小樽雪あかりの路、また来年もね : どんど

終着小樽駅で汽車を降り、家路を急ぎます。
と言いつつも、駅向かいの長崎屋へ寄り道。
用は済ませたと言いつつも、長崎屋地下「どんど」のたい焼きを久しぶりに食べたくなりました。

家族分、買って帰りましたよ。
街の中は、小樽の冬のイベント「雪明かりの路」で海外観光客のみなさんで溢れています。
家に帰って、もう一度レンジでチンしてたい焼きをいただきます。

特徴は感じられないですけれども、落ち着いて食べられる、ごくごく普通のたい焼きさんです。
これが一番でしょ。
熱いお茶を飲みながら・・・これでいいんでないかい。

どんど。
たい焼きもいいけれど、焼きそばに心惹かれます。
目指すは100％焼きたての焼きそばを食べること。
小樽市民にとってもレアな焼きそばにいつ出会えることができるのかがわかりません（笑）

体があったまったので、我が家もささやかながら、ロウソクを灯して「雪あかりの路」。
また来年もだね。

ごちそうさまでした。

土曜半ドンの昼下がり。
腹を極度に空かせたまま小樽へ帰ってきた。
さて昼ごはん・・・
実は小樽で昼飯を済ませなければならない理由（ワケ）があったのである。
・・・おっ、すげぇじゃん
小樽の焼きそばについて検証しなくてはならない。
・・・ふむふむ
ソース焼きそばのあんかけ焼きそば
・・・・・・はっ？　なんじゃそれ？？ ・・・

「どんど」のレビューを書いたときに、マイ・レビュアー様から
「どんどのあんかけ焼きそばはソース焼きそばにあんをかけている」というコメントをいただいた。
通常（たぶん）、あんかけ焼きそばの麺というものは麺自体への味付けなどあまり聞いたことが無く、パリパリに焼くなど麺の食感を大事にしているはずである。

このお店のメインメニューはソース焼きそばである。
「どんど」といえばケンミンSHOW的小樽ジモティには焼きそばである。
だが、この「どんど」のあんかけ焼きそばの麺はソース焼きそばというのである。

疑問・・・
　その①・・・ソース焼きそばがウリなのだから、あんをかけても美味いという店の姿勢なのか？
　その②・・・ソース焼きそば以外の素の焼きそばを焼くこと自体めんどくさい？

仮定・・・
　僕は、②と考えた。

あんかけ焼きそばの大盛り（580円）を注文。
このお店のメニュー表では、焼きそば系のなかでは一番値段が高い。

経過・・・
　この日のソース焼きそばもタイミングが悪く（良く？）、焼きたてではなく、すでに焼きあがったものが積まれている。
　そのソース焼きそばを、いつもの焼きそば用ステンレス皿ではなく、陶器の皿に移し替えた。
　ということは、この皿で提供されるのは「あんかけ焼きそば」に違いない。
　店のオヤジが雪ひらのあんをソース焼きそばにかけている。

　やっぱ、そうなのか？
　これが、このお店「どんど」の焼きそばなのか？

　どうやらそのようだ。

検証・・・
　あん･･･
　　　　 しょうゆ餡とか味噌餡ではない。　
　　　　 それでは塩餡か？
　　　　 といってもそれほど個性は無い。
　　　　 具は野菜がメインで、カップヌードルに入っているようなちっちゃなエビを２匹見つけた。　
　　　　 普通の焼き麺にこのあんではさすがに厳しいものになるであろう。
　麺･･･
　　　　 そうです、そのまんまの「どんど」のソースやきそば。
　　　　 焼きっぱの麺をそのまま使用。
　あん + 麺･･･
　　　　 いっしょに食べてみた。
　　　　 ダメである。
　　　　 あんの味が薄いというか無いというのかわからないが、完全にソース焼きそばだけの味わいに感じてならない。
　　　　 これで完食はつらい。
　バカな頭で考えた･･･
　　　　 あんかけ焼きそばに酢をかけることがあるのを思いついた。
　　　　 ちょっとやってみた。
　　　　 ムムムムムーーーーっ！
　　　 これはいけるっ！
　　　　 あんとソース焼きそばが一体化したではないか！
　　　　 多めに酢をあんにふりかける。
　　　　 さっきの食べものは何だったのだろう。
　　　　 余裕で完食したのでありました。

感想・・・
　小樽あんかけ焼きそばのガイドブックにこのお店の名前を見つけることはできない。
　個性がありすぎのあんかけ焼きそばであるためか？
　それとも「どんど」＝「ソース焼きそば」なので、あんかけ焼きそば自体思いつかない？
　いずれにせよ、あん＋ソース焼きそば＋酢 は素晴らしかった。　
　さきほどの疑問 ①、②の両方は酢がつなぎとめたことで解決したことにしておこう。
　よく巷で聞かれるような「味変」という言葉では簡単に片づけることはできない。
　「激変」だぁ～～！（笑）

