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0270-21-7725
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上品なコクと香りが絶品
群馬県伊勢崎市内ラーメン店「食べログ」評価 №1、評価点 3.58〔2017.7.現在〕の店を訪問してみた。好みは人それぞれだから、私自身の評価がどんな評価になるかは別の話だが、やはり時勢と言うものに目を見開いておくのは好いことだと考えての初訪問である。
『らーめん いまるや』
群馬県伊勢崎市連取町3086-5
0270-21-7725
店舗入口にメニューの説明ボードがあり、一見の客にも分かり易く丁寧なサービスであると思った。
そのボードに書かれている内容はアップした写真にもあるが、以下の通り。
『いまるや』のスープは、
鶏の清湯に鰯煮干し、羅臼昆布、香味野菜を
合わせ旨みをじっくり抽出した
化学調味料不使用スープです。
「塩らーめん」1番人気
沖縄の塩、羅臼昆布、さば節の旨みを凝縮したタレをスープと合わせ複雑な旨みが絡み合う余韻残る『いまるや』基本の味。
「醤油らーめん」店主おすすめ
加熱処理しない搾りたての生の醤油を使用。麹の香りを生かすギリギリの温度で火入れをし、鰯煮干、羅臼昆布の旨みを合わせ風味豊かに仕上げた渾身の一杯。
「塩つけ麺」当店2番人気
さば節、羅臼昆布の旨みにほどよい酸味、甘味を合わせたさっぱりとした奥深いクセになる味。一味唐辛子をお好みで(スープ割り可)
「醤油つけ麺」
かつお節、さば節、羅臼昆布の旨みを凝縮、甘味、酸味のバランスをとったさっぱりとしたつけ麺。一味唐辛子をお好みで(スープ割り可)
との紹介が店頭でされている。
入口から店内に入り、券売機を見ると、「塩」「醤油」の2種の味に、「らーめん」750円、「かけそば」600円、「つけ麺」「釜揚げつけ麺」がある。
「らーめん」「かけそば」は、麺1玉 120g のみ。量を食したい折は「替え玉」100円で対応するようだ。なお、「替え玉」は券売機購入もあるが、現金支払いも可能のようである。
「つけ麺」は、並盛(麺1.5玉 180g)800円、大盛(麺2玉 240g)800円、特盛(麺3玉 360g)900円 の種類がある。
「釜揚げつけ麺」は、並盛(麺1.5玉 180g)850円、大盛(麺2玉 240g)850円 2種となってるようだ。
この並盛と大盛の同額という設定は、面白い形式でのサービスである。
今回、2017.7.30(日)は初訪問でもあるし、この後もう一軒連食予定でもあったので、先ずは1番人気からと言うことで、食券機で「塩らーめん」「替え玉」「単品豚角煮」を購入、案内を受けてカウンター席の一番奥に着席する。
やや暗めの照明がお洒落感をアップさせており、落ち着いた和のテイストを感じさせてくれる。
店舗全体として、落ち着いた雰囲気と丁寧な接客の印象を受けた。心地よいイメージのお店である。
細麺のラーメンでもあるので、配膳のタイミングは早い。食券を女性店員さんに渡してから5分ほどで配膳となった。
「塩らーめん」(麺1玉 120g)750円
配膳された器の盛り方を見て、先ずは「美しい」そう思った。
トッピングは、メンマ・チャーシュー・海苔・刻みネギ・かいわれ大根・刻み柚子のみである。
塩味のスープは黄金色に輝き、よく透き通っている。スープを沸騰させずに注意深く煮込んでいるのがよく分かる。
そこに、機械打ち角刃麺のストレート細麺がしっとりと漂い、スープの色味より白銀の色目を称えつつ、やはり黄金色に輝いている。
このスープと麺の2種の黄金色とのコントラストとしてよく映える、柚子とかいわれ大根の色味が実に鮮やかなのである。
本当に美しい色合いなので、箸を入れるのに若干躊躇うほどである。
が、そんなことは言っていられないので、早速に実食に入る。
