお世話になりました。会員でよかったと安堵したのもつかの間、予定より1時間半も遅れてしまったので中途半端な時間に昼食をとる羽目になってしまいました。

店舗は国道231号線に面した場所ではなく、リップルに面した小道沿いにあります。そのリップルから400m程南に行くと、別荘地のように家屋が建っている場所があります。その中に「望来絵画館」という建物が道路際にありますが、そこから入ってそのあたりの一番高い場所にある白い外壁の建物が店舗です。道路に案内の看板は設置されていませんし、食べログ地図には道路さえ表記されていませんから訪れる際は注意が必要です。
店の横の空き地に車を止め、玄関を開けて中に入ると、見事なフローリングの床です。当然靴を脱ごうとしたのですが、靴のまま入るようにと但し書きがあります。しかし、ここほど靴を履いたまま入るのに躊躇した店はありません。

本当にいいのだろうか・・・

かなり勇気がいるのと、汚れた靴では申し訳なくて入ることもできなくなりそうです。
自宅をカフェとして提供しているわけですが、テーブル数も多く、広くて明るい店内は店主のセンスが伺えます。そして女性店主の見事なキルトがあちこちに掛けられていて目を引きます。
女性店主とご主人に迎えられた私達ですが、お二人の優しい人柄にすっかり魅了されてしまいました。他に客はいなかったので店の中をうろうろ。写真撮影の許可も頂きましたので、あちこち撮影してしまいました。

食べたいメニューは自宅を出発する際から決めていたのですが、店内に入った瞬間カレーの香りがほのかにしまして、思わず引き込まれそうになった私ですが、そこはグッと我慢をして望来豚のチーズ焼をメインとしたジルセットを、術中にはまった妻は望来豚の角煮カレーを注文しました。
まず出てきたのはサラダなのですが、野菜が美味しいのはもちろんなのですが、オレンジときゅうりのサラダが美味しかったのです。きゅうりはちょっときつめの塩加減にしているせいで、見事なオレンジとの和え物になりました。

「へぇー、こういう調理法もあるのね」

と感心する妻。
そしてカレーが出てきましたが、とても綺麗な盛り付けなのです。そう、いかにもカフェで食べるカレーとでもいいましょうか、見栄えがするカレーなのです。そして望来豚の角煮はまるでビーフシチューのビーフのように柔らかくて美味しいのです。一口食べさせてもらった私ですが、本当に豚？　と思ったほどです。
カブを使ったコンソメスープは、ちょうど良い塩加減と共に、摩り下ろしたカブがほんのりととろみを付け、なんともいえない美味しさです。温度もやや高めだったせいで久しぶりに上顎を火傷してしまいました（笑）　私は熱々のスープが好きなものですから。
さて、メインの望来豚のチーズ焼は、やや薄めにスライスした望来豚を表面がカリッとなる程度まで焼いているので、その部分が香ばしくて美味しいです。なんといいますが、焼き鳥店で豚精を食べる感覚に似ています。そしてなんといっても脂身が美味しいのです。ほんのり甘味がある脂身は、それだけを食べたくなるほどの美味しさで、一般の豚肉の脂身とは別物です。そしてチーズが良いアクセントになって望来豚を引き立てています。
食後のコーヒーは3種類の中から選びます。爽やかな酸味のタイプ、コクと苦味があるタイプ、深煎りのタイプですが、コクと苦味のタイプを選びました。
コーヒーはご主人がその都度挽いて、ハンドドリップで淹れてくれます。そのコーヒーを頂きながら、窓から見える景色やご主人との会話を楽しんだのですが、楽しいひと時でした。
食べログ掲載についても了承していただきましたがなにせオープンしたばかりです。店の方に気を使うのも客としての優しさの現われではないかと思いますので、訪れる方はどうぞよろしくお願いします。

帰りはご夫婦揃って見送っていただきました。
訪れてほっこり心が温かくなるカフェがまた一軒増えました。