久し振りの『洋麺亭』L サイズの満足度は ?! : 洋麺亭 太田店

【 (150) メガ盛行脚レビュー その57-02】

パスタ王国群馬にあって、チェーン系各店が並び立つ中、大衆的価格のパスタを提供してくれ、さらに盛りが相当に好いと言う評判の『洋麺亭』。以前、その群馬県内各店を巡って、超大盛 4人前相当の L サイズを計量するという企画をしてみたことがあった。群馬県内の『洋麺亭』全 5店舗を全て巡って見て判明したことは、「やはり『メガ盛』の示準だな」と言うことであった。『洋麺亭』の L サイズパスタ以上でないと、真の『メガ盛』とは言えまい。そう思えたのであった。それは、『洋麺亭』の L サイズパスタが『メガ盛』の最低基準でもあると言うことだが。。。
今回、その中の一つ『太田店』を久し振りに訪問してみた。


『洋麺亭 太田店』
群馬県太田市新田小金井171-1
0276-60-9501


私にとっては『洋麺亭』全店舗中で 2番目に馴染みがある、こちら『洋麺亭 太田店』。その理由となる、家の奥さんの実家近くという地の利が、今回も生きたことになる。本日は、お彼岸の墓参で太田を訪れ、その流れの中での夕飯外食利用である。

前回のこちらへの訪問では、

「豚バラキャベツの柚子胡椒 L」〔豚肉の柚子胡椒風味〕1,350円（税別）1,458円（税込）
総重量（実測値）1,694g
器サイズ 横 56cm × 縦 37cm、器重量 1,475g
完食時間 : 7分33秒1

を戴いたのだが、今回は、通常メニュー外の「期間限定おすすめメニュー」 に載っていた

「あおさのりと鶏肉のペペロンチーノ」
S 1人前（乾麺150g）26cm = 800円（税別）864円（税込）
M 2人前（乾麺300g）44cm = 1,200円（税別）1,296円（税込）
L 4人前（乾麺500g）横 55cm = 1,500円（税別）1,620円（税込）

の L サイズを食してみた。
Ｌサイズを注文したことによって、マニュアル内に明確にあるものと思われる、

「L サイズは4人前になりますがよろしいですか？」

と言うコールを、若い女性店員の口から随分と久し振りに耳にして、「おお！ 来た、来た～♪」と、幾分か私のテンションもアップ。『洋麺亭』に入店した以上は、やはりこのコールを聞かな訳にはいかない。定番ゆえの満足感と言うものが、この世の中には確実にあるものだと実感した。
更には、食するのは私1人である L サイズ、にも関わらず、毎度のことながら、人数分の取り皿が配膳される。取り分け前提のメニューが L サイズなのだろう。そう言った認識は、私の中には一切ないのであるが、、、(^^ゞ

茹で前乾麺 500g と公称する『洋麺亭』のLサイズ。文部科学省発行の「日本食品標準成分表 表15 重量変化率」では、「マカロニ・スパゲティ 乾麺」の重量増加率は 220% とある。単純計算で Lサイズは、麺のみで茹で上げ後重量は 1,100g になることになる。

そのことから、パスタは具材の量が左程多くはないので、総重量は 1.5kg 近辺がいいところだろうとの予想がつくわけなのだが、『メガ盛行脚』を始めた当初は、その辺りの当然の予測にめげることなく淡い期待を持ち続けていたものだから、「もっと多くて然るべき！」と、高いハードルを設けては、それを裏切る状況に立腹したりもしていた。

思い起こせば、この『洋麺亭』の L サイズパスタの完食時間で、過去、10分をオーバーすることが決してないのも、そういった総重量の証でもある訳なのだが、その辺は棚に上げておいての立腹劇なので、もはや理不尽の域に陥りそうな話なのであった。(^^ゞ

1,644g → 4分50秒
1,617g → 5分3秒
1,894g → 5分20秒
1,890g → 6分55秒
etc.


こちら『洋麺亭』で食事を摂る際に、Mサイズのメニューを注文している限り、その量に不満など持つこともなく、「『洋麺亭』は量が多くて好いよね～♪」と大満足すること請け合いだ。が、こと L サイズとなると、公称値に対する実測値との兼ね合いで、満足感の多寡が変化する。

4人前（500g）
約55cm

この数値は、茹で前乾麺 500g、配膳される皿の横幅 55cm と言うことだ。
この配膳皿の 55cm は、群馬県内 5店舗とも守られている。
問題は、茹で前麺量 500g である。総重量（実測値）から考えるに当たって、1.5kg 以上あれば良しとすべきところなのだろうが、過去の計量では、『高崎店』の「たっぷり野菜の塩味」1,894g 完食時間 : 5分20秒3 と、『伊勢崎店』「カルボナーラ」1,617g 完食時間 : 5分3秒4 との間に、277g と 300g 近い重量差があった。具材量の差異が、この両メニュー間にあるのは確かだが、実食した感覚では、麺量の確実な差異を、私は体感している。また、完食時間にも、その差異がわずかながら表れているとも言える。


