2周年を迎えますます人気の「おくしばあちゃん」 : スープカレー奥芝商店 おくしばぁちゃん

2016年12月

クリスマスを前にしたこの日、大雪の中伺った「おくしばあちゃん」では、冬季間限定の「牡蠣スープ」が始まっていました。

2～3ヶ月に一度のペースで訪問しているこの店も2周年を迎えたということで、メニューが増えただけでなく限定スープもあって、悪天候の中でも続々と来店客が入ってきていました。

クリスマスやお正月のイベント前には、カレーはちょうど良いのかもしれません。

毎年恒例となってきた「牡蠣スープ」は、他の店では食べられないコクと磯の香りがたまらない大好きな味で、その上カレーはお昼に食べたいという保守的な私にも、まずはビールと天ぷらをいただいて、〆にスープカレーを食べるというスタイルは気に入っています。

天ぷらの選択肢はオープン時と比べるとかなり減りましたが、その分ルーカレーとスープカレーの相がけがあったり、角煮のカレーがあったりとメニューが増えているので却って嬉しい気がしますが、天ぷらとのコラボレーションは「おくしばあちゃん」ならではなので、やはりここは天ぷらに。

選んだ天ぷらは、大海老、鶏もも肉、半熟卵と追加でサロマの牡蠣を。

揚げたてを塩でいただきながらカレーを待ちました。

カレーは相変わらず野菜がたっぷりで、選んだ辛さ6番の牡蠣スープが身体を温めてくれました。

このスープがある間に、また伺いたいと思います。

ごちそうさまでした!!


2014年12月訪問

奥芝商店の新店舗　おくしばあちゃんは、選べる楽しさで、早くも人気店!!

玄関前の一枚板の看板が目をひく「おくしばあちゃん」

何でも、コンセプトは、おばあちゃんが元気だと、まわりもみんな元気になるという思いの元、元気なおばあちゃんたちに働いてもらい、お客様に温かいサービスを提供しようというもので、実際スタッフ（アルバイトを含む）の年齢は、１５歳から７２歳という幅の広さ。

男性スタッフは作務衣のようないでたちで、女性は割烹着でのサービスです。

玄関から入ると靴を脱ぎ、まるで　おばあちゃんの家に遊びに来たかのように、割烹着のおばあちゃんが、席に案内してくれます。

そこで、目にするのは、カレー屋さんにはありえないような長い銘木のカウンターに、オープンキッチン。

階段を上がった奥には、小上がりの席や、現在準備中という個室まであり、おもしろい使い方ができそう。

グループ店のお花屋さんが、内装に携わったとあって、随所に植物を使ったこだわりが見られるのも、とても素敵。

そして、特筆すべきは、選んだ天ぷらと一緒にスープカレーをいただくという斬新さ!!

えー、カレーと天ぷらって、しつこくないの??　と、思いながらも、まずは天ぷらをチョイスします。

この日の天ぷらは、
５００円（カモでフォアグラを巻いたものをはじめ、牡蠣や大エビ　などなど）
３００円（蓮根の肉詰め、本店でも人気の甘エビの生羅天、鶏肉、かきあげ　などなど）
１００円（赤茄子、ロマネスコ、半熟玉子、かぼちゃ　などなど）

ここで、システムを紹介すると、基本は３種類のコースがあり、天ぷらの内容で値段が変わるほか、カレーは２種のスープ（奥芝商店といえば海老と鶏）からチョイス、ご飯は玄米と白米があり、量は小盛から４段階、辛さは０~１２まで選べます。

大吉コース　２４８０円　は、すべての天ぷらから、好きな物を５品選択（ここで思ったのが、全部５００円から選べば、カレーがタダ!?というせこい考えが頭をよぎってしまいました）

中吉コース　１７８０円　は、５００円から２品、３００円と１００円から２品の、合計４品

吉コース　１４８０円　は、各コーナーから１品づつ

この日は、地元の情報番組のテレビで観た、１日限定１０食の「ノリノリスープ」牡蠣と岩ノリのスープをいただきたく（１２月いっぱいの期間限定）、朝一で行ったので、スープはこれを選び、初回ということで、吉コースにしました。

目の前で、選んだ天ぷらを揚げていただくのは、まるで　高級天ぷら店。

オーダーをとるのも、運んでくれるのも、シニア世代の女性で、慣れない感じが悪くないなぁーと思いながら待つこと１０分ほどで、カレーが登場!

朱色のトレイに、お椀のご飯と、これまた木の器のカレーに、ここでお勤めの女性が漬けたお漬物が添えられています。

そこに、籠に収めれた天ぷらが登場!!

天ぷら用にお塩もあるので、まずはお塩でいただきます。

天ぷら屋さんのよう、とまではいきませんが、それなりのクォリティーで、素材の良さを感じます。

考えてみると、素揚げしたお野菜がスープカレーに合うのですから、衣の薄い天ぷらにも合うわけですね。

ブロッコリーは、揚げて食べるのが１番おいしいと、私に教えてくれたのも、奥芝商店（本店）ですからね…

それを、スープカレーにつけていただくと、「これ、ありだわ～、けっこうハマるかも」と思ってしまいました。

また、この限定スープが半端なく美味しい!!

海老スープの面影を残しながら、濃厚な牡蠣の味と岩ノリの磯の香りがたまらない~~

これが期間限定とはもったいない、通年で出してもらいたいし、冬の食材なのでどうしても無理というなら、冬季限定に伸ばしていただき、毎年の冬の楽しみにしたいとさえ思いました。。

スタッフの対応も良く、また伺いたいと思ったのは私たちだけではないでしょう。

オープンから１週間しか経っていないのに混雑するのは、奥芝商店の新店舗だからとか、テレビで数回紹介されたからとか、そういう状況から来るだけのものではなく、新しいものを作ろう、美味しく食べてもらおうという、スタッフの心や行動から来るものなのかもしれません。

ノスタルジックなBGMと、不釣り合いに見える提灯が、なぜか心地よい空間を作っていました。

行列ができてほしいような、欲しくないような、複雑な思いで、お店を後にしました。

スープカレーと天ぷら、合うわ~~~、ごちそうさまでした。