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保存料を添加せず、最低限のつなぎで仕上げる本物の味。
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揚げたて、まだ温かい。
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ごぼう天(115円)
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ご近所、御用達！
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いか天(115円)
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ぷりっぷり！
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ごぼう天、いか天(各115円)
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野菜天、牛蒡天、いか天・・・
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新鮮な品物を求めて、午前中から地元の人たちが集まります。
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詰め合わせ(1,500円)、地方発送も大丈夫。
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おのみち本通りから、海側へ路地を入ります。
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
魚占（うおしめ）
|
|---|---|
| ジャンル | 揚げ物、海鮮、惣菜・デリ |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR山陽本線尾道駅から徒歩約10分。 尾道駅から566m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
|
席・設備
| 席数 |
（天ぷら(練り物)の小売店です。簡易な椅子で食べていくことはできますが、基本的にイートインではありません。） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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古き良き時代の面影を存分に残す、尾道の本通り商店街。
お世辞にも人通りが多いとは言えないこのアーケードですが、建物しかりご商売の中身しかり、懐かしいお店ばかり。
八百屋、肉屋、魚屋、果物屋、婦人用品店などは言うに及ばず、洋傘店、うば車店などという希少なご商売まで、なんとか頑張っておられます。
尾道にだって、ちょっと郊外に出ればスーパーやショッピングセンターはあるのでしょうが、細い路地が入り組んでクルマを運転しづらい、この古い街の人たちにとっては、自分たちの暮らす近所で買い物を済ませるのが昔から変わらないスタイル。
だから、うば車店といっても、並んでいるのはやはりご年配向けの手押し車だったりするわけです。
さて、本通りのアーケードからちらりと路地を覗くと、ちょうど品物が届いたばかりの天ぷら屋さんが目に入ります。
看板を見ると、天ぷら「魚占」(うおしめ)さんと。
ご当地では所謂練り製品のことを｢天ぷら｣というのです。
お店の前には、おかみと親しそうに会話を交わす、通りかかりの地元のお客さんが何人も。
蓋つきのバンジュウに詰められた旨そうな天ぷらを、二枚、三枚と買って行きます。
この魚占さんは市内の別の場所で天ぷらを作って、毎朝運んでくる分がちょうど届いたばかりなのだと。
毎朝こうして並べて、だいたい昼過ぎには売り切れ仕舞い。
ちょっと食べてみたいと言ったら、店の中に腰掛けていけと、親切に招き入れてくれたばかりか、熱いお茶まで淹れてくれる歓迎ぶり。
バンジュウから、これとこれ！と指し示して、「ごぼう天」「いか天」(各115円)を紙に包んでもらいます。
受け取った掌には、まだ揚げたての余熱が、じんわりと伝わってきます。
まずは、ごぼう天から。
一口、つなぎの少ない、質の良い練り物特有のプリッとした歯ごたえ。
牛蒡のシャキシャキとした歯ごたえ、揚げたての香ばしさ、微かな甘みと、これだから瀬戸内の天ぷらはたまりません。
それにしても、揚げたてというのはこうも旨いものだったのか。
そして、「いか天」を。
烏賊のすり身が加わることで、歯ごたえは小気味よさを増し、ぷりっぷり！
こんなのを温めて朝飯を食えば、どれだけ幸せなのだろうと。
酒を飲む御仁の愉しみは言うに及ばずですし・・・・
魚占さんの工場では、夜中の２時には起きて天ぷらを作り始め、出来たものから市内の取引先に卸して回り、朝10時頃までに大体仕事が終わってしまうのだそう。
揚げたての旨さを提供するためには、作って直ぐの朝のうちに市場やスーパーの開店時間に合わせて配って回ることは必須なわけで、毎日毎日、その繰り返し。
良心的な生活価格を守り通し、もちろん保存料など添加せず、澱粉(つなぎ)も最低限しか使っていない本物の味です。
だから、どんなふうに料理しても旨いと、日々の生活にこうも溶け込んでいる。
昔から、自分たちの食べるものは長年信頼を置く馴染みの店で買う、そんな古くからの常連さんにしっかり支えられているのですね。