遥かなる深淵の彼方に・・・ : あじこう

頭がズキズキする。

投げ捨てられた上着が無造作に脱ぎ捨てられ、いつものように散らかった部屋が、
うすぼんやりと見てとれる。

「昨日は確か・・・・」

途切れ途切れの記憶を辿ると、徐々に昨日の記憶が甦ってくる。


な～んて、つまり、いつもの飲みすぎＭＡＸバージョンになっていたのです。

くどいほどに書いていますが、いつものようにススキノ徘徊の巻きでございます。
特に今日は、その度合いがＭＡＸでございまして、そんな時は限って、
なぜかこちら、回転すしの「あじこう」さんにお邪魔している訳なのです。

場所は、すすきの本通り、ロビンソンの東向きの真向かいにあります№1グリーンビルの1階
なので、非常に分かりやすいです。

昭和45年から営業しています北海道で初めて回転すしを始めた老舗中の老舗です。

道内産の食材にこだわり、旬のものへのこだわりを持った「新鮮第一」を謳ったお店です。

当然、この界隈をウロチョロする輩にとっては、馴染みの店であり、
昔からススキノに君臨する「ＫＩＮＧ　ＯＦ　回転すし」と言っても過言ではないでしょう。

最近は、以前のロボット握りのありきたりのお店から、新鮮なネタを威勢のいい職人さんが
握ってくれる活気のあるお店に変貌を遂げました。

そして、ここのもう一つの特徴！それは「変わりネタ」が多い事です。

特にそこまでしなくても定番ネタでも十分、勝負出来るとは思うんですけど、
この「回転すし戦国時代」を生き抜くためにはやはりバリエが必要で、
特にススキノのような魑魅魍魎が闊歩する地域ではやはりこの手の路線が、
得策と思われ、ファミリー向けの生温い優しい「変わりネタ」では通用しない、
それはそれなりに精錬された変わりネタが一際、際立っていると言えますね！


途切れ途切れの記憶を辿りながら、注文したお寿司をご紹介します。

海老・蟹セット・・・大海老とズワイ蟹のセットです。これで320円は安いですねえ。
　　　　　　　　　　　大海老はプリッと、ズワイ蟹もそれなりに美味しく、ホントお得なセットです。

鮪くらべ・・・・・・・本マの中トロ、ビンチョウ、キハダの3種握り、これで320円もお得感ばっちり！
　　　　　　　　　　　微妙に違う鮪の美味しさを堪能できます！
　
貝くらべ・・・・・・・白ツブ、赤貝、帆立の三種、これも３２０円と言う安さ。
　　　　　　　　　　食感のいい貝類を食べ比べるのは貝好きにはたまらないですね！

鮑・・・・・・・・・・・・近海で獲れた新鮮な鮑で、磯の香りも十分。
　　　　　　　　　　　食感も良く、このコリコリ感はサイコーですね！
　
真だち・・・・・・・・真鱈の白子なんですが、グレード的に純白のハイグレードとは行きませんが、
　　　　　　　　　　このレベルのお店で食べるには十分で、コクがあってクリーミーですね！

カルビ・・・・・・・・海のもの一辺倒の時、箸休めに食べたくなる一品です。
　　　　　　　　　　味は皆さんが想像している通りの普通のカルビ焼きの甘醤油系の味付けです。
　
ほっきのヒモ・・・これは日によってない日もあります。貝類のヒモに目がない僕なので、
　　　　　　　　　　贔屓目ですが、食感といい、この貝独特の甘みといい申し分ありません！

フカヒレ・・・・・・・高級食材のフカヒレに、高級中華さながらの甘めのあんかけがかかっています。
　　　　　　　　　　ススキノ界隈で食べると美味しく思える食材です。食感がすごくいいです。

牛すき焼き・・・・面白いですねえ！国産牛のすき焼きを軍艦に乗せた秀逸な一品。
　　　　　　　　　　寿司ネタとは言え、味付けもしっかりしており、侮れません。
　　　　　　　　　　上位に食い込む美味しさです。
　

何を食べても美味しく食べられます。特に夜中を過ぎると、かなりの混み様で、
いわゆる僕みたいな人種の他にも、飲んだ帰りの観光客、お水関係の方々などで、
かなりの盛況振りです。

まあ、ＭＡＸの泥酔状態でのコメントなので信憑性については定かではありませんが、
一度や二度の訪問ではありませんのでそれなりに確かな部分もあると思います。


ススキノの正にど真ん中にあるお店なので、一見、「大丈夫かなあ？」と思われがちですが、
入ってみますとその楽しそうなメニューを見て、自然と一笑み出ると思いますよ！


皆さんも、ススキノの夜を堪能して小腹が空いたら「あじこう」さんで面白ネタの回転すしを
食べてみてはどうですか！

きっと、思いがけない回転すしの出会いに、
ススキノの夜にもう一花添える事が出来ると思いますよ！


最後に、どうしてＭＡＸに酔うとここにくるのか分かりません。
最近は、デジカメを持ち歩いているので、何故か無意識に写真だけはきっちり撮影されているので、
ここに来た事は思い出せるのですが、はっきりした理由は自分でも分かってはいません。

きっと、以前からそう言う状態になった時は来ていたのかもしれません。
いや、きっと来ていたでしょう。

いつもながら、又、思うのです。

こんなんで、いいのかい？！