一品にきらめきを♪　風光明媚な酉こうの京赤地鶏のスタイリッシュな焼鳥や濃厚白湯麺は美味さは一度食べたら忘れる事が出来ません！　～上州の美味しいお店を巡って～ : 酉こう

2017.11.25に寄らせて頂きました。
高崎市の国道354号の九蔵町の信号から西へ150Ⅿほどの所にあります。

高崎市柳川町にあります「酉こう」様にはずっと行きたいと思っていました。
スタイリッシュな店内に旨い事が請け合いの焼鳥、そして厳選された食材と職人技術の競演があります「酉こう」様には年末にボーナスが出たら彼女のウサ子ちゃん（仮名）と一緒に行く予定でした。
自分もウサ子ちゃんも焼鳥は大好きで二人ともお酒は苦手なのですが喜んで食べれる事は間違いなしだと思ったからなのです。
しかし・・・前倒しで一人で「酉こう」様に行く事になるとはこの口コミの一週間ほど前までは夢にも思いませんでした。

とある友人が高崎に来る事になり、2017.11.25の夜に会う事になりました。
その方はお酒が飲めるので折角、高崎まで来てくれるのなら美味しいお店に連れて行きたい・・・と思い、「酉こう」様をチョイスして予約しました。
「ウサ子ちゃんには悪いけど・・・いよいよ酉こう様に行ける♪」
と思いながら仕事をしていた前日の夕方に友人から連絡が着ます。
残業前の休憩の時に
「どうしたかな？」
と思いながらスマートフォンを見てみましたら・・・その友人が急性胃炎で病院に運ばれてしまったのです！
さすがに無理して高崎に来て貰う訳にはいかず
「治ってまた機会があれば高崎に来て下さい・・・ゆっくり休んで体を治しましょう」
と連絡しますとすぐウサ子ちゃんに
「急で悪いんだけど明日、時間取れない？友人が急性胃炎で入院したらしいから・・・あの酉こうに行くんだけど、お金は自分が出すから」
と連絡するのですが・・・こういう時に限り、返信がありません。
夜に電話をしても繋がらず
「参ったな・・・出てよ」
と思うのですが・・・返信が着たのは翌朝で彼女は前日に親戚が家に来ていて連絡が取れず、しかも
「今日の夜は焼肉に行く予定です・・・親戚の高校生と久しぶりに会ったから、ウチのみんなと藤岡で焼肉を食べる予定なの。折角誘ってくれたのにゴメンね(;´･ω･)」
と連絡が着て、それに水を差すのは人として間違っていますから
「またチャンスはあるよ・・・他の人と行って気を遣うぐらいなら一人で行ってみるわ。悪かったね」
と返信して、いつも通りに泳いでデカ盛り挑戦をしてから、予定通りの時間に「酉こう」様に行く事にしました。

柳川町は街中で駐車料金がかかるのでミミー号MK-2(自転車)で向かう事にしました。
11月の末ですと夜は寒く、ダウンジャケットを着て行くと・・・高崎の街中は沢山の人が歩いていて
「土曜の夜は人がいるな・・・」
と寂しく思いながらもお店の前に到着します。
立派な店構えで少し入るのに躊躇するのですが・・・
「ええぃ、ままよ！」
と思い、中に入りますとスタイリッシュな店内なのですが、沢山のお客様が美味しそうに焼鳥や料理をつまんでいまして
「全然、自分でも大丈夫だ」
と感じ、お店の方に
「二人で予約したのですが友人が病気になってしまい、一人でも大丈夫でしょうか？」
と聞きますと快く、了承して貰いカウンター席に案内されました。
先にドリンクを聞かれて・・・自転車で来たのでお酒を飲む訳にはいかず「サンペレグリノ」(イタリアの炭酸入りミネラルウォーター)を頼み、焼鳥のメニューを見ますと見慣れないのが多数有り、戸惑ってしまいました(汗)。
焼鳥は「むね、かしわ、つくね、せせり、白レバー」をそれと画像映えしそうな(笑)、「フルーツトマトの粉雪仕立て」とこれだけは絶対に食べたかった「白湯麺」を頼み、トイレに行って待つ事にします。

