おっと、今日はどうしちまったい・・・・・・ : 山海亭

《2015.11訪問》
日曜日、お昼・・・・・・。
なんだかここ最近、食欲が、あまりない。

ふ～ん、何だろうね、体、どこか悪いのか・・・・・・
それとも、食の倦怠期？

まぁ、食べないわけにもいかないため、今日は、家内が、「ここ【山海亭】で焼き肉定食でも食べて、栄養つけよう！！」と発案し、今日のお昼として、行ってみることとした。
「そんなに構えて来るところか？普段、何、食べてんのさ？」と、自分でツッコミを入れてみるが、確かに、ここ最近はあまり肉を食べていない。

「まぁ、ここならお手軽だし・・・・、少しは元気もつくかな・・・・・」と、言われるがまま、とりあえずやって来た。
店到着は、１３：３０分頃の着。

ここ・・・・・。
私は、ついこの間、一人でやってきて季節外れの”冷やしラーメン”を食べたばかり。

ここは、”ラーメン”もおいしいところなんだけれど、今日は肉だし・・・・・。
温かい”ラーメン”のレビューは、またまた、お預けかと・・・・・。

で、今日のオーダーは・・・・・・。
私も家内も、”ラムロース”（486円税込）に、324円プラスで定食にすることに。

ここのメニュー編成、以前と変わったようである。
以前は、”○○○定食”で、いくら・・・・、という設定になっていたかと。

今回は、肉のお皿単位でメニューが構成され、定食は324円プラスでそれぞれに、という仕組みのよう。
なるほど・・・・・、わかりやすいような、わかりずらいような。

注文後、しばらく待たされ、目の前のロースターのセットが開始される。
まず、到着したのは、”ラムロース”、お肉のお皿から。

続いて、”ライス”、”サラダ”、”漬物”、”タレ”が続々と到着。
「スープは、もう少しお待ちください・・・・」とのことなので、さっそく、肉から焼き始める。

目の前で肉がジュウジュウと・・・・・。
うん、たまには、こういうのもいいものだ。

私は、昔はともかくとして、今は飲みながら焼き肉店を利用するなんてことは、とんとなくなった。
よほど、大人数でテンションでも上がらない限り、もう、そういう食べ方は、私には無理かと・・・・。

家族と家で、焼き肉はたまにするが、もう外では、酒抜きのランチで利用する程度になってしまっている。
まぁ・・・・、それはそれで落ち着いて、肉の味が楽しめて良いものと最近は思えてはいるのだが。

ふむ、焼けたようなので、まずは、一切れいただこう。
うん、肉が柔わらかく、おいしいね。

タレも、また少し味変わったかなぁ。
ちょっと薄味になったような気がする。

それでも、いつもここでは、普通の”ラムジンギスカン”なのだが、今日は”ラムロース”と、いささかグレードアップ。
いつもより、ちょっぴりと、高級感も味わっているわけである。

でも、しばらく食べていると、野菜がまったく付いていないことに気が付かされる・・・・。
以前は、申し訳程度であったが、”たまねぎ”・”かぼちゃ”・”ピーマン”が付いていて、栄養価のバランスも考えられていたかのように思う。

まぁ、”サラダ”は”サラダ”として付いているが、焼き用の野菜は全くの皆無。
価格体系も変えたということから、色々と店側もやりくりが大変なのだろうか・・・・。

で、相変わらず、ギッシリ詰まった”ライス”に口をつけてみる。
ん・・・・・・・・。

「うっ・・・・・・！！」
「なんじゃい、今日のこの”ライス”！！」

と～っても、まずい！！
古米か？

私の生涯で、飲食店でこんな”ライス”食べたことがない。
これは、強烈・・・・・。

他が、すべておいしいだけに、この”ライス”には大変残念。
というか、しばし驚愕・・・・。

ここは、もともとが、肉の量に比べて、ご飯が多め。
これは、肉を追加注文させようという思惑があってのことなのかもしれないが、量が多いだけに我慢して食べるのも、ほぼ拷問に近いかと・・・・。

ここ、今まで、こんなことなかったのだけれど、今日は一体どうしたのだろう。
お店側にも色々とやりくり上の事情もあろうかと思われるが、常識的な質は守らないと、お店がお店である必然性もなくなってしまうのではなかろうか。

