「特盛」実食への道筋♪ : 万里

□■□■□ 2017.5.26 再訪 □■□■□

【 (62) メガ盛行脚レビュー その48-2】

こう言うのを先に延ばせないと言うか、せっかちと言うか、まさか再訪が翌日になるとは流石の私も驚いている。
が、「特盛」実食への道筋、ついに完遂！


『万里』
群馬県桐生市本町3丁目5-40
0277-22-9057


こちらへ、2017.5.26（金）に再訪。
食したメニューはもちろん「焼き肉丼 特盛」である。

今回は開店時間に到着。今週は時間休をもらえるタイミングがあり、それをしっかりと利用しての訪問である。
先客1人が既に入口に並んでおり、その方に続いての入店となった。

開店の暖簾を出しながら、女将さんがすぐに私に気づいて微笑んでくれた。私も嬉しくなって、

「今回は秤を置いてきましたからね」

と言うと、女将さんが軍隊式敬礼でニコッとしながら、

「了解しました。あっりがとうございまーす」

と、おっしゃってくれた。なかなかお茶目な女将さんである。女将さんの可愛い笑顔に、私のテンションも一気に高まる。

着席してすぐに「焼肉丼 特盛」を注文。ワクワクしながら配膳を待つ。

10分少々で、先客の「焼き肉丼 大盛」に続いて配膳となる。
やや大振りのラーメン丼〔『自家製ラーメン大者 （DAIJA）』の「大盛り券」の丼と同サイズ〕にうずたかく盛られた「焼き肉丼 特盛」、これは相当なインパクトがある。

が、その量も一目見て「何とかなる」と直感。まずは配膳写メをじっくりと撮影し、徐にストップウォッチを押して、実食へと移る。


「焼き肉丼 特盛」大盛 1,030円の 200円増し = 1,230円

とにかくこの「特盛」コストパフォーマンスが非常に高い。「大盛」の倍量で金額が 200円しか上がらないのだ。重量的にも推定値ではあるが、確実に「大盛」の倍量である 2.0kg はあろう（計算上は 2.1kg と推定される）。
何でも先代から、この「大盛」プラス 200円は変わらずに守っている価格なのだそうだ。腹を空かせた群大〔群馬大学工学部〕生に、自前で出せる金額で腹一杯食べさせてあげたいと言う先代の心意気が、代々守られてきているわけだ。

その量であるが、女将さんによる公称は「大盛の 2.5倍」とのことだが、店主に直接伺ったところ「だいたい大盛の倍くらいだいね」と教えて戴いた。
いずれにせよ、「大盛」の倍以上の量でたったの 200円プラス。これは本当にありがたい。


5cm 大の柔らかい豚ロース肉が、うずたかく盛られたご飯にぺたぺたと貼り付けてあるかのように配されいるのだが、ご飯の量が倍量となったその面積に隙間なく配されており、肉の量は「大盛」の倍量以上かも知れないと思われた。

この焼き肉にまぶしてあるタレがご飯にも充分に染みている。「つゆだく」と言うほどでなく、それは必要充分量なのだ。「特盛」も「大盛」もそのご飯に適切な量のタレがかかっている。これもプロの感覚のなせる技なのだろう。

ご飯は、やや固め。「強い（こわい）」と言うほどではないが、とにかくこのタレに合う固さなのである。店舗のご飯の固さを決めてしまうくらいの看板メニューなのだと言うことなのかも知れない。

実は、この「焼き肉丼」独特の濃い口醤油を主にした甘めのタレの配合も先代譲りだそうで、そのレシピをずっと守り続けていると女将さんは言う。女将さんの先代に対する相当高いリスペクトがうかがえた。


「スープ」

この「スープ」、確実に中華スープなのだろうが、やはりラーメンスープとはどこかが違う。昨日もそうであったが、今日もまた、何回啜っても、そのレシピが見えてこない。「海老出汁なのかも？」と思い、女将さんに伺うが、「海老出汁はすぐに臭みが出るから、海老出汁を売りにしているお店でも粉末出汁の後付けですからね」と涼しい顔をしている。

実は、この中華スープのレシピも先代譲りなのだそうだ。女将さんの先代リスペクト度からも、レシピの秘密をお教え戴けるわけがない。そう申し上げたところ、「どうぞ存分にお楽しみください」と来た。もはや降参である。
その後も、何度啜ってもレシピは全く見えて来ず。「あっ、この特徴なんだよな、他のラーメンスープと違うところは」とまでは分かるが、そこから先は皆目見当もつかないのである。

兎に角、懐かしい味、本当によく舌に慣れた味。。。なのである。


そうこうしているうちに、大変残念なお知らせの時間となる。

「焼き肉丼 特盛」間もなく完食の時間となってしまいます。。。(T_T)


完食時間は、8分57秒6。

まずまずの爆食い系で突っ走ってしまった。今回はスープの器が大きくラーメン丼で配膳され、レンゲが付属していた。そのレンゲで食したこともタイム短縮に強く影響している。「大盛」で 6分以上かかっていたものを、その倍量の「特盛」で 9分未満。我ながらよく頑張ったと思う。(^O^)v

実際、美味しかったので、ぐんぐんレンゲが進んだのである。


ああ、実に美味しうござった。


今回は、前回同様女将さんとの約束を守り、食材の実測計量はしないことにした。
しかし、どのくらいを食したのかは記録に留めておきたいので、食前・食後の体重を 100ｇ 単位で計測をしてみた。
単位が100gであれば、余りにも不正確な数値でもあるわけだし、どこまで行っても推定値であるわけだから、後々トラブルを引き起こすこともあるまいし、問題はなかろうと考えた。実際の体重増加は、

