エビちゃん春の装い（期間限定商品） : 満麺亭

マイレビュアーさんが多数行かれておられ、福山ではまだ数少ない
つけ麺が美味しいと評判のお店だったのですが…

「尾道ラーメン」というのを店頭に掲げてまして、これがどうもちぇりには鬼門。
言うほど出向いたわけじゃないけど、この掲示があって好みだった験しがなく…
というか、これ以上回を重ねる気力がわかないまんま今日に至り、
その流れの中でこちらのお店もスルーしていたと言う次第。

しかし、とある情報で、春の限定メニューがあると聞き、それがなんと、
「エビしお香麺」なんだという♪

エビと塩！！
この黄金の組み合わせが、なぜ日本にはあまりないのか？
いや、もしかしたらちぇりが住んだことがある北九州と福山にだけ少ないのかも
しれませんが、東南アジアでは毎朝のように頂いていた馴染みの味。

…何十円かで(爆)

とんこつが超お気に入りのお店にも「えびそば」というのがあって、こちらも期待したの
ですが、これは表面に1.5cmくらいの油膜がガッツリあって、麺もスープも、その油を
ガッツリまとわせないと口に運べず、ギブアップ。。。。

というわけで、久しぶりに見えた一筋の光明。
ランチタイムは混むといけないから、と配慮し、13時半くらいに行きましたら、
あら、ほぼ満席(^^;　愛されてるお店なのねー。

メニューには、しっかりこの「海老しお香麺」が一枚スペースで宣伝されてましたので、
即座に注文。ランチセットのチャーハンをいためる「カッカッカッカ！」というお玉の音とか
餃子が焼ける「ジュウウゥゥゥウッ」と言う音などの活気にあふれた空気をしばし
楽しんでると、あっという間に着丼。ほとんど満席状態と言うのに、仕事が速い！

などと感心してると、ふわあ…っとあがってくる海老の香り。
おおっ、背を丸めるでもないこの距離で、これだけ香りがあがってくるって、すごいじゃないか♪
しかも見た目が美しい♪

艶を移す油は浮いているものの、スープ自体は深さ半分までを透かし、
合間に、枯山水のごとき流れを作る細口の麺がたゆたっています。
海老はダシに使われているだけじゃなく、トッピングの主役としても鎮座ましまし、
赤いその身は餃子のコートに包まれて、カラリと揚げられている様子。

結構しっかりくっついていて、スープに浸かってるところはヘノヘノなんだろう、
と思ったのに、意外としっかり。端先で餃子皮のコートを無理やりめくって、
ちらりと見てみる。あら、恥ずかしがっちゃって♪（違）

シナチクの代わりには春のたけのこ、海老の赤と対比させた補色の緑はほうれん草、
海老を立体的にトッピングするため、シャクシャクの歯ざわりが残る程度にゆでられたキャベツ。
ラーメン680円が安いとは言わんが、期間限定ものでこの手のかけよう。
ってか、海老ダシを塩で生かして程よく仕上げるのだって、大変だろうに。。。。お見事ですっ。

塩ラーメンも、なかなか当たりに出会えない難関ですが、海老の味の助けがあってか、
うんうん、こちらの塩スープはなかなかのもの。麺は、こだわりの指定物らしいけど、
さすがに塩スープに個性を強く出すわけにもいかなかったのか、こちらはちょっと凡庸な感じ。
麺をたのしみたいなら、評判のつけ麺食べてみないとかな？

海老の麺を持ち上げ、スープを返すたびにあがってくる海老の香りはなかなか強く、
海老の「香り」と言える範疇にはあるのですが、「匂い」に限りないサイドにあるので、
海老が好き、というだけじゃなく、「海老、大丈夫！」という方向きかとは思いますが、
ちぇりはこれ、好きだったなー。

なんでも、こちらのお店では、季節ごとにスタッフが新メニューを競うコンペティションが
あるらしく、この海老しお香麺は、今回のWinner作品らしいです。
漫然と仕事をするのではなく、社内のスタッフで切磋琢磨。
そういう姿勢が客足に現れてるのかもしれませんね。
帰る頃には、１４時前だったというのに、さらに客足は衰えず、行列が出来てたくらいでしたから(^^;

でも、このエビちゃんは、あくまで限定。
５月までの期間限定商品だそうです。
でもこのお店のなら、看板の炙り焼き豚乗せたラーメンもおいしいかな？
つけ麺も食べてみなくちゃ♪

あ、焼き豚のキレッ端を売っていたので、買って見ました。
250gで380円だから、スーパーで買うより安い感じ。
まだ食べていないので、このレビューはまた改めて行いますが、
切れっ端といいながら、結構大きな面積のものもベローンと入っててお得感倍増(笑)
これ、美味しかったら日々の食卓にも、チョイチョイ使えるんだけどな～♪