高コストパフォーマンスの激旨『メガ盛』うどん♪ : 一升や

この口コミは、kazutansさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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4.0

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.0
2019/03訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.0
¥1,000~¥1,9991人

高コストパフォーマンスの激旨『メガ盛』うどん♪

【 (245) メガ盛行脚レビュー その173】

家の奥さんと、館林市へ二人で出掛けてみた。その趣旨は冒頭に書くべきことでもないので、店舗位置情報の直下に記してある。そうして、このレビューをご覧になったら、併せて同日訪問の 『そば処 鴨亭』のレビューも、是非ご覧になって欲しいのだ。その『そば処 鴨亭』にて夫婦二人で昼食を戴き、私は、更に前々から行ってみたかったこちらへと連食するわけだ。事前情報では、麺量 1.5kg 超、漬け汁と併せると 2kg 超となる、堂々の『メガ盛』入りの逸品が、安価で提供される店舗がこちらなのである。


『一升や』
群馬県館林市当郷町90-2
0276-72-7403


館林市を南北に縦断する、栃木県道・群馬県道・埼玉県道7号佐野行田線の沿線となる、群馬県館林市の「大手町」交差点を東折し、300m 程道なりに進んだ「尾曳町」交差点付近では、道筋は次第に北東進するようになるが、その「尾曳町」交差点を右折(東南東折)して、『群馬県立館林女子高等学校』〔群馬県館林市尾曳町6-1〕を右手(南側)に見ながら 250m 余り進んだ「尾引神社入口」交差点を左斜折(東北東折)する。そうして『館林市 つつじが岡公園』の北側に位置している「城沼(じょうぬま)」の更に北側を通っているこの道筋を「尾引神社入口」交差点から、800m 程東進すると、左手(北側)に『松林寺』〔群馬県館林市当郷町1968-1〕、右手(南側)に『善長寺』〔群馬県館林市当郷町1975〕と見え、そこから更に 1km 余り東進すると道路左手(北側)に『一升や』はある。
こちら『一升や』の店舗自体は道筋から見ると、やや奥まったところに建っていて、かつ、店舗感に乏しく、一見普通の民家の様にも見えるために、見落とし易い建物となっているが、付近は変型交差点〔南北道路不連続〕になっており、道路を挟んで反対側(南側)には南に抜ける道と『善導寺』〔群馬県館林市楠町3692〕があるので、その反対側との認識で居れば見落とすことはないだろう。また、そのまま 200m 程東南東進すると名称のない信号交差点に出るが、そこまで行くと行き過ぎたことになるので注意されたい。なお、この間、「尾引神社入口」交差点から『一升や』まで、信号は一つもない。


この日、3月10日は、忘れ得ぬ日である。私の教え子、最初に担任したクラスの学級委員長で、そのまとめ役としての役割を 3年間 引き受けてくれた、心優しき生徒の命日なのだ。突然の病死。ご両親の辛苦はいかばかりか。享年 24歳。若過ぎるその死、、、葬儀での弔辞などではなく、結婚披露宴の祝辞を読みたかったと、大いに嘆いたものだ。その教え子の墓参りに、家の奥さんと二人出掛けて来た。彼は私たち夫婦の結婚披露宴に、クラスメイト 20人 余りを引き連れて駆け付けてくれたのであった。家の奥さんもまた顔見知りである。その時の彼は 19歳、私の披露宴 VTR に残る、はにかんだ笑顔が何とも懐かしい。。。
毎年、この時期は入試と重なり、命日当日の墓参はほぼかなわない。これまでも何度となく墓参りをしているが、夏のお盆時期だったり、命日の翌月だったりと、命日その日の墓参はほとんど出来ていないのが通常である。幸いにして今年の 3月10日 は日曜日、その旨、家の奥さんに伝えたところ、一緒に行ってくれるとのことで、二人で出掛けることにしたわけである。

R354 の新道、群馬県内バイパス群の総称「東毛広域幹線道路」、通称「東毛広幹道」をひた走って一路館林市へ。懐かしく、切なく、親愛なる今は亡き教え子の笑顔を思い返しつつ、夫婦二人の館林行は、しみじみとしたものとなった。