久し振りの訪問になる、こちら『太田店』、いったいどの程度の数値を弾き出すのか、興味津々での訪問である。

さて、能書きはさておき、早速実食へと移ろう。


「あおさのりと鶏肉のペペロンチーノ L」1,500円（税別）1,620円（税込）


現着時間は 17:35、メニュー決定後、注文品を店員に告げたのが 17:45、その後、注文から配膳までは 17分余り掛かった。店内は、時間的に早いこともあって左程混雑していない。前回訪問時も同様な配膳時間（16分）であり、太田店の配膳は、県内他店舗と比してやや遅めであると言うことなのだろう。県内他店舗では、よほどのことがない限り10分と待たされることはない。


麺に関しては、『洋麺亭』各店とも共通して見事な al dente で配膳される。程良いもちもち感と程良い歯応えの抵抗感、パスタに芯がありそうで、しかし、決してない、そんな微妙な固さ。これを常に達成する調理マニュアルを、是非とも知りたいものだ。学生時代であったら、アルバイトとして潜り込んででもその秘密を知りたいと考えたことだろう。


具材は、メニュー名にもある通り、「あおさのり」の色目が目にも鮮やかな緑色で映え、麺に絡まっているその様態は実に美しい。磯の香りそのものは、イタリアンの味付けゆえか、思いの外弱く、味わいの中に「あおさのり」を強く感じはしなかった。幽かに「あっ、海の匂いだ」と思わせてくれる程度でしかなかったのは、少々残念でもある。
その他具材は、鶏肉、さらにはブナシメジ、マッシュルーム、鷹の爪、が見て取れる。全体としてニンニクの味わいと香りが高く、正に「ペペロンチーノ」の風味である。

通常の「ペペロンチーノ」の具材は、赤・黄・緑の三種ピーマンにベーコン、玉ネギ、鷹の爪に、乾燥パセリの粉末が振りかけられているのだが、「あおさのり」の色目が強いこともあってだろうか、今回のメニューにはピーマン自体が不使用であった。


今回の完食時間は、6分52秒4。

今回の夕飯外食は彼岸墓参の流れからなのだが、子どもたちは昨春就職し、仕事で東京にいるので、私たち夫婦二人だけのご実家訪問である。そんなことから、食事中は、私以外は女性のみという形態だったので、流石に爆食は出来なかった。その上でのこの完食時間となると、総重量（実測値）に関しては、たかが知れているかなと思わずにはいられなかった。

完食後、器の重量を計測し、総重量（実測値）を早速に計算。結果は、総重量（実測値）1,544g。

何とまあ、『洋麺亭』「L サイズパスタ」計量開始時以来、最低重量を記録することとなった。今までの計量値を、多い順に以下に示すが、これら全てを下回る数値なのであった。

1894g、1,890g、1,694g、1,644g、1,617g

これを、どう捉えるべきか。。。

ただただ淋しいとしか言いようがない。どうした『洋麺亭』！
願わくは、「群馬が誇る『洋麺亭』」と、言わせて欲しいものである。と言うか、私はそう口にしたいのだ。実は、私、古くからの『洋麺亭』ファンなのである。。。


PC 版のみ有効で、スマホ版アプリでは、リンクを張っても現状それが生きないのだが、参考までに、『洋麺亭』群馬県内 5店舗に関する私のレビューへのリンクを以下に張っておく。もし、宜しかったら、お暇な折にでものぞいて戴けると大変嬉しい。

※ 過去に計量した総重量（実測値）の多い順に記載

『洋麺亭 高崎店』「たっぷり野菜の塩味」L 総重量（実測値）1,894g
『洋麺亭 榛名店』「和風きのこ」L 総重量（実測値）1,890g
『洋麺亭 太田店』「豚バラキャベツの柚子胡椒」L 総重量（実測値）1,694g
『洋麺亭 前橋上泉店』「ペペロンチーノ」L 総重量（実測値）1,644g
『洋麺亭 伊勢崎店』「カルボナーラ」L 総重量（実測値）1,617g


さて、今回の実測値は、

「あおさのりと鶏肉のペペロンチーノ L」1,500円（税別）1,620円（税込）
総重量（実測値）1,544g
器サイズ
横 56cm × 縦 37cm、器重量 1,469g

完食時間 : 6分52秒4

訪問日 : 2018.3.18（日）


重量を追い、少しでもグラム数が多い『メガ盛』を求めてきたが、その結果、2kg 以下のものに対しては、失望、落胆してしまうと言う、まずい流れが私の中に芽生えてきている。これはどうなのだろう。少し問題があるのではなかろうか。例え 1kg 台ではあっても、固形 1kg 以上、スープを含むもの 1.5kg 以上が私の定義する『メガ盛』である。『メガ盛』は『メガ盛』として、単にそれを素のままで愉しめる自分自身で居たいものである。
その意味に於いて、今回の『洋麺亭 太田店』、、、今後の改善への期待も込めて、怒らず、騒がず、嘆かず、悲しまず、これで行きたいと思う。。。

【 (77) メガ盛行脚レビュー その57-01】

パスタ王国群馬には、本格イタリアンの域には及ばないものの、大衆的価格のスパゲティを超大盛りで提供してくれる店がいくつかあるのだが、その中でも代表的なチェーン店『洋麺亭』。その店舗を巡る旅、その第五弾は、これにて群馬県内全店舗制覇、最後の一つ『太田店』である。


『洋麺亭 太田店』
群馬県太田市新田小金井171-1
0276-60-9501


こちら『太田店』は、私にとっては『洋麺亭』全店舗中二番目に馴染みがある店舗だ。理由は、太田市由良町にうちの奥さんの実家が在り、新婚当初、そちらの離れをお借りして暮らしていた経緯から、『洋麺亭 太田店』へ頻回訪問していたからである。初レビューだが訪問回数は数知れない。

今回の『洋麺亭 太田店』訪問は、証券会社勤務の次男坊が久々（三ヶ月振り）に東京から帰省し、奥さんの実家のお義母さん（次男坊にとってはおばちゃん）に会いに行きたいと言うことで、その序でのものである。


数多くのメニューがある『洋麺亭』、大概の場合、私は「バジリコ」（大葉の香りとあさりでさっぱりと）を戴く。しかし今回は「『洋麺亭』Lサイズ計量の旅」と言うことでもあり、計量において浅利の殻の扱いに悩まなくてすむようお気に入りの「バジリコ」は避けようと考えた。そこで今回、2017.6.25（日）に選んだメニューは、


「豚バラキャベツの柚子胡椒」（豚肉の柚子胡椒風味）
S 1人前（乾麺150g）26cm = 778円（税込）
M 2人前（乾麺300g）44cm = 1,058円（税込）
L 4人前（乾麺500g）横 55cm = 1,458円（税込）


である。定番商品の「ペペロンチーノ」「和風きのこ」「バジリコ」などより 20円 増し価格の商品となる。

Ｌサイズを注文すると、マニュアル内に明確にあるのだろう。「4人前ですがよろしいですか？」と常に聞かれる。が、このコール、もはや私にとって心地よい響きだ。これを聞かれないと落ち着かなくなってしまうくらいに『洋麺亭』のLサイズに慣れ親しんでしまっているのである。『太田店』でもご同様、しっかりと聞いて戴いた。（笑´∀｀）


茹で前乾麺 500g と公称する『洋麺亭』のLサイズ。文部科学省発行の「日本食品標準成分表 表15 重量変化率」では、「マカロニ・スパゲティ」の重量増加率は 220% とある。単純計算で Lサイズは、麺のみで茹で上げ後重量は 1,100g になることになる。
計算上では、スパゲッティは具材の量がさほど多くはないので、総重量が 2.0kg を越えることもあるまい。その場合、熱すぎる状態でなければ、完食時間は確実に10分は切るものと思われる。
実際のところ、過去の Lサイズ完食時間は、7分16秒、6分30秒、4分50秒、5分20秒、6分55秒、５分3秒と言うものが今までの記録に残っていてる。果たして今回はどの程度になるか、さすがに、自己新記録は難しかろうが、間違いなく10分を上回ることはあるまい。

完食時間への意気込みもさることながら、今回、もう一つ興味を持って臨んだことがある。それは Lサイズの総重量である。

Mサイズのメニューを注文している限り、その量に不満など持つこともなく、「『洋麺亭』は量が多くて好いよね～♪」と大満足すること請け合いだ。
問題は、今回私が取り組んできた Lサイズにある。茹で前乾麺 500g、この公称値を完全実施しているのか否か。。。
配膳される皿だけは、どの店舗も公称値の 55cm を下回ることはない。
しかし、『伊勢崎店』の「カルボナーラ」、『前橋上泉店』の「ペペロンチーノ」は、茹で前乾麺 500g が完全実施されているのか疑問に感じるくらい少量であった。実測値では、『伊勢崎店』の「カルボナーラ」が 1,617g、『前橋上泉店』の「ペペロンチーノ」が 1,644g。
『高崎店』『榛名店』、、、両店ともに総重量（実測値）で 1,800g 越え。スパゲティの具材は麺量と比し少なめだから、重量増しにつながらないというのはある。また、注文品がそれぞれに異なるので、一概に単純比較は出来ないというのもある。が、具材量の差異云々で、250gからの量差はあるまい。
実際に食してみて、麺量の確実な差異を、私は体感している。また、完食時間にもその差異が如実に表れてもいる。

こちら『太田店』、いったいどの程度の数値を弾き出すのか、興味津々での訪問である。


さて、能書きはさておき、早速実食へと移ろう。

今回は、注文後15分ほどで配膳。

日曜日のオペレーションで、店内の混雑もあるのだろう。本日の『太田店』は、いつものようなスピーディーな接遇とまではいかなかった。過去の『洋麺亭』配膳待ち時間は15分を越えるようなことは全くなかったのだが、あえなく記録更新。結局のところ、配膳待ち時間16分であった。全店共通で、接客、受注、配膳など、サービスに向けての教育が充実している『洋麺亭』とはいえ、さすがに日曜日は、10分切りの配膳は難しいようだ。まあ、大きな不満を感じるレベルではないので、よしとしておこう。

麺は、今回『洋麺亭』初！ al dente より若干柔らかめのものが配膳された。完璧なまでの『洋麺亭』の al dente も、時にはこう言ったこともあるのかと、やや安心した一瞬であった。ただし、柔らかめとは言っても正に若干であって、それはほんのわずかな差である。ほぼ al dente と言ってもよい固さではあった。

具材は、メニュー名にもある通り、豚バラ肉、キャベツがメインとなる。玉ネギ、ニンニクに加え、大量の刻み柚子が使用されている。胡椒の風味は、アクセント的な辛みとして感じられた。

スープ量も多めで、柚子の香りを楽しみながら、最後まで完飲させてもらった。

今回は、うちの奥さんと二男坊、お義母さんとお義姉さんもいらしたので、流石に遠慮して爆食いは避けた。ただでさえ、オードブル皿に盛られたスパゲッティを目にして驚いているところ、更にびっくりさせてもいけないと考え、ややゆっくりペースで戴いたのである。完食時間は推して知るべし。通常よりもスピードは半減している。

実際のところ、完食時間は、7分33秒1。

まあ、この数値は通常のものではないので、さして参考にはならない。


いずれにせよ、この「豚バラキャベツの柚子胡椒」、柚子の香りがほのかに鼻腔をくすぐり、実に美味しうござった。


完食後、器の重量を計測し、総重量（実測値）を早速に計算。結果は、総重量（実測値）1,694g。

今回のメニューはキャベツが多めに入っているので、具材量は多い方だ。その上でのこの数字は、ちょっと残念、そう思った。
が、熟考してみてようやくに気づいたことがある。ことによると、総重量（実測値）1,600g 台の『伊勢崎店』『前橋上泉店』『太田店』が通常なのであって、『高崎店』『榛名店』の 1,800g 越えが出血大サービスなのではないかと。

『伊勢崎店』の「カルボナーラ」L の見た目が、あまりにも空白感が強かったために、これは少ないと思い込んでしまったきらいがある。５店舗中3店舗が 1,600g 台とあっては、それが標準と考えるべきだろう。


参考までに、当該5店舗の実測値をまとめて掲載しておこう。

「メニュー名」総重量（実測値）と器重量、並びに完食時間
〔総重量（実測値）の多い順に記載〕

『高崎店』「たっぷり野菜の塩味」L
総重量（実測値）1,894g
器サイズ 横 56cm × 縦 38.5cm
器重量 1,980g
完食時間 : ５分20秒3

『榛名店』「和風きのこ」L
総重量（実測値）1,890g
器サイズ 横 56cm × 縦 38.5cm
器重量 1,930g
完食時間 : 6分55秒5

『太田店』「豚バラキャベツの柚子胡椒」L
総重量（実測値）1,694g
器サイズ 横 56cm × 縦 37cm
器重量 1,475g
完食時間 : 7分33秒1

『前橋上泉店』「ペペロンチーノ」L
総重量（実測値）1,644g
器サイズ 横 55.5cm × 縦 39cm
器重量 1,916g
完食時間 : 4分50秒3

『伊勢崎店』「カルボナーラ」L
総重量（実測値）1,617g
器サイズ 横 56cm × 縦 37cm
器重量 1,479g
完食時間 : ５分3秒4


今回の実測値は、上記の繰り返しになってしまうが、取り敢えず目印的に掲載しておく。

「豚バラキャベツの柚子胡椒」L
総重量（実測値）1,694g
器サイズ
横 56cm × 縦 37cm
器重量 1,475g

完食時間 : 7分33秒1


『洋麺亭』のチェーン店は残すところ3店舗。しかし、3店とも県外なので、なかなか足が向かないことと思う。（長野県 2店舗、福島県 1店舗）現状、取り敢えず打ち止めと言うことになろうか。
いつか訪問する機会があれば、必ずや Lサイズを食し、計量も行っていきたい。