第二回上州ラーメングランプリ・round23　支那そば専門店・見晴亭の老舗の味を忠実に再現した淡白ながらもコクのある旨塩支那そばをミミーが食す！　～上州の美味しいお店を巡って～ : 支那そば専門店 見晴亭

2018.2.24に寄らせて頂きました。
藤岡市の三名湖入口の信号から南へ50Ⅿ程の所にあります。

自分はラーメンがこれまでは本当に好きではなかったのですが(笑)、口コミを始めてからはだいぶ好んで食べに行く事が多くなり「上州ラーメングランプリ」というお題で群馬県内の各地の美味しいラーメン屋さんを求めて色々な場所へと行かせて頂きました。
群馬での有名店の美味しいラーメンを食べますとやはり心まで温かくなる気持ちになるからです。
ですが・・・前回の「上州ラーメングランプリ」は館林や太田、藤岡や西毛周辺など群馬県内をバランス良く回る事が出来ずにそれが心残りでしたので・・・今回は群馬県内の各地を上手く回り、真のオールスターに相応しい「第二回上州ラーメングランプリ」を改めて開催する事を決意しました
今回も群馬県内各地のファン投票(評点の高い)が多くて、後は自分が厳選しましたお店を東西南北コツコツ回りましたので・・・以前某ラーメン屋さんでバイトしていました高崎のウサギが自信を持って紹介させて頂きます。
群馬でも南に位置します藤岡・玉村ラウンドの四店目で、第二十三戦目は彼女のウサ子ちゃん（仮名）の推薦枠である「支那そば専門店 見晴亭」様で拘りの魚介の乾物で出汁をとりました素材の旨味を感じるシンプルなスープを高崎のウサギも食べてウサ子ちゃんと同じステージに上がるのです！(笑)。

今回の「第二回上州ラーメングランプリ」を開催する際に藤岡や吉井などのラーメン店はウサ子ちゃんに
「ミミー、東毛ばっかりに力を入れるのもいいけど・・・藤岡周辺のお店もバランス良く回らないとね♪」
と言われていて、それは最初から考慮していました。
しかし・・・正直に言えば藤岡近辺の美味しいお店が自分はあまりわからないのです(汗)。
なので
「藤岡や吉井で行くお店はある程度は決まったんだけど・・・チェーン店以外でお勧めのラーメン屋さんはあるかな？」
とウサ子ちゃんに聞きますと、彼女は待ってました！という顔をして
「ミミーもどうやらこの辺りのお店に興味があるみたいね・・・藤岡なら見晴亭は如何かしら？私も鬼石に行った時の帰りに何回か寄った事があって、非常に食べ易いラーメンなのよ♪今回は『ウサ子の推薦枠』という形で紹介したらどうですか？」
と言うので
「見晴亭・・・知ってるよ。三名湖の近くにあるあのラーメン屋だ。自転車で鬼石まで行く際に前を通って気にはなっていたから・・・面白そうだから寄らせて貰う」
とウサ子ちゃんに言って藤岡・玉村ラウンドの『ウサ子の推薦枠』で「支那そば専門店 見晴亭」様に寄る事を決意するのですが・・・。