彼の死後、毎年お墓参りをして、その度にご自宅に顔を出すと、5年 くらい経っても、母親は私の顔を見る度に悲しみを思い返すらしく、滂沱の涙を流したものだ。何だか余りにも申し訳なくて、そのあたりからご自宅には伺わないようにした。今年も、お花と線香をお供えして、脇に名刺を置いてくるだけ。。。我が子の死は、本当に辛いことだろうし、ましてや心臓の発作による突然死だっただけに、ご両親の悲しみの深さは想像を絶するものがある。本人の冥福を祈ると共に、母親を初め、ご両親のご心痛が少しでも内場になることを、今もなお願わずにはいられない。


本来であれば、上記のような当日の経緯説明の記述は、『そば処 鴨亭』のレビューだけにしておく予定であった。が、そのレビューを記述している際に、誤って投稿ボタンを押してしまい、直ぐに下書き状態に戻したのであるが、結果として、『そば処 鴨亭』のレビューが、その後のタイムライン上には載らないものになってしまった。アップは 4日後、、、タイムラインでは遙か下方となり、大半の方が気づけない状態になってしまった。(T^T)
それはそれで構わないことであろうし、静かにレビューがアップ出来るのも悪くはないのかと一旦は思いもしたのだが、今回こうしてこの教え子の墓参の話を記す気になったのは、何か前世からのの縁(えにし)のようなものがあるのではないか、とそう思い至った。としたら、それが無関係の方々であったとしても、少しでも多くの方々に彼の生きた証を知らせることに、何らかの意味があるのではなかろうか、そう思えたのである。
そこで、『そば処 鴨亭』でも記した思いを、更に深めた形で、このレビューにも記載した次第である。もしお気持ちが向くようなら、『そば処 鴨亭』のレビューも、私の「食べログ」トップページからか、→ こちら ← のリンク〔PC のみ〕を辿って、改めてお読み戴けたら嬉しい。そうして、レビューに「いいね」でもして戴けたら、とても有り難いと考えているのだ。そうして戴くことが、彼の存在を伝えることになり、それが彼への供養になる、と、私は考えてみた次第である。


館林と言えば「館林うどん」が有名で、知る人ぞ知る名物なのだが、風味としては、私個人が考えている「上州田舎うどん」「繊細系」に属するうどんと言えよう。見てくれは無骨な麺ではあるが、大変エレガントな印象の洗練された麺で、喉越しを愉しむ系統のうどんになる。

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「上州田舎うどん」の私的分類について
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飽くまでも個人的な分類で、どこかしらに基準があるものではないのだが、私自身の中で「上州田舎うどん」の味わいには 2種類 があって、「無骨系」と「洗練系」とでも言えば良かろうか、対極的な食感の両者を、同じ名称の「上州田舎うどん」と言う括りの中で一括りにしつつ、その上で分類している個人的な形式がある。

小麦生産量 2018年度(平成30年度)全国 第5位〔生産量 24,300t〕の群馬県の「うどん」であれば、そんな括りがあってもよかろうと私が勝手に考えた括りなので、一般的ではないので悪しからず。。。

「小麦生産量」2018年度(平成30年度)全国ランキングベスト10

第1位 : 北海道 …………… 608,000t
第2位 : 福岡 ……………… 49,400t
第3位 : 佐賀 ……………… 34,100t
第4位 : 愛知 ……………… 26,200t
第5位 : 群馬 ……………… 24,300t
第6位 : 埼玉 ……………… 21,200t
第7位 : 三重 ……………… 19,000t
第8位 : 滋賀 ……………… 17,600t
第9位 : 茨城 ……………… 15,000t
第10位 : 熊本 …………… 13,600t

そんな、私の中の「上州田舎うどん」の味わいの2種類の中、一つ目は「無骨系」として括っている。
超極太麺で、兎に角、太くて固いごりごりの麺だ。言わば噛み応えを愉しむ「上州田舎うどん」であるが、下記 2店舗 の麺がその麺に当たろう。下記 2店舗 とも、麺幅は 8mm 程、麺帯厚 3mm 余りの極太麺である。兎に角、その印象は無骨。大量に食すと、その噛み応えに顎が疲れ果てるかのような固さを有する麺だ。一般的には「武蔵野うどん」に分類されるであろう麺だ。県内では下記 2店舗 が剛麺「無骨系」の代表例だ。

