大正時代から続く赤城田舎饅頭♪　小さな駅の前にある荒井商店の名産の品は食べログベストスイーツに選ばれた程の美味しさ！　～ミミーの上州スイーツ、甘い誘惑～ 　 : 荒井商店

2018.1.28寄らせて頂きました。
渋川市赤城町の敷島駅の前にあります。

Can't you see that you are sweet? oh let me love you so～♪
(貴方って自分で自分が可愛いっていうのわからないの？ああ、そういう貴方がたまらなく好きだよ）

純情な感情をリスペクトします(笑)彼女のウサ子ちゃん（仮名）と沼田のサルーテ様で美味しいイタリアンを食べますと、もう13時半過ぎなので高崎へ戻る事にしました。
いつもなら国道17号を使うのですが・・・ウサ子ちゃんが
「ミミー、悪いけど昭和村から赤城の方に抜けてくる？敷島駅の前に行きたいのよ♪」
と言うので
「ウサ子ちゃん、あの辺りは無いもないよ？」
と彼女に言うのですが
「行けばわかるわ・・・ミミー好みの物が必ずあるから♪」
とだけウサ子ちゃんは言うので敷島駅の前へと向かう事にしました。

昭和村と赤城町を接する綾戸峡は古くから交通の難所で車一台通るのがやっとなのですが・・・気を付けて運転し、何とか赤城山の麓の駅である敷島駅が見えてきます。
そしたら・・・左手に旗が見えて
「赤城田舎まんじゅう」
と書かれていて
「ウサ子ちゃん・・・これを買いに来たの？」
と聞きましたら
「そう♪前にタウン誌で荒井商店の田舎饅頭の事が書かれていたのを思い出したのよ♪ようやく沼田行った帰りに寄る事が出来た♪」
と彼女は答え、今回紹介します「荒井商店」様へと大船に乗ったつもりで中に入ります(笑)。

中には電車待ちをしている有閑マダム達が中でコーヒーを飲みながら何かを食べていました。
店内を見回りますと・・・お店の名物が「赤城田舎饅頭」である事を知り
「久しぶりに餡子ジャンキーの・・・血が騒ぐ！！」
と思い(笑)、これを買う事を決めました。
ウサ子ちゃんは家族と職場に箱で自分は単品で買い、他の物を見ますと・・・店内に
「2013年度食べログベストスーイツ」
と表彰された額縁があり
「ウサ子ちゃん！これ知っていたの？」
と聞きますと
「知らないわ・・・まさに群馬を駆けるウサギさんの為のお店じゃない♪」
とウサ子ちゃんは自分を食べログの申し子みたいな事を言うのです(笑)。
後は「ホワイト饅頭」と「ゆで饅頭」、上品な「雪の玉」を買いますと・・・「ホワイト饅頭」を買いますとコーヒーが頂けるらしく
「それで有閑マダム達が飲んでいたのか・・・サービスが良いな」
と思うのですが自分より遥かにお店に高い金額を払った有閑マダム並の貫禄を持つウサ子ちゃんに仕方なく献上しました(笑)。

家に戻りますと・・・筋トレをした後に夕飯代わりに食べてみる事にしました。
お店の名産である小麦粉と重曹で作る郷土菓子「赤城田舎饅頭」は包丁で切りますと・・・懐かしい炭酸の香りが漂ってきました。
食べてみますと皮はふっくらしっとり・・・ですが、少しモチモチしていて素朴ながらも良い生地で甘さ控えめで食べ易いつぶし餡とのコラボレーションは大変美味しく幾つでも食べれそうになってしまいます。
今回の美味しいポイントはつぶし餡がたっぷり入っている事で一つ食べただけで小腹を満たすのですが、二個でも三個でも食べれてしまう誰でも納得してしまう美味しさがありました。

他の和菓子も忘れられない逸品達です。
「ホワイト饅頭」は落花生と白あんで風味豊かな味わいで甘さ控えめな白あんと落花生の食感のハーモニーは心をくすぐる美味さがあり、茹で立てのモチモチした皮とジューシーでぶつぶつの粒あんがたっぷり入りました「ゆで饅頭」は食べますと「ツルン」とした喉越しでご機嫌で美味しく、茹でる饅頭は初めてだったのですが目からうろこが出る一品でした。
「雪の玉」は40年前に作られた当時のヒット商品でこし餡の入りました打ち菓子でした。
葛粉や穀物の粉の皮に砂糖を合わせたサクサク感ある皮にこし餡の相性は大変良く
「サクサクな歯触りのある皮と餡子の程良い甘さが上品な味わいを生み、実に見事♪」
と思う程で食べる喜びを感じさせるからヒットしたのだと思いました。

お店の中はイートスペースもあり、上越線の待ち時間に寄るにはピッタリだと思います。
苺や抹茶の「アイスクリームどら焼き」もあり、値段も安かったのでこれも食べたかったのですが・・・今回は寒い時期でしたから見送りましたが次は食べてみたいです。

大正時代から続く「荒井商店」様の「赤城田舎饅頭」・・・うっすらと重曹の香りがする懐かしい味なのですが、今まで出会えなかった事が悔やまれるぐらいに美味しく、再び自分の餡子中毒を目覚めさせてくれました(笑)
柔らかい皮につぶし餡がたっぷりですから質、量ともに美味しい一品で食べログベストスーイツに選ばれるのは至極当然で他の和菓子共々、一度食べましたら寄り道しても買いたくなると思います
ですが、渋川近辺の道の駅や農産物直売所でも「赤城田舎饅頭」は売られていますから小腹が空いた時にはピッタリで旅のお供にもピッタリだと思いますよ。
ウサ子ちゃんも
「あの田舎饅頭は家族も美味しい美味しいと言って食べてました♪気分転換にも持ってこいのお饅頭だけど・・・明日の朝も寒いのかな？本当に布団から出たくないのだが・・・まぁ仕方ない、美味しい物を食べる為に働くとしよう♪」
と美味しかったみたいですが何かを悟った感想もあり(笑)、少女の心を持った大人の彼女でも労働の大切さをわかるのでした(笑)。

人間は辛さだけでは生きていけず、時には甘さも必要です。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。