う～ん、今日は、とても残念であるとともに、なんだか心配になってきた。
あまり、店側が大変なのを、客側に見透かされてはいけないようにも思う。

地元民として、長く続けて欲しい店だけに、ここはがんばって欲しいところ。
次回こそ、”ラーメン”かなぁと思うものの、信頼の味は守り続けて欲しいもの・・・・・・。


≪2015.9訪問≫ エ゛ッ・・・・、この時期に冷やしラーメン？？？　事実確認にＧＯ！！
さて、シルバーウィークも明け、普通の日常が、やっと始まったかと思いきや、わずか２日ですぐに週末になってしまった。
メチャクチャ、体のリズムがおかしい・・・・。

ひじょ～に、けだるい土曜の午前を、無為にボーッと過ごして、お昼をどうしようかということに。
今日は、家内がいない、久し振りの、一人昼ごはんである。

実は、つい先日、［北野通り］を走っていたら、９月も終わろうかというこの時期に、ここ【山海亭】の店前に、水色の生地に白字で”冷やしラーメン”と書かれた幟が、まだ出ていたのを発見した。
例年こうだったのか、記憶が定かではないが、こちら北海道で９月終盤の”冷やしラーメン”（道外でいうところの”冷やし中華”）は、普通にまず、ありえない。

おそらく、東京でも、一般的には、もう終了している時期かと・・・・・。
さすがに私も、「ウソだろ～、幟をしまい忘れてるんだろう・・・・」くらいに思っていた。

ところが、本日、お昼をどうしようか考えていると・・・・・・・。
ふいに、そいつをちょいと・・・・・、確かめてみたくなった。

もとより、私は、好きなものに、世間でいうところの季節の定番意識がない。
その時、単純に食べたいと思うかどうかで行動している。

つまり、体調と気分さえよければ、夏でも”鍋”は平気だし、真冬でも、”冷たいそうめん・ひやむぎ”は軽くＯＫなのだ。
興味本位もあることと、そういえば、まだ私の中では、今年の”冷やしラーメン”の、食べ納めをしていない。

「これは、行ってみるしかないな・・・・」と。
けだるく、やや重い足を、思い切って上げることに。

外に出ると、お世辞にも暖かいとは言えない。
さすがに、お彼岸も過ぎている。

涼しいを、とうに通り越していて、薄ら寒いのだ。
店に着くまでの間、「やっぱり、単純に幟をしまい忘れているだけかも・・・・」という想いも頭をもたげてくる。

まぁ、そうだったらそうで、温かい”ラーメン”の注文に切り替えようと、とりあえず、割り切る方向に思考をまとめる。
そして、店到着は１１：４０分ごろ。

店へ入ると、先客は１名のみ。
まだ今の時間ならいいだろうと、テーブル席へ陣取る。

店員さんに、恐る恐る「”冷やしラーメン”まだやってます？」と確認。
すると、店員さんも、少し考える風な、一瞬の間を見せたが、すぐに「できます！」との回答。

すかさず、「”冷やしラーメン”の”大盛り”で・・・・・」と、注文完了。
ふ～ん、オーダーが通った。

本当にやっているんだ・・・・。
でも、なんだ、あの間は・・・・・・・。

今時分、こんなの注文するアホもいないだろうに、あまりに突然のことで、戸惑ってしまったのだろうか。
まぁ、取りあえず・・・・・。

こんな時期にも関わらず、ここ北海道で、”冷やしラーメン”をやっているということが、これで実証されたわけである。
そして、しばらくすると、少しづつランチタイムに、作業員風の人たちが、次々と入ってくるが、皆さん、温かい”ラーメン”の注文ばかり・・・・。

まっ、当たり前だわな・・・・・・。
私の注文、テーブルに届いたら、結構、恥ずかしいかもしれない。

一人なのに、少々、図々しかったが、テーブル席に着いて正解だった。
まぁ、急いで食べて、帰ればいいのである。

そうこうしているうちに、およそ１０分ほどで、”冷やしラーメン”到着。
お～、すごい外観。

確か、１０年以上前に、ここの”冷やしラーメン”を、食べたことがあるような気がする。
その時は、大きな”スイカ”が載っていて、冷やしなのに、あんまり冷えていなくて、「こんなもんかぁ～」と、思ってしまった記憶がある。

