「スパパルルード」（820圓）の「大盛」（ダブルサイズ、＋450圓）を頂きました。初めての「レモスコ」に就いて（※追記あり） : リゾート

本日（令和4年3月6日、日曜日）、廣島市中區立町にあります「リゾート」さんにて、御晝を頂きました。

「食べログ」にて、レヴューを記すのは、4囘目です。前囘は、初めてグラタンの大盛を頼んだ事、その際、「エスニックスパイス」を使用して見た事、そして、昭和や平成に於ける廣島市の中心部に就いて、少しく語りました。

本日、家族と共に御店へ向かひます……。御晝は11時ちやうどに開店ですが、10時58分の時點で、既に開店されてをり、先客もいらつしやいました。話が前後しますが、私達が食事を終へる頃には、御店の外に順番を待つてゐる方々が、何名もゐると云ふ状態でした。因より人氣の老舗ではありますが、本日は日曜日と云ふ事もあり、早くから、澤山の方々がいらつしやつたやうです……。

扨、私は何時ものとほりスパゲッティグラタンである「スパパルルード」（820圓）の「大盛」（ダブルサイズ、＋450圓）を註文します。グラタン單品でも、「名物ミニオニオンサラダ」は附きます。

上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。

註文して6分ぐらゐで、まづは「名物ミニオニオンサラダ」が屆きます。之は以前のレヴューに既に書いてゐますが、「オニオンサラダ」を廣島市で提供したのは、同店が最初との事です。最初と云ふのは、昭和の時代、今で云ふ「裏袋」界隈に御店があつた頃迄、遡る訣です。

扨、家族が頼んだライスグラタンである「リゾート」は比較的早くに屆いたのですが、私のスパゲッティグラタンが屆くのは、少し遲くなつて了ひました。實は、テイクアウトでも「スパパルルード」を一つ同時に註文してをり、また、私のグラタンは大盛であつた事等が、提供が遲れた理由かも知れません。

「名物ミニオニオンサラダ」が屆いてから18分後、「スパパルルード」の「大盛」がやうやく屆きました。私は、幼い頃より、同店ではこのメニューばかり頼んでゐます。その理由に就いては、以前のレヴューに書いたものと記憶しますし、味に就いても、以前のレヴューに書いたでせうから、茲では省略します……。

私は、現在の立町時代ですと、グラタンをランチ（ボウルサラダ、手仕込みカップスープ附）で頼んでゐましたが、前囘からグラタンの大盛を頼むやうに變りました。サラダも美味しいですが、矢張り同店ではグラタンを澤山食べたいですから。

前囘は「エスニックスパイス」を使用したのですが、今囘、「レモスコ」と云ふものを店員さんに持つて來て頂きました。私、この「レモスコ」に就いては全く知らず、その名前からして「レモンを使用したタバスコかしら……？」なんて思ひましたが、違ふやうです。「瀬戸内レモン農園」さんの公式サイトには、以下のやうに記してあります――。

ひろしまの新感覺辛味調味料

「日本一の生産量を誇る廣島のレモンを全國に廣めたい！」「今までにない調味料を化學調味料無添加でつくりたい！」といふ想ひで生まれた「レモスコ」。レモンの果汁と皮、酢、唐辛子、藻鹽をブレンドして調味料にしました。料理に數滴かけるだけで後をひくおいしさになり、レモンの榮養とさつぱりとした風味が毎日手輕に樂しめます。無着色・無香料・保存料不使用。お土産にも喜ばれてゐます。

https://setouchi-lemon.jp/about-lemosco/

――との事です（原文は略字新假名）。

漢字ではなく、平假名で「ひろしま」と表記する邊、私は氣に入らないのですが、それは扠置き、恥づかしながら、本日、初めて「レモスコ」に就いて知り、實際に調味料として使つて見ました……。「瀬戸内レモン」と云ふ名前は、全國的に知られるやうになつて來ましたが、「リゾート」さんは「レモスコ」の普及にも一役買つてゐると云ふ訣ですね。

