豚骨ラーメンはやはり極細麺に限る！ : はちまる

群馬県伊勢崎市内ラーメン店「食べログ」評価順位の上位店を、しばらくの間、追いかけ続けているのだが、上位 40位相当店までの中、こちらへの訪問で34店目になる。こちらは、評価順位 第35位、評価点 3.20〔2018.3.2.現在〕であるが、評価点以上に美味なる店であったと思う。


『麺屋 はちまる』
群馬県伊勢崎市上諏訪町1258-12 BY館 1F
0270-61-7389

Facebook Page : https://www.facebook.com/menyahachimaru


群馬県道293号香林羽黒線は、群馬県道73号伊勢崎大間々線と逆さ Y字型に交わる、群馬県伊勢崎市の「香林町」信号無交差点を起点とし、群馬県道2号前橋館林線との交点となる、群馬県伊勢崎市の「下植木町」信号交差点を終点とするが、その「下植木町」信号交差点から、この群馬県道293号香林羽黒線を 600m 余り北進すると、道路右手（東側）に『はちまる』はある。
群馬県道68号桐生伊勢崎線との交点となっている群馬県伊勢崎市上諏訪町の「文化会館前」信号交差点から南折する場合は、群馬県道293号香林羽黒線を南進すること 150m 余りで、道路左手（東側）に『麺屋 はちまる』はある。
『麺屋 はちまる』が入っている建物の名前は『BY館』と言う名称なので、カーナビ等で『麺屋 はちまる』が検索できない折には『BY館』と言う名称で検索をかけると良い。


今回の訪問は、『麺屋 麒麟』〔群馬県伊勢崎市茂呂町2-2599-5〕 からの連食でもあり、余り食べ過ぎないようにしなくてはと考えつつの注文でもあった。(^0^;)

『麺屋 麒麟』を退店したのが 12:40、そこから一路、『麺屋 麒麟』店舗西を通る群馬県道295号境島村今泉線を北上、「今泉町一丁目」交差点から、連続して繋がっている R462 に乗って、「宮前町」交差点の次の信号交差点を右折（東折）、『宮前公園』を左手（北側）に見ながら 300m 足らず東進し、群馬県道293号香林羽黒線の交点となる信号交差点を左折（北折）、群馬県道293号香林羽黒線を北上すること 60m 余りにある、こちら『麺屋 はちまる』を目指した。現着は 12:50、店舗外観撮影を終えて入店する。


メニュー表を見る限り、豚骨ベースと鶏ベースが用意されており、多彩な品揃えだ。
通常のランチセットもあるが、今回は手書きメニューで表示されている「週替わりランチセット」の方を利用してみた。

「週替わりランチA. 大辛みそ + TKG or チーズ飯」900円（税別）972円（税込）
「週替わりランチB. チャーハン + ぎょうざ 3ヶ」800円（税別）864円（税込）

こちらの「Bセット」を注文し、更に『動線の原則』踏まえて、横書きのメニュー表であるから、『左上』にある「豚骨らーめん」が一押しと捉えた上で、初訪である今回は、取り敢えず素直に行こうとも思ったのだが、その一つ隣の「黒豚骨らーめん」（マー油入り）を併せて注文してみた。

NET 上の紹介記事を見る限りでは「鶏塩らーめん」のスープの透明感が高く感じられ、こちらの細麺には合いそうなスープでもあるので、次回再訪時は「鶏塩」をと考えている。


「週替わりランチ B チャーハン+ぎゅうざ 3ヶ」800円（税別）864円（税込）


注文から配膳までは7分ほど。最初に「チャーハン」の登場である。ふんわりと盛られた「チャーハン」は見た目には多そうに見えたが、計量してみると総重量（実測値）は 302g、極々一般的な重量であった。


「チャーハン」

しっとり系とパラパラ系の中間当たりだろうか、食べ易い感じの大衆食堂的味わいの「チャーハン」で、塩胡椒と中華出汁でまとめられた素直な味付けだ。全体として薄めに味付けされているため、しつこさはなく後味も悪くない。

