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店名 |
175°DENO担担麺 北2西3 駅前通店(ヒャクナナジュウゴ)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、担々麺、居酒屋 |
お問い合わせ |
011-211-4157 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR「札幌駅」・市営地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ駅」 さっぽろ駅(札幌市営)から283m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
14席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 有料コインパーキング当ビル他多数あります |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、バリアフリー |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 お子様ラーメン500円あり |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2014年12月11日 |
お店のPR |
【地下歩行空間直結】常連客に愛され続ける地元の行列店。本場花椒のビリビリ感を是非味わって。
創業当初から札幌市民の圧倒的評価で有名店の仲間入りをした”175°DENO~担担麺~”。連日担担麺の香りに誘われた常連が列をなす。中国の四川省で直接買い付けている花椒と、辛いものが苦手な方でも食べられるように、と店主の想いが詰まったこだわりのラー油。香り高い北海道産ゆめちからの小麦を使ったもっちりとした麺に、花椒、ラー油が良く絡み病み付きに。辛さレベル、シビレベルはお好みで選べて調整可能! |
関連店舗情報 | 175°DENO担担麺の店舗一覧を見る |
初投稿者 |
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しゃもじ隊は担々麺が好きだ。すでにこの書き出しを何度かしているのは先刻承知の助だが、それでもこの無限ループと言う名のおわりなき旅はまさに終わることが無いのであり、旧約聖書で世界を創りたもうた神も7日目には休息することにしたというのに、しゃもじ隊の担々麺探訪には休息などないのであった。
何故か。
それはいつどこで新たな担々麺ムーブメントが起きているやも知れないと思うと居ても立っても座ってもいられないからに他ならない。
担々麺というややもすると中華料理の1メニューに埋没しかねない料理に脚光を浴びせ、担々麺が「カレー屋さん」とか「うどん屋さん」とかと同じような1つのジャンルに君臨するその時まではネバーエンドジャーニーは続くのです。
しかしながらこれほどに担々麺が好きだと、街中で何となく入ったお店で食べたい一心で担々麺を頼んでしまうことがあるのだが、これが不幸の始まり。そんな出会い頭担々麺がグーなはずはないのだ。
自分でもわかっているのだ。担々麺は心して食するものでなければならない。つまり、最近勃興し始めた「担々麺専門店」にて本日はどんな担々麺にするか真剣に対峙し悩み、自分がコミットした担々麺に全神経を注ぐこと以外に活路はないのだ。
そんなわけで今日は、諸般の事情により北海道は札幌に降り立っているしゃもじ隊。北の大地をホットにする担々麺を探すことに急きょ決まったのだ。となれば探します。担々麺を一期一会でな。
「例えどれだけかかろうとも」という断固たる決意を胸に秘めた割にはあっさりとロックオンしたのは札幌駅から地下空間を歩くことしばしという担々麺専門店「175°DENO担々麺 北2西3 駅前通店」。
まず何よりも「なんて読むんだよ!この店名はよ!なんか暗号みたいのあるし!」という憤りが生じるにもごもっともの話。175度とは?DENO?という冒頭から謎かけを挑んでくるだけでなく、北海道アウェイの身には何のことかサッパリわからない北とか西とかの数字表記。加えて駅前ですよこの店はというトドメのインフォメーション。何もかもがナゾだ。レイトン教授があの長い帽子を取って詫びを入れるくらいのナゾかけだ。
しかし担々麺専門店であり、相当に気合の入った店であるらしい。なるほど、そうか、頼もう、しゃもじ隊だ!