グラタンを食べてゐて、中盤から後半にかけて、「レモスコ」をかけて見ましたが、成程、慥かに説明どほりの風味がします。辛味も中々のものです。たゞし、家族は「グラタンには合はないかも……」とのコメントです。私は「レモスコ」をかけたグラタンも美味しく頂けましたが、この「レモスコ」は、牡蠣フライやピザ等に合ひさうですね。

中區東白島町にある「トラットリア ピッツェリア polipo」さんの牡蠣を使用したピッツァがとても美味だつたと記憶してゐますが、そのピッツァに「レモスコ」が合ひさうな氣がします……。

「レモスコ」の話題になつて了ひましたが、本日も「スパパルルード」を大變美味しく頂けました。「大盛」のダブルサイズで食べ應へもあり滿足です。とまれ、御馳走樣でした。

（※追記）私は未食ですが、「リゾート」さんには、「エビフライグラタン」や「カキフライグラタン」があるとの事です。さう云ふグラタンと「レモスコ」とは、相性が拔群かも知れません。私も偶には「スパパルルード」以外を食べて見るのもいゝかも知れません。

本日（令和4年2月14日、月曜日）、廣島市中區立町にあります「リゾート」さんにて、御晝を頂きました。御店は、「立町Gハウス」と云ふビルヂングの3階にあります。

「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘が3囘目です。2囘目のレヴューに於ては、同店の經緯や廣島と云ふ街の昔に就いても言及しました。昨日、「bistro alamode」さんに就いてレヴューを書いた際も、廣島と云ふ街の昔に就いて言及しました。

その昨日のレヴューに就いて、昭和の時代から――。「でめきん」さんは、「もみじ」さんと店名を變へつゝ、場所も流川、三越、中の棚商店街と變へつゝ營業されてゐましたが、恐らく、現在は營業されてゐないものと思はれます。「甘黨はち乃木」さんは、現在「廣島パルコ新館」がある邊に最初、御店があり、今はその「廣島パルコ新館」の向かひに、いちわう、御店自體は存在してゐますが、メニューは大分異なるやうです……。

「リゾート」さんに就いては、昭和、平成、令和と云ふ時代をとほして、場所を轉々とされましたが（前囘、記しましたので、繰返しません）、昔から店名はその儘であり、メニューも大幅な變更はない儘、寧ろ、Updateされてゐます。と、まあ、ヲッサンの昔話程、詰らないものはないでせうから、大人しく、本日の御晝に就いて記します。

私は子供の頃から、何故か同店では、「スパパルルード」と云ふスパゲティグラタンしか食べてゐません。之は、「あさり、マッシュルーム、トマト、ベーコン」が具材としてはひつてゐます。昔も今も、多くの方々は、ライスグラタンやマカロニグラタンが好みと思はれますが、今では、少くとも廣島市では、ライスグラタンやマカロニグラタンは、他の御店でも食べられます。味のクオリティは別にして、コンヴィニエンスストアで買ふ事も出來ませう。が、スパゲティグラタンを廣島で食べる事が出來るのは、昔も今も「リゾート」さんだけではないでせうか……？（※一）

スパゲティのグラタンである事が、昔からModernに私には感じられて、具があさりとマッシュルーム他である組合せにも、幼い頃から私は嵌まつてゐます。と云ふ事は、前囘にも記しましたが、序でに前囘に書いた事を繰返しますと、グラタン自體の味附や燒き方は、頗るClassicalです。奇を衒ふ事がないグラタンを專門に提供してゐる老舗と云ふのは、卻つて、廣島の若い方達には、新しく感じるのでは……？　と私は推察してゐます。

扨、立町の御店に通ふやうになつてからは、その「スパパルルード」の「ランチ」（1,000圓）を半ばオートマチックに頼んでゐました。「ランチ」ですと、カップスープとサラダが附きます。サラダは幾つかの種類から擇べるやうですが、私（達）は必ずオニオンサラダを擇びます。

が、今囘はグラタンの「大盛」が可能（＋450圓、ダブルサイズ）と初めて知り、「スパパルルード」（820圓）の「大盛」（＋450圓）を註文しました。ランチではなく、グラタン單品でも、「名物ミニオニオンサラダ」は附きます。

註文して5分後に「名物ミニオニオンサラダ」が屆き、更にその12分後に「スパパルルード」の「大盛」が屆きます。左記、上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。

