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店名 |
閉店
木挽庵(こびきあん)
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん |
住所 | |
交通手段 |
平成27年9月1日 閉店いたしました。 館林駅から527m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
席数 |
(奥の囲炉裏6席、テーブル6席、小上がり6+6席、隠れ座敷、3席。他は?。) |
---|---|
貸切 |
不可 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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暑くてたまらんというのに、高温メッカの館林へ。
車の中の快適を欲して、家内の買い物に付き合うことにする。
昼食は蕎麦と決め込んでいるので物色しながら走る。目的の買い物はさておき、「蕎麦、蕎麦、蕎麦!」
家内は半分あきれ顔だ。買い物が先と言わんばかりだが、空腹のイライラはご免なので食べておきたいし,
食べさせた方が無難。
「木挽庵」は以前あまり縁のない税務署を訪れた際、道を一本違えて店の前を通過している。外観の雰囲気は住宅街にあって、ちょっと目を引いた。「木挽」の名に相応しい,大きな丸太切りだしの看板が入り口の屋根に鎮座している。いかにもと言えば如何にもなのだが、特別敷居が高いというほどでもなく、馴染みの老舗の蕎麦店といったところ。
適温の車内から、館林の炎熱、適温の店内へ。先客には女性6人のグループ。地元のご婦人たちなのか,にぎやかに談義が進んでいる。入り口近くのテーブルを占拠しているので、自然と距離をおく一番奥の小上がりに着く。
先客はすでに注文済みらしく、ただただ話が弾む。
家内は夏場定番の「冷やしたぬき」ときたが、まだやっていないと。一瞬この猛暑でも?、と過ぎったが諦めるしかない。「もり蕎麦」に変更。私は、この暑さ、うなぎ代わりにちょっとしつこいのがいいと、鴨汁の大盛りを頼む。
6人に運ばれたのは天付のもり蕎麦。遠目に結構な量と見えた。僅かに黒目の蕎麦は美味そうに見える。手繰り始まっても談義は続き、ご高齢の女子会らしいところは、むしろ微笑ましい。「次はカツ丼がいいね」「次の時期はうなぎだよ」・・と、元気なこと!。家内と顔を見合わせてしまった。
注文が運ばれる。
珍しく写真でも、とバッグに潜ませていたカメラが少し覗いていた。ご主人、運んできた蕎麦を置くと、「それ、どこの?」。一瞬、何のことか判らず目を見た。「カメラ!」。
合点して「・・・の・・・。食べログに載せたいので」
急に目じりを下げて小声で「好きなんだよ、商売よりこっちのほうが」「あっ、山椒を忘れた」
店の中にそれらしい写真は見当たらないので、内心「本当かよ」と。
美味い蕎麦を食べようと入った店なのに、商売二の次なのか、と複雑な思いもあったが、蕎麦は美味い。珍しく、昔々祖母が打った蕎麦の味には微かな記憶があるが、その片りんを感じた。家の蕎麦は、強烈なコシでもなく、地の蕎麦粉を湯で捏ね、おそらく3:7程度で仕上げたものと思うが、典型的な家蕎麦である。
蕎麦店の蕎麦がそのまま同じというのはあまりに失礼だし、蕎麦の香りは、この時期でさえきちんと鼻に抜ける。喉を通る蕎麦の感覚は家蕎麦とは比較にはならない。鴨汁でさえ感じられる風合いは美味いと思う。
カメラ談義は接客の妙としても、客と店との距離感を近くしてくれたことは確か。
こんな距離感でうま味は確実に増す。
美味い蕎麦に、美味い会話の薬味が効いた蕎麦でした。