: かぎしっぽ

こじんまりとした、ていねいなお好み焼き屋さんでした。


近くの行きつけの整体院さんにいった後ご飯を食べるところを探してて、近くのおにぎり屋さんやラーメン屋さんに惹かれながらもこちらにお邪魔してみました。

平日12時前で店内はのんびり。普段宮島にいるので観光客の多い大きなお好み焼き屋さんは一人で昼食を取るのに気後れするのですが、そんなこともなく。
テーブル席４つとカウンター４席くらい？店長さんがお一人で切り盛りされてました。


※以下、私は広島でお好み焼きを食べるのはこれが初めてで基準や普通を知りません。個人的な感想ということで書いております。

まずメニューを見て「安い」と思いました。いつも宮島の千円以上が普通のランチメニューばかり見ていることもありますが、広島のお好み焼きって安くても800円くらいではと考えていた概念を覆す安さです。

メニュー写真見づらくすみません。
せっかくランチの時間に来たのでランチ限定メニューの豚玉をいただこうか迷いましたが、そこそこお腹が減っていたのでもし小さかったら残念だなあと「ねこまたぎ焼き」のそば入り700円を注文。

その後鉄板にもりもりと野菜が山のように盛られているのを見て、関東のお好み焼きとの違いを感じました。
体感で10分から15分ほどかかり、思ったより時間が要るようです。この間男性がお一人ご来店され、唐揚げ定食を注文されてました。

出来上がった際、店長さんが「鉄板とお皿どちらにされますか」と聞いてくださいました。
こういった質問をされたのは初めてでしたが、猫舌なのでお皿にしてもらいました。あらかじめ鉄板の上で切り目をつけていただいたものをお皿に盛ってもらい、いただきました。

メニューにあったようにネギが沢山乗っていますが、匂いや味わいはキツくなく、食べやすいです。
上から卵、そば、豚肉、キャベツともやし？、生地の順です。この生地にヒトサラにあったような生麩が入ってるのかは不明ですがなかなかモチモチしています。
全体的に野菜が多く、薄味で仕上げられていて、四分の一ほどはそのままペロリといけました。キャベツの甘味が優しいです。
それ以降は卓上調味料で色々試してみました。

卓上調味料ですが、マヨネーズの容器が少し独特で最初開け方が分かりませんでした（回さないで開ければ良かっただけです）
それと珍しい密封できるタイプの生醤油を置いていました。こちら使ってみて思ったのですが、量を調節しやすいので出し過ぎて醤油でベチャベチャになることがありません。風味も強すぎないので、個人的マヨネーズよりも醤油を少々垂らす方がこのお好み焼きには合うように思いました。
他にはおたふくソース、ラー油、一味、塩（にんにく塩？）など。
最初からソースで濃い味付けをされてあるより、あえて控えめに仕上げて後はお客さんの好みに合わせるようです。

食べ終わる頃には満腹で、でも苦しくなるほどではありません。女性としては比較的食べる方の私でこれくらいなら、食の細い方なら半分の量でも良いかもしれませんね。男性ならちょうどよいのでは。
食べ終わってからも胃もたれなく、気持ちのよい腹の満たされ感です。近くのモスバーガーで甘いものをいただく余裕がありました。

700円税込でこれなら素晴らしいランチだと思います。


その他

・こちらのお店は夜の居酒屋が主だからなのか、最初に出されたお茶がビールジョッキに入ってきたのが面白かったです。

・おしぼりが使い捨てタイプでなくちゃんとしたお手拭きタオルでした。

・BGMはノンジャンルです。来店したときは声優さんの曲かな？アニメが好きなのかな？と思いましたがその後様々な曲が流れてました。

・トイレを綺麗にされていて良かったです。
ただ、ドアを開けて踏み出した時にあった段差に気付かず、足に変な力が入った状態で下につきました。大した高さはありませんが全く予期せず踏みだすとかなり驚きます。夜のお酒の入ったお客様は大丈夫なのでしょうか？
入り口のどこかに『段差お気をつけください』と注意書きがもしかしたらあったのでしょうか…？だとしたら見落としていました。

・私が滞在していた間に仕事中とおぼしき男性四人組も来店されて、全員同じ定食ランチメニューを頼んでいました。地元の方にはお好み焼きよりも定食の利用が多いのかもしれません。それと、お好み焼き以外のお料理も美味しいというこのなのかなと思いました。


大通りから一本入った場所で目にしづらいところにあるお店ですが、ランチ時間にリーズナブルにゆっくり食べられる良いところではないでしょうか。

そして広島のお好み焼きの一皿目としては好印象を受けました。今後食べ比べてみたい意欲が沸きます。