具材は、刻みネギ、刻みチャーシュー、玉子が使用され、刻みチャーシューの量が先ず先ずであるため、食していても満足感がある。この刻みチャーシューの塩分も味付けの一部になっているようで、胡椒の香りとマッチした程良い塩っぱさが舌に心地よい。上から青ネギが振りかけられていて色目のアクセントとなっている。

全体的に、極く一般的な大衆食堂の「チャーハン」であり、際立った特徴はないが、その分、安心して戴ける味わいであった。


「ぎょうざ 3ヶ」

メニュー表上に表示は見当たらないようだが、「ぎょうざ」は「特製ぎょうざ（野菜餃子）」と「肉ぎょうざ」を選ぶことが出来る。「特製ぎょうざ」の方が「肉ぎょうざ」よりも一回り大きいサイズであるとのことだ。今回は「特製ぎょうざ」を選択してみたが、実際、なかなかのサイズ感であった。通常の餃子サイズの 1.5倍程はあったろうか。

もちもちした皮の大振りな「ぎょうざ」の中にはたっぷりの餡が入っており、ずっしり食べ応えがあって、満足感の高い「ぎょうざ」である。
今回はランチセットなので、3ヶ であったが、同じものが 5ヶ 付く一品ものの「特製ぎょうざ」は 350円。3ヶ で 97g であったから、5ヶ 換算値は 161g = 97 × 5/3 で、1g単価を算出すると、2.16円（税別）2.35円（税込）となり、一品ものの「特製ぎょうざ」は比較的お安い価格設定であることが分かる。
が、この外税と言うところが、ラーメン店としては気に掛かるところで、表面上の数値に踊らされないよう注意を要するところだ。

味わいは、大振りな分、食べ応えの良さが売りだろう。ニンニク臭は左程強くないため、お昼時に食すのも問題はなかろう。今回のようにランチセット 3ヶ分ではなく、一品ものの「特製ぎょうざ」5ヶ分をしっかりと食べてみたくなる、先ず先ずの味わいであった。


「黒豚骨らーめん」（マー油入り）680円（税別）734円（税込）
「大盛」100円（税別）108円（税込）


注文から 9分余りで配膳となったこちらの「黒豚骨らーめん」（マー油入り）、一見して、いわゆる「豚骨らーめん」の体裁で、トッピングは、「博多ラーメン」系に特徴的な、大変シンプルなものである。甘い脂身が多めの「豚バラロールチャーシュー」の上に、刻んだ「木耳」と丸の「木耳」、「青ネギ〔九条細ネギ〕」、「岩のり」1枚 だ。
スープ表面の「黒マー油」の色合いからは、「熊本ラーメン」系の風合いも感じられる。

「紅生姜」と「ごま」は、各テーブル付属の調味料類の中に置かれているので、自由にトッピングすることが出来る。「辛子高菜」は見当たらなかったのだが、トッピングメニューとして「高菜」100円 で注文出来るようである。

「熊本ラーメン」系か「久留米ラーメン」系か、はたまた「長浜（博多）ラーメン」系かちょっと確認出来なかったのだが、いずれかに限定しようと考えるよりも、関東人が「豚骨ラーメン」をイメージした際の、いわゆる「博多ラーメン」系と捉えた方が好いのかもしれない。実際に、大半の関東人がそのままイメージする「豚骨ラーメン」の見栄えと味わいを有しているのである。


麺は機械打ち角刃麺、極細ストレート麺で、加水率はかなり低め、固めの茹で上げも、いわゆる「博多ラーメン」系であった。一方、配膳写メ撮影などで時間を取ったが、左程の麺の延びはなかったので、考えている以上に加水率は低くないのかも知れない。