先ず、スープを単体で味わってみると、店舗入口にあった説明の通り、さば節の出汁がよく利いている。そこに昆布出汁のコクが混じり合うことで、あっさりとした塩味なのに濃厚なコクが口全体に広がり、じゅわっと唾液が分泌されてくるのが分かる。
スープの中にあって、機械打ち角刃麺のストレート細麺であることは一目瞭然であるが、手打ち麺の方が好きな私としては、個人的には余り好みではない機械打ち細麺なので、「この麺か」とややがっかり感の中で麺をリフトした。ところが、スープから持ち上げたとたんに小麦の香りがほんのりと感じられ、桐生市の『らーめん 芝浜』を彷彿とさせるような丁寧な作りの麺であることが認識できた。
その上で、このスープのコク! 一口啜ってみて、「これは!」とばかり、その旨さに驚愕した。無化調でこのコク、出汁の具材を惜しまないプロとしての矜恃を感じた。
実に美味しい! 機械打ち細麺でこれほどの感動はそう機会がないことなので、目から鱗が落ちる思いがした。個人的には『芝浜』より上か、そう感じた。
さらに、120gの麺を完食後、「替え玉」を依頼。ものの数分もしないうちに茹で上がってくる。そして、その「替え玉」を残ったスープに入れても、味わいが全く落ちない。大したものである。こんな点からもスープの質の高さがうかがえるというものだ。
「単品豚角煮」500円
「塩らーめん」の配膳とほぼ同時に配膳となった「単品豚角煮」。かいわれ大根に辛子の黄色が映える。「塩らーめん」同様、こちらの店は色目遣いが実に上手である。
蕩ける柔らかさで、箸で持ち上げるのにちょっと苦労するくらいの柔らかさであった。普通の力で持ち上げようとしたら、あっという間に箸が肉にめり込み、角煮がちぎれてしまったのだ。目一杯の力では駄目なので、力加減を必要とするほどの柔らかさ。もちろん、口に含めばすっと蕩けて嚥下できてしまう。正に美味!
醤油の味付けも辛味と甘味の絶妙な境目、やや濃い味付けではあるが、ご飯のおかずとして戴いたなら文句なしにしっくりとくる味の濃さであろう。次回は「角煮ご飯」350円 で戴こうと思う。
いやあ、こちら『らーめん いまるや』、人気の程は伊達ではない。本当に旨い!
実に実に美味しうござった。
手打ち麺以外でここまでの旨さを感じたのは、この店が初。桐生市の『らーめん 芝浜』では、麺の高品質には驚いたが、コクにやや不足を感じたのだ。こちら『らーめん いまるや』、羅臼昆布の香りとコクが私の壺に入ってくれた。
次回は、もっと量の多いメニュー、「醤油つけ麺」特盛 900円 を戴きたいものである。再訪確定だ!
なお、店舗入口にある駐車場の注意書きは留意しておいた方が良かろう。店舗隣の駐車場を利用しないよう注意書きがあるので、来訪時は駐車スペースに注意されたい。
今回の実測値は、
「塩らーめん」
総重量(実測値)629g
うちスープ重量 222g(麺具材・替え玉完食後の残りのスープ重量)
うち麺具材重量 407g
器サイズ
直径 18.5cm、高さ 9cm、器重量 826g
「替え玉」
総重量(実測値)185g
「単品豚角煮」
総重量(実測値)153g
実食総重量 967g
大変美味しうござった。次回はうちの奥さんと是非来てみたい。
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店名 |
らーめん いまるや
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
お問い合わせ |
0270-21-7725 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
原則として自動車が前提の立地です 伊勢崎駅から2,082m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