それ以来、ここでは、”冷やし”は食べず、ずっと温かい”ラーメン”ばかり食べていたように思う。
今回は、”スイカ”の代わりに、大きめの”夕張メロン”がド～ンと鎮座している。

相変わらず、フルーツ載せタイプのようだ。
昔は、結構、”冷やしラーメン”の具材として、”ミカン”の缶詰や”チェリー”なんかの盛り付けも、珍しくはなかったように思うが、今は、ほとんど、そんなスタイルを、目にすることはないようだ。

そして、”大盛り”だからなのか、皿の上にはギッシリと、具が盛り付けられていて、麺がまるで見えない。
結構なボリュウムである。

さて、誰にも注目されないうちに、さっさと食べよう。
まずは、山盛り具材を寄り分けて、麺からいただく・・・・。

むっ、時節柄、水が冷たいせいか、麺がしっかりと冷えている。
うん、これはいい。

冷たい麺が、プリップリッ！！
確かに季節はずれなのだが、冷やしでのおいしさが、充分発揮されている麺で、私的には大満足の麺。

タレも、ややこってりタイプながらも、酸味がしつこくなく、野菜や各種の具材と麺が、渾然一体となった味わいにピッタリとマッチしている。
いや、おいしいわ、ここの”冷やしラーメン”・・・・・・・・。（常人は、この時期に食べてそうは思わないだろうけど・・・・）

ただ、少し具材の種類が多すぎるかな。
こんなにサービスしてくれなくてもいいかと思う。

中華風春雨サラダみたいなのは、いらないかなぁ～。
後、メロンも・・・・。

メロンはおいしいんだけれど、”冷やしラーメン”の具材でなくていいと思う。
どうしても付けるなら、別盛りの小皿で、デザートとして付けてくれればありがたい。

それと、カラシは、全体的なバランスからいって、もう少し欲しい。
わさび同様、鼻につんと来る系の辛さに、めっぽう強い私にはこの分量では物足りない。

そして、見た目同様、全体の量として、ものすごいボリュウム・・・・。
食べ応えは充分！！

でも、価格的には、この盛り、このボリュウムで、税込972円。
う～ん、これは・・・・・・。

いかに、”大盛り”とはいえ、”冷やしラーメン”としては、やや高めの価格設定かと。
余分な、トッピング具材を減らして、その分、価格を下げてくれた方が素直にうれしいところでもある。

まぁ、価格とボリュウム面のバランスを、横に置いておけば、結構な”冷やしラーメン”ではあると思う。
来年、真夏に食べに来てみようか・・・・・。

しかし、余計なお世話だが、こんな時期にまで提供していて、私以外の注文なんぞが、あるのだろうか？
もう世間では、そろそろ大雪の旭岳あたりで、初冠雪の声を聞こうかという時期（実際にはこの３日後）である。

一体、いつまで、あの幟を出し続けるのか・・・・・。
これはこれで、興味は尽きない。

でも、私にとって、これで、やっと今年の、”冷やしラーメン”の食べ納めが叶った気分となった。
うん、心置きなく出来たつもり・・・・。

そこは、素直に感謝したい。


≪2014.3訪問≫ ここへの訪問９割はラーメンだが、今日は焼肉を・・・・
この店へ通いだしてから、もう何年になるだろう。

この月寒界隈へ転居してきたのが、約１７年前。
今の住居は１２年前に、居住開始。
多分、１３～１５年位前から、ちょこちょこと、この店へ通っていたのでなかろうか。

ここ１年程は、ちょっと足が遠のいていたが、それ以前は結構コンスタントに訪問していた。
本日は久しぶりに、お彼岸でお寺と霊園に行った帰りに立ち寄る。

ここは、”焼肉”と”ラーメン”の店。
（もちろん、他のメニューもあるが・・・。）

”焼肉”屋で”ラーメン”を出しているという感じでもなく、さりとて”ラーメン”屋で”焼肉”を出しているという風でもない。
どっちが本流なのかはこれだけ通っていて、今もってわからないのだが、どちらも相当の腰を入れて取り組んでいるのは間違いない。

私は、ここの訪問の約９割が”ラーメン”のオーダー。
家内と息子は”焼肉”と、オーダーが分かれる。
息子も確か最初の頃は”ラーメン”派だったのだが、いつしか”焼肉”派に転向。