畫像には、お水のコップと比較するかたちで、グラタンの大盛に就いて、器の大きさが分り易いやうに心掛けてゐるものがあります。同店を利用する御客樣には、女性が多いやうに思へますが、家族のお父さんですとか、育ち盛りの男の子がいらつしやるばあひ、大盛の註文も考慮されて見たら如何でせうか……？

テーブルに置いてあるスタンド型のメニューに、「味變用に無料スパイス！」と云ふ記載があり、どうやら店員さんに頼めば「エスニックスパイス」と云ふものを持つて來て貰へるやうですので、折角ですので頼んで見ました。「味變」と云ふよりは、かをりを附けると云ふ感じでした。「味變」をしたいならば、タバスコ、レモスコ、味鹽、胡椒邊を御願ひしたはうがいゝかも知れません。今囘は、興味本位で「エスニックスパイス」を使用して見ましたが、因より、濃厚な味はひのグラタンです。

店内は御洒落で、落著いた雰圍氣ですし、接客も良く、流石は老舗だなと思ひます。テイクアウトも可能との事です。

とまれ、御馳走樣でした。

（※一）「電停のレストラン＆バー アルバ」さんと云ふ御店でも食べられるとの事です（令和4年2月16日、水曜日追記）。

【昭和、平成、令和……と續く老舗の一つです】

本日（令和3年12月5日、日曜日）、廣島市中區立町にあります「リゾート」さんにて、御晝を頂きました。グラタン專門店の老舗です。

同店に就いて、「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘で2囘目で、前囘は一昨年（令和元年）の9月に記してゐるやうです。その前後に於ても、何度か同店を利用してゐますが、何故かレヴューは書かずにゐました。

と云ひますのも、子供の頃から食べてゐる味と云ふのは、馴染みの味であり、どうにも客觀視し難いやうです。ゐて當り前のやうに感ずる幼馴染に對する感覺と似てゐませうか……。

然し、何故か、今囘は氣が向きましたので、少し御店の事に就いて書いて見ようと思ふのですが、食事からは話が脱線しさうです。

本日、家族と共に2名で伺ひました。「立町Gハウス」と云ふビルヂングの3階に御店はあります。11時15分ぐらゐに御店に到著すると、8割、9割ぐらゐの客入りです。廣い席を奬められましたが、其處は遠慮して、二人用のテーブルを擇びました。

グラタンのメニューは多種多樣な爲、一々、記しません。また、メニューの畫像も一部しか撮影してゐません。私は幼い頃から、同店では必ず「スパパルルード」を註文します。スパゲッティグラタンの一種でして、具材は、あさり、マッシュルーム、トマト、ベーコンです。

昔、一度、「パルルード」は「パルルード」でも、ライスグラタンが間違つて屆いた事があり、グラタンは食べて見ないと中身が分らない爲、食べて見て、ガッカリした事が、幼い頃にありました。今もそのライスグラタンのはうの「パルルード」はあるのでせうか……？

今囘は（も）「スパパルルード」のランチ（1,000圓）を註文します。ランチですと、カップスープとサラダが附きます。サラダは幾つかの種類から擇べるやうですが、私（達）は同店では必ずオニオンサラダを擇びます。

同店は、最初は、今では「裏袋」と云はれる（中區袋町）界隈にあり、其處から本通や「サンモール」側邊へと移轉を繰返し、今の立町の店舗に至ります。袋町時代は、グラタンの單品を頼めば、無條件でオニオンサラダが附いて來たものと記憶してゐます（※一）。ランチに於て、サラダを擇べるやうになつたのは、最近ではないでせうか……？

グラタンの御店ですが、オニオンサラダこそが、「リゾート」さんの代名詞とさへ云へるかも知れません。以前、ローカルテレヴィ局のニューズにて、同店のシェフさん邊が仰有つてゐましたが、廣島市で初めて、生の玉葱サラダを出したのは、同店だとか。さう云ふ事もあつて、當時の吾々も、そのオニオンサラダを珍しく思つた訣です。亦、袋町時代當時は、ランチメニューではなかつた爲、今日よりも小さめなサラダでした（※一）。

