平日数量限定の狙い目メニュー。 : スープカリー 藍色

【平日３食限定】赤紅（トロトロソーキ）1,080円

コク深くさとスパイシーさがダブルで押し寄せるマッタリスープ、トロトロのソーキが美味い。相変わらずに調理感や盛り付けは勿論、素材もも良い。

そして平日数量限定とはいえ、お得感溢れるこの価格… 狙い目だ。

対策しっかり。そしてホスピタリティもしっかりならば、自ずと料理への期待感もポジティブになる。こちらは居心地の良い店、親しみやすい個性、丁寧な調理…


■黄金色（こがねいろ）温玉挽肉納豆腐　1,280円　辛さ４＋50円


こちらの個性、和スープに弾け過ぎないスパイスの辛み…丁寧な仕事で野菜具材の旨味がしっかりと。そこに納豆と鶏挽肉のコクとメリハリがさりげないアクセント。辛みを上げるよりも好みのギリギリまで下げるほうが、もしかするとここのスープが活きるのかも。ご飯は相変わらず艶々で炊き上がり良く美味い。最後は温玉を割ってマロヤカに味変…いつのまにかご馳走様。


‥‥GOODジョブ、優しい個性の丁寧スープカレー。

　

美味しいと感じたスープカレーは、おさらいの意味を込めて再訪問しています。今回はこんな事がありました。店に入ると、コロナ対策のお願いとしてマスク着用のアナウンスが…　周りを見ると、している人、していない人が居る様でしたが、この時期、楽しく飲食するにはやはりルールは大事であり、相互の協力が不可欠です。なのでオーダーを済ませ、すぐに駐車場に停めた車へとマスクを取りに戻りました。

お店に戻り、お手洗いへと席を立つと、調理中の店主さんが、わざわざ手を一瞬停めて身を乗り出すように「ご協力ありがとうございます！」と丁寧かつ真摯な挨拶をしてくれました。そして翌日、深い意味はありませんが、自分の存在が解るように、このエピソードを添えてInstagramにアップすると、コメントにて再度お礼の言葉が…　

別にそれを求めていた訳では無いのですが、素直に嬉しいものです。私が逆の立場でもそうします。店主さんの誠実で礼儀正しい姿勢と気配りは、同じ胆振エリアのご出身…何だが気が合いそう…と思えるものでした。そんな姿勢も、こちらのスープカレーに現れているのです。


■空色　1,160円　ご飯小盛り150g　辛さ5番+100円　=　1,260円


和もベースとするスッキリとしたキレ味テイスト、しっかりとした旨味に爽快なスパイス、基本はアッサリながらもしっかりと「カレー欲求」を満たしてくれる塩梅と共に、どこかお洒落な感覚も持ち合わせるカレーです。辛さ耐性の低い私でも、5番は辛いながらも魅力的に感じる加減ですね。

チキンや野菜の加減やスタイルもセンス良くて美味しい。そしてこだわりのご飯も良い…のですが、今回は前回感じたパーフェクト系の出来栄えからは、盛り付け及びご飯共に、若干だけハズレていました…これは若き店主さんの今後の課題でしょうか。

後はスープカレーの量、スープにヒタヒタにして食べたい私的には、小盛り150gのライスの分量が丁度良かったですね。しかしながらメニューを見渡しても「スープ増量」の設定は無いので、食べ方には工夫が必要かもしれません。


うん、やはり自分好みのカレー。和を感じるキレ味系を求める場合は、この店を選びますね。

高架下の専用パーキングに車を停め、青空に抜けると現れるスープカレー店。その時点から異空間を連想させるシチュエーション。

店内は広く、コンクリート打ち放し＆ウッドインテリアのコントラストに、この店の名前でもある藍色が差し色として散りばめられている。そして登別市出身のご主人らしい、温泉関連の装飾には遊び心がある。

奥行と高さを活かした座席構成には「穴蔵感」もあり、どこかに籠るようなワクワク感も演出されていた。

新型コロナ対策として、入店後はまず備え付けのアルコール液での消毒をお願いされる。接客は親切で感じが良い。


■空色　1,160円　辛さ3.5（無料）ご飯並盛り（220ｇ・無料）


基本であろうメニューを選択。今回は感想を先に箇条書きで述べる。


〇盛り付けが繊細で綺麗。そして野菜のカットも綺麗。

〇野菜がとても美味しい。そして各々の野菜の美味しさを引き出す加熱加減。

〇スープは和も感じるテイストで比較的スッキリ淡麗型。

〇ご飯（米）が美味い。炊き上がりも良好。


スープの辛さは無料レベル限界としたが、辛さ耐性の低い私でも少し物足りなかったので、有料レベルからが一番魅力を感じ取る事が出来そうだ。但し、220gのご飯を食べるにはスープの量が少し足りなかったかな。野菜はゴボウが特に旨かった…そしてホロリなチキンも味わいGOOD。どこかに和を感じる味わい…トッピングは納豆や岩海苔、そしてメニューには無いが、細かい揚げ出し豆腐等も合いそうな予感。


「ご飯」と表現するあたりも和風意識か。そのご飯がとても良い。艶、甘味、粘り…どれも良い東神楽産ななつぼしは、北海道ではA地区と言われる産地であり、その中でも出来映えの良い米を選んでいるのだろう。年々、北海道産米もレベルがかなり上がり続けているが、スープカレー店でこのクォリティは正直なところ驚いた。


最近は好みの味わいを求めて、色々なスープカレーを食べ歩いているが、こちらの味わいは好みの一つ。是非再訪問して、その本質をもっと知りたいと思えたカレーだ。