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店名 |
掲載保留
仲よし
|
---|---|
ジャンル | 食堂、ラーメン、その他 |
住所 | |
交通手段 |
JR桐生駅、西桐生駅 桐生駅から953m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
席数 |
12席 (カウンター4席 ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 お店の裏に5台分程度あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
備考 |
15時〜17時まで休憩 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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とても個性的で、ちょっと不思議な食べ物がいろいろ存在する、桐生の街。
幅広のひもかわ創作うどん、肉を全く使わず馬鈴薯澱粉を練り上げるコロリンシュウマイ・・・・
昔から繊維産業の関係で東京や関西方面との往来も盛んだった筈ですし、鉄道でも高速道路でも、東京までは僅か一時間半程度。
別段不便ではないし、南側で関東平野に大きく開けている街なのに、他所にはない独特な食文化が育った不思議な街、それが桐生です。
繊維隆盛なりし頃、羽振りの良い旦那衆が闊歩して、洋食の導入も早かったと言いますね。
大人が洒落こんで洋食を食べたものだから、この街には「子供を体よく騙すための洋食?」まであるのだと・・・
それが、ジャガイモをソースで炒めた「子供洋食」というものだそうで。
本町通りから東側の住宅街に入って暫く歩き、「仲よし」さんという小さな食堂へ。
昔からある懐かしい街の食堂然としたお店で、メニューを見ると、お目当ての「小供洋食」が。
お店に来るまでは「子供洋食」だと思い込んでいたので、子供ではなく「小供」と書いてあるのをみて、てっきりお店の書き間違いなのかと。
店のおかみに訊いてみると、昔から「小供」と書いていたので間違いはないのだと。
小供洋食だけじゃつまらないから「焼きそば+小供洋食」(500円)にしたら?というおかみの勧め。
でもこれ、要はこのあたりの焼きそば屋さんのご当地メニュー「ポテト入り焼きそば」に他なりませんね。
カウンターの中から、ジュージューと旨そうな音が聞こえてきて、あっという間に出来上がりです。
焼きそぱは、ソースが極めてあっさり、水分も良く飛ばしてあって、さらりと旨い。
もやしはシャキシャキ、キャベツも甘い。
ジャガイモは、想像通り「蒸かし芋のソース炒め」であって、焼きそばと混ぜ込んでしまえば、やっぱり「ポテト焼きそば」そのものです。
もちろん、素朴な旨さに箸が止まらず、あっという間に食べ終えてしまいました。
いろいろ調べてみると・・・
やはり「小供洋食」は、「子供騙しの洋食」とはちょっと背景事情が違っていました。
桐生ご当地の繊維産業がまだ盛んだった昭和初期、職工さんや女工さんたちの仕事の合間に「小腹を満たすよう供された」のが発祥なのだと。
茹でたり蒸かしたりしたジャガイモを、キャベツやもやしなどと一緒にソースで炒めたもので、ソースの味付けであるが故に「洋食」と呼ばれたわけです。
まだまだ質素な食生活を営んでいた当時を彷彿しますが、洋食の導入が早かった桐生であるが故、庶民のこういう食にも、ソース、洋食というふうなエッセンスが入りこんだのは興味深いですね。
戦後になると、これが焼きそばに添えられたようで、この辺りからは、ポテト入り焼きそばとの垣根がちょっとわかりづらくなってきます。
もちろん、機織りの仕事に忙しいお母さんたちが子供のおやつに買い求めたり簡単に作ったりしたこともあったでしょうから、そのあたりから「小供→子供」と、だんだん意味も転じてきて、結局今では子供洋食との紹介も散見されるわけです。
ジャガイモと有職主婦がキーワードであるあたり、例のコロリンシュウマイとも似通った事情なわけです。
歴史背景、産業背景が垣間見える、ご当地庶民の食。
無理やりご当地食を作りだそうと躍起になる自治体も多い昨今、桐生というのは、本当に羨ましいほど懐の深い街ですね。