『つる兵衛』〔群馬県伊勢崎市東上之宮町1148〕
『だんべうどん』〔群馬県前橋市富士見町時沢860-3〕

更に、もう一つ、二つ目は「洗練系」として括っている。
形状はやはり極太麺で、見てくれは無骨な麺なのだが、食感は讃岐うどん的なつるつるしこしこ系のもので、大変エレガントな印象の洗練された麺だ。喉越しを愉しむ、この洗練系「上州田舎うどん」は、得も言われぬ柔和な喉越しの奥に、存分なコシが下地となっている優雅な麺である。下記 3店舗 の麺は、その「洗練系」しこしこ麺に当たるだろう。

『田舎うどん 吾作』〔群馬県伊勢崎市北千木町1410〕
『手打うどん こむぎ』〔群馬県前橋市力丸町80-2〕

これら 2店舗 の極太麺は、「讃岐うどん」ほどではないにせよ、しっかりとしたコシがあり、つるっとした喉越しがある。但し、エッジの立ち具合は、しっかりとした角はあるものの、粗めで不揃いな感じだ。見た感じは荒々しくやや無骨、されど食感は繊細、そんな感覚の麺である。
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基本的には、この「上州田舎うどん」の「洗練系」が「館林うどん」の括りであろうと、私個人は考えているのだが、その一方で、「館林うどん」はそれ単独で一括りなのではなかろうかとも考えている。但し、食感や形態として、ある種決まった定型めいたものがあるでもなく、この地域で製麺されているうどんと言う感じの括り意識が強いようにも思われ、正確には「館林のうどん」として認識されている感がある。

今回、私個人としては、この地域のうどんを、「上州田舎うどん」の「洗練系」の一つに「館林うどん」がある。としておきたい。

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「館林うどん」
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「館林うどん」として、よく耳にする「製麺業者」は以下の3銘柄が有名である。

『館林うどん』〔群馬県館林市本町3-8-1〕Official Website : http://www.the-udon.com/
『花山うどん』〔群馬県館林市本町2-3-48〕Official Website : http://www.hanayamaudon.co.jp/
『めん小町』〔群馬県館林市羽附町1538/栃木県宇都宮市金田町452-2〕Official Website : https://menkomachi.com/

館林市は、今日の『株式会社 日清製粉グループ本社』〔東京都千代田区神田錦町1-25〕の前身である『館林製粉株式会社』発祥の地である(1900年〔明治33年〕創業)。また、現在、館林市で最も老舗とされる製麺所『花山うどん』は、それより早い 1894年〔明治27年〕に創業しているのだそうだ。古くから製粉・製麺の歴史がある土地柄で、小麦の生産も当然のことながら盛んな土地である。

館林を初めとする群馬県東部は、もともとが小麦の生産が盛んなところだった。これは、この土地が利根川と渡良瀬川という二本の大きな河川に挟まれていて、度々起こる河川の氾濫によって肥沃な土壌が培われてきたことと、同時に、夏に多発する河川氾濫の被害により稲作に向かなかったことから、二毛作によって初夏に収穫を迎える冬小麦の生産が発展したからだと言われている。

「群馬三大うどん」という括りもあるようなのだが、「館林うどん」「水沢うどん」「桐生うどん」の 3つ がそれに当たると言う。この中、「水沢うどん」が『生うどん』なのに対し、「館林うどん」は『乾麺』が昔から有名だ。 これは、「水沢うどん」が『五徳山 水澤寺〔水澤観音〕』〔群馬県渋川市伊香保町水沢214〕への参拝客に提供されたのに対し、「館林うどん」は献上品として発展したという経緯があるためなのだそうだ。江戸時代には、既に館林藩から幕府への献上品として「うどん」が送られていたことも記録に残っているのだと言う。
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さて、以上で、毎度お馴染みの能書きコーナーは終了としたい。
早速、本日の実食へと移っていこう。


当日の昼食を『そば処 鴨亭』で夫婦二人して取り、その後にこうして今、こちら『一升や』への連食となったわけだ。

11:20 『そば処 鴨亭』〔群馬県館林市大谷町929-1〕「きざみ鴨せいろ」800円「特盛り」+300円(税込)
12:37 『一升や』〔群馬県館林市当郷町90-2〕「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)