18席 (カウンター8席、テーブル10席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 6台 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2004年2月19日 |
備考 |
●「群馬のうまいラーメン2015→2016最新版」に掲載。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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本日は、たまたま昼時に時間がとれたこともあり、昼休みと合わせて時間給を戴き、のんびりと足を伸ばしてみた。本日は、『らーめん りあん』の初訪問が主だったのだが、折角なのでもう一店舗と考え、群馬県伊勢崎市内ラーメン店「食べログ」評価 №1、評価点 3.57〔2018.6.現在〕の店であるこちらにしてみた。再訪を日々念願しつつもなかなか叶わず、実に一年振りの再訪となった。
【再訪】
『らーめん いまるや』
群馬県伊勢崎市連取町3086-5
0270-21-7725
群馬県道2号前橋館林線の一部である「駒形バイパス」区間は、群馬県前橋市の「下大島町」交差点を起点とし、群馬県伊勢崎市の「連取町」交差点を終点とするが、本線の群馬県道2号前橋館林線はその「連取町」交差点を左折(東南東折)して東南東進し、伊勢崎市街地の「本町通」へと向かう。その「連取町」交差点を左折せずに直進(南南東進)し、1km 余り進んだ「連取町萩原」交差点を左折(東折)し、180m 足らず東進した最初の信号交差点を右折(南折)する。そのまま南進すると、道筋は徐々に左にカーブし、西進するようになるのだが、南折した信号交差点から進行すること 150m 余りで、道路左手(北側)に『らーめん いまるや』はある。
一方、高崎市から佐波郡玉村町を経由しながら東進し、伊勢崎市今泉町2丁目〔伊勢崎市役所北西の交差点〕までを結ぶ、主要地方道 群馬県道24号高崎伊勢崎線から向かう場合は、群馬県伊勢崎市の「連取町十字路」と「連取元町」十字路の間にある名前のない信号交差点を北折し、100m 余り北進した最初の信号交差点を左折(西折)、70m 足らず西進した道路右手(北側)に『らーめん いまるや』はある。
店舗入口にも掲示されているのだが、駐車場の注意書きは留意しておいた方が良かろう。店舗隣の駐車場を利用しないよう注意書きがあるので、来訪時は駐車スペースに注意されたい。
やや暗めの照明がお洒落感をアップさせており、落ち着いた和のテイストを感じさせてくれる店舗の作りだ。写真撮影を踏まえると、若干暗めなので、iPhone のフォーカスが取りにくいと言う難点もあるが、ギリギリ OK と言った照度である。
店主の「女性お一人でも気軽に来店できる雰囲気を大切にしている」と言う考え方が随所に見られる店内は、全体として落ち着いた雰囲気がある。接客も丁寧であるため、入店してすぐに心地よいイメージを与えてもらえ、落ち着いて美味なるラーメンを食せる店舗である。
こちら『いまるや』の店主、伊丸岡 隆 氏 は、東京都内の日本料理店「ざくろ 京橋店」〔東京都中央区京橋1-7-1 新八重洲ビル 1F(現在は閉店)〕で10年間修行し、難関と言われる「ふぐ調理師免許」も取得していると言う。しゃぶしゃぶを中心とした日本料理の「ざくろ」は都内に多数店舗を構え、「食べログ」評価点 3.6 点を越え、TOP5000 入りを果たしている『室町店』『銀座店』『TBS店』など名店揃いだ。『京橋店』は今は閉店してしまったが、東京駅八重洲口の正面に位置していた名店である。そこで修行を10年積んだ店主であるからして、料理の腕は一級品である。その後、伊勢崎へ戻り家業の居酒屋を継いだが、2004.2.19(木)に『いまるや』を開店し現在に至っている。
店舗入口右側にある食券販売機の上には、各メニューの内容説明ボードがあり、一見の客にも大変分かり易く、実に有り難いシステムだ。
そのボードに書かれている内容はアップした写真にもあるが、ここにも記しておこう。
