オープンから半年余りで評価急上昇、拘りの煮干し出汁 !! : つけめんブータン

この口コミは、kazutansさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.0

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク4.0
2019/04訪問3回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク4.0
¥1,000~¥1,9991人

オープンから半年余りで評価急上昇、拘りの煮干し出汁 !!

今や、群馬県伊勢崎市内ラーメン店「食べログ」評価第11位、評価点 3.50〔2019.4.現在〕と言う、高評価店に急成長を遂げたこちら。。。前回訪問日は 2018.8.22(火)で、既に 8ヶ月 近くが経過してしまったのであるが、当時は、まだ 3.06点 程度の評価点であったものが、半年の経過で、ここまで評価点を伸ばすとは、贔屓にしている私としても大いに喜ばしいのであった。


【再々訪】

『つけめんブータン』
群馬県伊勢崎市今泉町1-1527-2
090-4749-7278


R462 は、北関東自動車道 伊勢崎 IC のすぐ西に位置する、群馬県伊勢崎市の R17 上武道路との交点である「赤城見大橋」交差点を終点としている。この R462 を「赤城見大橋」交差点から南進し、JR両毛線跨線橋を越え、「文化会館西」交差点で群馬県道68号桐生伊勢崎線を横断、「宮前町」交差点で群馬県道39号足利伊勢崎線を横断、「東本町」交差点で群馬県道2号前橋館林線を横断した、その次の信号交差点〔「東本町」交差点から 380m 余り南進〕を左折(東折)して、『伊勢崎佐波医師会病院』を道路左手(北側)に見ながら東進すること 260m 余りで、道路右手(南側)に『つけめんブータン』はある。
「東本町」交差点から直進して東武伊勢崎線跨線橋を越えてしまうと行き過ぎたことになるので注意されたい。


オープンは、2018.7.13(金)、その開店間もない 7月中 の訪問が初訪であった。
初訪時に思いっ切り魅了された店舗内装は非常に個性的、エレガントにしてシック、落ち着いた白の風合いが何とも心地良いタイル基調の店内だ。そんな店内の持っている雰囲気は、いつ訪れても顧客をふんわりと包み、すうっと心を癒やしてくれる。


こちら『つけめんブータン』のメニュー表は以下の通り。
なお「つけ麺」系統以外は「大盛り」の設定はないとのことで、食し足りない向きには、「あえ玉」200円 で対応したい。この「あえ玉」、煮干しの香り豊かで、なかなかの絶品メニューなのだ。お腹に余裕のある向きは、何を押しても食されんことを、私から強く推奨しておく。

…………………………………………
「濃厚つけ麺」800円
「濃厚辛つけ麺」850円

「大盛」つけ麺のみ 100円

「濃厚らーめん」800円
「濃厚辛らーめん」850円
「煮干しそば」780円

「あえ玉」200円

「厚切りチャーシュー丼」350円
「カレー炊き込みご飯」250円
「ライス」150円

トッピング
「味玉」100円、「メンマ」150円、「厚切りチャーシュー」280円、「刻みタマネギ」80円
…………………………………………


主に「濃厚つけ麺」「濃厚らーめん」「煮干しそば」の 3種 に特化し、深い拘りを見せるメニュー構成で、色々な品に手を出すことなく、色気を振りまかない律儀さが実に潔い。そんな発想だから、拘りの一品は、納得の逸品ともなっていて、正に美味。一度こちらの品を食せば、誰もが虜とならざるを得ない、絶品メニューなのである。


当日の現着は、11:55。本日は、この近隣施設への出張となり、そちらへ出向く前に、余裕を持って寄らせて戴いた。今回、実に久し振りのの訪問となったのだが、何度となく行こう行こうと思いつつ、なかなかにその機会が得られなかっただけに、それはもう勇んでの訪問となった次第である。

入店して、食券販売機に向かい、「濃厚つけ麺」「大盛り」「厚切りチャーシュー丼」「あえ玉」とボタンを押す。店主に食券をお渡しし、配膳を待つ間に、「煮干しそば」のボタンを押さなかった自分を、早くも後悔し始める。こちら『つけめんブータン』の提供品は、とても高品質で素晴らしい味わいなのであるが、如何せん、私にとっては量が少なめなのだ。恐らく普通の方なら満足の量なのであろうが、大食漢の私には今ひとつなのである。今回はたらふく食そうと意気込んでの訪問でもあり、最初から飛ばすべきだったのでは ?! そんな風に悔やまれたのであった。まあ、追加オーダーも出来るわけだし、と、その後悔は取り返しの利く後悔であるだけに、この場では封じ込め、取り敢えず大人しく配膳を待つことにした。


食券受け渡しから配膳までは 7分 余り。最初に「厚切りチャーシュー丼」、続いてその3分後に、「濃厚つけ麺」「大盛り」が配膳となった。「あえ玉」は「程良いタイミングでお声がけください」とのことであった。


「厚切りチャーシュー丼」350円


この「厚切りチャーシュー丼」、初めて目にする人は、そのチャーシューの分厚さに目を剥くことだろう。何とも圧巻なその見た目は、実際に大いなる感動を呼ぶ。
「濃厚つけ麺」にも載るチャーシューなのだが、「濃厚つけ麺」では 1枚 のみのトッピングであり、その味わいと見た目に大感動しつつ、もっと食したい! そう思わずにはいられないところを、この「厚切りチャーシュー丼」には、何と 2枚 載せられてくるのだ。これは実際堪らない。その味わいを知る私は、もうウハウハ状態であった。

今回のチャーシュー1枚当たり重量は、1枚目 49g、2枚目 55g の、合計重量 104gであった。半年前に同じメニューを戴いた時は、同じく 2枚 であったものの、合計重量は 57g であった。今回はその倍量近い量の提供となった。この半年の間に仕様変更でもあって量が増えたのだろうか。もしそうだとしたら、350円(税込)と言う価格で、100g 超のチャーシューが載った「厚切りチャーシュー丼」が戴けるとあっては、そのサービス精神は最早驚愕の域である。


チャーシューの味わいに関しては、脂身部分が多めの豚バラ肉のチャーシューで、圧力調理かと思われるが、この上なく柔らかく煮込まれているため、蕩けるような食感が何とも堪らない。兎に角、肉自体の甘みが実に魅力的で、一口食せばその魅力に取り憑かれること請け合いだ。
この、ほろりと蕩ける「豚バラ肉角煮チャーシュー」の味付けは、甘口醤油仕立てで、キリリとした醤油の輪郭の下、濃厚なコクと甘みがじっくりと味付けられていて、相当に美味。尚且つ、カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いていて、実に香ばしいしい仕上がりとなっている。
このチャーシュー、見るからに贅沢感があって、見た目、食感、ともに満足感が高い。 このチャーシューを食すためにだけでも、「厚切りチャーシュー丼」をオーダーする意味があろう。これは、文句なしに絶品である。


この「厚切りチャーシュー丼」の総重量(実測値)は 280g、計算上のご飯量は約 180g 足らずと言うことになる。
お茶碗〔飯茶碗サイズ : 3.8寸(11.5cm)〕1杯「中盛」150g = 0.4合、「大盛」200g~240g とされる中、ラーメン、つけ麺の副菜品として戴くには、私の如き大食漢には、あっという間に完食してしまう量かも知れない。しかしながら、その食感の満足度がとても高いので、重量以上の喜びが感得されて、今回もまた十分な満足感が得られた。
こう言った感覚は、私にとっては大変珍しいもので、それ程この「厚切りチャーシュー丼」が素晴らしいメニューであると言うことの証左とも言えるだろう。


「濃厚つけめん」800円「大盛」100円「味玉」100円(税込)


量的には「大盛」でのオーダーの今回、「つけ麺」総重量(実測値)638g、うちチャーシュー重量 55g であり、「味玉」50g 程度とすると、茹で上げ後麺量は 530g 程となる。従って、茹で前麺量は、ほぼ 300g 程度と言えよう。


こちら『つけめんブータン』のメニューの中。「濃厚つけめん」「濃厚らーめん」の 2品 に共通して特徴的なのは、何と言っても「炙りチャーシュー」だろう。この「チャ-シュー」に関しては、「厚切りチャーシュー丼」で、既に詳細に解説してあるので、そちらを参照されたい。


麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入った平打ちの極太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が充分に感じられるもちもち麺だ。つるんとした食感としっかりとした噛み応えで、濃厚なスープに負けない存在感を示してくれている。つけ汁の濃厚さに負けることなく、堂々対峙して、その存在を自己主張する優れた麺と言えよう。
麺自体は自家製ではないとのことだそうだが、茨城県の大人気ラーメン店『つけめん・らーめん 活龍(かつりゅう)』を中心に、10店舗以上のラーメン店を運営する『有限会社 天辺ダッシュカンパニー』の自社製麺工場『つくば製麺』〔茨城県桜川市本木1648〕の自家製麺を、遠方よりわざわざ仕入れているのだと言う。


この麺に相対するつけ汁に関しては、かつてのレビューで以下のような説明をしてみたのだが、あの折の感覚が、今もなお変わらずある、素敵なつけ汁である。

「濃厚さが半端でなく、麺に絡んだスープがトロリと滴る様は、何とも色っぽいと言うか、全体として妖艶さを感じさせる濃厚さであった。しっとりと麺に絡みつく感じの、この濃厚スープ、その濃厚さの割に粘度がやや低いからなのだろう、纏わりついては離れ、離れては絡みつくのであるが、何度となく麺を潜らせると、その妖艶さに次第に虜になってしまう。若干の粘度の低さから、口の端から漏れ出でるスープの感覚も、何とも色っぽいのである」


味玉の半熟度は先ず先ず。濃厚な色目で濃い口の鶏卵使用と思われる。今回、初めて「味玉」トッピングをオーダーしたのだが、優良店の「味玉」は矢張り作りが丁寧であると知れた。
メンマもなかなかの仕上がりの品で、自家製であるとのことだった。シャキシャキ感が強くあって、噛んでいて心地よい。『つけめんブータン』の素材への拘りを示してくれるメンマであった。

鶏・豚骨魚介系の、魚介と鶏・豚のバランスが整った濃厚スープは今回もまた堪らなく美味であり、あっと言う間の完食に至ってしまった。余りの旨さに、スープ割りをオーダーする暇もなくスープを一気に啜ってしまい、ちょいとばかり後悔したが、まあ、再訪時に敵は討とう、そう思って、自らを慰めたのであった。


「あえ玉」200円 × 2


「濃厚つけめん」完食前に「あえ玉」をオーダー、程良いタイミングであっと言う間の配膳となった。こちらの食べる様子を見計らいながら、しっかりと合わせてくれる店主のサービス姿勢が実に嬉しい。

節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されているこの「あえ玉」。『つけめんブータン』のなんたるかは、この「あえ玉」を食せば見えてくる。そんな味わいである。


麺は機械打ち角刃麺、やや縮れが入ったストレートの細麺だ。この麺の加水率は低め、ぱつんとした小麦感をしっかりと味わえる麺になっている。
また、『つけめんブータン』ならではの、絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」がぶつ切りで刻まれて載せられ、そこに、刻み玉ネギが添えられている。麺と返し・出汁を予め和えた状態での配膳となるが、更によく掻き混ぜると、丼の下の方に溜まっていたタレと混じり合って、手元で麺を持ち上げた途端に、濃厚な煮干しの香りが湧き上がり、心地よく鼻腔をくすぐってくれる。

この「あえ玉」を味わえば、丁寧にじっくりと時間を掛けて出汁を取り、素材選びにどれだけ心を砕き、厳選しているかが、実によく伝わってくる。


「煮干しそば」780円(税込)


こちら『つけめんブータン』の「煮干しそば」は、分類的には「濃厚」に属さない。通常の「煮干しラーメン」だと、ドロっとしたイメージで、煮干し粉末の濃度の高さから、どう考えても「濃厚」に区分けされるのだろうが、実際に配膳されたこちらの「煮干しそば」を目にすれば一目瞭然、粉っぽさは全くないのである。

その一方で、その風味にはかなり芳醇な煮干しの香りが感じられ、確かに「煮干しそば」の味わいである。が、スープ完飲直前の残りスープの中にも、煮干し粉や煮干しの欠片など、一片たりとも見られることはない。

店主のお話では、『つけめんブータン』では、煮干し粉末は不使用であるとのことだった。通常店の「煮干しラーメン」で使用されている煮干し粉末こそが、あのドロっとしたスープの根幹であり、スープ自体を粉っぽく感じるのもその所為だと言うのだが、こちら『つけめんブータン』では、煮干し粉末不使用なので、その粉っぽさが一切ないのだ。

煮干し粉末不使用のみに留まらず、煮出しに関して、高温で煮沸して煮出すと、煮干し自体の煮崩れや粉末化が起こるのだそうだが、こちらでは、低温でじっくりと煮出すことで、煮干しの煮崩れや粉末化を完全に抑え、出汁を取った煮干しを濾した後のスープには、煮干しの実態は形として全く残らないようにしているのだと言う。

飽くまでも煮干しは出汁を取るためのもので、じっくりと出汁を抽出すればいいのだから、煮干しそのものはむしろ不要だし、ましてや口に入る必要もないと言うことであった。
そう言った拘りの製法によって煮出された煮干しスープから出来上がる『つけめんブータン』の「煮干しそば」は、くどくないさっぱり淡麗スープに仕上げられているのだ。

濃密な煮干しの香りとキリリと感じられる返しの醤油感、更にそれらの背後に控えて全体を下支えするかのような鰹の節系出汁が、「和」のテイストを纏め上げている。これは最早、どろっと濃厚なイメージの「煮干しラーメン」ではない。紛うこともなき「和」のテイストであり、濃密にして淡麗なる「煮干しそば」と言えよう。


麺は、機械打ち角刃麺、わずかに縮れが入ってはいるが、ほぼストレートの中細麺である。加水率は低めで、小麦感が強く感じられる麺だ。わずかに芯を残す茹で上げに仕上げられ、麺のぱつぱつ感をしっかりと高めている。この濃密淡麗煮干しスープには、多加水麺ではなく、このような低加水のぱっつんストレートが好い。
この麺は、「あえ玉」と同じ麺が使用されている。煮干し系出汁にはこの麺、実に良く合うと言うことなのだろう。


トッピングは、「豚もも肉レアチャーシュー」1枚、「極太メンマ」、「刻みネギ」に「刻み玉ネギ」である。
「刻みネギ」だけでなく「刻み玉ネギ」も加えることで、濃密な煮干しの香りに、ワンアクセントが入り、臭みを取り去り、新鮮な香りに浄化してくれているようだ。

今回の「豚もも肉レアチャーシュー」であるが、かつて半年前には「鶏レアチャーシュー」2枚と「貝割れ大根」が載せられていた。このあたりも以前からの仕様変更なのだろう。店主は、怠りなく研鑽に努め、惜しいラーメンの追求に余念がないと言うことなのだろう。

煮干しの芳醇な香りに合わせるべく、さっぱりとした「鶏レアチャーシュー」を合わせていたが、レアチャーシューであれば、鶏肉に限らず豚肉でも合うと、店主は発想を転換したのであろうか。実際に、この「豚モモ肉レアチャーシュー」、脂身のしつこさがほとんどないため、この芳醇な煮干しスープに飲み込まれずに、堂々対峙している感じで、実に美味であった。


鶏チャーシューを使用していた頃、低温調理製法に加えて調理法として「コンフィ〔仏 : confit〕」も採用し、オリーブオイルを使用油脂としていたのだそうだが、この「豚モモ肉レアチャーシュー」も恐らく同様な調理法であろう。

オリーブオイルに浸し、調理温度 60℃ 前半で、ゆっくりと加熱して調理する、じっくりと時間を掛けて仕上げられた品であるに違いない。それほどに、食感がとても柔らかく、実に美味であった。低温調理製法で調理された豚肉は、色味鮮やかなピンクに仕上がり、色味・味わいともに「レアチャーシュー」として人気が高い。間違いなくこの品もその製法であろう。

――――――――――――――――
「低温調理製法」
――――――――――――――――
「低温調理」とは、主に肉を加熱する際、温度を低温に保ったまま時間をかけて行う方法のことを言う。この製法によって、肉を柔らかく水分を逃がさないまま調理することができるのだと言う。

肉のタンパク質には、「アクチン」(actine 細い筋原線維)と「ミオシン」(myosin 太い筋原線維)の二種類があるが、筋肉の収縮は、この「アクチン」が「ミオシン」の間に滑りこむように動くことで起こる。〔actine は active・action と同根である〕

この「アクチン」と「ミオシン」だが、「ミオシン」の変性は肉を美味しくするが、「アクチン」の変性は肉を硬くして水分を外に逃がしてしまうのだと言う。この両者は、それぞれ変性温度が異なる。環境や食材の状態にもよるが、一般的に「ミオシン」の変性開始温度は 50℃、「アクチン」の変性開始温度は 65.5℃ と言われている。フライパンや鍋調理のようにいきなり高温で加熱せず、一定の温度でじっくり火をいれることで、加熱によって「ミオシン」を変性させるが、「アクチン」は変性させない調理が可能になる。これが低温調理製法のコンセプトだ。

つまり、50℃ 以上 65℃ 以下の温度をキープすれば、「おいしい」と感じる状態に仕上げることができるわけである。肉の調理に理想的な温度としては、58℃ 〜 65.5℃ が良いとされ、低温調理に適した温度は 60℃ 前後と言われている。この温度をキープしながら食材の中心まで温め、一定時間を保つことで殺菌することを低温調理と言うわけだ。
――――――――――――――――


総じて、こちら『つけ麺ブータン』、素材に物惜しみがなく、実に贅沢な仕様のメニューを提供してくれている。その分、量的には少々、個人的に淋しさを感じるが、それを補って余りある素材の良さは、私の舌を唸らせる。今回もまた、相当に美味なる逸品を味わわせて戴いた。

何とも早や、実に美味しうござった。


さて、今回の実測値は、

「厚切りチャーシュー丼」350円(税込)
総重量(実測値)280g
チャーシュー1枚当たり重量
1枚目 49g、2枚目 55g〔合計重量 : 104g〕
器サイズ 直径 15cm、高さ 6.5cm、器重量 327g

「濃厚つけめん」800円「大盛」100円「味玉」100円(税込)
総重量(実測値)824g
「つけ麺」総重量(実測値)638g
うちチャーシュー1枚当たり重量 55g
器サイズ 直径 19.5cm、高さ 7.5cm、器重量 488g
「つけ汁」総重量(実測値)186g
器サイズ 直径 13cm、高さ 7.5cm、器重量 382g

「煮干しそば」780円(税込)
総重量(実測値)598g
うち麺・具材重量 319g
うちスープ重量 279g
うちレアチャーシュー1枚当たり重量 41g
器サイズ 直径 18cm、高さ 9cm、器重量 538 g

「和え玉」(1) 200円(税込)
総重量(実測値)254g
器サイズ 直径 17.5cm、高さ 6cm、器重量 192g
「和え玉」(2) 200円(税込)
総重量(実測値)261g
うち刻みチャーシュー総重量 16g
器サイズ 直径 17.5cm、高さ 6cm、器重量 191g

支払額額額 2,530円
実食総重量 2,217g
完食時間 : 計測せず

訪問日 : 2019.8 4.18(木)