もちろんのこと、家の奥さんは少食なので、『一升や』では何も食さない。車の中で軽くお昼寝をするとのことだったから、私一人、こちらへと入店した。

現着時間は 12:15、流石は人気店の日曜昼時とあって、既に満席となっており、空席待ち客が、私を含めて 4組 6名。相席となったテーブル席への案内は入店から 15分後 となった。そうして、席に着くや否や、予め決めていた「肉汁 そば・うどん 合盛」「大盛り」をオーダーするのであった。

店主 : 「『大盛り』ね、ガッツリ行くの?」
私 :「はい! 頑張ります !!」

こんな遣り取りをしつつ、店内撮影許可を得て、店舗内観写真やメニュー写真などを撮影しながら
大人しく配膳を待った。配膳までは 7分 余り。かなりの素早さでの配膳となった。


「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)


配膳品を前にして、大抵の方が息を呑むという。通常の「並盛」麺量が 600g 以上あるんだとか。「合盛」にした場合、「うどん」「蕎麦」がそれぞれに 1人前 以上、併せて 2.5人前 程あると目されている。

一般的に「生蕎麦」「うどん」とも、一人前の生麺の茹で前重量は 120g とされる。「うどん」で考えると『小麦粉』使用量で 約80g と言うことになるのだが、これは『生うどん』で 120g、『茹でうどん』で、茹で上げ後重量 240g になるのだそうだ。「生蕎麦」も同様と考えて好いようで、通常の「並盛」1人前量は 240g 当たりと考えておけば良い。

そう踏まえたら、こちら『一升や』の「並盛」が如何に多いのか想像がつこうと言うものである。さて、今回はその「大盛」+250円 の注文である。普通、「大盛」価格は 100円~150円 が相場であろう。ただでさえ盛りの多い店が「大盛」価格で暴利を貪るはずがない。この価格にはそれなりの意味があるはずなのだ。

実際の配膳品を目にして、その価格差に一目で納得する。「並盛」1人前量 600g と聞いて、多いよなあと驚きを隠せなかったが、たった 250円 プラスするだけで、その「並盛」の倍量以上あるだろうことが、一目瞭然なのだ。これは驚愕の出血大サービスだ。最早、洒落としか思えない量差なのである。

最終的な計量数値、総重量(実測値)は 1,578g !!

丼に盛られてきた「合盛」の「うどん」「蕎麦」、底面にはザルなどで盛られれているかと思いきや、底までびっしりの麺、また麺であった。

くれぐれも申し上げておく、確実な自信のない方は、決して「大盛」を注文すること勿れ!


「うどん」は、極太の平打ち麺だ。やや縮れの入った麺は、麺幅に若干のばらつきがあり、見た目は無骨であるが、色目は艶やか、食感は極く滑らかで、つるっとした喉越しの、食し易い麺である。田舎風のうどんでありながら繊細さを併せ持つ、正に「上州田舎うどん」「繊細系」そのものの麺である。
加水率高めでありながら、しっかりとコシを残すその麺は、いわゆる「館林うどん」のそれで、『花山うどん』や『めん小町』などの味わいと共通するものがある。特に、こちら『一升や』では茹で置きをしないので、風味もコシも最善の状態のものが提供されるのである。


「蕎麦」もまた縮れの入った平打ち麺で、「蕎麦」としては太麺の部類に属すだろう。麺の色目からして「十割蕎麦」と言うことはない。『二八』か『三七』か、恐らく加水率高めの『二八』と思われる。コシはうどん的であって、蕎麦的なものとは若干異なるように思われた。蕎麦粉の香りもするが、小麦粉の香りも濃厚に感じられる麺である。
この「蕎麦」、瑞々しい光沢を放ちつつ、つるんとした喉越しが得も言われぬ旨さなのだが、如何せん、麺延びがやや早い。
前述のように、『一升や』では、「うどん」も「蕎麦」も全て「茹で立て」直ぐに提供することを信念としていて、一切茹で置きはしないのだそうだ。何でも、茹で上げ後 10分 以上経過した麺は、絶対客には出さないのだと言う。
その上での「蕎麦」の麺延びの早さなので、「合盛」注文の場合は、セオリー通り、「蕎麦」から片付けることを旨としたいものである。


