小樽市　今回も絶品の肴と酒。「シロクマ食堂」。 : シロクマ食堂

2022/7　再訪

小樽の地回り親分さんから、「とても珍しい「ワイン」が手に入り美味しい酒の味を知らない
「鯨飲satochina」には勿体ないが、まあ、普段の付き合いもあるから
一杯呑ませてやる」と温かい矢文が届いた。
同じく、札幌から酒の味がわからない「愛妻家」も呼んであるとの事で、
「シロクマ食堂」に集結。

ランチは全国から集まる老若男女から人気の「食堂」ですが、夜は予約制。
しかも、店主の腕が立つから、いつもお任せで安心のお店。
「食べログ100名店」のお店です。

「くまコーラ」

まずは盟友レビュアーに献杯して。

最初クラフトコーラを飲ませられるかと思ったら、発泡性ワインなのね。
これは旨いわぁ。初夏にピッタリ。爽やかな香りで乾杯です。
余市のワイナリーも美味しいワインを作ってますね。

「刺身」
メジマグロ・〆鯖・帆立・チップ(姫鱒)

メジマグロ。実は初めて食べました。
見ての通りの大トロだけど、くどく無い。これは旨いわぁ。
店主に聞いたら、積丹沖で捕れたメジマグロとの事。こんな旨いのが
積丹でも獲れるのねぇ。
〆鯖。これは見た目で旨さがわかるやつ。

もうこんな刺身出されたら「日本酒」を「鯨飲」だわ。

「毛蟹」

鯨飲satochinaは、酒を呑むと、殻を剥くのが面倒なので蛯・蟹の類はあまり
食べませんが、この後、心優しき店主は、そんな姿を見て、隠し包丁入れてあるにもかかわらず
蟹身をほぐして、蟹味噌と和えて出してくれました。
いつもすみません。

「ほっけ」　

特大ほっけで、店主に「羅臼のホッケ」かい??と聞くと
ニヤリと笑って「積丹」。
こんなにデカくて、脂乗りの良い「ホッケ」が積丹でも獲れるのね。

恐るべし、後志。恐るべし、積丹。

日本酒は店主が次から次と出してくれるから、ただ「鯨飲」。

二世古酒造の酒も旨くなりましたねぇ。私が高校の頃、つぼ八で
出してたのが、一合100円の二世古だったなぁ。

今宵も旨い肴と旨い酒。楽しき仲間とゆるりと一献。

至福の時間を過ごしました。

2020/3　再訪

小樽の言わずと知れた名食堂。
とても良い一夜で酒を酌み交わした時、マスターとの会話で
「名古屋のカレーうどん」の話になった。
その時に、「うちのカレーうどんもちょっと名古屋テイストですよ」と言われ
頭に残っていた。

30年程前に、出張で2~3回行った名古屋栄地区。
呑んだ後に食べた「カレーうどん」が良い思い出だった。
黄色い色に揚げ出し豆腐が入ったカレー。旨かったなぁ。

ランチに誘われ、ここの「炒飯」も食べたかったけど、
思い切って、今はメニューに無い「カレーうどん」をお願いしてみた。

「シロクマ風カレーうどん」

ミルキーな黄色は名古屋で食べたものを思い起こす。
ひと口食べると、意外とスパイシーだが、ミルキーさも感じる。
ねぎ・揚げ・肉。旨い。
名古屋風ではありながら、ちゃんと「シロクマ」になっている。

ほんとに面白い引き出しを持ったマスターだ。

3月でも観光客がバッタリと来なくなった小樽。
昼は混んでて入れなかった「シロクマ食堂」だが、余裕で裏メニューに
対応してくれた。

今は気軽に札幌から来てくれと頼める状況じゃない。
「札幌」からも極力出入りしてはいけない状況。

早く収束しないと、小樽も札幌も、そして北海道全体が心配だ。

2019/11 初訪

流れ流れて小樽の街へ。
慣れぬ仕事に疲れる毎日。

どこで聞きつけたか、地元の親分から矢文が届いた。
「俺の縄張りに入ったと聞いたけど、挨拶無いから、顔貸せや!!」

食べログ始めた時に、最初にラーメン店閉店の矢文をくれた親分。
食べログ界では、最初にオフ会なるものに誘ってくれた人。
旭川に居る時は、地方見回りと称して、矢文が旭川まで飛んできた。

親分の縄張りなら挨拶の一つも必要だろうな。

呼ばれた先は「シロクマ食堂」。
名だたるレビュアーさんが訪れている、小樽の名店。
どうやら、親分流の「励まし会」らしい。

まずは、久しぶりにビールで乾杯。

どうやら、名店も貸し切り状態だ。

「小樽の秋蝦蛄」

小樽と言えば、春秋の蝦蛄。
昔はがさ海老と呼ばれ、石狩湾一帯で獲れたが、B級グルメだった。
すっかり高級品。甘くて旨いわ。

「刺身」

絶妙な脂乗りのマグロ、ぼたんえび、つぶ。
白身が旨かったけど、なんだったっけ。後、口黒マス。

おお~~い酒くれぃ~~と叫ぶ間もなく、日本酒が。
もう、マスターにすっかりお任せ。

「たちぽん」

シーズン前だけど、充分旨い「真たち」。
もみじおろしでやるも良し、すだち絞っても良し。

「炙りたこ」
これも火加減いいわぁ。

「ずわいと蟹味噌」

気づいたら隣にいたおじさんと話していたが、地元ズワイ蟹加工会社の社長さん。
社長特製の蟹味噌添えて。

「炙りたち」

これもサっと水分飛ばしてまったり濃厚。

「アワビの刺身」

肝と一緒に食べて最高。
あわびって火を通したらまた旨いんだよなぁ、なんて呟くと同時に。

「アワビのステーキ」

マスター聞いてました??(笑)
アワビは火を通すと、これまた柔らかくて旨くなるんだよなぁ。

「牡蠣のソテー」

ぷっくりと大粒牡蠣を軽くソテーして。

もうここまで来たら、日本酒が止まりません。

マスターが次から次へと「良酒」を出してくれます。

ああ。夢見心地だわ。

親分がお子様のように無理言って、「牡蠣フライ」
これは私も好物なんだな。(笑)
熱々をぱくり。私これは醤油で頂きます。

ここのマスターとの語らいも楽しい。
元々、蕎麦職人だというけど、かなり引き出しを持っている人。
すっかりファンになっちやった。
また同席頂いた、蟹加工会社社長も良い人だったし。

親分が私を励ましてくれた一夜。
すっかり小樽の人が歓迎してくれた感じがして嬉しかったなぁ。

時が経つのを忘れながらも、電車で帰らなきゃ。
会計をお願いすると、驚きの金額。
まさか親分、こんな良いマスターを脅したんじゃ無いでしょうね。

マスターすっかりお世話になりました。
親分、こんな素敵なお店に「顔貸せ」と言うなら、「いつでも顔貸しますからね。」