とろける絶品赤うにと、香ばしい濃厚な炙りうにのハーフ丼！ : 食堂うしお

小樽市街地から車でおよそ1時間半ほどの距離、「積丹ブルー」と呼ばれる青い海や、奇岩・断崖が続く絶景地が数多くある「積丹半島」。

積丹半島周辺は北海道屈指のウニの漁場としても知られており、美味しい生ウニを提供しているお店が沢山あります。

今回訪れたのは、積丹ブルーの絶景を楽しめる人気観光地「神威岬」のすぐ近くにあるお店『食堂うしお』。

創業は昭和47年。
「最良のウニのみを獲ることにこだわっている」信頼できる漁師から仕入れる、積丹半島の前浜産のウニを無添加で提供しているお店。

ウニ以外にも、イカ、エビ、ツブ、鮑等、新鮮な食材の美味しさを活かした様々な料理を取り揃えています。

前回2018年8月に積丹を訪れましたが、積丹ウニのあまりの美味しさに感動しました。

今回訪れたのは9月上旬。
しかし積丹では資源保護のため、ウニの漁期が6月中旬～8月下旬までと制限されています。

積丹産ウニのシーズンは過ぎてしまいましたが、こちらのお店はシーズン外は他の産地から仕入れたウニを提供しています。

北海道は地域で漁期が異なるので、一応どのシーズンでもウニは楽しめます。

ただ、こちらのお店は4月中旬〜10月末くらいまで営業しており、冬は休みのようです。
北海道はこの営業形態のお店が結構多いですね。

今回はそもそも神威岬への観光がメイン。
前回訪れた際、積丹産のウニは食べれましたが、雨で暗すぎたので美しい積丹ブルーは拝めず。

今回また雨なら小樽でのんびりしようと思ったのですが、予報は晴れだったので、朝から車を飛ばして神威岬で絶景を堪能。

そしてせっかくなのでウニ丼も食べて行こうと、すぐ近くにあるこちらのお店へ行ってみることにしました！

お店は国道229号線沿い、神威岬へ登っていく分岐のすぐ近くにあります。

この日は日曜日、お店には開店直後の朝9時過ぎに訪問。
お店はお土産屋兼食事処として営業しており、店内には海産物やおみやげなど色々売っていました。

この時先客はおらず、私が滞在していた9時20分までの間に1組増えただけで、かなり空いていました。

メニューは海鮮を中心とした丼もの、定食、刺身などの一品系、かなり豊富なラインナップ。

目当てはやはり新鮮な生ウニを使ったウニ丼。
積丹のウニ漁は8月末で終了したので、この日は利尻産の生ウニを提供しているそうです。

積丹ではエゾバフンウニは赤ウニ、キタムラサキウニは白ウニと呼ばれ、積丹で獲れるウニは80％が白ウニだそうです。

他の地域でもバフンウニの漁獲量は少ないため、やはり赤ウニを使ったメニューはかなり高めになっています。

しかし今回気になったのが、積丹産の炙りウニ。
こちらは生ウニではなく、積丹産の蒸しウニを炙ったものだそうです。

炙りウニと赤ウニのハーフ丼というものもあり、赤ウニのみの生ウニ丼と比べると価格がかなり安め。
これはありがたいと思って注文してみました。

【利尻産ばふんうにと積丹産炙りうにとのハーフ丼】4050円(税込)
眩しいほど鮮やかなオレンジ色の赤ウニに、こんがりと焼き目がついた黄色の白ウニ。

わかめや小さなホタテみたいな貝が入ったお吸い物に、わかめの佃煮、たくあん付き。

せっかくなのでまずは赤ウニから。
とろけるというより、もはや消えていくような一瞬の口溶け。
そして濃厚でクリーミーな旨味と甘味だけが口いっぱいに広がり、あまりの美味しさに変な声が出ます。

もちろん臭みは皆無で、一般的なウニと比べると考えられないほどのクセのなさ。
積丹の赤ウニにも感動しましたが、利尻産も美味しすぎます！
どっちが上とかは決められません。

そして炙りウニ。
こちらは生ウニに比べると硬めの質感。
しかし香ばしい風味と、濃縮されたウニの味わいが楽しめ、こちらも美味しい！

生の白ウニはややあっさりしているイメージでしたが、加熱されて凝縮されることでかなり印象が変わります。

やや磯っぽい風味と苦味は感じましたが、臭みや雑味と言うほどではありません。

そして何気にお吸い物や佃煮が美味しくて、うに丼以外にも満足！
最高の朝ごはんになりました。

1年前はお盆の時期に「みさき」というお店でうに丼を食べましたが、こちらのお店は凄まじい大人気店で、朝6時から並びました。

そんな早い時間でも1番乗りどころか、9番目だったことに恐怖すら覚えました。笑

しかし過去のレビューなどを見てみると、こちらのお店は積丹うにのシーズンである6〜8月でもみさきほどの混雑はなさそうな印象。

かといってうに丼の美味しさにそこまでの差は感じなかったので、個人的にこちらのお店はかなり好印象でした！

観光もグルメも堪能できた素晴らしい朝になりました(^^)
ご馳走様でした！