旬のサクラマス : 柳ばし

平日、開店10分前には12名の並び、開店から5分後には広い店内はたちまち満席の大人気定食店。そのコスパもさることながら、旬のものを含めた豊富なメニューでも人気なのだ。


■サクラマスフライ定食　豚汁（小）に変更　1,120円


旬のサクラマスを楽しみに注文。カラリと揚がっているものの、少し大味で肩透かし…。但し豚汁は相変わらずの美味しさで満足。

私は趣味で釣りをするが、４～6月の陸上からにおける産卵期手前のサクラマス（生）は、フライが一番美味しいと思う位にフックラトロリとした食感と上品な旨味が特徴だ。

今回はちょっと時期が早かったかな。

千歳の百名店食堂は相変わらずの大人気。メニューが豊富でリーズナブル、ボリュームがあり手作りの味わいならば当然なのかも。

今回はこの時期の人気定番メニューをオーダー、今日は食べる気満々でご飯大盛、もちろん豚汁（小）への変更も忘れない…ん？ホップ味噌？


■生鮭塩ふり焼き定食　890円　
　・豚汁（小）に変更　150円
　・ライス大盛　100円　
　・ホップ味噌　10円


ご飯どーん！450gはありそうだ。身厚な生鮭は塩加減良し、勿論皮まで味わいます。途中大根おろしで気分転換、ご飯に合う合う。豚汁…若干甘めだがコクもあって美味し！生姜も効いてポカポカ。

ビールの原料であるホップを使用した「ホップ味噌」は爽やかな苦みと味噌のコクでご飯がススム君、ふきのとう味噌に似ている感じ。


美味しく完食…満足。


しかしながら、男性陣の接客や振る舞いに、焦りと言うか倦怠感と言うか…何とも言えないネガティブさを感じた。以前はそのような事は無かったのだが、たまたまかな。

暮れも押し詰まる青空の日、そろそろランチタイムだ。時刻はまだ11時半前ながら、兎にも角にも腹が…　

減った。

今の俺は何が食べたいんだ？あれれ？今日は蕎麦でも無く、ラーメンでもカレーでも無い… そんな時は何でもござれの定食屋が有難い。

白衣姿のスタッフがセッセと動き回る活気と綺麗な厨房、そしてもはや2世代前になってしまった昭和空間が落ち着くなあ。


■イカリング定食～豚汁（小）に変更　1,070円
■ふきのとうみそ　10円


イカリングがドサッ…と言いたい所だが、この店のイメージからは程遠いボリューム感は少し寂しい。揚げは軽め、私は欲張りなのでソースと醤油半々で頂く。うん、イカは当然ながら美味いな、何とも言えない旨味がジワリ。心の中ではイカ踊り♪

ふきのとう味噌は甘過ぎず、特有のほろ苦味がよく馴染んで… いいぞ、これは白いご飯がススムやつだ。何だか既に春が待ち遠しい。

さあ！大好きな豚汁！レンゲで掬い一口…そうそう、これだよこれ！欲を言えばもうほんの少し甘く無い方が好みながらも実に美味い。人参、じゃが芋、牛蒡、大きいカットの野菜がゴロゴロ、熱々の汁に適度に浮く豚肉の脂も良いコクを与え、後乗せの生姜を崩しながら食べたら美味しさの二段活用。寒空で冷えた身体に優しく染みてポカポカに。

嗚呼、日本人で良かった… 味噌汁が美味い定食って、心をホッと豊かにしてくれる。

ご馳走様でした。お陰でお腹も満たされた。食べて働くは日本人の基本。さあ！あと一息、午後の仕事も頑張ろう。

■サクラマスフライ定食
　　味噌汁を豚汁（小）に変更　1,120円


私自身、趣味のルアーフィッシングで海サクラマスを釣るのだが、産卵前のこの時期は魚体も大きくなり、脂乗りも良くなるので、刺身やフライが最適だ。

今回のフライも細やかなパン粉がサクリと軽く、身はふっくらとして柔らか、サクラマスの上品な旨味が染み出して美味しい。基本は特製中濃ソースで、一切れは醤油で味わうのがマイスタイル。

オススメである豚汁は、本日少し味噌の加減が弱めで、生姜の量が多め。すると基本的には美味いが、何処か物足りなさとアンバランスさが際立ってくる。やはり人のさじ加減は難しい。