「肉汁」は、薄切りの豚バラ肉が、それはもう思う様投入された贅沢な仕様である。豚バラ肉の脂身の甘味が絶品で、赤身の肉質感も悪くない。兎に角、その投入量の半端のなさから、旨味が口中で暴れ出すようだ。そこに更に、榎茸、鳴門巻き、長ネギが入っている。「肉汁」表面には、豚バラ肉由来の脂がコッテリと浮かび、美しく煌めいている。とは言え、脂ぎっている感じはなく、意外とさっぱり目のスープであった。
砂糖、味醂の調整がよく利いて、やや甘めであるが、返し醤油の香りと鰹と昆布の出汁のバランスが程良いのだろう。決して甘過ぎず、塩っぱくもない味わいは、コクと旨味が存分に抽出されていて、「うどん」とも「蕎麦」とも絡みの好い、絶妙な味わいの「肉汁」である。
大量の「合盛」に負けぬよう、「肉汁」もかなりの量で、器直径 15cm と言う数字からも分かるように、かなり大きな椀に盛り沢山なので、麺完食後もそれなりの量が残っていて、余り汁に、時間差を置いて配膳される蕎麦湯を差して美味しく呑ませて戴いた。


薬味は、小口切りの長ネギと下ろし生姜、更に天かすが小皿に盛られてくる。この天かすには桜エビが入っているのだが、こう言った細かいサービスが実に嬉しい。


因みに、どうしても食し切れず、残してしまった麺は、持ち帰りが可能だとのことである。とは言え、決して無理はしないことだ。本当に、こちら『一升や』、提供量が兎に角多く、通常の倍量は盛られているとお考え戴きたい。


また、特に『一升や』の特徴を如実に示しているのが、店内外の装飾ではなかろうか。店内の壁面一面、天井一面、出入口、おまけにトイレの中にまで、統一感なく、「おもちゃ」や「フィギュア」や「お面」、「ぬいぐるみ」、「レコードジャケット」、果ては格言とも落書きともつかない張り紙など、それはもう、正にわさわさと貼り巡らされているのだ。
基本的には昭和レトロ、昭和グッズ。その昔懐かしき品々は、何でも店主の趣味なんだとか。くれぐれも、この雑多な雰囲気に呑まれつことのないようにしたいところだ。(笑´∀`)


店舗の雰囲気は全体として明るく、厨房内からも元気溢れる声が聞こえてくるし、店員の接客も親しみ深いもので、なかなかに好い感じである。兎にも角にも、店主の人柄が実に気さくで、色々な客に気さくに語り掛けてくれるところがこれまた好い♪ 私にも、「大盛」完食後、しきりに「沢山食べられて本当に羨ましい」と声掛けしてくださった。


こちら『一升や』、総じて素晴らしい。
味わい、コストパフォーマンス、量、接客、店舗の雰囲気、そのどれもが標準以上であろう。
「うどん」と「蕎麦」の麺に関しては、柔麺系ではあるので、評価が分かれることも考えられるが、「佐野ラーメン」がお好きな方はお気に召すかと思う。
そもそもが「館林うどん」は高加水率系が多く、『コシのある柔麺』が中心的なのだ。

ううむ、美味しうござった。
矢張り、館林は好きだなあ~♪


さて、今回の実測値は、

「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)

「そば・うどん合盛」
総重量(実測値)1,578g
器サイズ 直径 22cm、高さ 8.5cm、器重量 953g
「肉汁〔漬け汁〕」
総重量(実測値)727g
器サイズ 直径 15cm、高さ 7.5cm、器重量 108g
「蕎麦湯」
実食重量 250g
「薬味」〔刻み長葱、下ろし生姜、天かす〕
重量 20g くらい ?
器サイズ 直径 9.5cm、高さ 2cm、器重量 計量失念

支払額総額 1,140円(税込)
実食総重量 2,555g + 20g ?
完食時間 : 6分43秒0

訪問日 : 2019.3.10(日)