2018.2.24。
この日はみやご食堂様、中華そば GO.TO.KU 仁様、千思萬考様と昼だけでラーメンを三連食したので、このまま何もしないでいたら、疑う余地もなく肥満体になるので・・・すぐに新町の温水プールに行き、泳ぎ始めます。
ですが・・・三連食でスープまで全部飲み干した完食でしたので水っ腹で相当苦しく、最初の1時間は全然ペースが上がらないので
「道を誤ったのだよ。貴様の様なフードファイターのなり損ないは粛清される運命なのだ！分かるかーーーー！！」
「こんな所で朽ち果てる己の身を呪うがいい！」
と楽しそうに泳いでいる子供やお年寄りの方にシ○ッコやハ○ーンみたいな事を言われた様な気がするのですが(笑)、自分には『ウサ子の推薦枠』で「支那そば専門店 見晴亭」様を紹介したいという崇高な志があるので
「まだだ。まだ終わらんよ！」
とシ○ッコやハ○ーンとの三つ巴の戦いにおいて、逆境に負けじと言い放ったク○トロ大尉みたいな事を思いながら(笑)、一時間泳ぎ切りますと・・・カロリーを消費したせいか体が軽くなり
「命が惜しかったら、口コミの為にラーメンを四連食などするものか！！」
と人類の革新が幻想にすぎなかったという現実に絶望し、逆襲するシ○アの台詞を改ざんしながら(笑)残り二時間を水を得た魚の様にスイスイ泳いでいきます。
そして・・・三時間泳ぎ切りますと完全にお腹が空いて食べられる状態になり
「やはり・・・泳ぐのってカロリーを使うんだな？」
と思うのですがその代償が疲労困憊の状態で・・・しかし最後の力を振り絞って「支那そば専門店 見晴亭 」様のある藤岡南部へと向かう事にしました。

新町の温水プールから「支那そば専門店 見晴亭」様までは30分掛からずに着きました。
出た時はまだ明るかったのですが・・・夜の帳が完全に降りていて、しかも駐車場には一台も置いてないから少々寂しい雰囲気で
「『ウサ子の推薦枠』は本当に大丈夫なのか？」
と少々怖い気持ちのあるのですがここまで来たら食べない訳にはいかないので中に入って行きます。
中には職人そうな雰囲気を持つ店主様と愛想の良い奥様がいて、カウンター席に案内されて中を見ますと・・・ラーメン専門誌の切り抜きが多数貼ってあり、それはどれも美味しそうで
「これは期待出来そう・・・それでこそ、私のウサ子ちゃんだ！」
と思い、疑惑を信頼へと変わりつつあります(笑)。
「上州ラーメングランプリ」を始めてからは塩ラーメンを食べてスープの良さがわかる様になった気がしたので・・・「支那そば専門店 見晴亭」様でも「旨塩チャーシュー支那そば」にします。
それで大盛を止めてでもサイドメニューは食べたかったので「特製餃子」も注文して、ウサ子ちゃんに生存報告をして(笑)ゆっくり待ちます。

ウサ子ちゃんに昼に食べたラーメン三連食の画像を全て送りますと
「ミミー・・・みやご食堂を始め本当に三連食したとは・・・私なら朽ち果ててしまうわ」
と彼女から返信が来るのですが
「違う。今、見晴亭でこれからラーメン」
と連絡しますと
「まだラーメン食べるの？しかも見晴亭って・・・あんた、私、お勧めのラーメン店の話を覚えていたんだ？」
とウサ子ちゃんから連絡が着たので
「当然。自分は大人だから約束は守る・・・前にも話したけど食べログだけは誠実にマナー良くやりたいんだ。会社の中はモラルも何も無いから」
と返信しますと
「だけど・・・あんたは必要以上に律儀な所があるから、それが自分を苦しめる事になるかもしれないという事だけは忘れないでね♪それと・・・明日は友達のお誕生日プレゼントに花を買って送りたいから、それを一緒に見に行く事も♪」
とやや心配気味の連絡がウサ子ちゃんから着たので
「自分のエゴの全てを飲み込めるほど自分の書いた物は巨大ではない・・・だからこそ引き際を考えないといけない」
と返信しますと・・・気付いたらお店の中は多数のお客様がいて
「あら？やはりここも人気店なんだ！」
と驚いてしまいます。
そしたら・・・美味しそうな匂いが漂ってきて、「旨塩チャーシュー支那そば」と「特製餃子」が運ばれて来ました。