…………………………………………
当店のスープは、鶏がら、丸鶏を炊いたスープに伊吹いりこ、羅臼昆布、香味野菜を合わせた化学調味料不使用スープです。
「塩らーめん」1番人気
沖縄の塩、羅臼昆布、さば節の旨みを凝縮したタレをスープと合わせ複雑な旨みが絡み合う余韻残る『いまるや』基本の味。
「醤油らーめん」おすすめ
加熱処理しない搾りたての生の醤油を使用。麹の香りを生かすギリギリの温度で火入れをし、伊吹いりこを合わせ風味豊かに仕上げた渾身の一杯。
「塩つけ麺」2番人気
さば節、羅臼昆布の旨みにほどよい酸味と甘味を合わせさっぱりとしながらも奥深い味わい。(スープ割り可)
「醤油つけ麺」
かつお節、さば節、羅臼昆布の旨みを合わせ甘味、酸味のバランスをとったさっぱり味のつけ麺。(スープ割り可)
「塩かけそば」「醤油かけそば」
麺とスープに薬味(ねぎ・ゆず皮)だけの具材に邪魔されないシンプルなラーメン。
「釜揚げ塩つけ麺」「釜揚げ醤油つけ麺」
釜揚げつけ麺とは、『いまるや』のあつもりつけ麺です。
硬めに茹で上げた麺を水で締めず、調味料を入れない熱々の当店自慢スープに入れたつけ麺です。先ずはそのまま麺とスープだけのタレなしのかけそばとして、そしてつ汁につけて最後は残ったスープを残りのつけ汁に入れ自分でスープ割りがおすすめ。
…………………………………………
約1年前の各種メニューの内容説明からは、微妙に使用素材に変化が見られ、特に「鰯煮干」については、最近は使用を止めたと見られる文脈である。
入口から店内に入り、右手に食券販売機があるのだが、「塩」「醤油」の2種の味がそれぞれのメニューにあって、
「らーめん」(麺 120g)750円
「かけそば」(麺 120g)600円
「つけ麺」並盛(180g)大盛(240g)800円、特盛(360g)900円
「釜揚げつけ麺」並盛(180g)大盛(240g)850円
となっている。
「らーめん」「かけそば」は、麺1玉 120g のみとなっており「大盛」はない。量を食したい折りは「替え玉」(麺 120g)100円で対応してくれる。なお「替え玉」は食券販売機購入もあるが、手持ちで控えておいて、実際に替玉するときに受け渡しするシステムらしい。また、現金支払いでも対応してくれるようだ。
「つけ麺」と「釜揚げつけ麺」の「並盛」と「大盛」の同額という設定であるが、「大盛」まで無料サービスと言うのは「二郎系」等ではよく見かけるシステムだ。今更目新しいものではないにせよ、肝心な点は、こちら『いまるや』では、例えば「『大盛』無料サービス」などとと言った表示を一切していないところにあると考える。こう言った点を、なかなかに奥ゆかしくて心惹かれる様に感じるのは、私だけであろうか。『いまるや』のサービス精神を寡黙に表しているようで、こう言う在り様は小気味好いものだと思った私なのであった。
前回訪問時の、2017.7.30(日)では初訪でもあり、「先ずは1番人気から」と言うことで、「塩らーめん」を戴いてみた。その際、丁寧な作りの麺と、全体として美しい色合いの作り、あっさりとした塩味なのに濃厚なコク、これらを感得して大いに欣喜させて戴いたものだ。
今回は再訪となるので、また違ったメニューを戴こうと考え「醤油らーめん」の食券を購入。配膳をワクワクしながら待った。
麺は細麺なので、配膳のタイミングは早い。食券の受け渡しからわずかに4分余りで配膳となった。この早さは、麺質の所為ばかりではない。店舗としてのサービス精神の表れでもあるだろう。実に素晴らしい!
さて、それでは何はさておき、早速に実食へと入ろう。
「醤油らーめん」(麺1玉 120g)750円
配膳された器を一目見て、それは誰もが思うことだろう。その盛り方の何たる「美しさ」!
お座なりな盛り方ではなく、存分に心の籠もったその盛り方は、素材への愛情、調理に対する矜持、顧客への敬意、そう言ったものが全て表現されているかのようだ。実に美しい !!