この麺を味わってみて、『麺屋 はちまる』に刮目した私なのであった。実際に美味なる「黒豚骨らーめん」（マー油入り）である。


「黒マー油」に関してだが、「焦がしニンニク油」とも呼ばれ、胡麻油と焦がしニンニクを主な材料とする調味油「マー油」=「黒マー油」の味わいは、左程強くは感じられなかった。むしろ、料理全体に馴染んでいる感じで、違和感のない味わいとでも言おうか、この「豚骨らーめん」には「黒マー油」が標準だと言っても好いくらいにしっくりとマッチしているがゆえに、際立って印象強く感じられない味わいになっているのかも知れない。
ただし、スープ表面に浮いた黒色の脂の色目は、配膳時には明瞭に見て取れるので、使用されていることは間違いないし、思い返してみれば香ばしさも記憶にある。違和感のない味わい！ 実に素晴らしい。


全体として、スープの味わいが、本格「豚骨ラーメン」と比較すると、割合に薄めと言うか、食べ易い味わいになっている。豚々感の強い、ドロッとした豚骨スープを好む向きにはお奨め出来ないものの、これもまた、いわゆる関東人の「豚骨ラーメン」のイメージで臨めば、ドンピシャでなかろうかと言う感じだ。

拘らずに、いわゆる「豚骨ラーメン」を食す。そんな感じで訪問したい店である。さすれば、満足のいく美味なる「豚骨らーめん」が戴けることだろう。

「おお、これはなかなか旨いぞ」

と、実際に、私も思った次第である。


「替え玉」（太麺）130円（税別） → ランチタイム価格 100円（税別）108円（税込）


標準の細麺が、なかなかに美味であったので、細麺の「替え玉」でも良かったのだが、初見と言うことで、色々とお試ししたくなるのが人情である。「替え玉」の注文は「太麺」にしてみた。

機械打ち角刃麺ではあるが、やや丸みのある中太ストレート麺で、流石に「博多ラーメン」系には馴染まない麺であった。スープに投入後、一口食してみて後悔頻りであった。

が、『麺屋 はちまる』には、メニュー表上にはない、店内ポップ表示メニューの「モツ野菜ちゃんぽん」なるメニューが存在するようだが、このもちもち感のある「太麺」は「ちゃんぽん」系には合いそうな感じなので、「モツ野菜ちゃんぽん」（太麺）を試してみたいと感じた。
「豚骨ラーメン」には、何とも合わない感じなのだが、麺質として致し方ないところなのかも知れない。

また、同様に店内ポップ表示メニューに「野菜豚そば ガッツリ極太麺」なるものもあった。この「極太麺」にもまた興味津々。なかなかに再訪に向けて愉しみになる要素が多い『麺屋 はちまる』である。


さて、今回の実測値は、

「週替わりランチ B チャーハン+ぎゅうざ 3ヶ」800円（税別）864円（税込）
「チャーハン」総重量（実測値）302g
器サイズ
直径 20cm、高さ 4cm、器重量 421g
「ギョーザ 3ヶ」総重量（実測値）97g
器サイズ
横幅 16.5cm、縦長 9.5cm、器重量 223g

「黒豚骨らーめん」（マー油入り）680円（税別）734円（税込）
「大盛」100円（税別）108円（税込）
総重量（実測値）695g
うち麺・具材重量 447g
うちスープ重量（麺・具材等完食後）248g
チャ－シュー1枚当たり重量（実測値）29g
器サイズ
直径 21m、高さ 9cm、器重量 701g

「替え玉」（太麺）130円 → ランチタイム価格 100円（税別）108円（税込）
総重量（実測値）253g
器サイズ
横幅 24cm、縦長 17cm、高さ 2.5cm、器重量 394g

合計金額 1,680円（税別）1,814円（税込）

実食総重量 1,347g

完食時間 : 計測せず

訪問日 : 2018.2.27（火）


本日の連食は 2店舗のみであったので、こちら『麺屋 はちまる』が最終だった。もちろん、2回分の食事をするのと同じようなものだから、「食べ過ぎないように！」と『メガ盛』通に似合わぬ決心で臨んだところだが、「ここで最終」、、、この感覚がいけない。「最後だから、、、」と、自分の胃袋を甘やかす愚かな自分が、同じ自分の中にいるのだ。結局、「替え玉」までしてしまう始末なのであった、、、 ┐(´ｰ｀)┌