景色は綺麗 : 厳遊庭

つれの予定がはっきりしないので、電話で当日11時20分頃に、予約しました。
電話に出るまで時間がかかり、「今日は、休みかな？」と思い、切ろうとした瞬間、女性の声が聞こえて来た。
「2人ですが、今日の12時から、予約を取りたいんですが？」と聞くと、驚いた感じで「少しお待ち下さい。」と言われた。
「満員なのかな？」と思いながら暫く待っていると、先ほどの女性が「カウンター席なら、ご用意できますが。」と言われたので、「お願いします。」と返事した。
すると、「何時からですか？」と聞かれた。
う〜ん、時刻が決まらないと予約を受けられないと思うだけど…。


そんなことがありましたが、何とか無事に店に着きました。
なぜだか、白線の枠からはみ出しているわけではないが、駐車場の車が斜めに止めてあり、少し入れづらい。

さていよいよ入店。
自動ドアが開くと、魚臭さが鼻をつく。
えっ、田舎のすし屋？と思ってしまった。

店内に入ると、一瞬の間をおいて、声をかけられた。
名前を言うと、襟元に付けたマイクで何やらぶつぶつ言いながら、先に進む。私たちには、声をかけてくれない。私たちが来たことを誰かに告げているみたいだったが、目の前のお客さんよりも、電波を使って連絡することが優先されるみたいだ。
ついて行くべきか、否か、それが問題だ。と迷っていると、後ろを振り向いて「こちらへ、どうぞ。」とやっと声をかけられた。

窓から見える景色は、綺麗だった。
しかし、予約が直前だったので、カウンターの一番奥の席へ案内された。今度来る機会があったら、早めに予約して、窓際の席をお願いしよう。

さて私は、生ビールと特上寿司。つれは、宮島御膳。
まずは、生ビールが来た。
そして先付け。はもの卵、ばい貝とカニと何か和えたものの三種。そんなこと説明された。
はもは、イマイチ。だしが悪い？
ばい貝は、なぜだか身が取り出し難く、付いていたつまようじは、最初から湿気ていて、すぐに曲がり折れた。
つれの宮島御膳にもばい貝があったのでもらったけど、同じだった。こちらは、2つあったので、大変だった。
カニの和えものは、何だか水っぽい。
さて、つれの宮島御膳に付いていた刺身をもらったけど、ハマチは美味しかった。
しかし、この店のサービス、カウンターだから当然後ろからだが、タイミング悪く、生ビールを口にし、置こうとすると、料理を持って来る。グラスを置くまで、ほんの一瞬待てないかなぁ。
茶碗蒸しは、ぬるい。塩分が強い。う〜ん、はずれ過ぎ。
いよいよ、握り。
まずは、好きではないイクラから。あれ？このイクラ旨い。イクラは、なかなか旨いのに当たらない。さい先、グッド。

ウニ。あきまへん。回転寿司や！
トロ。何だか、薄い。生臭い。回転寿司以下か？
以上の三点は、「醤油を付けて」と言われた。
あとは味を付けてあるので、指示通り、そのまま食べた。
貝柱は、まぁまぁ良かった。
ゆでた赤えび、水っぽいけど、塩分濃い。何だかゆでたえびを冷凍して、解凍した感じ。
カニは、えびと同じだが、生臭い。
他のネタは、特筆すへきことは、なかった。
あっそうそう、何故か、玉子はなかった。
味噌汁は、アサリの赤だし。赤だしとアサリ、合わない気がする。アサリなら、貝汁、すまし汁がいいな。
宮島御膳に付いていた南蛮漬けの汁は旨かった。
紫芋のアイスクリームは、イマイチかな。つれは気に入っていたけど、カッチンカッチン。
コーヒーは美味しかった。ホッとした気分。

どうなんだろう。味と値段のバランスが悪い。また、美味しいものとそうでないものの差が大き過ぎる。
全て景色で帳消し？
カウンターに座った私たちには、帳消しにならない。
また板前さんが、料理をしながら、襟元のマイクを手で掴んで、話していた。料理に集中できるのかな？
そうそう、追加の日本酒を頼んだが、残念なことに、なかなか持って来てくれなかった。
言うとすぐに持って来てくれたが、封を開ける前の新品の日本酒までは良かったのだが、金属部分を外してカウンターの上に置いたあと、女性の力では栓が開かず、黙って消えた。何かぶつぶつ言っていたけど、独り言の域を出ない大きさの声。
やがて男の人が来て、日本酒を注いでくれた。
金属部分は残されたままだったので、目の前にあった灰皿に入れたら、気付いて先ほどの女性が片付けた。

まとめ
小さな子供が騒ぎ、食器を片付けたり、洗ったりする音がうるさかった。
団体で使うか、個室を使うかが、良いと思う。
カウンターに座っても、見ない方が良いものが見えたり、寿司屋のカウンターと違って、直接寿司が提供されるわけではない。
女性が使えなかったのは、笑顔が可愛かったから、許しちゃう!!