帰り際に、店主から「今回は 4.5玉 ですね」、そんな言葉を掛けられた。随分と久し振りの訪問であり、もう忘れてしまっているかなと思っていたが、決してそんなことはなく、しっかりと覚えて戴いていたようだ。実に嬉しい限りである。
私の食いっ振りを見て、「是」とするか「非」とするか、各店舗の店主も人それぞれであるから、その判断に異論を唱えるつもりはない。が、こうして、それを「是」としてくれる店主の店へは、再訪の機会が多くなる。客の側だって、受け入れてもらえれば矢張り嬉しい。客側も店側も、互いを認め合うような、そんな関係性が、美味しい味わいを作り出してくれるのだろうな、ふとそんなことを思ったのであった。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」350円(税込)

    「厚切りチャーシュー丼」350円(税込)

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」800円「大盛」100円「味玉」100円(税込)

    「濃厚つけめん」800円「大盛」100円「味玉」100円(税込)

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ麺」接写。つるんとした食感としっかりとした噛み応えで、濃厚なスープに負けない存在感を示してくれている。つけ汁の濃厚さに負けることなく、自己主張する優れた麺と言えよう。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ麺」接写。つるんとした食感としっかりとした噛み応えで、濃厚なスープに負けない存在感を示してくれている。つけ汁の濃厚さに負けることなく、自己主張する優れた麺と言えよう。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」接写。濃厚さが半端でなく、麺に絡んだスープがトロリと滴る様は、何とも色っぽいと言うか、全体として妖艶さを感じさせる濃厚さであった。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」接写。濃厚さが半端でなく、麺に絡んだスープがトロリと滴る様は、何とも色っぽいと言うか、全体として妖艶さを感じさせる濃厚さであった。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」上から。トッピングは、豚もも肉のレアチャーシュー1枚、極太メンマ、刻みネギに刻み玉ネギである。臭みを取り去り、新鮮な香りに浄化してくれているようだ。

    「煮干しそば」上から。トッピングは、豚もも肉のレアチャーシュー1枚、極太メンマ、刻みネギに刻み玉ネギである。臭みを取り去り、新鮮な香りに浄化してくれているようだ。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(1) 接写。よく掻き混ぜると、丼の下の方に溜まっていたタレと混じり合って、手元で麺を持ち上げた途端に、濃厚な煮干しの香りが湧き上がり、心地よく鼻腔をくすぐってくれる。

    「あえ玉」(1) 接写。よく掻き混ぜると、丼の下の方に溜まっていたタレと混じり合って、手元で麺を持ち上げた途端に、濃厚な煮干しの香りが湧き上がり、心地よく鼻腔をくすぐってくれる。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」上から。この「厚切りチャーシュー丼」、初めて目にする人は、そのチャーシューの分厚さに目を剥くことだろう。何とも圧巻なその見た目は、実際に大いなる感動を呼ぶ。

    「厚切りチャーシュー丼」上から。この「厚切りチャーシュー丼」、初めて目にする人は、そのチャーシューの分厚さに目を剥くことだろう。何とも圧巻なその見た目は、実際に大いなる感動を呼ぶ。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」接写。350円(税込)と言う価格で、100g 超のチャーシューが載った「厚切りチャーシュー丼」が戴けるとあっては、そのサービス精神は最早驚愕の域である。

    「厚切りチャーシュー丼」接写。350円(税込)と言う価格で、100g 超のチャーシューが載った「厚切りチャーシュー丼」が戴けるとあっては、そのサービス精神は最早驚愕の域である。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」チャーシューリフト。脂身部分が多めの豚バラ肉のチャーシューで、圧力調理かと思われるが、この上なく柔らかく煮込まれているため、蕩けるような食感が何とも堪らない。

    「厚切りチャーシュー丼」チャーシューリフト。脂身部分が多めの豚バラ肉のチャーシューで、圧力調理かと思われるが、この上なく柔らかく煮込まれているため、蕩けるような食感が何とも堪らない。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ麺」、「つけ麺」総重量(実測値)638g、うちチャーシュー重量 55g であり、「味玉」55g 程度とすると、茹で上げ後麺量は 530g 程となり、茹で前麺量は、ほぼ 300g 程度と言えよう。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ麺」、「つけ麺」総重量(実測値)638g、うちチャーシュー重量 55g であり、「味玉」55g 程度とすると、茹で上げ後麺量は 530g 程となり、茹で前麺量は、ほぼ 300g 程度と言えよう。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ麺」上から。麺自体は、茨城県の『つけめん・らーめん 活龍(かつりゅう)』の自社製麺工場『つくば製麺』〔茨城県桜川市本木1648〕の自家製麺を、遠方よりわざわざ仕入れているのだと言う。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ麺」上から。麺自体は、茨城県の『つけめん・らーめん 活龍(かつりゅう)』の自社製麺工場『つくば製麺』〔茨城県桜川市本木1648〕の自家製麺を、遠方よりわざわざ仕入れているのだと言う。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入った平打ちの極太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が充分に感じられるもちもち麺だ。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入った平打ちの極太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が充分に感じられるもちもち麺だ。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」チャーシューリフト。こちら『つけめんブータン』のメニューの中。「濃厚つけめん」「濃厚らーめん」の 2品 に共通して特徴的なのは、何と言っても「炙りチャーシュー」だろう。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」チャーシューリフト。こちら『つけめんブータン』のメニューの中。「濃厚つけめん」「濃厚らーめん」の 2品 に共通して特徴的なのは、何と言っても「炙りチャーシュー」だろう。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」味玉接写。濃厚な色目で濃い口の鶏卵使用と思われる。今回、初めて「味玉」トッピングをオーダーしたのだが、優良店の「味玉」は矢張り作りが丁寧であると知れた。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」味玉接写。濃厚な色目で濃い口の鶏卵使用と思われる。今回、初めて「味玉」トッピングをオーダーしたのだが、優良店の「味玉」は矢張り作りが丁寧であると知れた。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」鶏・豚骨魚介系の、魚介と鶏・豚のバランスが整った濃厚スープは今回もまた堪らなく美味であり、あっと言う間の完食に至ってしまった。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」鶏・豚骨魚介系の、魚介と鶏・豚のバランスが整った濃厚スープは今回もまた堪らなく美味であり、あっと言う間の完食に至ってしまった。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」上から。この濃厚スープ、その濃厚さの割に粘度がやや低いからなのだろう、纏わりついては離れ、離れては絡みつくのである。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」上から。この濃厚スープ、その濃厚さの割に粘度がやや低いからなのだろう、纏わりついては離れ、離れては絡みつくのである。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」780円(税込)

    「煮干しそば」780円(税込)

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」接写。『つけめんブータン』では、煮干し粉末は不使用であるとのことだ。スープ自体を粉っぽく感じるのは煮干し粉末の所為だと言うのだが、こちら『つけめんブータン』では、その粉っぽさが一切ないのだ。

    「煮干しそば」接写。『つけめんブータン』では、煮干し粉末は不使用であるとのことだ。スープ自体を粉っぽく感じるのは煮干し粉末の所為だと言うのだが、こちら『つけめんブータン』では、その粉っぽさが一切ないのだ。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」麺リフト。この麺は、「あえ玉」と同じ麺が使用されている。煮干し系出汁にはこの麺、実に良く合うと言うことなのだろう。矢張り、低加水のぱっつんストレートが好い。

    「煮干しそば」麺リフト。この麺は、「あえ玉」と同じ麺が使用されている。煮干し系出汁にはこの麺、実に良く合うと言うことなのだろう。矢張り、低加水のぱっつんストレートが好い。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」レアチャーシューリフト。この「豚モモ肉レアチャーシュー」、脂身のしつこさがほとんどないため、この芳醇な煮干しスープに飲み込まれずに、堂々対峙している感じで、実に美味であった。

    「煮干しそば」レアチャーシューリフト。この「豚モモ肉レアチャーシュー」、脂身のしつこさがほとんどないため、この芳醇な煮干しスープに飲み込まれずに、堂々対峙している感じで、実に美味であった。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」メンマリフト。メンマもなかなかの仕上がりの品で、自家製であるとのことだった。シャキシャキ感が強くあって、噛んでいて心地よい。

    「煮干しそば」メンマリフト。メンマもなかなかの仕上がりの品で、自家製であるとのことだった。シャキシャキ感が強くあって、噛んでいて心地よい。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(1) 200円(税込)

    「あえ玉」(1) 200円(税込)

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(1) 上から。程良いタイミングであっと言う間の配膳となった。こちらの食べる様子を見計らいながら、しっかりと合わせてくれる店主のサービス姿勢が実に嬉しい。

    「あえ玉」(1) 上から。程良いタイミングであっと言う間の配膳となった。こちらの食べる様子を見計らいながら、しっかりと合わせてくれる店主のサービス姿勢が実に嬉しい。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(1) 麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れが入ったストレートの細麺だ。この麺の加水率は低め、ぱつんとした小麦感をしっかりと味わえる麺になっている。

    「あえ玉」(1) 麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れが入ったストレートの細麺だ。この麺の加水率は低め、ぱつんとした小麦感をしっかりと味わえる麺になっている。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(2) 上から。節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されているこの「あえ玉」。『つけめんブータン』のなんたるかは、この「あえ玉」を食せば見えてくる。

    「あえ玉」(2) 上から。節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されているこの「あえ玉」。『つけめんブータン』のなんたるかは、この「あえ玉」を食せば見えてくる。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』食券販売機拡大。

    『つけめんブータン』食券販売機拡大。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』食券販売機

    『つけめんブータン』食券販売機

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』メニュー表

    『つけめんブータン』メニュー表

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』「あえ玉」メニューポップ

    『つけめんブータン』「あえ玉」メニューポップ

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗外観

    『つけめんブータン』店舗外観

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗入口

    『つけめんブータン』店舗入口

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』駐車場案内

    『つけめんブータン』駐車場案内

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「テーブル席」

    『つけめんブータン』店舗内観「テーブル席」

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「カウンター席」

    『つけめんブータン』店舗内観「カウンター席」

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』テーブル付属の各種調味料類

    『つけめんブータン』テーブル付属の各種調味料類

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「ウォーターサーバー」

    『つけめんブータン』店舗内観「ウォーターサーバー」

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」800円「大盛」100円「味玉」100円(税込)総重量(実測値)824g。「つけ麺」総重量(実測値)638g。

    「濃厚つけめん」800円「大盛」100円「味玉」100円(税込)総重量(実測値)824g。「つけ麺」総重量(実測値)638g。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」総重量(実測値)186g。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」「つけ汁」総重量(実測値)186g。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」チャーシュー1枚当たり重量 55g。

    「濃厚つけめん」「大盛」「味玉」チャーシュー1枚当たり重量 55g。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」350円(税込)総重量(実測値)280g。チャーシュー1枚当たり重量 1枚目 49g、2枚目 55g〔合計重量 : 104g〕

    「厚切りチャーシュー丼」350円(税込)総重量(実測値)280g。チャーシュー1枚当たり重量 1枚目 49g、2枚目 55g〔合計重量 : 104g〕

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」780円(税込)総重量(実測値)598g。うち麺・具材重量 319g、うちスープ重量 279g。

    「煮干しそば」780円(税込)総重量(実測値)598g。うち麺・具材重量 319g、うちスープ重量 279g。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」レアチャーシュー1枚当たり重量 41g。

    「煮干しそば」レアチャーシュー1枚当たり重量 41g。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(1) 200円(税込)総重量(実測値)254g。

    「あえ玉」(1) 200円(税込)総重量(実測値)254g。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」(2) 200円(税込)総重量(実測値)261g。うち刻みチャーシュー総重量 16g。

    「あえ玉」(2) 200円(税込)総重量(実測値)261g。うち刻みチャーシュー総重量 16g。

  • {"count_target":".js-result-Review-100342978 .js-count","target":".js-like-button-Review-100342978","content_type":"Review","content_id":100342978,"voted_flag":null,"count":227,"user_status":"","blocked":false}
2018/08訪問2回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク4.0
¥1,000~¥1,9991人

濃密にして淡麗、拘りの煮干し出汁の妙味を知るべし!

前回訪問が、ほぼ一ヶ月前の 7.27(金)。その折りは「濃厚つけ麺」800円 を戴いたのだが、次回再訪時はラーメン系を食してみたいと強く思ったことを覚えている。以来、「濃厚らーめん」800円 と「煮干しそば」780円 両方の 2杯食いをいつ実施しようかと、ずっと画策してきたものだ。今回こうして、ようやく念願かなっての再訪となった。


【再訪】

『つけめんブータン』
群馬県伊勢崎市今泉町1-1527-2
090-4749-7278


R462 は、北関東自動車道 伊勢崎 IC のすぐ西に位置する、群馬県伊勢崎市の R17 上武道路との交点である「赤城見大橋」交差点を終点としている。この R462 を「赤城見大橋」交差点から南進し、JR両毛線跨線橋を越え、「文化会館西」交差点で群馬県道68号桐生伊勢崎線を横断、「宮前町」交差点で群馬県道39号足利伊勢崎線を横断、「東本町」交差点で群馬県道2号前橋館林線を横断した、その次の信号交差点〔「東本町」交差点から 380m 余り南進〕を左折(東折)して、『伊勢崎佐波医師会病院』を道路左手(北側)に見ながら東進すること 260m 余りで、道路右手(南側)に『つけめんブータン』はある。
「東本町」交差点から直進して東武伊勢崎線跨線橋を越えてしまうと行き過ぎたことになるので注意されたい。


2018.7.13(金)の新装オープンから 2週間しか経過していない頃の初訪から、ほぼ一ヶ月半が経過した。『つけめんブータン』自身のオープン早々の慌ただしさも、既に落ち着いたことであろう。それにしても、この間、今年の夏は実に暑かった。。。

前回初訪時は、「濃厚つけ麺」「厚切りチャーシュー丼」「あえ玉」と食して、その旨さに感動したのだが、それと合わせて内装の個性的な部分にも感動したものだ。エレガントにしてシック、落ち着いた白の風合いが何とも心地良いタイル基調の店内。そんな店内の持っている雰囲気に、今回もまた、入店するや否や、すうっと包まれるように心を癒やされる私なのであった。


こちら『つけめんブータン』のメニュー表は以下の通り。
なお「つけ麺」系統以外は「大盛り」の設定はないとのことで、食し足りない向きには、「あえ玉」200円 で対応したい。この「あえ玉」、なかなかの絶品メニューなので、私からも大いに推奨申し上げる。

…………………………………………
「濃厚つけ麺」800円
「濃厚辛つけ麺」850円

「大盛」つけ麺のみ 100円

「濃厚らーめん」800円
「濃厚辛らーめん」850円
「煮干しそば」780円

「あえ玉」200円

「厚切りチャーシュー丼」350円
「カレー炊き込みご飯」250円
「ライス」150円

トッピング
「味玉」100円、「メンマ」150円、「厚切りチャーシュー」280円、「刻みタマネギ」80円
…………………………………………

※ 因みに、前回訪問時は「オロチョンつけ麺」と言うメニューがあったが、今回は食券販売機上から消えていた。ことの経緯は不明である。


さて、能書きはこのくらいにして、そろそろ実食へと移ろう。


現着は、12:45。今日も昼休憩を利しての外食である。再訪ではあるが、レビューの基本体裁を整えるべく店舗外観写真撮影の後に入店した。
本日のメニューは、予め決まっているので、食券販売機のボタンを3つ、立て続けに押してみた。「濃厚らーめん」「煮干しそば」「あえ玉」である。

店主に食券をお渡しし、配膳順を問われたが、お奨め順を逆にお尋ねすると、「最初があっさり系の方がいいでしょう」とのことで、先ずは「煮干しそば」から戴くことにした。残りの品は、私の食すペースに合わせて順次お出し戴ける。「あえ玉」が最後で行きましょうと言うことになっている。

食券受け渡しから配膳までは 6分足らず。相変わらずのスピーディーさである。


「煮干しそば」780円(税込)


店主と配膳順を相談していた時に、店主が「最初はあっさり系が好いでしょうから、サッパリとした『煮干しそば』で行きますか」と仰っていたのだが、「うん? 煮干しそば? あっさり⁇」と、怪訝に感じる私であった。今まで体験してきた煮干しラーメンのスープは、大抵のものがドロっとしていて、味わいはむしろ濃厚な感があったからである。

実際に配膳されたこちらの「煮干しそば」を目にして、確かにドロっとしたイメージはなく、スープ自体に、やや濁った風合いはあるものの、粉っぽさが全くなかったので、少々驚いた。
かなり芳醇な煮干しの香りが感じられ、確かに「煮干しそば」だと思いつつ食し進めたのだが、スープ完飲直前の残りスープの中にも、煮干しの粉末は一片たりともなかったので、とても不思議に思い、その旨を、店主に伺ってみた。

店主のお話では、先ずは、煮干し粉末不使用であるとのことだった。通常店の煮干しラーメンのドロっとしたスープは、煮干し粉末が使われているのだそうで、スープ自体を粉っぽく感じるのもその所為だと言う。が、こちら『つけめんブータン』では、煮干し粉末不使用なので、一切の粉っぽさがない。
また、煮出しに関しても、高温で煮沸して煮出すと、煮干し自体の煮崩れや粉末化が起こるのだそうだが、こちらでは、低温でじっくりと煮出すことで、煮干しの煮崩れや粉末化を完全に抑え、出汁を取った煮干しを濾した後のスープには、煮干しの実態は形として残らず、その出汁と香りのみが濃密に香るようになると言う。そうやって、くどくないさっぱりとした煮干しスープに仕上げているのだと言う。飽くまでも煮干しは出汁を取るためのもので、じっくりと出汁を抽出すればいいのだから、煮干しそのものはむしろ不要だし、ましてや口に入る必要もないと言うことであった。

そう言った拘りの製法によって煮出された煮干しスープから出来上がる『つけめんブータン』の「煮干しそば」、ものの見事に、煮干しラーメンでありながら、さっぱり淡麗スープとなり、文字通りの「煮干しそば」が完成するわけである。これは、和の「そば」の出で立ちの品である。私からしたら、「目から鱗が落ちる」と言う状態で、煮干しラーメンと言うものの捉え方を根幹から改めるに至ったわけだ。

濃密な煮干しの香りとキリリと感じられる返しの醤油感、更にそれらの背後に控えて全体を下支えするかのような鰹の節系出汁が、互いに手を取り合って、私の舌にぐぐっと迫ってくる。どろっと濃厚なイメージの「煮干しラーメン」ではなく、この品は、紛うこともなき、濃密にして淡麗なる「煮干しそば」である!


麺は、機械打ち角刃麺、わずかに縮れが入ってはいるが、ほぼストレートの中細麺である。加水率は低め、博多麺程の固さはないにしろ、茹で上げが、いわゆる al dente に近い、わずかに芯を残した感のある仕上がりで、麺のぱつぱつ感を存分に愉しめる。この濃密淡麗煮干しスープには、多加水麺ではなく、このような低加水のぱっつんストレートが実に良く合う。

麺自体は『つけ麺ブータン』自身の自家製ではないとのことだそうだが、茨城県の大人気ラーメン店『つけめん・らーめん 活龍(かつりゅう)』を中心に、10店舗以上のラーメン店を運営する『有限会社 天辺ダッシュカンパニー』の自社製麺工場『つくば製麺』〔茨城県桜川市本木1648〕の自家製麺を、遠方よりわざわざ仕入れているのだと言う。『つくば製麺』では、添加物が限りなく少ないフレッシュな麺の提供はもちろん、素材が活かされたストレートスープのほか、ラーメン屋で蓄積されたノウハウ、付加価値等々までをも提案してくれるのだと言う。何でも、店主の出身がそちら方面なのだそうで、その関係からこちらの麺を使用しているのだそうだ。


トッピングは、鶏チャーシュー2枚、極太メンマ2本、貝割れ大根、刻みネギに刻み玉ネギである。
刻みネギだけでなく刻み玉ネギも加えることで、濃密な煮干しの香りに、ワンアクセントが入り、臭みを取り去り、新鮮な香りに浄化してくれている。

鶏チャーシューは、低温調理製法で出来ている。それに加えて調理法として「コンフィ〔仏 : confit〕」も採用、使用油脂はオリーブオイルなのだそうだ。オリーブオイルに浸した鶏胸肉を、調理温度 60℃ 前半で、ゆっくりと加熱して調理するとのことで、じっくりと時間を掛けて仕上げられた品であるだけに、食感がとても柔らかく、実に美味である。
低温調理製法で調理された豚肉は、色味鮮やかなピンクに仕上がり、「レアチャーシュー」として人気を博しているが、鶏肉の場合は目立った特徴が現れないために、意外と低温調理製法であることを見落としがちだが、『つけめんブータン』の鶏チャーシューは、すぐにそれと気づいた。調理法に「コンフィ」まで用いるなど、徹底した拘りが味わいに如実に表れているのだろうと、感動頻りの私なのであった.

メンマもなかなかの仕上がりの品で、自家製であるとのことだった。いやはや、『つけめんブータン』何とも手の込んだ素材への拘りを示してくれることだろう。

これだけの、一品一品への心遣い、、、相当厳しい店主の元で修行したのではなかろうか。次会再訪時には、その辺りも伺ってみたいと思う。


――――――――――――――――
「低温調理」とは、主に肉を加熱する際、温度を低温に保ったまま時間をかけて行う方法のことを言う。この製法によって、肉を柔らかく水分を逃がさないまま調理することができるのだと言う。

肉のタンパク質には、「アクチン」(actine 細い筋原線維)と「ミオシン」(myosin 太い筋原線維)の二種類があるが、筋肉の収縮は、この「アクチン」が「ミオシン」の間に滑りこむように動くことで起こる。〔actine は active なのだ〕

この「アクチン」と「ミオシン」だが、「ミオシン」の変性は肉を美味しくするが、「アクチン」の変性は肉を硬くして水分を外に逃がしてしまうのだと言う。この両者は、それぞれ変性温度が異なる。環境や食材の状態にもよるが、一般的に「ミオシン」の変性開始温度は 50℃、「アクチン」の変性開始温度は 65.5℃ と言われている。フライパンや鍋調理のようにいきなり高温で加熱せず、一定の温度でじっくり火をいれることで、加熱によって「ミオシン」を変性させるが、「アクチン」は変性させない調理が可能になる。これが低温調理製法のコンセプトだ。

つまり、50℃ 以上 65℃ 以下の温度をキープすれば、「おいしい」と感じる状態に仕上げることができるわけである。肉の調理に理想的な温度としては、58℃ 〜 65.5℃ が良いとされ、低温調理に適した温度は 60℃ 前後と言われている。この温度をキープしながら食材の中心まで温め、一定時間を保つことで殺菌することを低温調理と言うわけだ。
――――――――――――――――


「濃厚らーめん」800円(税込)


「濃厚つけ麺」のラーメンバージョンである「濃厚らーめん」、スープの粘度は「濃厚つけ麺」のそれよりも当然のことながら低い。従って、「濃厚つけ麺」の折りに色濃く感じられた、その濃厚さの割に粘度がやや低いことから生じる、纏わりついては離れ、離れては纏わりつくと言う、不思議な妖艶さは、残念ながら感得出来なかった。

ただ、その分、しっかりとスープそのものの味わいをストレートに堪能出来、鶏・豚骨魚介系スープの、魚介と鶏・豚のバランスの良さや、しっかりと出ている奥深い旨味を、素のまま舌で味わうことが出来る。旨みがしっかりと出ているので、味わいは奥深いものがある。


特徴的なのは、なんと言っても「チャーシュー」だろう。この「チャ-シュー」、ほろりと蕩ける豚バラ肉の角煮チャーシューである。カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いている。味付けは甘口醤油仕立てで、なかなかに美味である。今回の品は、その厚さ、何と 1.5cm 以上。1枚 1枚の重量を平均化するのであろうが、若干小振りのサイズである分、厚さで補ったのだと思われる。たまたまなのであろうが、これだけの厚みがあると、相応な贅沢感があって、小気味好いくらいであった。この「チャーシュー」、見るからに贅沢感があって、本当に満足感が高い。


麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入ったストレートの中太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が香しい麺である。「煮干しそば」の中細麺と比べると、随分太いような気もしたが、「濃厚つけ麺」で使われている平打ちの極太麺と比べてみれば左程でもない。中太麺という呼称がふさわしい麺幅である。ぱつぱつ感とつるつる感の中間的な味わいで、しっかりとした噛み応えと喉越しの良さを兼備している。濃厚スープとよく絡み、これもまたなかなかの美味なる代物だ。麺自体の存在感を香りと歯応えで主張しつつも、スープとの馴染みも良く、ある意味、協調性のある自己主張をしてくる麺である。


具材は、鶏チャーシューが煮豚チャーシューに変わっただけで、「濃厚らーめん」と「煮干しそば」は同様のトッピングとなっている。ここでも刻み玉ネギが味のある役割を果たしており、この「濃厚らーめん」に於いては、さっぱり感を演出してくれているようだ。スープのコクの高い濃厚さに味変を加える形で、最後まで飽きの来ない濃厚さに高めてくれているように思われた。


「あえ玉」200円


前回、大いに感動した、こちら『つけ麺ブータン』の「あえ玉」! 今回もまた、こちらの店舗の高評価の原動力となった。この「あえ玉」200円、どう考えても破格である。

節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されていて、『つけ麺ブータン』の出汁の仕様がこの一品に全て詰まっている。どれほど丁寧に出汁を取り、どれほど心を込めてラーメン作りをしているのかが、この一杯を食すだけで、その全てが分かるような気がした。

それがたったの 200円 で食せる幸せ! こちらで提供されている麺メニューを何かしら注文しさえすれば、追加オーダーとして食せるわけだ。


麺は機械打ち角刃麺のやや縮れが入ったストレートの中細麺で、麺幅は「煮干しそば」のものと同様である。あの絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」のぶつ切りと刻み玉ネギがトッピングされている。玉ネギと言う食材は、どうしてこうも素晴らしいのだろう。あらゆる食材との相性が抜群で、その組み合わさった食材を存分に引き立ててくれるのだから、恐れ入る。この「あえ玉」に於いても、あらゆる出汁のまとめ役的な役割を果たし、旨みの中核として端座しているかのようであった。

麺と出汁が予め和えられているのだが、更によく掻き混ぜると、丼の下の方に溜まっていたタレと混じり合って、煮干しの香りがよりいっそう濃厚に香り立つようになる。

前回、この「あえ玉」を食したときは、その味わいから「煮干しそば」の風味を想像したのであるが、実際に食し比べてみて、その風味、香りはイメージ通りであったが、流石に「煮干しそば」が醸し出してくれる、あの独特の淡麗感までは思い至れなかった。それだけにこちらの「煮干しそば」、想定外の旨さであったと言うことになる。
しかし、「あえ玉」を食すだけで、確かに「煮干しそば」の風味と香りはイメージ出来るわけだから、逆に、この「あえ玉」のクォリティの高さも相当であるとと言うことだろう。


こうして訪問2回で、私が苦手としている激辛メニュー「濃厚辛つけ麺」と「濃厚辛らーめん」以外を全て味わったことになる。まあ、この2品には手を出すことはあるまいし、『つけ麺ブータン』の大方は理解出来たと言って好いだろう。

その上で得た感想は、前回同様高評価である。
総じて、こちら『つけ麺ブータン』、素材に物惜しみがなく、実に贅沢な仕様のメニューを提供してくれている。美味なる逸品! 何とも美味しうござった。


さて、今回の実測値は、

「煮干しそば」780円(税込)
総重量(実測値)664g
うち麺・具材重量 356g
うちスープ重量 308g
鶏チャーシュー1枚当たり重量 1枚目 21g、2枚目 20g[41g]
器サイズ 直径 18cm、高さ 9cm、器重量 558g

「濃厚らーめん」800円(税込)
総重量(実測値)588g
うち麺・具材重量 349g
うちスープ重量 239g
チャーシュー1枚当たり重量 60g
器サイズ 直径 18cm、高さ 9cm、器重量 538g

「あえ玉」200円
総重量(実測値)279g
器サイズ 直径 17cm、高さ 6cm、器重量 191g

支払総額全額 1,780円
実食総重量 1,538g
完食時間 : 計測せず

訪問日 : 2018.8.22(火)


全体として、こちら『つけ麺 ブータン』、全メニューを通じて、素材、味わいともにクォリティーの高さがあって、実に美味である。今後、「食べログ」レビュー目的でなくとも、恐らく頻回に渡って訪問することだろう。が、惜しむらくは、その量であろうか。「つけ麺」に関しては「大盛り」対応しているので何とかなるものの、ラーメン系はその限りでない。願わくは、「あえ玉」200円 とともに、「替え玉」100円 をメニューに加えて戴けるととても嬉しいのだが。。。と密かに願ってやまない。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」780円(税込)

    「煮干しそば」780円(税込)

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」麺リフト。中細ストレート麺の加水率は低め、茹で上げが、いわゆる al dente に近い、わずかに芯を残した感のある仕上がりで、麺のぱつぱつ感を存分に愉しめる。

    「煮干しそば」麺リフト。中細ストレート麺の加水率は低め、茹で上げが、いわゆる al dente に近い、わずかに芯を残した感のある仕上がりで、麺のぱつぱつ感を存分に愉しめる。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」鶏チャーシューリフト。鶏チャーシューは、低温調理製法で出来ている。それに加えて調理法として「コンフィ〔仏 : confit〕」も採用、使用油脂はオリーブオイルなのだそうだ。

    「煮干しそば」鶏チャーシューリフト。鶏チャーシューは、低温調理製法で出来ている。それに加えて調理法として「コンフィ〔仏 : confit〕」も採用、使用油脂はオリーブオイルなのだそうだ。

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」800円(税込)

    「濃厚らーめん」800円(税込)

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入ったストレートの中太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が香しい麺である。

    「濃厚らーめん」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入ったストレートの中太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が香しい麺である。

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」チャーシューリフト。ほろりと蕩ける豚バラ肉の角煮チャーシューである。カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いている。

    「濃厚らーめん」チャーシューリフト。ほろりと蕩ける豚バラ肉の角煮チャーシューである。カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いている。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」上から。どろっと濃厚なイメージの「煮干しラーメン」ではなく、この品は、和の「そば」の出で立ち、紛うこともなき、濃密にして淡麗なる「煮干しそば」である!

    「煮干しそば」上から。どろっと濃厚なイメージの「煮干しラーメン」ではなく、この品は、和の「そば」の出で立ち、紛うこともなき、濃密にして淡麗なる「煮干しそば」である!

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」接写。トッピングは、鶏チャーシュー2枚、極太メンマ2本、貝割れ大根、刻みネギに刻み玉ネギである。刻み玉ネギも加えることで、臭みを取り去り、新鮮な香りに浄化してくれている。

    「煮干しそば」接写。トッピングは、鶏チャーシュー2枚、極太メンマ2本、貝割れ大根、刻みネギに刻み玉ネギである。刻み玉ネギも加えることで、臭みを取り去り、新鮮な香りに浄化してくれている。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」スープ完飲直前の残りスープの中にも、煮干しの粉末は一片たりともない。煮干し粉末不使用。低温でじっくりと煮出すことで、煮干しの粉末化を完全に抑え、くどくないさっぱりとした煮干しスープとなっている。

    「煮干しそば」スープ完飲直前の残りスープの中にも、煮干しの粉末は一片たりともない。煮干し粉末不使用。低温でじっくりと煮出すことで、煮干しの粉末化を完全に抑え、くどくないさっぱりとした煮干しスープとなっている。

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」上から。スープの粘度は「濃厚つけ麺」のそれよりも低いが、その分、鶏・豚骨魚介系スープの、魚介と鶏・豚のバランスの良さや、しっかりと出ている奥深い旨味を、素のまま舌で味わうことが出来る。

    「濃厚らーめん」上から。スープの粘度は「濃厚つけ麺」のそれよりも低いが、その分、鶏・豚骨魚介系スープの、魚介と鶏・豚のバランスの良さや、しっかりと出ている奥深い旨味を、素のまま舌で味わうことが出来る。

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」接写。刻み玉ネギが味のある役割を果たしており、スープのコクの高い濃厚さにさっぱり感を演出し、味変を加える形で、最後まで飽きの来ない濃厚さに高めてくれているように思われた。

    「濃厚らーめん」接写。刻み玉ネギが味のある役割を果たしており、スープのコクの高い濃厚さにさっぱり感を演出し、味変を加える形で、最後まで飽きの来ない濃厚さに高めてくれているように思われた。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」200円(税込)

    「あえ玉」200円(税込)

  • つけめんブータン - 「あえ玉」上から。節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されていて、『つけ麺ブータン』の出汁の仕様がこの一品に全て詰まっている。

    「あえ玉」上から。節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されていて、『つけ麺ブータン』の出汁の仕様がこの一品に全て詰まっている。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」接写。絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」のぶつ切りと刻み玉ネギがトッピングされている。玉ネギの存在が、あらゆる出汁のまとめ役的な役割を果たし、旨みの中核として端座している。

    「あえ玉」接写。絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」のぶつ切りと刻み玉ネギがトッピングされている。玉ネギの存在が、あらゆる出汁のまとめ役的な役割を果たし、旨みの中核として端座している。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」麺と出汁が予め和えられているのだが、更によく掻き混ぜると、丼の下の方に溜まっていたタレと混じり合って、煮干しの香りがよりいっそう濃厚に香り立つようになる。

    「あえ玉」麺と出汁が予め和えられているのだが、更によく掻き混ぜると、丼の下の方に溜まっていたタレと混じり合って、煮干しの香りがよりいっそう濃厚に香り立つようになる。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺のやや縮れが入ったストレートの中細麺で、麺幅は「煮干しそば」のものと同様である。

    「あえ玉」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺のやや縮れが入ったストレートの中細麺で、麺幅は「煮干しそば」のものと同様である。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」残りスープに投入したところ。

    「あえ玉」残りスープに投入したところ。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』食券販売機

    『つけめんブータン』食券販売機

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』食券販売機上のメニューポップ「煮干しそば」780円「濃厚らーめん」800円

    『つけめんブータン』食券販売機上のメニューポップ「煮干しそば」780円「濃厚らーめん」800円

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店内掲示のメニューポップ「和え玉」200円

    『つけめんブータン』店内掲示のメニューポップ「和え玉」200円

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗外観

    『つけめんブータン』店舗外観

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗入口

    『つけめんブータン』店舗入口

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗入口の OPEN 表示。

    『つけめんブータン』店舗入口の OPEN 表示。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』駐車場案内

    『つけめんブータン』駐車場案内

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「テーブル席」

    『つけめんブータン』店舗内観「テーブル席」

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「カウンター席」

    『つけめんブータン』店舗内観「カウンター席」

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』テーブル付属の各種調味料類

    『つけめんブータン』テーブル付属の各種調味料類

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』セルフサービスのウォーターサーバー

    『つけめんブータン』セルフサービスのウォーターサーバー

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」780円(税込)総重量(実測値)664g。うち麺・具材重量 356g、うちスープ重量 308g。

    「煮干しそば」780円(税込)総重量(実測値)664g。うち麺・具材重量 356g、うちスープ重量 308g。

  • つけめんブータン - 「煮干しそば」鶏チャーシュー1枚当たり重量 1枚目 21g、2枚目 20g[41g]

    「煮干しそば」鶏チャーシュー1枚当たり重量 1枚目 21g、2枚目 20g[41g]

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」800円(税込)総重量(実測値)588g。うち麺・具材重量 349g、うちスープ重量 239g。

    「濃厚らーめん」800円(税込)総重量(実測値)588g。うち麺・具材重量 349g、うちスープ重量 239g。

  • つけめんブータン - 「濃厚らーめん」チャーシュー1枚当たり重量 60g

    「濃厚らーめん」チャーシュー1枚当たり重量 60g

  • つけめんブータン - 「あえ玉」200円 総重量(実測値)279g。

    「あえ玉」200円 総重量(実測値)279g。

  • {"count_target":".js-result-Review-89111493 .js-count","target":".js-like-button-Review-89111493","content_type":"Review","content_id":89111493,"voted_flag":null,"count":205,"user_status":"","blocked":false}
2018/07訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク4.0
¥1,000~¥1,9991人

濃厚にして芳醇、何とも妖艶な「濃厚つけ麺」!

太田市の『青竹手打ラーメンむらいち』〔群馬県太田市新田小金井町1569-1 〕へ向かった帰途に、道筋の群馬県道2号前橋館林線が伊勢崎市街地方向に向けて渋滞しているようなので、粕川架橋の「殖蓮橋」〔群馬県伊勢崎市下植木町 - 日乃出町〕の手前「工業団地入口」交差点を左折して、裏道から R462 に向かったところ、偶然、こちらの店が新装開店していたことに気がついた。そんな折り、マイレビさんの ごろ56。氏 が、こちらのレビューをアップしたものだから、その中味を見て、私も是非行ってみたいものだと、矢も楯もたまらず翌日の訪問となった次第である。


『つけめんブータン』
群馬県伊勢崎市今泉町1-1527-2
090-4749-7278


R462 は、北関東自動車道 伊勢崎 IC のすぐ西に位置する、群馬県伊勢崎市の R17 上武道路との交点である「赤城見大橋」交差点を終点としている。この R462 を「赤城見大橋」交差点から南進し、JR両毛線跨線橋を越え、「文化会館西」交差点で群馬県道68号桐生伊勢崎線を横断、「宮前町」交差点で群馬県道39号足利伊勢崎線を横断、「東本町」交差点で群馬県道2号前橋館林線を横断した、その次の信号交差点〔「東本町」交差点から 380m 余り南進〕を左折(東折)して、『伊勢崎佐波医師会病院』を道路左手(北側)に見ながら東進すること 260m 余りで、道路右手(南側)に『つけめんブータン』はある。
「東本町」交差点から直進して東武伊勢崎線跨線橋を越えてしまうと行き過ぎたことになるので注意されたい。


2018.7.13(金)新装オープン。まだオープンして 2週間しか経過していない『つけめんブータン』の店舗前を偶然通過した。

「あれ、こんなところに新装オープン店が!」

と思い、店舗検索をかけると、既にレビューが 1件アップされており、「テッシー2」氏、流石だなと思っていたところに、夕刻過ぎには「ごろ56。」氏 がレビューをアップ。本当に皆々様のフットワークの軽さに恐れ入った次第である。


当初は、こちら『つけめんブータン』、所在地の地図のみで確認した際、その位置的に『東風亭』〔群馬県伊勢崎市今泉町1-1525-2 〕のある場所かと勘違いしてしまった。「もしや閉店? どうしたのだろう」と気を揉んでいたのだが、いざ訪問してみれば、それが私の勘違いであったことが即座に判明。『東風亭』はいつも通り、隣の棟で営業していた。どちらの店舗もテナントが数軒入る棟の一番西に位置しているのだが、まさか棟違いで2棟〔実際には 3棟〕存在していたとは思いも寄らなかった。ヽ(*´∀`)


さてさて、そんな失笑ネタの経緯はさておき、『つけめんブータン』へ入店して、先ず店舗内観の斬新さに目を見張った。カウンター席、テーブル席とも、白タイルを基調とした内装で、各卓上にタイルがものすごくシックな風合いで貼られているのだ。

私………「この内装は、何とも斬新でお洒落ですねえ♪」
店主……「ええ、そうなんですけど、元々がこの内装だったんですよ」
私………「え? それじゃあ居抜きで入ったら、この内装だったと言うことですか?」
店主……「ええ、そうなんです」
私………「それにしたって、これほんとお洒落ですよ!」
店主……「はい、ありがとうございます」

と言った事情で、こちらの場所へ『つけめんブータン』が入居する、それ以前の店舗の内装をそのまま生かしたのだそうだ。この内装、これだけでも一見の価値ありかと私は思う。実にエレガントにしてシック、落ち着いた白の風合いが何とも心地良い。


メニュー表を眺めつつ、「さて何にしようか」と、今回は割と悩んでしまった。要は、「つけ麺」にするか「らーめん」にするかなのだが、決断に数分を要したのである。
そんな、私を悩ませた『つけめんブータン』の通常提供メニューは以下の通り。

…………………………………………
「濃厚つけ麺」800円
「つけ麺」800円
「濃厚辛つけ麺」850円
「オロチョンつけ麺」900円

「大盛」つけ麺のみ 100円

「濃厚らーめん」800円
「濃厚辛らーめん」850円
「煮干しそば」780円

「あえ玉」200円

「厚切りチャーシュー丼」350円
「カレー炊き込みご飯」250円
「ライス」150円

トッピング
「味玉」100円、「メンマ」150円、「厚切りチャーシュー」280円、「刻みタマネギ」80円
…………………………………………

こちら『つけ麺ブータン』では、「つけ麺」系統以外は大盛りの設定はないとのことで、食し足りない向きには、「あえ玉」200円 で対応するのが良かろう。実はこの「あえ玉」、後述するが、なかなかの絶品メニューなのである。私としても是非に推奨したいところのメニューである。


と言うことで、「大盛」のない「濃厚らーめん」「煮干しそば」は今回諦め、「オロチョンつけ麺」に惹かれつつ、さんざ悩んだ末に、初見でもあるので定番メニューの「濃厚つけ麺」800円「大盛」100円 に決定した。

「オロチョンつけ麺」、、、メニューを見る限り、語の響きからに大いに心惹かれ、その中味を詳しく体感したいところなのだが、それは実際、私の大の苦手の激辛系! 流石に手出し無用の代物だろう。

――――――――――――――
因みに、「オロチョン」と言う語であるが、正確には、シベリアのバイカル湖からアムール川流域、中国の黒竜江省にかけて居住するツングース系の狩猟民、オロチョン族〔Orochon:鄂倫春族〕のことを指す。しかしながら、日本においては、「オロチョン」の語が、アイヌを含む北方民族全体を指す言葉として用いられた時期があり、「オロチョンラーメン」等の名称における「オロチョン」は、その意味〔「北方民族」〕で用いられている。

北海道の網走市では「オロチョンの火祭り」という祭りが 7月下旬に行われているが、これは北海道の先住民の祭りなのだそうだ。アイヌの祭りだと勘違いされることが多いようだが、実際はアイヌではなく、既に滅亡してしまった民族の祭りだと言われている。「オロチョン」という言葉がアイヌを含む北方民族全体を指す呼称であった名残りで、今でもそう呼ばれているとのことだ。
3世紀~13世紀、本州では、卑弥呼が登場〔239 卑弥呼「親魏倭王」〕した頃から、飛鳥時代を経て平安時代に当たる時期に、オホーツク海沿岸を中心とする北海道北海岸、樺太、南千島の沿海部に栄えた古代文化があった。その文化は独自のオホーツク文化として古代史に名を連ねている。北方から北海道のオホーツク沿岸に移り住んだ先住民族が残した、このオホーツク文化の遺跡といわれているのが、網走市の「モヨロ貝塚」で、その場所を会場に、1940年頃から「モヨロ祭り」として始まったのが「オロチョンの火祭り」の前身で、戦後の昭和25年(1950)に、樺太から引揚げてきたウィルタ民族やニブフ民族〔両民族とも、日本国内居住の少数民族。戦前は樺太土人として扱われて内地人と区別、日本国籍所有。敗戦後に北海道(網走市など)へ移住〕の協力を得て、「オロチョンの火祭り」の名称の下、正式な網走市の夏祭りとして組み込まれるようになったと言われている。
神と語り通じ合えるという司祭(シャーマン)が、採火式を執り行い、篝火を焚きながら、先住の北方民族であるモヨロ貝塚人(オホーツク人)の魂を慰め、豊穣を願い祈りを捧げるのだと言う。

この「火祭り」から、「口から火が出るほど辛い」ということを連想し、味噌ラーメンを唐辛子等で辛く味付けしたラーメンを「オロチョンラーメン」と名付けて売り出したのが、「日本一まずい! オロチョンラーメン利しり」のフレーズで有名な 『利しり』である。なお「オロチョンラーメン」の語は、現在『利しり』経営者の登録商標(第4679159号)となっている固有名だ。
また「オロチョン」単体では、「ピリッと刺激的正油味!」が謳い文句の「サッポロ一番 辛口拉麺 オロチョン」〔1984.11.販売、現在販売終了〕を販売した『サンヨ-食品株式会社』の登録商標(第1969722号)になっているのだそうだ。
――――――――――――――――


仮に次回味わうのだとしたら、「濃厚らーめん」800円 か、「煮干しそば」780円、或いはその両方の2杯食いであろうか。。。(≧艸≦)ププッ


さて、ほんとそろそろ実食に移らなくてはなるまい。(;^_^A


「濃厚つけめん」800円「大盛」100円(税込)


量的には、「大盛」で、「つけ麺」総重量(実測値)540g、うちチャーシュー1枚当たり重量 44g と、麺量で茹で上げ後重量 500g 程であるから、茹で前麺量 300g ほどであろうか。一般的な「つけ麺」の「大盛」重量が提供されている感じだ。


特徴的なのは、なんと言っても「チャーシュー」だろう。この「チャ-シュー」、ほろりと蕩ける豚バラ肉の角煮チャーシューである。太めのメンマ 2本とともに麺の上に鎮座するこの「豚角煮ブロックチャーシュー」、カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いている。味付けは甘口醤油仕立てで、なかなかに美味である。この「チャーシュー」、見るからに贅沢感があって、満足感が高い。


麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入った平打ちの極太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が充分に感じられるものだ。濃厚なスープに負けない存在感で、これもまたなかなかの美味なる代物だ。つるんとした食感としっかりとした噛み応えで、つけ汁に飲み込まれるでなく、ある意味対峙するかのような存在感を発揮してくれる。


この麺に相対するつけ汁の濃厚さが半端でなく、麺に絡んだスープがトロリと滴る様は、何とも色っぽいと言うか、全体として妖艶さを感じさせる濃厚さであった。しっとりと麺に絡みつく感じの、この濃厚スープ、その濃厚さの割に粘度がやや低いからなのだろう、纏わりついては離れ、離れては絡みつくのであるが、何度となく麺を潜らせると、その妖艶さに次第に虜になってしまう。若干の粘度の低さから、口の端から漏れ出でるスープの感覚も、何とも色っぽいのである。この感覚、私だけの特殊な感覚なのかも知れないが、ほろ酔い気分にさせられてしまうような、夢見心地を味わわせてくれるスープである。

鶏・豚骨魚介系のスープであるが、魚介と鶏・豚のバランスが良く、旨みがしっかりと出ているので、味わいは奥深い。刻みネギ、柚子皮、ラー油がトッピングされていて、柚子の香りのさっぱり感もさることながら、このラー油がなかなかのアクセントとなっている。前述の妖艶なスープを、ただ艶めかしく好き勝手に暴れさせることなく、ぴりっと引き締めているので、全体としての落ち着き感を作り出しているのだ。


総重量的には茹で前麺量 300g 程度でもあるので、あっという間の完食となってしまった。最後はもちろんのこと、「スープ割り」をオーダー。器を一旦カウンター内に引き取り、温め直した上で再度の提供となる。提供された「スープ割り」もなかなかに美味! が、今回は、残したつけ汁が少量であったので、「スープ割り」もそれに合わせて少量で、ちょっと残念な気がした。。。(T^T)


「厚切りチャーシュー丼」350円


この「厚切りチャーシュー丼」が実に圧巻であった。「濃厚つけ麺」のチャーシューの旨味に感動頻りであったところに、同じ「厚切りチャーシュー」が2枚も載って配膳されたのだ。これは実際堪らない。
チャーシュー1枚当たり重量は、1枚目 35g、2枚目 22gの合計 57g。量的には驚愕の数値ではないが、脂身部分が多い豚バラ肉のチャーシューは、兎に角、肉自体の甘みが何とも言えず魅力的だ。このチャーシューを食すためにだけでも、「厚切りチャーシュー丼」をオーダーする意味がある。これは、本当に絶品である。

甘く煮詰められたタレとの相性も良く、トッピングの刻み海苔、貝割れ大根がアクセントとなり、一層その旨味を高めてくれる。
総重量(実測値)224g と言う数字は、大食漢にはあっという間の量であろうが、その食感の満足度が高いので、重量以上の喜びがある。


「あえ玉」200円


今回、こちら『つけ麺ブータン』を高評価する一番の要素がこの「あえ玉」200円 であろう。この「あえ玉」を食してみれば、『つけ麺ブータン』の出汁の仕様が如何なるものなのか、一目瞭然になる逸品であった。

節系出汁、鶏・豚骨出汁、煮干し出汁、その全てがこの一杯に結集されているかのような味わいであった。これを 200円 で食せる幸せ! 本来なら、「濃厚らーめん」800円、「濃厚辛らーめん」850円、「煮干しそば」780円 の「らーめん」系メニューを注文していなければ戴けない筈のメニューであるが、こちら『つけ麺ブータン』では、「つけ麺」系メニューの注文であっても、追加オーダー可能とのことだ。これは嬉しいサービスである。


麺は機械打ち角刃麺のやや縮れが入ったストレートの細麺で、あの絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」がぶつ切りで刻まれて載せられているほか、刻み玉ネギの荒切りが好いアクセントになっている。麺と出汁が予め和えられているのだが、煮干しの香りが濃厚に香ってきて、実に美味であった。

この「あえ玉」を味わう限りにおいて、「煮干しそば」780円 の絶品振りが、食せずして理解出来た気がした。次回再訪時の「煮干しそば」えお食する機会が今から楽しみで仕方がない。


総じて、こちら『つけ麺ブータン』、素材に物惜しみがなく、実に贅沢な仕様のメニューを提供してくれている。これは、相当に美味なる逸品を味わわせて戴いた。

何とも美味しうござった。


さて、今回の実測値は、

「濃厚つけめん」800円「大盛」100円(税込)
総重量(実測値)794g
「つけ麺」総重量(実測値)540g
うちチャーシュー1枚当たり重量 44g
器サイズ 直径 19.5cm、高さ 7.5cm、器重量 495g
「つけ汁」総重量(実測値)230g
「スープ割」総重量(実測値)24g
器サイズ 直径 13cm、高さ 7cm、器重量 358g

「厚切りチャーシュー丼」350円
総重量(実測値)224g
チャーシュー1枚当たり重量
1枚目 35g、2枚目 22g[57g]
器サイズ 直径 15cm、高さ 6.5cm、器重量 331g

「あえ玉」200円
総重量(実測値)300g
器サイズ 直径 17.5cm、高さ 6cm、器重量 190g

支払総額全額 1,450円
実食総重量 1,318g
完食時間 : 計測せず

訪問日 : 2018.7.27(金)


前述したことを繰り返すが、「濃厚らーめん」800円 と「煮干しそば」780円 両方の 2杯食い!
こうしてレビューをまとめている今、その期待感に打ち震えている私がいる。何ともはや、今から大いに楽しみで仕方がない。。。あっ、きっと「あえ玉」も併せて戴いてしまうことだろう。(≧艸≦)ププッ

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」800円「大盛」100円(税込)

    「濃厚つけめん」800円「大盛」100円(税込)

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」接写。刻みネギ、柚子皮、ラー油がトッピングされていて、柚子の香りのさっぱり感もさることながら、このラー油がなかなかのアクセントとなっている。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」接写。刻みネギ、柚子皮、ラー油がトッピングされていて、柚子の香りのさっぱり感もさることながら、このラー油がなかなかのアクセントとなっている。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入った平打ちの極太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が充分に感じられるものだ。

    「濃厚つけめん」「大盛」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、やや縮れの入った平打ちの極太麺で、コシがしっかりとあり、小麦の風味が充分に感じられるものだ。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」チャーシューリフト。カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いている。味付けは甘口醤油仕立てで、なかなかに美味である。

    「濃厚つけめん」「大盛」チャーシューリフト。カットされる前のブロック状態の時に炙りが入れられており、表面にこんがりと焼き目が付いている。味付けは甘口醤油仕立てで、なかなかに美味である。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」350円

    「厚切りチャーシュー丼」350円

  • つけめんブータン - 「あえ玉」200円

    「あえ玉」200円

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ麺」濃厚なスープに負けない存在感で、つるんとした食感としっかりとした噛み応えで、つけ汁にある意味対峙するかのような存在感を発揮してくれる。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ麺」濃厚なスープに負けない存在感で、つるんとした食感としっかりとした噛み応えで、つけ汁にある意味対峙するかのような存在感を発揮してくれる。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ麺」上から。量的には、総重量(実測値)540g、茹で前麺量 300g ほどであろうか。一般的な「つけ麺」の「大盛」重量が提供されている感じだ。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ麺」上から。量的には、総重量(実測値)540g、茹で前麺量 300g ほどであろうか。一般的な「つけ麺」の「大盛」重量が提供されている感じだ。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ麺」接写。太めのメンマ 2本とともに麺の上に鎮座するこの「豚角煮ブロックチャーシュー」、見るからに贅沢感があって、満足感が高い。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ麺」接写。太めのメンマ 2本とともに麺の上に鎮座するこの「豚角煮ブロックチャーシュー」、見るからに贅沢感があって、満足感が高い。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」麺に相対するつけ汁の濃厚さが半端でなく、麺に絡んだスープがトロリと滴る様は、何とも色っぽいと言うか、全体として妖艶さを感じさせる濃厚さであった。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」麺に相対するつけ汁の濃厚さが半端でなく、麺に絡んだスープがトロリと滴る様は、何とも色っぽいと言うか、全体として妖艶さを感じさせる濃厚さであった。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」上から。この濃厚スープ、その濃厚さの割に粘度がやや低いからなのだろう、纏わりついては離れ、離れては絡みつく。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」上から。この濃厚スープ、その濃厚さの割に粘度がやや低いからなのだろう、纏わりついては離れ、離れては絡みつく。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」上から。甘く煮詰められたタレとの相性も良く、トッピングの刻み海苔、貝割れ大根がアクセントとなり、一層その旨味を高めてくれる。

    「厚切りチャーシュー丼」上から。甘く煮詰められたタレとの相性も良く、トッピングの刻み海苔、貝割れ大根がアクセントとなり、一層その旨味を高めてくれる。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」接写。チャーシューの合計重量 57g。量的には驚愕の数値ではないが、脂身部分が多い豚バラ肉のチャーシューは、兎に角、肉自体の甘みが何とも言えず魅力的だ。

    「厚切りチャーシュー丼」接写。チャーシューの合計重量 57g。量的には驚愕の数値ではないが、脂身部分が多い豚バラ肉のチャーシューは、兎に角、肉自体の甘みが何とも言えず魅力的だ。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」上から。「あえ玉」を食してみれば、『つけ麺ブータン』の出汁の仕様が如何なるものなのか、一目瞭然になる逸品であった。

    「あえ玉」上から。「あえ玉」を食してみれば、『つけ麺ブータン』の出汁の仕様が如何なるものなのか、一目瞭然になる逸品であった。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」接写。絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」がぶつ切りで刻まれて載せられているほか、刻み玉ネギの荒切りが好いアクセントになっている。

    「あえ玉」接写。絶品「豚角煮ブロックチャーシュー」がぶつ切りで刻まれて載せられているほか、刻み玉ネギの荒切りが好いアクセントになっている。

  • つけめんブータン - 「あえ玉」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺のやや縮れが入ったストレートの細麺で、麺と出汁が予め和えられているのだが、煮干しの香りが濃厚に香ってきて、実に美味であった。

    「あえ玉」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺のやや縮れが入ったストレートの細麺で、麺と出汁が予め和えられているのだが、煮干しの香りが濃厚に香ってきて、実に美味であった。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』食券販売機拡大

    『つけめんブータン』食券販売機拡大

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』食券はなびき上にある店内掲示メニューポップ。

    『つけめんブータン』食券はなびき上にある店内掲示メニューポップ。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店内掲示メニューポップ「あえ玉」200円

    『つけめんブータン』店内掲示メニューポップ「あえ玉」200円

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗外観

    『つけめんブータン』店舗外観

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗入口

    『つけめんブータン』店舗入口

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』営業時間

    『つけめんブータン』営業時間

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「テーブル席」

    『つけめんブータン』店舗内観「テーブル席」

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』店舗内観「カウンター席」

    『つけめんブータン』店舗内観「カウンター席」

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』テーブル付属の各種調味料類。

    『つけめんブータン』テーブル付属の各種調味料類。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』ウィーターサーバー

    『つけめんブータン』ウィーターサーバー

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」800円「大盛」100円(税込)総重量(実測値)794g。「つけ麺」総重量(実測値)540g、うちチャーシュー1枚当たり重量 44g。

    「濃厚つけめん」800円「大盛」100円(税込)総重量(実測値)794g。「つけ麺」総重量(実測値)540g、うちチャーシュー1枚当たり重量 44g。

  • つけめんブータン - 「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」総重量(実測値)230g。「スープ割」総重量(実測値)24g。

    「濃厚つけめん」「大盛」「つけ汁」総重量(実測値)230g。「スープ割」総重量(実測値)24g。

  • つけめんブータン - 「厚切りチャーシュー丼」350円 総重量(実測値)224g。チャーシュー1枚当たり重量1枚目 35g、2枚目 22g[57g]

    「厚切りチャーシュー丼」350円 総重量(実測値)224g。チャーシュー1枚当たり重量1枚目 35g、2枚目 22g[57g]

  • つけめんブータン - 「あえ玉」200円 総重量(実測値)300g。

    「あえ玉」200円 総重量(実測値)300g。

  • つけめんブータン - 『つけめんブータン』駐車場ご利用のお願い。

    『つけめんブータン』駐車場ご利用のお願い。

  • {"count_target":".js-result-Review-87862072 .js-count","target":".js-like-button-Review-87862072","content_type":"Review","content_id":87862072,"voted_flag":null,"count":212,"user_status":"","blocked":false}

口コミが参考になったらフォローしよう

kazutans

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する

kazutansさんの他のお店の口コミ

kazutansさんの口コミ一覧(706件)を見る

店舗情報(詳細)

「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら

店舗基本情報

店名
閉店 つけめんブータン

このお店は現在閉店しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル つけ麺、ラーメン
住所

群馬県伊勢崎市今泉町1-1527-2

交通手段

新伊勢崎駅から831m

営業時間
  • ■営業時間
    昼の部 11:30~14:00
    夜の部 17:30~21:00

    ■定休日
    月曜日

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
~¥999

利用金額分布を見る

特徴・関連情報

利用シーン

オープン日

2018年7月13日

備考

7/13オープン予定

初投稿者

テッシー2テッシー2(2247)

最近の編集者

編集履歴を詳しく見る

ブログに店舗情報を貼る

食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!

従来の問い合わせフォームから問い合わせる レストラン情報編集のガイドライン

周辺のお店ランキング

伊勢崎×ラーメンのランキング(点数の高いお店)です。

食べログ限定企画

店舗運営者の方へ