むか～しからある、小樽駅前長崎屋地下の「どんど」。
このお店のあんかけ焼きそばこそが、小樽発祥のあんかけ焼きそばであって良いのであろう。

土曜日半ドン、遅い昼食。
小樽長崎屋地下の「どんど」で焼きそば食べて家に帰ろかな。
前回、札幌大通りの「やきそば屋」で４玉の焼きそばを食べているが、記憶が新しいうちに小樽の焼きそばと比較しておくことも必要かと。
　（誰のため？　そんなの必要あんの？　　すみません･･･）

どんどの焼きそばの 最重量サイズは 「スーパージャンボ」。
　（裏メニューの確認には至っておらず）
厨房の鉄板には、焼き溜めしている焼きそばがほんのわずかであることを発見！
しめしめ （ニヤっ^^）
・・・ということはだな、新たに焼いてもらえる焼きそばに出会えるということだね。
厨房のお兄ちゃんには 「熱いのちょうだいね」と念を押しておく。

焼き始めました。
「どんど」で新しく焼かれる麺を見たのは、初めてかもしれない。
いや、初めてだ。
だって、今までぬるい焼きそばしか食べたことがなかったから。

焼きあがった焼きそばを計量しながら盛り付けます。
このスタイルは「やきそば屋」と同じ。
目分量ではありません。
その後、お店のおばちゃんが焼き溜めしていたわずかの麺と新しく焼かれた麺と、うまく混ぜこぜしていた・・・
焼きたて純度 100% の焼きそばではなくて残念！
それでも、今までこの店で経験したことが無い熱さを舌に感ずる焼きそばである。

スーパージャンボのボリュームは？
完食したあとの腹具合は、「やきそば屋」で食べた「ウルトラ（４玉）」よりも低調である。
ということは、４玉より少ない３玉（やきそば屋の「ミラクル」サイズ）であろう。
お腹の膨らみ具合からの想像ではあるのだが。

味の比較。
「やきそば屋」のは、完全自己責任においての味のつけ方。
素焼きの大量の焼きそばを数種類のソースでもって自己流の味付けで完食を目指す。
「どんど」のは、焼きそばソースのみで味付けされた焼きそばが提供される。
ソースの味付けはけっして強く無い。
カウンターに置かれたソースで味を強調させ、ラー油・お酢 でもって自分好みに仕上げて食べ進むのだ。

両者は好みの問題。
僕は後者。

スーパージャンボ玉子の焼きそばはワンコイン。
焼きそば450円＋玉子50円 ＝ 500円。
スーパージャンボの焼きそばが3玉だとすると、「やきそば屋」のミラクル３玉では490円。
コストパフォーマンスからすると「どんど」に軍配が上がるのだろうが、先ほど述べたようにこれは好みの問題だから結論は生まれないが、札幌石山通りに近い「ランラン」という焼きそばのお店にも興味がある。

お店の雰囲気。
お隣の席に東南アジア系のグループが飲み物とカマボコを持ち込みしていて怒られていた。
日本を学んでそれで良し。
でもなんか初めからわかっていながらの様子だったな（苦笑）
これで大声で騒いでいたとなれば最悪だったが、どうやらそのようなお国柄の方々ではいらっしゃらなかったようでございます。
デカいスーツケースを引きずって歩いて帰られる姿は凶器でありますが・・・

駅前の「ビル地下」にあるにも関わらず、紫煙し放題のお店でもあります。
これについては日本人。
客の老若男女問わず、スタッフでさえも問わずなのでありますから、人がメシ喰ってんのに煙がなびいてくるのには閉口しちまう。

ごちそうさまでした。

2007年10月
昼時の、何かお腹がすいたなぁ～人向けです。
小樽駅前に長崎屋がありますが、正面玄関の階段を下りたすぐのところにあります。
たまに寄るのですが、焼きたての焼きそばに出会ったことはありません。
焼きだめしているのを、鉄板の上で焼き直し（暖め直す？）します。
なもんですから、たまに「暖めムラ」があります。
まあ、値段が安いことですし、量も値段に応じて選べますから。

これで良いのです。

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2015年2月 　　　～再訪～
久しぶりに焼きそばを食べに来ました。
美味いか？ と真剣に尋ねられたら、う～ん･･･　 と答えます。
作り置きなんで、温いです。
ソースをかければかけるほど 焼きそばという味になってくる。
ザク切りの豚バラ肉は、脂身がラード状態になってます。

んじゃあ、なぜにここで焼きそばを食べるの？ と言われると困ります。
安くてボリュームがあり、しかもこのスポットだと妙に落ち着くからだと思います。

いいじゃありませんか。
ごちそうさまでした。

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2016.6月　　　～再訪～
たまに食べたくなり寄ってしまいます。
あたため直しの焼きそば。
ソースをかけまくって焼きそばらしくなります。
閉店間際、作り置きの麺が無くなった頃に新しいお客さんが・・・
・・・あっ、いいなあ、焼きそば作ってもらっている。
お客さんは作りたての焼きそばを美味しそうに食べてます。
どんな味なのでしょう？？？