トッピングは、メンマ・チャーシュー・海苔・刻みネギ・かいわれ大根・刻み柚子。
これは「塩らーめん」も同じ仕様である。が、黄金色の「塩らーめん」と濃い口の色目の「醤油らーめん」とで、受ける印象は大きく異なる。黄金色の「塩らーめん」はワンピースをまとったうら若き乙女、言わば Lady。漆黒に近い色目の「醤油ラーメン」は和服の似合う貴婦人、言わば Madam の出で立ちだ。いずれにせよ、美しいことこの上ない。
「刻みネギ」の白、「かいわれ大根」の緑、「刻み柚子」の黄、更に「メンマ」の黄土色、この色目に「チャーシュー」のピンクと、「極細麺」の乳白色が加わることで、多彩な色合いがバランス良く配される。そして、その一番上に据えられた「海苔」の黒が、その全体を引き締めている感じが実に好い。
何とまあ、美しい仕様のラーメンである。
シャキシャキとした食感の「極太メンマ」、これが3本載せられている。程良い噛み応えの中、一旦噛み切ると、今度はメンマ自体の柔らかさを感じさせてくれる。スープにつけて戴けば、じんわりと味わいが染みて、これまた美味だ。
チャーシューは、「トッピング チャーシュー」200円 を加えてあるので、合計5枚が載せられていた。通常の「醤油らーめん」は 2枚仕様のところを 3枚追加となっている。
色目のピンク色からして、恐らく低温調理製法かと思われるが、確認を取っていないので詳細は不明である。
箸でリフトして写メしている間に、ほろほろと解れていってしまうくらいの柔らかさで、脂身のやや少ない豚ロース肉使用であるが、これもまた実に美味なる逸品である。
チャ-シュー1枚当たり重量(実測値)は、1枚目 22g、2枚目 25g、3枚目 25g。平均重量を1枚当たり 25g として、5枚トッピングされているので予測総重量は 120g。いわゆるチャーシュー麺として考えても、充分な量のトッピングである。
漆黒に近い濃い口の色目の醤油味のスープは、色目の濃さから底の方は見えないが、上から麺の様態が透いて見えることから、「返し」を除いたスープそのものは非常に透き通っているだろうことが窺える。スープ作りの際は、決して目を離すことなく、沸騰させずに注意深く煮込んでいるのであろう。
「返し」は、「加熱処理しない搾りたての生の醤油を使用。麹の香りを生かすギリギリの温度で火入れをし」とメニュー説明にあるように、キリッとした生醤油の香りがしっかりと残っている。全体として和風の出汁感が半端でなく伝わってくるのだが、節系の出汁がふんだんに使用されているだろうことがすぐに見て取れる。それに「伊吹いりこ」の風味が加わっているのだから、和のテイストとしては最強仕様である。正に「渾身の一杯」と店主自ら称するに値する仕上がりである。
――――――――――――――――
「いりこ」とは
――――――――――――――――
これは、関東で言う「にぼし」のことである。要するに、関西と関東での呼び方の違いなのだそうだ。同じものを、関西では「いりこ」と呼び、関東では「にぼし」と呼ぶ。
その他にも「じゃこ(雑魚)」とか「だしじゃこ(出汁雑魚)」などの別名もあるそうだ。
原材料として一般的によく使われているものは「カタクチイワシ」だが、その他にも九州地方でよく使われている「トビウオ(あご)」も良く知られている。「マイワシ」「ウルメイワシ」「キビナゴ」「アジ」「サバ」なども原料として使われているそうだ。
「伊吹いりこ」とは、瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島「伊吹島」の沖合で捕れる「カタクチイワシ」を加工したものを指す。加工場が島を取り巻くようにがあって、捕れた「カタクチイワシ」は高速の運搬船で加工場へと送られ、すぐに加工される。このように鮮度に拘り、漁獲から加工まで一貫して生産することが、上質の「伊吹いりこ」となる決め手だと言う。
因みに、「伊吹島」は日本で唯一、平安時代の京都のアクセントを残す貴重な島なのだそうで、言語学者の金田一晴彦教授も研究のために島を訪問したとのことだ。
――――――――――――――――
