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abtabetaiさんの他のお店の口コミ
店名 |
るぅ~
|
---|---|
ジャンル | カレー |
予約・ お問い合わせ |
027-324-8867 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
車 南高崎駅から726m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
17席 (カウンターあり、テーブルあり) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 7台、うち1台はつめこみ |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、オープンテラスあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
オープン日 |
2010年3月14日 |
備考 |
ペットはテラス席のみ可。 |
お店のPR |
欧風カレーの店
日本人になじみのある欧風カレーの店です。 低温でねかせたルゥは、あじわい深くうまみの多いカレーになります。 |
初投稿者 |
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静かな住宅街の一角にあるカレー屋さんだった。
おうちの一角を改造したレストランはシンプルで清潔で広々していた。こういう空間はスピーカーの音が心地よく響く。
エプロンとお喋り。平日13時で二組四名。のんびりお食事。楽しげな会話が聞こえてた。
ゆったりとしたキッチン。カウンターの向こうにはいかついマスターがいて少し怯んだ。
でも、席に着くとすぐに快活で綺麗なおねいさんがグラスとチェイサーポットとスプーン&フォークの入ったカゴを持ってくれて少し緊張が解れた。
チキン、カツ、ハンバーグ。だいたい千円を少し切るくらい。幾つかあるメニューの中から一日五食限定のスマトラをオーダーする。すると、すぐにおねいさんが今度はすぐにサラダを持ってきてくれた。
するすると。
オペレーションがよかった。
ひとつのお店でお客が来てから帰るまでの流れはたいてい同じ。スタッフの作業は決まっている。あたりまえのことをあたりまえにすればほとんどトラブルは起きない。
だけど時としてボクらの心の中のサボリタガリーナや今日はなんだかメンドクセーナが顔を覗かせる。
シンクにたまったグラス。
「早く水くんない?」
客を苛立たせる。小さな因子がやがて重大なトラブルに発展する。そんな光景を何度も目にしてきた。
けれどもこのお店の淀みないサービスは素敵だった。そう思うとなんだかキッチンのマスターが凄腕シェフに見えてきたから不思議だ。
サラダを食べ終えた直後。
ほらほらきたきたスマトラだ。香味野菜やスパイスを煮込んだ漆黒のカレーとラグビーボール型のごはん。あと福神漬け。
スマトラカレーというと神保町のお店が有名だろうが、かの有名店より濃厚かつチリが効いる気がした。回しかけられた生クリームの甘味がいいアクセント。辛いだけの単調さはなく、スモーキーな旨味がごはんによくからんだ。ダイス状のポークはコロコロたくさん入っていてパサつくこともない。ほどよくついた脂身はぷるぷるでジューシーだった。
うまかった。あっという間に食ったった。席を立った。同時に洗い物をしていたおねいさんが水を止めて手を拭く姿が目に入った。
「920円です」
レジの前にはボクの訪れを迎え入れるように笑顔のおねいさんが待っていた。
お釣りを受け取るタイミングでキッチンの奥からマスターが出てきた。
「ごちそうさまです」
なんだか気分がよかったボクは言った。マスターとおねいさんが同時に「ありがとうございます」と言った。東京じゃなかなか見れない混じりけない笑顔だった。
なんだかボクは不器用と誠実と愛を見た気がした。地味で時間のかかるクックから生まれ、するっとサクッとお皿の上から消えていくカレーさん。
同じレシピでも作り手で味が変わってしまうカレーさん。
今日のおいしいは武骨なマスターが真摯に作ったからだと思ったら、なんだかボクも頑張んなきゃと思った。
ド派手なターミナルでみんな羨ましがるよなコースを食うより高崎の外れでカレー食ってる方が幸せだった。
その日は十日間続いた雨の後の真夏日だった。
光に満ち溢れる高崎の空はまるで洪水の後のアララトだった。
照りつける太陽。弾ける熱気。
今年ももうすぐ夏が来る。
こんな日はカレーにしようぜ。