食前 着衣状態 65.0kg → 食後 着衣状態 68.0kg

であった。ピタリ賞と言うわけではないが、見事に総重量は 3.0kg の増加。

この間、食事中に、水をコップで2杯（概ね 180cc × 2杯 = 360cc = 360g）、サービス品の「キムチ」を醤油小皿で山盛り3杯（1杯約 100g × 3杯 = 約300g）を口にしている。
スープに関しては、直径 18.5cm の同様なラーメン丼で計量してみると、およそ 300g 程度であったと推察される。

以上の結果から、3.0kg - 360g - 300g - 300g = 2.04kg となり、

「焼き肉丼」特盛 約 2kg（推定）

ととらえておきたい。


最後にまとめとして、今回の推定値を整理しておく。

「焼き肉丼」特盛
約 2kg（推定）
器サイズ
直径 22.5cm
高さ 9.5cm

「スープ」
約 300g（推定）
器サイズ
直径 18.5cm
高さ 6cm

「キムチ」
約 300g（推定）

総計実食重量（推定）2,600g
完食時間 8分57秒6


『万里』、、、夜営業のみなので、再訪の機会はなかなか取れないかも知れない。
しかし、この「焼き肉丼 特盛」、その量と言い、味と言い、実に私好みなのである。
しかも、完食記念「特盛パスポート」も戴いた。私だけの、いつでも「特盛」が注文できるパスポートなのだそうだ。

これはもちろん、再訪せずにはいられまい。


□■□■□ 2017.5.25 初訪 □■□■□

【 (61) メガ盛行脚レビュー その48-1】

食べログを初め、メガ盛のお店として必ずと言っていいほど名前が挙がるこちらのお店は、「特盛」実食前に「一度は量を見てからにしてもらいたい」というコンセプトから、一端「大盛」を完食した後でないと「特盛」には辿り着けない。


『万里』
群馬県桐生市本町3丁目5-40
0277-22-9057


こちらへ、2017.5.25（木）に訪問してみた。
食したメニューはもちろん「特盛」へとつながる「焼き肉丼」である。

様子見と「特盛」チャレンジ権獲得が今回の目的であり、「特盛」のレビューこそ本来の【メガ盛行脚レビュー】になる。

実際、今回のレビューは単なる「大盛」レビューであるから、いずれ「特盛り」のレビューを記載する際は、新しくログを追加せず、今回のレビューに書き加える形にしたいと考えている。


こちらのお店では、以前、SNSでの計量値（実測値）の記載が元となって、トラブルに見舞われたことがあるそうで、

「計量数値のアップは絶対にしないでください」

とのたっての依頼を、女将さんからお受けしたので、今回も、近い将来の「特盛」レビューも、計量は実施しないこととする。
大まかな目分量での数値で考えていきたい。


今回食したのは、

「焼き肉丼」830円 ＋大盛 200円

焼き肉の肉自体は豚バラ肉ではなく、やや脂身の少ない部位である。柔らかさも充分にあるので豚ロースのような気もするが、そこはにわかには判定できなかった。
丼に、いわゆるてんこ盛りにしたご飯、そのご飯を前面覆うように、豚肉が置かれている。と言うかむしろ貼り付けられていると言う感じだ。
濃い口醤油を主にした甘めのタレで、ご飯にかかっている部分は、そのタレだけでも充分に箸が進む。食欲をそそるタレである。

「ミニスープ」（「焼き肉丼」付属）

通常はこういう付け合わせのスープは、その店のラーメンスープなのだが、配膳されたスープに餃子をつけて食したところ、何かが違う。中華料理店なので、和風出汁と言うこともないだろうと思われるが、何やら舌に慣れた味わいがする。鰹だしか何かが使われているのだろうか、不思議な味わいのスープであった。

「餃子」330円

かなりの熱々で提供される。一口目は、危うく火傷しそうなくらい熱かった。「本来の餃子はこの熱さだったよな」と、昔の餃子の味わいを思い起こさせてくれた。
野菜がたっぷり入り、皮がぱりぱりに焼かれている餃子だ。どちらかというとしっとり系のふにゃふにゃの餃子が好きな方ではあるが、これはこれで、あり。美味であった。


合計金額は、1,360円。
次回の特盛実食を楽しみにしたいと思う。


ちなみに、こちら『万里』では、常時サービス品として、タッパに入った「キムチ」が提供されている。これが浅漬けでなかなかに旨い。
女将さん曰く「時間が経つと味が変わっちゃうので浅漬けにしてあるんですよ」とのこと。
ところがところが、日本人向きというか、私向きというか、本当に旨くて、推定 200g はお代わりして食べてしまった。


今回は実測値は掲載しない約束でもあり、実際正確な計量は行っていない。丼が通常の丼のサイズであったので、400g 少々と考えて、手で持った感じの推定値ではあるが、器ともの重量で 1kg半はあるように思えた。従って、ぶっきらぼうではあるが推定 1kg 以上としておきたい。


「焼き肉丼」大盛 約 1kg（推定）
器サイズ
直径 15.5cm
高さ 8cm

完食時間 6分14秒5

こぼれ落ちてくるてんこ盛りのご飯にやや手こずってしまった。なかなか楽しませてくれる盛りの量である。