トイレに行った時に奥のお座敷を見ましたら・・・土曜の夜でしたから、若い方が楽しそうに飲み会をしていました。
カウンター席のお客様も連れの方ばかりで一人のお客様は自分だけですが
「念願の酉こう様にやっと来れたから・・・こんなに嬉しい事はない」
という気持ちの方が強かったです。
「酉こう」様を経営しています「BEDARF GROUP」様の系列店であります焼肉店の炭こう様と支那そばのまるこう様
には行きましたから
「これでコンプリート！」
と思っていたからです(笑)。
席の戻って、先付けの宮崎地鶏の煮物と口直し用の大根のみじん切りをつまみながら待っていましたら・・・料理が運ばれて来て、いよいよ開放的なカウンター席から「酉こう」様の料理を五感で楽しむ時が来ました(笑)。

まずは前菜の「フルーツトマトの粉雪仕立て」から食べてみます。
繊細な盛り付けはフレンチみたいで驚くのですが、フルーツトマトは糖度が高くて爽やかな甘みがあり、洗練された美味しさがありました。
下には粉チーズが敷いてあり、トマトとチーズの相性は定番の美味しい組み合わせですから箸がドンドン進んでしまいます。

そして、メインの焼鳥を食べてみようとするのですが・・・こちらも洒落ている形で串刺してあり
「ロールされてある焼鳥なんて初めて見た」
と感嘆してしまいました。
ロールされた「むね」はさっぱりとした味なのですが・・・口の中で肉汁が溢れ出てきて鶏胸肉とは思えない程にジューシーな旨味があり、親鳥のお肉らしい「かしわ」は若鳥よりは脂が多くジューシーな味わいですが、もちもちとした弾力のある歯応えがあって含蓄のある美味しさがありました。
鶏の首周りの部位であります「せせり」は皮に焼目が付いていて香ばしく、お肉はとても身が締まっていて歯応え良く適度な脂身を持ちますから、噛めば噛むほどに美味しい爽快感に魅せられてしまいました。
「白レバー」はレバー特有の匂いや臭みが全く無く、まろやかな舌触りでコクと旨味が楽しめる美味しい一品で新鮮なのが最初の一口でわかり、レバーが苦手な方にも食べて頂きたいです。
そして・・・中に入りました紫蘇の香りが心地良い「つくね」は柔らかくてねっとりとした食感は肉本来の味を楽しめ、表面は甘辛いタレの層、中の身はもちもちとした歯応えがあり二重の食感が楽しめた
「こんなにも美味しいつくねは初めてだ！」
と思ってしまいました。

そして、〆はお楽しみの「白湯麺」です。
薬味のネギだけなのですが鶏の旨味が凝縮されたスープは臭みがなく、ポタージュスープの様に口当たりも滑らかなので
「これは長時間煮込んでいて丁寧に濾しているから・・・こんなにも美味しいんだ」
と絶賛してしまいます。
縮れ麺ですから濃厚スープに大変良く絡み、とても美味しいですからドンドン啜れてしまいます。
塩加減や油の濃度も丁度良く、完成度の高い一杯は一口食べれば病みつきになる程で
「ラーメン屋さんのよりも美味しいわ！」
と思う程で最後の一滴まで濃厚スープ飲み干したくなる様な説得力のある「白湯麺」はやはり自分の見立て通りの美味しさがありました。

お店の中はカウンター席とお座敷があり、清潔感のある店内なのでスタイリッシュな大人の夜を過ごす事が出来ます。
週末は予約は必須で予約なしで来た方は入れなかったので先に連絡をした方が良いと思います(027-321-2288).

今回の美味しいポイントは焼鳥に厳選された地鶏を使っている事で「むね」や「かしわ」に使われました京赤地鶏はきめ細やかな肉質に適度な弾力と脂の甘みがあり「つくね」では皮の脂身が厚くジューシーな宮崎地鶏を京赤地鶏を合わせてますから双方の旨味が増し、厳選された食材を適材適所に使っていると思いました。
それらを丁寧に炭火焼きでいますから・・・地鶏の魅力が最大限まで引き出されて、自分はどの焼鳥達にも煌きを感じました。
そして、濃厚な鶏の旨味がクセになる「白湯麺」は極上の美味しさがあり、濃厚で旨味がたっぷりですからこの「白湯麺」を食べに行くだけでも「酉こう」様に行く価値はありました。
ウサ子ちゃんに「酉こう」様の画像を送りましたら
「この焼鳥は美味しそうだね～♪私の方はお肉はあまりでシラス粥が一番でした♪」
と連絡があり
「また行けばいいよ・・・酉こう様の焼鳥は全種食べたいからすぐに行くと思う」
と返信して、次もスタイリッシュな料理を楽しみたいと心から思うのでした。

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした