肉料理のメニューが豊富なカジュアルなイタリアン・トラットリアって感じのお店♪ : 男のイタリアン屋台 suEzou

札幌の『狸小路』方面に行った際に夕食がてらごく軽く飲もうかなぁと思い何気に立ち寄ってみたお店が、
「俺のイタリアン屋台ＳＵＥＺＯＵ」さん
でした。
こちらはイタリアンのバル？オステリア？トラットリア？って感じのカジュアルなお店ですね。お肉料理が多かったので肉バル的な側面もあるお店でした。
お店の場所は『狸小路六丁目』のアーケードと『狸小路七丁目』のアーケードの間のアーケードの直ぐ側の『西七丁目通』の道沿いにありました。
入店時間は２０時１５分。
この時点での先客はペア客２組の方々がいらっしゃいました。コロナ禍な中だけにお客さんは少なめです。
こちらのお店の席数はカウンター席７席、四人テーブル２脚が一階に有り、二階にも席は有りそうでしたが、私はそちらは見に行っていないのでどれくらいの席が有るのかは分かりませんでした。
私はカウンター席の一つに通され着席です。
着席後、まずはドリンクからオーダー。基本的には食事として立ち寄っており、サクッとお店を後にするつもりなのでこれくらいにしておきましょう。
１．「巨峰サワー」￥３８０
ドリンクとほぼ同時にチャージのお通しも届きました。
２．「チャージ（お通し）」￥３００？
お通しは「生ハムのブルスケッタ」だそうです。小さなバゲットの上にこれも小さな生ハムのスライス１枚がのっかり、パルメザンチーズとみじん切りされたパセリとブラックペッパーが振りかけられ、タルタルソースがその横に添えられていました。
生ハムの塩気は弱め。熟成された肉っぽさの方が高かったかなぁ。
タルタルソースは玉子感とお酢っぽい酸味が少し強いです。
でも、総合的にはタルタルソースの酸味が完全勝利って感じのお通しでしたね。
じゃ続いてフードもオーダーしますか。本日は以下の三品をオーダーしました。
３．「ワインのアテ　おまかせ４種」￥９８０
長方形の黒いスレートプレートに四種類のアンティパストがのっかるミストでした。四種類のアンティパストは以下のような感じでした。
（１）季節野菜のオムレツ
オムレツが１キレ。
上からトマトソースとパルメザンチーズが振りかけられていました。
イタリアンのオムレツですからフリッタータですね。
トマトソースの酸味と甘味は弱め。季節の野菜は多分、ホウレン草と玉ねぎとさつま芋だったんじゃないかなぁ。それ以外にも何か入っていたのかもしれませんがよく分かりませんでした。
玉ねぎのサクサクした感じとさつま芋の甘味が良かったですね。玉子感も高いフリッタータで美味しかったですよ。
（２）鶏白レバーのパテ
褐色の鶏レバーのパテがの大匙一杯分くらい盛られていました。
パテの下にはコーヒーっぽい少しの苦味とバルサミコ酢っぽい甘味があるソースとブラックペッパーが敷かれるようにかけられていました。また、レーズンと洋梨のワイン煮？が練り込まれた黒パンのバゲットが２枚も付いていましたよ。
パテはレバー臭さは皆無。コクある美味しさが高いパテですね。下のソースの苦味と甘味がレバーのクセを緩和していたと言うのもあると思います。
レバーペーストをパゲットにのっけっていただくと甘味・苦味があるクリームみたいで、バゲットの中のレーズンと洋梨のワイン煮？の甘味とパゲット自体の柔らかながらもサクサクした感じも相まってちょっとしたケーキみたいなデザート感があるレバーパテでしたね。
（３）ローストポーク
ローストポークが３枚。
上からブラックペッパーが振りかけられ、横に粒マスタードも一搾り添えられていました。また、結構多めの紫キャベツのラペもローストポークの前にド～ンと置いてありました。