家の奥さんと、しみじみとではあるが、それでも愉しい一日をこの館林行で味わえた。こう言う時間は大切なものだ。矢張り、夫婦仲良くが好い。
今回墓参した彼が亡くなって、既に、丸 23年。本当に早いものだ。享年 24歳。彼の人生に匹敵するだけの時間経過。。。「光陰矢の如し」彼の死に触れる度に、私は色々なことを考えさせられる。教師は「知識」を教えるが、生徒は「意識」を授けてくれる。教えるという作業は、そのことから逆に教わることが多いものなのだと、最近強く思う。彼の死を生涯忘れまい。彼が与えてくれた色々な「意識」をこれからも心に刻んでいこうと思う。

  • 一升や - 「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)

    「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)

  • 一升や - 「そば・うどん合盛」「大盛り」接写。『一升や』では、「うどん」も「蕎麦」も全て「茹で立て」直ぐに提供することを信念としていて、一切茹で置きはしないのだそうだ。

    「そば・うどん合盛」「大盛り」接写。『一升や』では、「うどん」も「蕎麦」も全て「茹で立て」直ぐに提供することを信念としていて、一切茹で置きはしないのだそうだ。

  • 一升や - 「肉汁」砂糖、味醂の調整がよく利いて、やや甘めであるが、返し醤油の香りと鰹と昆布の出汁のバランスが程良いのだろう。決して甘過ぎず、塩っぱくもない味わいだ。

    「肉汁」砂糖、味醂の調整がよく利いて、やや甘めであるが、返し醤油の香りと鰹と昆布の出汁のバランスが程良いのだろう。決して甘過ぎず、塩っぱくもない味わいだ。

  • 一升や - 「肉汁」接写。「肉汁」は、薄切りの豚バラ肉が、それはもう思う様投入された贅沢な仕様である。そこに更に、榎茸、鳴門巻き、長ネギが入っている。

    「肉汁」接写。「肉汁」は、薄切りの豚バラ肉が、それはもう思う様投入された贅沢な仕様である。そこに更に、榎茸、鳴門巻き、長ネギが入っている。

  • 一升や - 「そば・うどん合盛」「大盛り」うどんリフト。「うどん」は、極太の平打ち麺だ。やや縮れの入った麺は、麺幅に若干のばらつきがあり、見た目は無骨であるが、食感は極く滑らかで、つるっとした喉越しの麺である。

    「そば・うどん合盛」「大盛り」うどんリフト。「うどん」は、極太の平打ち麺だ。やや縮れの入った麺は、麺幅に若干のばらつきがあり、見た目は無骨であるが、食感は極く滑らかで、つるっとした喉越しの麺である。

  • 一升や - 「そば・うどん合盛」「大盛り」蕎麦リフト。「蕎麦」もまた縮れの入った平打ち麺で、「蕎麦」としては太麺の部類に属すだろう。

    「そば・うどん合盛」「大盛り」蕎麦リフト。「蕎麦」もまた縮れの入った平打ち麺で、「蕎麦」としては太麺の部類に属すだろう。

  • 一升や - 「そば・うどん合盛」「大盛り」この「蕎麦」、瑞々しい光沢を放ちつつ、つるんとした喉越しが得も言われぬ旨さなのだが、如何せん、麺延びがやや早い。

    「そば・うどん合盛」「大盛り」この「蕎麦」、瑞々しい光沢を放ちつつ、つるんとした喉越しが得も言われぬ旨さなのだが、如何せん、麺延びがやや早い。

  • 一升や - 「そば・うどん合盛」「大盛り」上から。くれぐれも申し上げておく、確実な自信のない方は、決して「大盛」を注文すること勿れ!

    「そば・うどん合盛」「大盛り」上から。くれぐれも申し上げておく、確実な自信のない方は、決して「大盛」を注文すること勿れ!

