竹原慎二のご実家で広島名物コウネを？ : 焼肉 三甲

先日、村田諒太選手がラスベガスでＷＢＡ世界ミドル級選手権を争い、残念ながら破れてしまいましたが、そんな世界で闘うボクシング選手でも、あの『世界の山根』爺さんすら倒せない、たった一発のパンチで務所暮らしっていうのは、どうにも難儀な話です。。

今や何かにつけてコンプライアンス、これが前の20世紀だったら、と思うと

〝同じミドル級世界チャンピオンの『竹原慎二』なら、山根の爺さんみたいなのシバき倒しそうだなあ？〟

などと想像、含み笑いしちゃいます。

言うまでもなく『竹原慎二』さんとて少しでも手を出せば、ボクサーなんで臭い飯を喰わなきゃならないでしょうが、あの時代の人って、なんだか手が出ちゃいそうな危うさがあります。

ですが、そんな『竹原慎二』さんも癌など紆余曲折あり、現在はそれなりにお元気みたいですが、流石に寄る年波もあり、往年の危なっかしさは失せているかもしれません。。。

その『竹原慎二』さんのご実家が同店『三甲』さんです。

お兄さんとお母さんで営まれているようで、１Ｆが店舗、２Ｆが写真にある『竹原ボクシング・ジム』になってるみたいです。

それだけなら芸能人（？）のご実家なだけで、まあ、興味本位でしかないんですけど、同店は広島名物コウネを、しかもランチで提供しているとなれば行ってみるしかないでしょう。

広島の方以外は、このコウネをご存知ないと思いますので簡単に説明しますと、牛の前脚の脇から胸辺りの部位、牛が座ったときに地面につくので脂肪が固く、一頭から２㎏ぐらいしか採れないこともあり、あまり流通ラインに乗っておらず、固いのもあって、極薄に切って食べる広島中心へと全国から集まってきてるようです。

コウネとは炎が上がるほど脂がのっているとか、真っ赤に燃え上がるような見た目からとか、様々な説がありますが、固くて噛み切れない部位も極薄にカットすればゼラチン質とコラーゲンたっぷりの旨味がありますので、最近では広島以外でも肩バラとか肩カルビとか、最も目にするのはブリスケット（ブリスケ）という呼び名で他県でも見かけるようになりました。

以前、テレビ東京系で放送された実写版『孤独のグルメ』の広島出張編で、『松重 豊』さん演じる主人公の井之頭五郎が河辺の焼肉屋『みっちゃん』で美味しそうに頬張っていたのが、このコウネです。

また、そのシーンに『竹原慎二』さんが客演されてたのは、なんだか前述の全ての前振り、プロモーションみたいで面白いですね？

同店の場所はイオンモール・ソレイユからマツダ北門方面へ行く矢賀新町の入り口にあり、専用駐車場は10台ほど用意されてます。

写真のように目立つ看板なので見つけやすいですが、交差点近くなので見落さないよう、ゆっくり行きましょう。

要注意なのは、ランチは火水木金で、全てコウネがあるのかは未確認で申し訳ないんですけど、写真に『木曜日の昼メニュー』とありますので、もしかすると曜日によって変わるかもしれませんから、ご確認のほどを。。

レビューは続けて一人焼肉特集みたいな感じですが、同店もカウンター６席あり、ロースターもあって自分なりに焼けますし、まあ、そこじゃなくても特に嫌な顔されることないような感じはしました。

『牛コウネ定食 950円』

もちろん注文はこれ、ごはん大盛無料と言われましたけど控え、大盛にしたお隣さんはカルビ定食だったかな？

あっという間に準備され、付け合わせも写真のように玉子スープ、サラダ、お豆腐、ナムル、ソーセージに肉団子と多種多様。。。

早速、コウネをロースターに置くと、さすがに極薄、すぐに火が通り、口に運ぶと品のいい脂がジュワワワ〜。。

噛むとまさにコラーゲン一杯、赤肉の部分も思ったほど硬くなく、あまりにごはんが進みそう、普通盛りにしてたから抑え目にとペースダウン。。。

〝どうして全国的に、このコウネって食べられてないんだろう？〟

そう思えるほど抜群の脂を秘めてて、そのジュースなら小さなペットボトル一本分なら生でイケるんじゃないかと思わせるほどです。。

ただ、なるほど極薄でしか味わえないから焼肉にありがちなガッチリ食べた感じはなく、しかも高価なので同店にしても５〜６枚、やはり全国的に流通してない理由はあるような気も、多少はしました。

とにかく、広島に来たら一度は食べて頂きたい部位に変わりはなく、知らずに、食べずに終わるのはもったいないと、個人的には思います。

そして食べ終わったら、『竹原慎二』さん流に、こう言いましょう。

『じゃあの！』


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