激旨汁なし担々麺！！スパイシー感と山椒のしびれがたまらない！！ : 麺屋 麻沙羅

２月の終わり、そろそろ春が来ようかという、とある日のこと。
この日は、グルメと趣味の写真撮影の両方を目的として、広島の街を訪れていました。
明るく晴れ渡って、雲一つない青空のぽかぽか陽気。
空を見上げているだけで、気持ちが上向いてくるようでした。


そうこうしているうちに、そろそろ日が落ちるかなーという、ほどよい時間帯になってきました。
早い人なら、そろそろ夕食にしてもよいかなーという頃合いです。
本来の自分の夕食タイムは、もっと遅い時間帯ではあるのですが・・・。
この日は昼食、夕食と「汁なし担々麺」２連発で行こうと思っていたこともあり、夕食をとりに行くことに決めたのでした。


この日の夕食をとるお店として選んだのが、こちら「麻沙羅」（まさら）さん。
近隣でも特に評価が高そうだったお店であることが、こちらのお店を選んだ第一の理由ではあるのですが・・・。
それ以外に、「日×中×印を融合させたひと味違う"旨辛"スパイス系汁なし担々麺専門店！！」と、他とは一風違う汁なし担々麺を提供しておられる様子であったことも、理由の一つです。
そうと決まれば、早速広島の街を歩いて、お店の方に出向くことにしたのでした。


お店の前へとやってきました。
時刻は、午後５時半。
ちょうど、夜の営業時間が始まるのと同時刻です。
カフェで時間つぶしをしていたのですが、見事にぴったりの時間に到着して、ラッキーでした。


お店ですが、本通りを歩いて国道５４号線に突き当たり、少しだけ南進して、ブックオフが見えてくればしめたものです。
このブックオフの真裏の路地に、お店を構えていらっしゃいます。
周囲にはコインパーキングもありますが、一方通行の路地も多いので、少しだけ注意が必要ですねー。
もっと離れた大きなコインパーキングに止めて、歩いてくるのが無難かもしれません。


それではいざ、入店。
開店時刻ちょうどということもあり、店内には、自分一人しかお客さんがいませんでした。


注文は汁なし担々麺によくある食券方式で、入り口のすぐ右にある券売機で食券を買ってから、席につきます。
他のお店は、汁なし担々麺は１種類か、あっても２、３種類のところが多いのですが・・・。
ここはバリエーションが極めて豊富で、「あぶりチーズ」「チリトマト」「スパイシーカレー」など、もはや何でもありな感じです。
どれにしようか、一瞬迷ってしまったのですが・・・。


頻繁に来るお店でもないし、今日は無難に普通の「汁なし担々麺」にしよう。
そう考えて、普通の汁なし担々麺「大盛り」の食券を買ったのでした。


着席すると、「いらっしゃいませ」と、愛想のよい挨拶が。
食券は券売機で購入しますが、この店の特長でもある、４段階の「辛さ」「しびれ」をどれにするかは、店長さんに直接口で伝えます。
辛いとはいっても、意外にそうでもないお店も多いしなー。
そう考えて、今回は思い切って「辛さ」「しびれ」ともに最高ランクの「４」でオーダー。


店内はカウンター席が大半を占めており、入店すればほぼ、カウンター席に座ることになるのではないかと思います。
奥の方にわずかにテーブル席もあったような気がしますが、今回はそこまでは確認しませんでした。
店内は暖色系の灯りで、カウンター席に座っていると、何か屋台にでも入っている気分。
汁なし担々麺を調理している店長さんが、すぐ目の前に見えます。


やがて、頼んでいた汁なし担々麺が、目の前へと運ばれてきました。
それでは、よーく「レッツ・ラ・まぜまぜ！！」してから、いただきます。


・・・美味しいっ。Ｏ(≧▽≦)Ｏ
さまざまなスパイスのうまみと辛さ、そして山椒のしびれが複雑に絡み合い、渾然一体となって押し寄せてきます。
ただ辛いだけではなく、口の中に広がるさまざまなうまみがポイントで、他の汁なし担々麺とは一線を画しています。
辛さは「４」でオーダーしましたが、食べられないほどの辛さではなく、山椒のしびれと合わせてほどよい感じ。
「大盛り」の量は、普通の汁なし担々麺の１．５倍くらいの感覚で、自分にはぴったりの量でした。


唯一惜しいのは、麺の質が個人的にあまり好みのタイプではなかったこと。
麺のコシ自体は、ほどほどにあって良いのですが・・・。
ツルツルとした中太麺で、言ってしまえば「プラスチッキー」な感じの麺なんですよね。
担々麺の味付けは最高だっただけに、ここだけが、一考の価値があるポイントではないかと思いました。


まあそうは言っても、担々麺の味としては最高で、非常に満足しながらいただくことができました。
量が少なくなりがちな汁なし担々麺ですが、ここは大盛りの他に「Ｗ盛」も選べ、たくさん食べる人でも満足できます。
アクセスも、原爆ドームや平和記念公園のすぐ近くで、観光の際に歩いて気軽に立ち寄れる立地。
この近辺を訪れる機会があれば、一度は入る価値のある汁なし担々麺屋さんです。