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新そばよ 新そばよ 新そばよ
まるで絵画のような、大きな窓に映える鮮やかな緑に、ひとつ、ふたつと黄色い葉が混ざる頃、蕎麦っ喰いならずとも楽しみな季節がやって来る。そう、新そばの季節だ。
穏やかな女将さんのオーダーが通ると、「あいよっ!」という元気な声が厨房の中から聞こえてくる…これがまた良いのだ。その掛け声にグッと期待が高まりつつ、静かな店内でワクワクしながら提供を待つ時間も、この店の魅力のひとつである。
◼︎せいろ 800円
思わず見惚れる、極々淡く薄緑がかった蕎麦は、エッジが効いて、まるで燻し銀のようなシブいルックス。水切りは少し緩め、適正に茹でられたような弾力系の程よいコシでツルリとした喉越し。そしてやはり良く香る。新そばの魅力は存分に引き出された味わいだ。
汁は太いコクの出汁、深くマロヤカな返しとの融合感良く、辛いと説明されるが、言うならば濃厚系。しかしながら量がたっぷりと提供されるのが嬉しい。
薬味は美しく、最後に汁をトロリ白濁の釜湯で割ると、シャープな旨味が解けるように口の中に広がる幸せ感。
この店の魅力はもう一つ…猪口を含めた器がシブくてカッコイイ事。
ご主人夫婦も歳をとったな。いつまでも美味しい蕎麦を打ち続けて欲しいが、時は坦々と次の秒を刻んでいく。そんな事も想いながら…
美味しい蕎麦に長居は不要。パッと手繰って、サッと会計。「ご馳走さまでした」の後の「ありがとうございました」の笑顔。そんなリズムと波長がシンクロした時、自身の心は、もはやナチュラルハイに達するのだ。
嗚呼… やっぱりボクは、この店と蕎麦がダイスキだ。
辿り着く。その価値がある魅力
アバウトに言えば「荒井山シャンツェ」を目指して欲しい。
不安に駆られながらも坂を上り、住宅街の道をくねるとそこに蕎麦屋が現れる。
一軒家改装系蕎麦屋「相生坊(あいおいぼう)」。こだわりの蕎麦を提供している。店内は割と閑散さも感じられるシンプルでシャープな雰囲気、とても静かで、ある意味ストイックな印象。故に「蕎麦を頂く気構え」をするには適しているのかも。
「せいろ」
量を含めて、完全なる「趣味蕎麦」の領域。やや緑がかった中細の蕎麦は細やかにザラっとした口当たりで、風味は程よく感じられる。そのまま口に運んで美味しい蕎麦。適度に強いコシと、絶妙な水切り具合による喉越しの良さは、まさに趣味蕎麦の王道的。
つゆは江戸前辛汁。事前に「辛いですので少しづつ蕎麦に浸けて・・」と説明されたが、現行の札幌圏における趣味蕎麦シーンで5段階に例えると4前後の辛さ具合。半返しによる(?)程よい熟成感も感じられる角のとれた味わい。枯れ節系のパッっと口の中に拡がるシャープな旨み具合が特徴的だ。蕎麦猪口のチョイスもセンスが良い感じ。
薬味は繊細。蕎麦湯は少し粉をブレンドした白濁のサラリ系で、つゆと割って旨い。
全体の印象としては、個性感や奇抜さはあまり感じ無い。しかし「王道的魅力」と「底力」があるような蕎麦だ。安定感と安心感・・・趣味蕎麦として評価するならば「無難にまとめた感」も無きにしもあらずかもしれないが、私としては大変美味しく頂けた。
蕎麦屋では「ぱぱっと蕎麦を手繰って、さっと席を立つ」・・・そんな「粋」の真似事をしている。
今回も滞在時間は短めに会計を済ますと、深々と丁寧に頭を下げて見送ってくれるご主人の姿がとても印象的だった。
ご馳走様でした。
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☆流れ星
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店名 |
掲載保留
手打ち蕎麦 相生坊(あいおいぼう)
|
---|---|
ジャンル | そば |
住所 | |
交通手段 |
閉店しました。現在、更地になっております。 西28丁目駅から2,095m |
営業時間 | |
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
22席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
備考 |
閉店しました。現在、更地になっております。 |
初投稿者 | |
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「せいろ一枚普通もりで」優しい掛け声…
「あいよぅっ!」頼もしい返事。
ご夫婦のこのやりとりに高揚。そしてどっしりと静かなる空間には、いつも自然と背筋がピンと伸びる。私の相生坊蕎麦物語はそこから始まるのだ。
■せいろ 880円
新そば前、熟成期を過ぎて枯淡な魅力を放つ時期でありながらも尚青く、最後の輝きを放とうとするエネルギーさえも感じる蕎麦、濃厚な汁に少し浸しながら手繰り、しみじみ噛み締めて蕎麦の一年を回想。
うんっ…無意識に強く頷くと、女将さんがその姿を見て「新そばはまだです…」と。問えば今年は遅く、様子を見ているとの事。
パッと手繰り、サッと会計、そして厨房からの「ありがとうございました」こちらからの「ご馳走様でした」…シナリオの無いテンポ良きリズム、ここはそれがある店。その瞬間に気分は最高点に達し、物語は幕を閉じる。
絵画のような大窓に映る木々が、赤や黄色になる頃にまた…