その袋町時代、當時小學生ぐらゐの年齡であつて、親に連れられて同店をたづねてゐた世代も、今では40代半ばぐらゐだと思はれます。この世代であれば、廣島驛南口に「廣島百貨店」があつた事も知つてゐませうし、今は廣島パルコ本館が建つてゐる邊が、新天地公園（今もある「中央通り」東の公園とは別です）であつた事も知つてゐませう……。そして、その公園の側、金座街と本通とがL字状に交はる邊に、ピノキオのやうな人の顏をしたデザインの小さなビルがあり、「シェーキーズ」が營業してゐた事……なんて云ふのは、今の廣島の人々の多くが忘れてゐる筈です。

以下、言及するメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。

註文して6分後に、まづはオニオンサラダとカップスープが屆きます。今日ヴァージョンのオニオンサラダには、レタスも附き、何やら燻製されてゐるハムのやうなものも、一切れ附くやうです。ドレッシングは、昔ながらのポン酢系のものです。シンプルなサラダですが、それゆゑに厭きが來ず、長年、愛されるメニューと云へませう……。が、今の若い方々は、シーザーサラダ邊を好むのかも知れません。

その14分後に、「スパパルルード」が屆きます。このやうに同店にて時間を計つた事はありませんでしたが、矢張り、グラタンだけに、それなりの時間を要しますね。註文して、20分後ぐらゐに屆いた計算です。

分り易い説明ではないでせうが、グラタンは昔ながらのClassicalな味はひです。そのやうな味はひでありながら、マカロニグラタンではなく、ライスグラタンでもなく、スパゲッティグラタンである處が、幼い子供ながらにModernに感じたのもかも知れません。あさりとマッシュルームの組合せに、何故か昔から嵌つて了ひ、今日に至ります。少し言葉の意味が異なりませうが、「三つ子の魂百まで」と云ふ事かも知れません。

移轉は何度かされたものゝ、昭和から續く老舗として、今日の若い女性達や家族連れにも人氣であり、今や「古參」のやうな人間としても嬉しく思ひます。

接客も丁寧で、流石は老舗ですね。

とまれ、御馳走樣でした。

（※一）メニューの畫像を見直した處、グラタンにも「名物ミニオニオンサラダ附き」と書いてあります。立町の御店では、私達はランチにしてゐますが、單品でもミニオニオンサラダは附くやうで、昔、私達は單品を注文してゐたものと思はれます（令和3年12月6日、月曜日追記）。

嘗ては、今で云ふ裏袋にて営業してゐ、本通や紙屋町と移転を繰返し、現在の立町は中の棚の店舗に至る、広島のグラタンの老舗。広島でグラタンの専門店と云へば、リゾートである。

お店のシェフが、地元テレヴィの取材に答へてゐたやうに、お客の殆どが女性である。が、週末などは家族連れのお客も多く、いまや親となつてゐる世代が、嘗ての裏袋での店舗にて、グラタンやグラタンについて来る名物のオニオンサラダを食べてゐたものと思はれる。上述のシェフが答へてゐたやうに、広島で始めてオニオンサラダを出したのも、当店であらう。

中年以上の世代にとつては懐かしい店だが、今の若い広島の方々にとつては、グラタン専門店は新しく感ずるやも知れない。

ライスグラタンが昔も今も人気のやうに思へるが、私は子供の頃から、あさりとマッシュルームのスパゲティグラタンであるスパパルルードを食べ続けてゐる。何故、子供の頃、このメニューを選ぶやうになつたのかは、我ながらその理由を覚えてゐない。

当日も、スパパルルード（あさり、マッシュルームのスパゲッティグラタン）のグラタンランチ（手仕込みカップスープ、ボウルサラダ附、880圓）を注文。ボウルサラダは、勿論、オニオンサラダを選択。スパゲティグラタンは、ライスグラタンに較べて、あつさりしてゐるので、タバスコを適量かけて、味にアクセントをつけるのがお薦めである。

それにしても、雑居ビルの3階であるにもかかはらず、週末などは、開店と共に満席となり、店の内外で待つ人達もゐると云ふ人気店。いつまでも広島の老舗の味を守り続けて頂きたいものである。