  • 一升や - 「肉汁」上から。コクと旨味が存分に抽出されていて、「うどん」とも「蕎麦」とも絡みの好い、絶妙な味わいの「肉汁」である。

    「肉汁」上から。コクと旨味が存分に抽出されていて、「うどん」とも「蕎麦」とも絡みの好い、絶妙な味わいの「肉汁」である。

  • 一升や - 「肉汁」豚バラ肉リフト。豚バラ肉の脂身の甘味が絶品で、赤身の肉質感も悪くない。兎に角、その投入量の半端のなさから、旨味が口中で暴れ出すようだ。

    「肉汁」豚バラ肉リフト。豚バラ肉の脂身の甘味が絶品で、赤身の肉質感も悪くない。兎に角、その投入量の半端のなさから、旨味が口中で暴れ出すようだ。

  • 一升や - 「薬味」薬味は、小口切りの長ネギと下ろし生姜、更に天かすが小皿に盛られてくる。この天かすには桜エビが入っているのだが、こう言った細かいサービスが実に嬉しい。

    「薬味」薬味は、小口切りの長ネギと下ろし生姜、更に天かすが小皿に盛られてくる。この天かすには桜エビが入っているのだが、こう言った細かいサービスが実に嬉しい。

  • 一升や - 「蕎麦湯」「肉汁」は大きな椀に盛り沢山なので、麺完食後もそれなりの量が残っていて、余り汁に、時間差を置いて配膳される蕎麦湯を差して美味しく呑ませて戴いた。

    「蕎麦湯」「肉汁」は大きな椀に盛り沢山なので、麺完食後もそれなりの量が残っていて、余り汁に、時間差を置いて配膳される蕎麦湯を差して美味しく呑ませて戴いた。

  • 一升や - 『一升や』メニュー表「お品書き」

    『一升や』メニュー表「お品書き」

  • 一升や - 『一升や』メニュー表「つまみ類」「飲み物類」

    『一升や』メニュー表「つまみ類」「飲み物類」

  • 一升や - 『一升や』店舗外観

    『一升や』店舗外観

  • 一升や - 『一升や』店舗入口

    『一升や』店舗入口

  • 一升や - 『一升や』店舗内観「テーブル席」

    『一升や』店舗内観「テーブル席」

  • 一升や - 『一升や』店舗内観「お座敷席」

    『一升や』店舗内観「お座敷席」

  • 一升や - 『一升や』テーブル付属の調味料は七味唐辛子のみ

    『一升や』テーブル付属の調味料は七味唐辛子のみ

  • 一升や - 『一升や』店舗内観「タヌキの出迎え うどんのもてなし たてばやし」

    『一升や』店舗内観「タヌキの出迎え うどんのもてなし たてばやし」

  • 一升や - 『一升や』店舗内観「トイレ内の装飾品」

    『一升や』店舗内観「トイレ内の装飾品」

  • 一升や - 『一升や』店舗内観「入口外の装飾品」

    『一升や』店舗内観「入口外の装飾品」

  • 一升や - 『一升や』店舗内観「入口玄関内の装飾品」

    『一升や』店舗内観「入口玄関内の装飾品」

  • 一升や - 「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)「そば・うどん合盛」総重量(実測値)1,578g。

    「肉汁そば・うどん合盛」890円「大盛り」250円(税込)「そば・うどん合盛」総重量(実測値)1,578g。

  • 一升や - 「肉汁そば・うどん合盛」「大盛り」「肉汁」総重量(実測値)727g。

    「肉汁そば・うどん合盛」「大盛り」「肉汁」総重量(実測値)727g。

  • 一升や - 「蕎麦湯」実食重量 250g。

    「蕎麦湯」実食重量 250g。

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店舗基本情報

店名
一升や
ジャンル そば、うどん
お問い合わせ

0276-72-7403

予約可否

予約不可

住所

群馬県館林市当郷町90-2

交通手段

東武伊勢崎線の館林駅東口から東に向かって歩いて80分ほど、
城沼北側の館林街道(365号線)沿いにあります

東武伊勢崎線・館林駅下車/つつじ観光バス館林・板倉線「板倉
東洋大前駅行き」に乗車して「楠町」 バス停下車(館林駅から約
13分で到着)→ここから北側に歩いて4分です

渡瀬駅から3,395m

営業時間
  • 月・火・水・金・土・日

    • 11:00 - 15:00
    • 定休日

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999

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支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

48席

(テーブル12席 小上がり36席)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席喫煙可

2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場

10台分ほど

空間・設備

座敷あり

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン

オープン日

1992年

初投稿者

Nearco(ITY)Nearco(ITY)(587)

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