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店舗基本情報
| 店名 |
さち
|
|---|---|
| ジャンル | お好み焼き |
|
予約・ お問い合わせ |
0847-43-4508 |
| 予約可否 |
予約可 予約優先なので，休日は，予約してから訪問した方が無難です |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR福塩線 府中下車 徒歩7分 府中駅から760m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
20席 （4人テーブル席、カウンター席、鉄板まわりのカウンター席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 車は隣の明浄寺境内 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 可 |
| ドレスコード | なし |
| 備考 |
2019年10月23日まで休業 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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ずっと気になっていた広島県府中市の「府中焼き」。
高度経済成長期においてもともと家具製造業の盛んであった府中市ではお母さんまでもが大忙しで、手軽でリーズナブルで食べごたえもあるこの地方独自のスタイルの「お好み焼き」が子ども達の昼食やおやつにぴったりとして一気に広まっていったのだとか。
今でも市内の30軒を超えるお店でこの「府中焼き」をいただけるそうです。
ということで今回は昔からの老舗で地元で大人気という「さち」さんへうかがってまいりました。
混んでるかな、と思いながら扉を開けて中へ入ってみると、私以外にお客さんは他に誰もいない様子。
これは意外というか拍子抜けでした。
ところがお店の方からは、「お一人様ですか、うーん…、なんとかなるでしょ、どうぞどうぞ、お好きなお席へお座りください。」との案内が。
最初はこれがどういう意味なのかわかりませんでした。
カウンターに座り鉄板の方を見ると、なんと鉄板の隅から隅までフル稼働。
私のすぐ後から入ってきた４人組の予約なしイートインと思われるお客さんは「一時間半待ちになりますが…」と宣告され残念そうにお店を後にされていました。
どうやらこちらの「さち」さん、電話注文を受けてテイクアウトされるお客さんが圧倒的に多いようですね。
さて、こちらもメニューを選びましょうか。
メニューは基本的に「お好み焼き」だけとなっています。
店外の幟には「府中焼き」と表記されてはいますが、メニュー表記は「お好み焼き」なのです。
「府中焼き」という呼称は最近対外的に付けられたもののようで、この町では「お好み焼き」といえばずっと昔からこのスタイルということなのですね。
メニューの構成は「そば」「肉」「玉」を基本に、その他いろいろなトッピングが増えることでバリエーションが広がっています。
このあたりは広島スタイルの「お好み焼き」と変わりありませんね。
「そば」の代わりに「うどん」や「ピリ辛そば」も選べるあたりも広島とよく似たシステムです。
おすすめはやはり「スペシャル」とのことでしたが、すみません、初訪問の今回は一番ベーシックとなる「そば肉玉」（630円）からエントリーさせていただきます。
大混雑中の鉄板に無理やり隙間を空けて作っていただいた一枚の「そば肉玉」。
一時間半とまではいかないものの、30分待ちくらいは覚悟してはいたのですが、意外に早く出てきました。
ありがとうございます。
まずビジュアルですが、広島スタイルの「お好み焼き」とほとんど大差ありませんね。
広島との最大の違いは、バラ肉を使わずミンチ肉のみで作ること、キャベツをたっぷり使い水分の出やすいモヤシは使わないこと、そうすることでミンチから溶け出した脂分が生地全体に行きわたり、表面がパリパリサクサクの独特の食感になるとのことなんです。
実際に食べてみると、その違いは想像以上にはっきりしてますね。
まさにパリッパリです。
ミンチ肉は比較的脂分の多いものを使用しているせいか、食感的にその存在感はほとんどありません。
その代わりに、生地、そば、キャベツ全体に肉の旨味がしっかりと行きわたっているといった印象です。
スポット、ハイライト的に肉が現れるのと違って、これはこれでまた良さがありますね。
パリパリの食感とも相まって、しっかりとした食べごたえもあります。
育ち盛りの子どもの昼食やおやつにはまさにぴったりですね。
子どもにももちろんぴったりなのですが、これ、やっぱりビールにも合いそうです。
諸事情あってクルマでの訪問となってしまった今回、この後代行とかも使える状況でもなく、苦渋の選択でアルコールフリーとなってしまいました。
次回は是非、ビールとともにおすすめの「スペシャル」でもいただきたいものです。