豚肉の旨味はまずまず。噛めば噛む程に段々と豚肉らしい旨味が上がっていくような感じがありました。少し残念なのは脂身の甘味をあまり感じられなかった事。どうしても完全に冷めたお酒のアテ的な、作り置きのアンティパストのローストポークだとこんな感じになるのは仕方ないところではありますけどね。でも、やっぱり脂身がトロリと蕩けていたらもっと美味しかったんだろうなぁと思うとちょっと残念になっちゃうんだよなぁ。
あっ、それと紫キャベツのラペは酸味がほどほどのラペでした。普通ですね。
（４）鴨のローストスモーク
鴨肉のスモークが４枚。
一口目の一番最初にやって来るのはスモークな感じ。結構スモーク感が高いですね。その後に鴨肉らしい野性味のある濃いめのお肉の旨味が追っかけてきます。このスモーク感と濃い野性味のある鴨肉らしい旨味はお酒のアテとして最高。ワインとかも良いけどビールが合いそうだったなぁ。
４．「吉佳スモーク　盛合せ」￥６００
丸くて黒いスレートプレートの上には三種類の燻製がのっかっていました。その三種類は以下の通り。
（１）玉子
玉子半身が２キレ。
白身の表面はスモークで燻されましたって感じの薄い茶色に染まり、黄身はトロリと良い感じの半熟感があります。
塩気も程好く、同じくスモーク感も程好かったですが、玉子らしい旨味は低かったかな。
これはもう少し玉子感があっても良いかも。
（２）タラコ
タラコが４キレ。
うん、確かに辛くない。明太子ではなくて甘塩のタラコですね。
最初にスモークの香ばしさが速攻でやって来て、その直ぐ後にタラコの魚卵の味が追っかけてきて、最後に薄いスモーク感が口の中に残る感じの燻製でした。
（３）チーズ
チーズが４キレ。
これはチーズです！って感じが強くてスモーク感は弱かったです。うん、いくつかいただいてもスモーク感は殆ど感じなかったかなぁ。後味で口の中に薄いスモーク感があるかも？くらいでしたね。
５．「生ハムとルッコラのトマトピザ（フルサイズ）」￥８９０
ハーフサイズとフルサイズから選択できたのでフルサイズでお願いしました。
サーブされてきたウッドプレートの上にパラフィン紙が敷かれた上でピッツァがのっかっていました。
ピッツァの上にのっかる具材はタップリの生のルッコラと生ハムが１０スライスくらいで、更に薄く細く削られたチーズが振りかけられていました。また、生ハムとルッコラの下の薄い薄い生地の上にはトマトソースとトロリと蕩けたチーズがのっかっていると言うのがこのピッツァの構成ですね。
ルッコラにトマトソースなのでマルゲリータ的なピッツァをイメージしていたのですがちょっとどころかかなり違うピッツァでしたね。
生地の直径１６ｃｍくらいだったのですが、生地自体は薄くてペラペラ。トルティーヤみたい生地ですね。でも、いただいてみての感じとしてはトルティーヤみたいなうもろこし粉が入っている感じはしなくて小麦粉のみのような気がします。パリパリって感じではなくて割合しっとりとした生地でしたしね。生地の縁はちょっとパリパリしていたけど。この感じの生地ならミラノ風のピッツァって事になるのでしょうか。
具材やソースやチーズは、薄い生地にトマトソースを薄く薄く塗り、チーズをのっけて焼いた後にルッコラと生ハムをのっけてからハードタイプのチーズを削りながら振りかけたって感じでしょうか。
トマトソースの感じは殆ど感じなかっなぁ。チーズ感１００％って感じでした。
そのチーズは重め。チェダーやゴーダのミックスチーズっぽいかな？
このチーズが強くてルッコラの苦味も生ハムの肉の旨味も負けがち。トマトソースみたいに感じないって言うのもなんですが、もう少しチーズ感を抑え気味にして、ルッコラと生ハムを感じられるようした方が良いのではないかなぁと思いました。生地は薄くて軽めだったので尚の事チーズの重さが気になりましたね。
そんな感じに１時間程飲み食いしてからお店を後にしました。
カジュアルな感じの気楽に楽しめるお店でしたね。他にも美味しそうなフードがあったのでコロナ禍が落ち着いてもっとノンビリ出来るようになったらまた訪れたいと思います。ご馳走様でした。