まずは「支那そば専門店 見晴亭」様の美味しそうな「旨塩チャーシュー支那そば」から食べてみます。
いつもの通りに最初はスープから飲んでみるのですが・・・じっくり出汁を取りましたクリアなスープは全くクセが無く、塩のおかげで円やかな味わいで
「これは・・・さっぱりはしているが力強く豊穣な味わいで名作だ！」
と生の感情丸出しでスープを啜ってしまうのです(笑)。
最初の今回の美味しいポイントは動物系を一切加えない魚介出汁のみで作るスープでかつお節、鯖節、うるめいわし、宗田鰹節の四種類の削り節と昆布、煮干しを使っていますから・・・風味とコクを持った魚介系の特有の旨味が凝縮されていて、ミネラル分豊富な塩とネギ油、黒コショウのみというシンプルな塩味と掛けあわせますと淡白な美味しさの中にも豊かなコクを生み出していて、お店秘伝の美味しさを感じました。
次の美味しいポイントは店主様の長年の経験と勘に裏打ちされた自家製のストレート細麺で、かん水を控えて三日間寝かせていますので・・・強いコシと滑らかな舌触りが持ち味で麺を啜る度に喉越しの良さと出汁の旨味を感じる事が出来るのです。
風味を大切にしていますので毎朝、その日使う分だけを製麺しているのもお店の拘りです。
トッピング類も美味しいポイントで醤油に赤ワイン、純米酒を加えてじっくり煮込んだチャーシューは濃い目に仕上げてますからアクセントになり、味も染みていて食べ応えが満点ですし、店主様がその甘さに惚れ込んだという地元・藤岡産のネギも食感が柔らかで美味ですからスープの甘味を更に引き立ててくれて、熱々のスープを注ぐ事でネギに軽く火が入り甘みと香りが強調されていたのも印象的でした。
爽やかな口当たりの菜の花や二つありますナルト、食感の良いメンマも良い脇役でスープとの一体感がありました。

「特製餃子」も拘りの一皿です。
モチモチ皮の中にお肉たっぷりの餡がギッシリ詰まっていまして、こちらも食べ応え満点で噛む程に野趣いっぱいでお肉と野菜のコクのある旨味が口の中で広がります。
焦げ目が適度に付きました焼き加減も美味しく、他のお客様も殆ど頼まれているお店特製の一品だと思いました。

「ラーメン大盛にすれば良かった・・・」
と後悔する程に美味しい一杯で魚介の味の重なりを楽しみながら軽く完食してしましました。

お店の中はカウンター席とテーブル席、お座敷があり家族で行かれても一人で行かれてもどちらでも対応できるお店です。
他のお客様が頼まれていた野菜の旨味と甘みがスープに溶け込んだ「塩野菜そば」も大変美味しそうな匂いを漂わせていて、ウサ子ちゃんはこれを食べたらしいです。

老舗の味を忠実に再現した淡白ながらもコクのある一杯・・・「支那そば専門店 見晴亭」様の「旨塩チャーシュー支那そば」をそう例えてしまい、名店の味を受け継ぐ支那そばを今回の「上州ラーメングランプリ」で食べれて大正解でした。
店主様は秩父の見晴亭様で長年にわたって修業を積んだらしく、老舗の味を忠実に再現した一杯は麺、スープ、チャーシュー、トッピングどれも拘りのある美味しい一杯です。
六種類の乾物を素材にした魚介スープは特に秀逸で
「次は醤油でも試したい！」
と思う程でした。
翌日に合ったウサ子ちゃんに
「見晴亭のラーメン・・・魚介の旨味を引き出したスープと喉越しの良さを追求した自家製麺のコラボは感銘する美味しさがありました。教えてくれてありがとう♪」
と言いましたら
「『ウサ子の推薦枠』も中々でしょう・・・吉井の推薦枠のも美味しいわよ～♪」
とウサ子ちゃんはそう言って朝日の中、嬉しそうに笑うのでした。

世界遺産の一つであります藤岡の高山社跡や鬼石方面に行かれた方は是非とも「支那そば専門店 見晴亭」様に寄ってみて下さい・・・秩父にあります老舗の味を忠実に再現した淡白ながらもコクのある支那そばは全てにお店の拘りを感じ、何度も食べたくなると思いますがこちらも人気店なので早めの時間に行かれるのをお勧めします。

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。