群馬の名物チェーン店、発祥のお店を訪ねて・その1　味と笑顔にこだわる、おおぎやラーメン 安中店　～上州の美味しいお店を巡って～ : おおぎやらーめん 安中本店

2016.4.9に寄らせて頂きました。
国道18号の安中市役所入口の信号の側の所にあります。

群馬には活気のあるローカルチェーン店が多数あります。
群馬に住んでいる自分にはいつでも食べに行けますが他県の方には中々行けないと思います。
なので、群馬を中心に展開しているローカルチェーン店の良さを伝えたいので3つ程、紹介させて下さい。
ただ、それだけでは普通なので敢えて第一号店にこだわって寄ってみる事にしました。
最初はラーメンのおおぎやラーメン様です。

群馬のラーメン屋さんと言えば自分も「おおぎや」が一番に頭に浮かびます。
上州のソウルフードの一つと言っても過言ではなく2016年4月現在、北関東を中心に58店舗も展開しております。
実は自分もとあるおおぎや様のお店でアルバイトをしていました。
ピークタイムは忙しくて大変でしたけど賄いでよく美味しいラーメンや餃子を食べていた思い出があります。

おおぎや様の第一号店が安中店というのは以前から知っていて何度か寄った事もありましたが1972年に開業したというのは知らずに驚いてしまいました。
高崎からは遠くはないので10時過ぎにミミー号MK-2(自転車)で向かいます。
この日は暖かいのですが風が強く自転車の自分にはこの後の移動先の事を考えると多少不安を覚えますが国道18号沿いを走って行って、いよいよ安中へ。
名前の由来と思われる扇橋の渡り、上り坂を登るとお店が見えてきます。
11時過ぎにお店に着いて、いよいよ群馬ローカルチェーン店巡りの始まりです。

土曜の開店直後だったのですが中に入るとかなりのお客様で賑わっており、少々驚いてしまいました。
今回は定番メニューを頼むつもりでしたので一番人気の味噌ラーメンなのですが、画像映えの事も考えて(笑)「味噌コーンチャーシュー」にします。
腹っぺらしの自分にはこれだけでは足らないのでランチセットのミニもつ煮と無料の小ライス、そして餃子も注文。
バイトで賄いを食べていた時はラーメンだけで「こんな豪華なのは食べた事が無い・・・」と思ったり、自分がバイトをしていた時は黄色のユニフォームで今は黒なんだ・・・と感傷に浸りながら待つ事10分。
昼食にはかなり豪華な味噌コーンチャーシューの餃子もつ煮セットが運ばれてきました(当時の注文の呼び名です、笑)。

まずはラーメンから食べてみます。
スープは鶏ガラ、豚骨、野菜をじっくり時間をかけて煮込んでおり、これをベースに合わせられた特製味噌にニンニク、ショウガ、背脂、ニラが入った味噌スープは想像を遥かに超えるまろやかな味で体がこれを求めてしまいます(笑)。
おおぎや様の醤油、塩、とんこつラーメンも美味しいのですがやはりこのスープは味噌の為のスープだと改めて思いました。
ツルツル感の豊かな太麺はこのスープの為に・・・と思ってしまう程スープに絡み「一度食べたらまた食べたくなる」美味しさなのです(笑)。
湯通しされたモヤシは本当にシャキシャキでチャーシューはスープで一緒に煮込まれてそれを特製の醤油ダレに漬けてありますから美味さは他のラーメン屋さんにも勝るとも劣らない物です。
味噌ラーメンに噛むと甘いコーンも鉄板の組み合わせですから申し分ありません。

サイドメニューもかなりの物です。
餃子は皮は薄手なのにもちっとした食感でカリッと焼き上げられたおり、食べますと野菜とニンニクの旨味が口に広がります。
もつ煮は本当に本格的で何度も下処理をして臭みを消し、それを柔らかくなるまで野菜と一緒にコトコト煮込まれていますから大変コクがあり食べても軽く噛んだだけでちぎれてしまう程の美味しさです。
ミミーお勧めに食べ方は「もつ煮ご飯」で賄いでよく食べていました(笑)。
他にもシャキシャキの野菜炒め、パラパラのチャーハン、プリプリの焼きもつ、旨みが詰まったおつまみチャーシューもお勧めですよ。

お店の中はカウンター席にテーブル席、お座敷とお一人様から家族連れまでどんなお客様にも対応しています。
黒を基調にした内装ですが大変入りやすくオシャレで明るい雰囲気がしました。

久しぶりにおおぎや様の味噌ラーメンを食べたのですが
「こんなにも美味しかったっけ・・・」
と思うほどでニンニクの効いたスープは本当に上州のソウルフードのラーメンと感じました。
群馬の方だけでもなく他県からの方で群馬に観光に来た際には是非一度は食べてもらいたいです。
だいたい群馬県内の市町にはあるので探すのには困難ではないと思います。
自分も本当に満足してニンニクパワーを貰ったのでこの後に50キロ先の桐生まで行く事ができました(笑)。

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。