無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
0134-54-7010
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
ニシン漁が盛んな冬シーズンも営業して欲しい…鰊御殿の割烹宿
口コミが参考になったらフォローしよう
RK
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
RKさんの他のお店の口コミ
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
銀鱗荘
|
---|---|
ジャンル | 料理旅館、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
0134-54-7010 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR函館本線「小樽築港」駅南口より徒歩14分 小樽築港駅から579m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB) |
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、20~30人可、30人以上可) |
---|---|
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 グリル銀鱗荘(フレンチ・喫茶)は、完全禁煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、座敷あり、掘りごたつあり、バリアフリー |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える、海が見える、一軒家レストラン |
ホームページ | |
オープン日 |
1939年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
●札幌から小樽行きの函館本線の列車に乗り20分程すると、「銭函」という、何だか景気の良さげな駅に停車する。
ここから先、小樽までの区間、列車は海岸線ギリギリのところを走り、カモメとともに石狩湾の雪景色を眺められる風光明媚な車窓が続く。
途中2ヶ所のトンネルを通過するが、二つ目のトンネルの上に建つのが銀鱗荘である。
●最寄駅は、トンネルを超えて間もなくにある小樽築港という名の駅(小樽駅の二つ手前)である。
標高差はあるが、距離的には歩けなくもない。
小生も、初めて泊った時は、春だったこともあり小樽の街を観光後、築港駅から急坂を登って宿に戻った記憶がある。
坂道を登り切ったところでは平磯公園の見事な桜吹雪が印象に残っている。
だが、冬場になると、本物の吹雪が吹き荒れ、連れの彼女との間がどんなにアツアツであっても、宿に到着するまでに凍え死んでしまう。
駅前に並んでいるタクシーを利用するのが無難である(尤も、1月中旬~4月中旬は休業となるが…)。
●さて、この宿は、かつて栄華を極めた余市の鰊御殿を移築して再生したという名旅館。
北海道文化財100選の一つに数えられる。
ところが、1978年に宮城県沖地震が発生。
宮城県を中心に建物の被害が甚大だったことを受けて3年後に建築基準法の耐震基準が強化された。
その結果、本旅館も新たな法令に則り、既存の木造の建物の一部が改築せざるを得なくなってしまった。
とても惜しまれることだ。
だが、建設当時の建物も一部現存している。
宿の主人曰く、玄関付近を中心に当時の面影はいまだ絶えないとのことだ。
<料理・味>
●新鮮な日本海の海の幸を中心とした正統派の会席料理。
値段に相応しい鮮度と味であり、絶品の品が多い。
●隣接する『グリル銀鱗荘』ではフレンチが食べられる。
ランチタイムも営業しており、料金も和食に比べると手頃なので気軽に使えそうではある。
(宿泊や和食と異なり、休業期間は毎年11月中旬~4月中旬なので要注意)。
だけれども、旅行で折角この宿(店)を訪れるならば、できれば和食で舌鼓を打ちたい。
●朝食も和食で、料理の品数もたっぷりあり、ゆうゆう1時間くらいはかけて食事したい。
朝に早く宿を発つ予定の場合は、要注意である。
●料金は1泊2食付で42,000円(税・サ込。以下同様)と値段も一流。
ビールは中瓶693円、日本酒は例えば「熊ころり」一合1,386円と、宿代に比べると安い。
<サービス>
●宿泊の場合、食事室は寝室とは別の個室を用意してくれる。
●料理や酒は、客のペースに合わせて一品いっぴん絶妙なタイミングで運んできてくれる。
催促されるでもなく、待たされるでもなく、まさに阿吽の呼吸というやつだ。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べてほしいという宿側の気持ちがとてもよく伝わってくる。
●勿論、接客係の対応も抜かりなく申し分ない。
このレベルの店(宿)ならば基本中の基本であるが、それをきっちりこなすあたりは流石であった。
●この宿には平磯という名の温泉がある。
1986年の耐震改修の際に掘り当てたもので、建物とは違って歴史は浅い。
夜に和食会席だけを楽しむ場合であっても温泉に入れるそうだ。
しかし、温泉に入ってしまったら宿泊したくなってしまうのは当然のこと。
ここまで来たら奮発して一泊することを前提で食事を楽しむのがよい。
●宿泊すると、その後5年間、年賀状が届く(これって別にサービスじゃないか…)。
毎年スキーでニセコに来るので、その際に利用したいのだが、あいにく休業期間。
なかなか泊まる機会がなくて残念な宿である。
●因みに「使った金額・1人当り」に記載した金額は夕食のみの料金。
宿泊すると、部屋にもよるが酒代を含めて一人40,000円はするから、実際には(私にとって)頻繁に泊まることのできない「気合の必要な宿」といえる。
<雰囲気>
●宿は、平磯岬の尾根に立地している。
●平磯岬は、古くから小樽随一の景勝地と言われているだけあって、眺めは言うことがない。
夕食時に通された「朝里」という座敷の広縁からは、石狩湾の漁火と小樽の町を見下ろせる素晴らしい夜景が広がっている。
この夜景を見るだけでも、ここに投宿する価値は十分あると言えるだろう。
(注:普段は宿泊用のみに使用されるとのこと)
●重箱の角をつつくようだが、あえてケチを付けるならば、宿のアプローチにおいて一戸建て住宅が宿の入口付近まで立ち並んでいて風情が感じられない点だろうか。
但し、広大な敷地内に入ってしまえばそれらは全く気にならず、いわんや建物の中にいれば、気にしていたことすら忘れてしまう。
●宿泊した「望海」(数年前に泊まった時は「石狩の間」と呼ばれていたと思ったのだが…)は、一切改築がなされておらず、鰊御殿当時和室として楽しむことができる。
二人で泊まるにはあまりに大きな部屋で、28畳+広縁14畳もある。
部屋の中央には幅1.5m、長さ5m程もある圧倒的な机が鎮座している。
この上に布団を敷いて眠っても不自由しない程のスケールだ。
また、縁側には開放的な庭園が広がり、朝起きると庭園を独り占めにできるから、お薦めである。
なお、露天風呂からの景色も最高で、小樽の市街地と反対側にあたる北東方面の石狩湾の風景を堪能できる。