総合的には今回も美味しくお腹いっぱいで満足。次は久しぶりに定番のメンチカツか、いやいやイカリングも捨てがたい。

かつて通った大好きな食堂も十年振りか…　あのメニューが食べたいな。11：30、ギリギリカウンターに座れたぞ。その後も続々とお客が押し寄せてたちまち満席…あの頃と同じ盛況ぶりは凄いぜ。

ご主人、白髪が増えた以外は変わらないな。そしてリニューアルした？と思えるようなピカピカの厨房、よく見たら変わってない。この衛生観念も凄いぜ。早速あのメニューを…そしてイカの塩辛かゴロルイベを…　あら、今はやってない？…価格も高騰してるしな。ここの魅力の一つである数十円の小鉢…今回は琴線に触れるものが無かった…が、味噌汁を豚汁に変更だ。（後から三升漬に気付く）


■チーズささみフライ定食　970円　⇒ 豚汁（小）に変更 ＋250円


キタ！私はチーズささみフライが大好きなんだ。うん！良いね…一つは醤油をかけるからヨッコして、あとはスパイシーなソースを。美味しい！でも昔と比較するとクォリティは低下したなあ…（過去画像参照）拘っているバリバリのキャベツ、そしてご飯の炊きあがりも良いぜ。OK！


そして豚汁を一口‥‥

おおお！！！！うーまーい！！！　えええ？昔からだっけ？


当然熱々…　例えるなら濃厚、味噌は密度濃くミルキー、しっかりとした出汁に野菜の甘味が滲んでいて、豚肉の油もしっかりと縁取りながら主張、しかしながらバランスを保つ攻めの味わい。村中系ラーメンのような後乗せの生姜がバッチリ効いて、爽快さも鼻に抜けつつポカポカ感。イモ、大根、人参、牛蒡他、野菜のカットはゴロゴロとポトフ風、ホロホロまで煮込まれている。唐辛子もバッチリ合いそうだ。

この豚汁、私好みの味わいで、主役を張れるほどの存在感！次は生卵付きの豚汁定食、ご飯大盛、三升漬けだな。


久しぶりに一口食べて、笑みがこぼれた好みの味わい。全体の魅力ならば☆4.0にしたいところだが、豚汁の美味しさを試して欲しいので☆4.5！！

美味しさ、メニュー、コスパ、活気、接客、居心地の良さ、大衆食堂における要素の全てが揃うような横綱食堂…でも会計場所がランダムな所だけは課題かな。

年齢のせいか、昼に揚げ物はややヘヴィになってきたので、少し足が遠のいている定食屋さん。（写真は数年前のものです）

千歳では大人気の店で、揚げ物を中心に、魚や肉等の定食メニューが大変豊富。平日の昼時は男性サラリーマン等を中心にいつも賑わっている。特に食べたいものが思い浮かばない時等には「柳ばしに行けば何か食べたいものが見つかる」と思えるような・・行きやすい店なのだ。

料理のクォリティは町の定食屋さんレベル。価格もそれほど安くは無い。しかしどのメニューも安定感があるのだ。
揚げ物はサクッっと軽く、多少強めの揚げ具合が絶妙。店主が「良い野菜を沢山食べて欲しい」とこだわりをもったバリバリのキャベツは千切りと言うよりは百切り（笑）で粗々しい。しかしキャベツを含めボリュームは満点。

店主は釣り好きのようで、雑誌置き場には「釣り新聞」が置いてある。釣り好きの自分にとっては親近感が持てるところであり、店主が釣ったのかは不明だが、イカゴロルイベがあったり、春のこの時期では「サクラマスのフライ」等が登場、これも美味。その他「塩辛」等のごはんのお供が数十円代から追加出来る点も嬉しい。

私のイチオシメニューは・・・「チーズササミフライ定食」。

もともとササミが好きなせいもあるが、柔らかくて淡白なササミにトロリとしたチーズ、そして香ばしくサックリ揚がった衣のハーモニーが抜群。ボリューム感もかなり良しで美味い！揚げ物好きには是非試してみて頂きたいメニューだ。

その他メンチカツも名物のようで、定番のソースは勿論、別途添えられる生姜醤油で頂くと、また違った感覚で案外美味しい。但しメンチカツは、あくまでも定食屋さんのメンチカツなので過度な期待はしないほうが良いかも（ゴメンナサイ）

劇的に満足！は難しいと思うが、決してハズず事の無い「安定感」と「安心感」のある定食屋さんだ。