北海道を全身で感じたいなら、絶対にここ。ワイン好きもうならせる格安な品揃えも本当に素晴らしい。 : ツキサップじんぎすかんクラブ

【2016年9月ランチ往訪】
　
　大雪山トレッキングの帰り途に札幌に立ち寄ったときに伺った。雨降りの東京とは違って青空の下、テラスでBBQは最高～～～！！！
　前回レビューから何度かは伺っていて、特に目新しいメニューがあるわけでもないため書いていなかったが、改めて美味しいと感じたので。
・肉の美味しさ：確かニュージーの肉を使っていると以前聞いた気がするが、この日の肉はこれまで以上に美味しかった。そして羊の脂の香りがとてもマイルドで、臭さは全く感じない（もちろん、食べ終わった後数時間後に掌の匂いをかぐと結構な香りがするが・・・）。美味い！
・ねぎメンマの美味しさ：ほんのちょっとした焼きものだが、肉と一緒にやいて食べるとこれがまた美味いことを発見！
・マッシュルームの美味しさ：ブラウンマッシュルームがあったので注文。最近は北海道産のがあるようで、これを焼いて食べると実に美味。
・ワインの安さと素晴らしさ：セラーで選んだのが、ご存じMedocのSaint-Julien。5,000円程度と、この店にしては結構なお値段だが、このワイン、本当にこの値段でいいの？！2008年だよ！！と、思わず値札の誤記かと疑う美味しさ！！安いMedocにありがちな濃すぎるカベルネソーヴィニョン的なものとは全く異なり、実に繊細で複雑、フィネスを感じる。羊ともベストマッチ！

　というわけで、特にいい天気のときにテラスで北海道の空気を浴びつつ昼酒をあおりつつ、という快感も含めて、単にジンギスカンを食べるという楽しみを大きく超えて、とても深い満足が得られる当店、本当に素晴らしい。大好き！


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【2014年9月ランチ（昼酒BBQ^^;）往訪】
　6月以来に。晴れていて、テラスで食べることが出来ました。大人数で行ったのでビール、ワイン、日本酒など昼間っから目いっぱいお酒をいただき、堪能。ぼく以外はみんな初めての人たちだったが、一様に感激していた。ジンギスカンやワインのほか、みな驚いていたのが、チーズの盛り合わせ。色々な種類のチーズを大皿にきれいに盛り合わせ、それがなんと1000円もしないんだからそりゃ驚く。2皿頼んだが、それぞれに工夫がされていて、感激しきり。散々酔っ払い、鍋の上は終盤にはおにぎりが乗っていたりぐしゃぐしゃカオスになっていたが、みんな北海道を満喫していました。ワインのお値段にも改めて感謝。「ジンギスカンを美味しく楽しんでもらう。ワインやチーズはそのための道具」というようなポリシーを持っているのだろう。改めて店主さまの思いを感じ取った一日でありました。
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　ジンギスカンを食べる文化というのは、北海道だけかと思ったら、東北の出身者や長野の出身者も、自分の田舎にはジンギスカンを食べる習慣があるという話を時々耳にする。北海道の専売特許ではないんだ。。。が、やっぱり北海道でいただくジンギスカンには、ほかにない素晴らしさがある、と思う。特にここに来たときにそれを感じる。

　元々、明治時代以降全国で羊を飼っていたのは羊毛の生産が一大産業だったかららしいが、それが羊毛の価格急落で羊の有効活用に迫られ、羊肉の食用化が促されたという経緯があるらし。そんななかで、北海道ではここ八紘学園内でジンギスカン文化が成長したと聞いた（正確かどうかはわからないので、参考程度^^;）。八紘学園は広大な酪農・農業系の学校法人として長い歴史を持ち、広大な敷地内にこのツキサップじんぎすかんクラブがある。

　とにかく、この生マトン（ニュージーランド産）の新鮮さとクセのない美味しさ、そしてスパイシーなタレの美味しさがたまらない。そしてここが唯一無二なのはこの広大な農場のなかで、天気のいい日にはテラス席で満喫できること。乾いた空気の爽やかな北海道で、広大な緑地を眺めながらいただくジンギスカンとビール、そしてワイン。こんな贅沢はほかにないっす！

　もう一つの特徴として、ご主人様と奥様はシニアソムリエの資格を有するワインのプロフェッショナル。クセのない生マトンに合うワインがたくさん、しかも、掛け値なしに激安なのだ。シラーなどいかにも合いそうな安価なものから、ジュブレシャンベルタンみたいな繊細なものまで、ぶっちゃけ安い！美味い！ということで激賞ですが、本当に激賞する価値があります。メニューにはないチーズの盛り合わせほかワイン向けのおつまみもあり。

　ほんと、人に教えたくないとは思いながらも、この豊かな時間を色々なひとに感じて欲しい。