その中に、機械打ち角刃麺のストレート細麺がしっとりと漂い、スープの濃い色目の奥の方から、乳白色に透いて見え、存分にその存在感を示している。
この機械打ち麺、、、それまで手打ち麺一辺倒だった私の意識を、根底から覆してくれたのがこちら『いまるや』の麺なのである。
小麦の香りがほんのりと芳しく、加水率はやや低め、ぱつぱつとつるつるの中間点と言えば良いだろうか、程良い噛み応えと歯切れ感なのだが、麺を嚥下する瞬間には、つるんと抵抗感なく喉を下がっていく。いわゆる喉越しの良い麺でもあるのだ。
何だかんだと感動しつつ食し続け、あっという間に完食時間が近づいてくる。予め、食券販売機で購入しておいた「替え玉」(麺 120g)100円 を使用するタイミングがやってきた。
「替え玉」(麺 120g)100円
配膳された「醤油らーめん」の麺 120g をあっという間に完食。今回は、予め食券販売機で購入しておいた「替え玉」を店主に渡し「替え玉」を依頼する。ものの数分もしないうちに茹で上がってきて、一切待たされた感を感じさせはしない。
その「替え玉」を残ったスープに入れて麺を改めて啜るのだが、スープの味わいが全く落ちない。普通は、やや薄まった感に一抹の淋しさを覚えるものだが、こちら『いまるや』、確かに多少はスープの薄まりはあるのだが、味わいそのものが薄まらないと言うか、しっかりとした出汁感と返し感が、変わらず感じられるのだ。実に素晴らしい。元々のスープの質の高さがあるからこそ、こうして「替え玉」投入後も味わいが保たれているのだろう。
今回は、連食でもあり、そう量を戴いても仕方がないので、2杯目の「替え玉」はしなかった。仮に空腹での訪問で 2杯目の「替え玉」をしてみたら、味わいの方はどうなるのだろう。3杯目の麺になるのだから、当然のことスープは多少薄まってしまうであろう。それとも、1杯目の替え玉と同様なコクのあるスープのままを保ってくれるのであろうか。
この辺りは、次回再々訪時に試してみようかと密かに思っている。。。
いやあ、こちら『らーめん いまるや』、矢張り人気の程は伊達ではない。本当に旨い、これは本物である!
初見での感動は意外性込みでありから、その度合いは大きなものになる。だから、二度食して、本当に上手いと感じられる店の味は本物であると私は考えている。一回目は感動が大きいので、上乗せされた食感のようなものも芽生えるものだが、2回目は期待値を上げての訪問になるわけだから、厳しい目線での評価になる。その上で上手いと感じたのなら、それは正しく本物だ。
今回の『いまるや』のこの旨さ♪ これは紛れもない本物である。本当に素晴らしい。
兎にも角にも、実に実に美味しうござった。
今回の訪問で、基本メニューの「塩らーめん」と「醤油らーめん」を味わうことが出来、『いまるや』の素晴らしさが堪能出来た。
次回は、もう少し麺量の多いメニューの「つけ麺」特盛 900円 を戴きたいと考えている。
今回の実測値は、
「醤油らーめん」750円(税込)
「トッピング チャ-シュー」+3枚 200円(税込)
総重量(実測値)653g
うち麺・具材重量 406g
うちスープ重量(麺・具材等完食後) 247g
チャ-シュー1枚当たり重量(実測値)
1枚目 22g、2枚目 25g、3枚目 25g × 5枚〔120g〕
器サイズ
直径 18.5cm、高さ 9cm、器重量 826g
「替え玉」100円(税込)
総重量(実測値)195g
器サイズ
直径 17.5cm、高さ 2.5cm、器重量 272g
合計支払額総額 1,050円(税込)
実食総重量 848g
完食時間 : 計測せず
訪問日 : 2018.6.22(金)
「機械打ち麺」の持つ、小麦の香りなど独特の魅力に気づかせてくれた『いまるや』。私にとっては「目から鱗が落ちる」思いを味合わせてくれた店舗だ。ここから始まって、色々なラーメン店に足を運ぶようになった気がする。もちろん「佐野ラーメン」を代表とする青竹手打ち麺も、私は大好きであることに変わりはない。『いまるや』のお蔭でラーメンを幅広く味わえるようになったと言う感じなのであろう。
今後も、色々なラーメン店を巡って、愉しく感動を味わっていきたいものである。