テーブル席に座ることが圧倒的に多いが、そのテーブルには”焼肉”用のロースターが埋め込まれている。
”焼肉”派は、そのロースターで肉を焼きながら定食を食べ、”ラーメン”を食べる私はその同じテーブルで”ラーメン”をすする。
ちょっと、ランチタイムの食事の絵づらとしては、珍しく見えるかもしれない。

が、しかし、ここの”ラーメン”は前述したように、”焼肉”のついでに出しているというレベルではない。
れっきとした専門店のクォリティを兼ね備えている。

麺は【さがみや】の麺を使用、スープもちゃんと出汁から、しっかりと仕上げている。
”醤油”・”味噌”・”塩”の基本の三味の他に、”とんこつ醤油”・”とんこつ味噌”・”とんこつ塩”といった、とんこつブレンドの別味がある。
それぞれ、独特の持ち味を醸し出しており、食べ比べてみるのも一興。

ちなみに私は、とんこつではない普通の”味噌ラーメン”を頼むことが多い。
また、ここの”中華あん”を使用している、”広東麺”や”あんかけやきそば”も、私のお気に入り。

さてさて、でも今日は、私も最初から焼肉にしようと決意。
さしたる理由はない。

いつも、ここに来た時は、”ラーメン”を食べている私の目の前で、家内と息子は肉をじゅじゅう焼いている。
断固”ラーメン”！！と思って食べてはいるが、やっぱりほんの少し気持ちは揺れることも。
今日は、そんな気持ちのブレを最初から抑えるつもりで、たまには”焼肉”と決意しただけのこと。


さて、店到着は、１２：２０分頃。
ちょうど、お昼時とあって店前の駐車場は一杯。

道路を挟んだ向かいの【居酒屋さんかい】の駐車場へ車を停める。
これが非常に狭い駐車スペース。

きっちり入れると、ドアと壁の隙間がなく、ドアを少し開けた状態でカニ歩きで降車することに。
”これは、痩せろ！！”という暗示か・・・・。
脳内に響く天の声を無視し、とにかく道路を渡り店内へ。

ちょうどすれ違いに出てくる客は、仕事日の昼食タイムだった様子。
今日は祝日のため、ちょっといつもと感じが違う。

店内に入り、いつものようにテーブル席へ。
そして、注文。

”焼肉”といっても、私たちが頼むのは、”ジンギスカン”がほとんど。
今日は家族全員が”ジンギスカン定食”（735円）を注文。

「ライス大盛り無料ですが・・・・、いかがいたしますか？」と。
”へぇー、今は、こうしているんだ・・・”と思いながらも、ここのライスは普通でも結構、量が多いため、このサービスは遠慮させていただく。

すぐにテーブルのロースターをセッティング開始。
そして、着火。

火が回って、網み目部分もちょうどよく熱が通ったころ、定食メニュー到着。
定食の内容は、”肉”の載った皿に、”ピーマン”、”玉ねぎ”、”カボチャ”が一切れずつ、”ライス”、”スープ”、”漬物（たくあん：ひょっとして自家製？）”、”サラダ”の５点。

んっ！！
肉の量が増えた？
というか、元に戻った？

そう、今まで、家内と息子が食べているのを見てきたが、一時、肉の量が減った時期があった。
そのため、定食の肉だけでは足りず、別に１皿追加注文していたことも。

それからすると、今回も、３人で食べるので追加２皿位は必要か？と、事前打ち合わせ済み。
まぁ、現物見てから、追加しようとのことであったが、これなら追加は必要なさそう。

さて、肉を焼こう。
いい焼き音だ・・・・。

肉は既に味付けされているが、焼いた肉を更に”つけだれ”の入った取り皿へ。
”つけだれ”の皿には、辛し味噌を少々。

うん、うまい！！
ごはんが進む。

肉も柔らかく、味付けと”つけだれ”のコンビネーションが絶妙。
これなら多分、羊肉を苦手とする道外の人も、納得されるのではないか。

久しぶりの”ジンギスカン定食”。
消費税増税前の735円。
満足である。

ただし、実はオーダーの直前ギリギリまで、内心ではやっぱり”ラーメン”に惹かれていたのも事実。
でも、このことは家族には内緒である。

意思の弱さをしばらく、攻撃材料にされてしまうであろう。
次回は、必ず”ラーメン”にしよう。

だが、今日の選択は、これはこれで大変よかった。
”焼肉”バンザイである。