まずは券売機で食券を購入だ。選択肢は「激しく痺れる」「普通に痺れる」「痺れない」というわかりやすい三択だ。痺れたくないというお店にとってはおとといきやがれ的なお客のこともその胸に包み込んでしまおうという気概が母なる大地・北海道のなせる所業なのか。
ちなみに担々麺の始祖である陳健民は元々は汁のない担々麺を考案し世に広めたのはつとに有名だが、陳健民といえば四川料理の巨人。四川料理といえば唐辛子の辛さはもちろんのこと「麻」の辛さ。「麻」はつまり痺れる辛さでありこの痺れがホットスパイシーと相まって忘れられぬ辛さの記憶を定着させると言うつまりは辛さの勝利の方程式なのだ。
どうやらここの担々麺は痺れを追求する担々麺らしい。いいねー。心踊るねー。狭い店内で小躍りし過ぎて店をつまみ出されないようにせねば。
まずはさほど待たずに着席。このお店は汁無し担々麺と汁有り担々麺を出しているが、店内を見回したところ注文はやや汁無しが優勢か。しゃもじ隊は汁の有る担々麺こそ王道と信じるどこから見ても疑いのない汁有り派なので揺らぐことは1ミリもない。汁ください。
さぁいよいよご対面だ。満を持して着丼。
スープは唐辛子の赤とゴマのクリーム色のせめぎ合いがどんぶり上で大胆に交錯する粗野な風貌。色合いが半々に分かれたマーブル模様はさながら陰陽を型どって丼の中に宇宙を想像させる中国古来の見栄え。
いやーさすがしゃもじ隊。コメントにイチイチ深みがあるねえ。我ながらノッてきた。
さて実食!
まずスープから。うん、コクがあって濃厚。香りはそこまで高くないがまずは胡麻の味わいが口の中に充満する。
どれ麺はどうかな。中太麺の割にストレート麺でやや硬め。これが縮れ麺だと日本のラーメン的な雰囲気を醸し出して来るがなかなかの正統派で良いです。
しかし見た目ほどインパクトを感じないのは「痺れ普通」にしたからなのだろうか…激痺れにした方が良かったのか…そんなことを考えながら食べ進むと途中から急に痺れが来たかと思うと今までの味わいがまるで嘘のようにスープの要素がガチッと噛み合った!な、なんだこれは!
辛さはほぼ感じなくなり、その代わり痺れの「麻」と胡麻のコクと甘さがいきなり融合した途端にこれまで食べたことのない担々麺が目の前に出現した。これにはさすがのしゃもじ隊も困惑を隠せない。一体何が起こっているんだ?
わかったのは、この「麻」は後から忍び寄って来るということ。最初は前に出てこないのに、食べ進むうちにじんわりと湧き出て来て胡麻の味わいと混ざり合う。食べるとわかるがこれは間違いなく確信犯だ。
食べ始めとは一線を画すこの痺れと甘みの邂逅。確かに痺れはしっかり強さを増してくるのだが、それに呼応するように痺れを受け止めるゴマのコク。辛さが前面に出て調和を乱してまとまりを欠くことを意識したかのような敢えて2つの味の絶妙なバランス。
いやーもう何か食べながら叫びたい気持ちだ。美味いを超越した担々麺に出会えたこの感動。例えるなら高尾山を登ってたはずが頂上まで来てみたらエベレスト登頂だった、みたいな。服装とかもうピクニック的な感じでね。気づいたらチョモランマ制覇してた、みたいな。普通凍死するよね?ていうか酸素!酸素!つって。
しゃもじ隊とて担々麺をこよなく愛する東京カレンダー風に言うところの担々麺ラバーだ。この美味さの理由を探さずしてオチオチ帰ることもできまい。
その時天井からぶら下がった説明書きを発見!そこには「長時間かけて味・風味・香りを低温で油にじっくり移し175°で唐辛子にあわせて辛味を出します。」とある。コレだ!
低温で油に香りなどを移すことでどんな化学反応が起きるのかは存じ上げぬが、この秘策により辛さが立ち消え、痺れが第4コーナー回ったあたりから猛然と末脚を発揮してくるのであろう。まさに研究の成果と言ってよいのだろう。
さらに店名の由来も解決し、175度は185度だったとしたら味にいかような変化をもたらすのか興味はつきないところではあったが、美味しいことが正義なのでそこは突っ込むことはしないでおこう。
なかなか素晴らしい担々麺に担々麺界の希望を見出し北の大地を後にするしゃもじ隊。いとおかし。
うーん、ごちそうさまでしたー