『洋麺亭』Ｌサイズ計量の旅 第三弾 : 洋麺亭 榛名店

【 (71) メガ盛行脚レビュー その52】

パスタ王国群馬には、本格イタリアンの域には及ばないものの、大衆的価格のスパゲティを超大盛りで提供してくれる店がいくつかあるのだが、その中でも代表的なチェーン店『洋麺亭』。その店舗を巡る旅、その第三弾は『榛名店』である。

ちなみにこちらは、『高崎店』からの連食になる。


『洋麺亭 榛名店』
群馬県高崎市神戸町469-1
027-386-5403


こちら『洋麺亭』、数多くのメニューがあるが、大概の場合、私は「バジリコ」（大葉の香りとあさりでさっぱりと）を戴く。しかし今回は「『洋麺亭』Lサイズ計量の旅」と言うことでもあり、計量において浅利の殻の扱いに悩まなくてすむようお気に入りの「バジリコ」は避けようと考えた。そこで今回、2017.6.10（土）に選んだメニューは、和風スパゲッティの中では定番と言える、


「和風きのこ」（山菜とツナの入った洋麺亭自慢の和風ソースで煮込みました）
S 1人前（乾麺150g）26cm = 756円（税込）
M 2人前（乾麺300g）44cm = 1,026円（税込）
L 4人前（乾麺500g）横 55cm × 縦 39cm = 1,426円（税込）


である。

Ｌサイズを注文すると、マニュアル内に明確にあるのだろう。「4人前ですがよろしいですか？」と常に聞かれる。が、このコール、もはや私にとって心地よい響きだ。これを聞かれないと落ち着かなくなってしまうくらいに『洋麺亭』のLサイズに慣れ親しんでしまっているのである。
ところが、こちら『榛名店』のうら若いウェイトレスさん、見事に受け流してしまった。訪問時間が 11:46、先客・後客ともに増え始め、本格ランチタイム突入へ向けての焦りからなのだろうか。ちょっとだけがっかりしてしまった。


茹で前乾麺 500g と公称する『洋麺亭』のLサイズ。文部科学省発行の「日本食品標準成分表 表15 重量変化率」では、「マカロニ・スパゲティ」の重量増加率は 220% とある。単純計算で Lサイズは、麺のみで茹で上げ後重量は 1,100g になることになる。
計算上では、スパゲッティは具材の量がさほど多くはないので、総重量が 2.0kg を越えることもあるまい。その場合、熱すぎる状態でなければ、完食時間は確実に10分は切るものと思われる。

実際のところ、過去の Lサイズ完食時間は、7分16秒、6分30秒、4分50秒というものが記録に残っていて、回を追う毎に時間短縮が図られている。
本日、まだ20分と経たない前に食べ終えたばかりの完食時間は、5分20秒。この30秒は、どうやら総重量の上ブレ 250g 増によるもので、実質は時間短縮と考えてもいいようなのだが、まあそれは一先ず置いておこう。
いずれにしても５分程度でこのLサイズ、ずっと完食してきている。

そうこうしているうちに、今回も注文後10分程で配膳。

11:46 入店、11:53 配膳。何という素早さであろう。土曜日の本格ランチタイム突入開始の時間帯、後客は次々と訪れてくる。こちら『洋麺亭』では、今までに 15分待たされた経験は未だかつてない。
接客、受注、配膳など、サービスに向けての教育が充実している『洋麺亭』。これは全店で共通のものと言っていい。今までどの店に行っても大きな不満を感じたことがない。もちろん、初訪問のこちら『榛名店』も合格点である。〔唯一の「残念」は「４人前ですが、、、」のコールをしてくれなかったことだが、これは私の勢いに飲まれたと考え、よしとしておこう。（笑´∀｀）〕

計量、写メ撮影と済ませ、いよいよストップウォッチを押して実食へと移る。


麺は『榛名店』もまた、相変わらずの al dente。
この硬さを全店舗で終始提供してくれる『洋麺亭』。その日の天候、湿度など、茹で上げ時間に影響を与えるだろうに、どんなマニュアルのだろうか。変わらぬこの al dente、もはや奇跡である。本当に凄いことだと思う。

さて、この「和風きのこ」、奥さんは何度か食しているが、一口分けてもらうようなことこそしたが、一人前？〔4人前か（笑´∀｀）〕全量食すのは初体験である。和風系は、出汁が利いているのは好いが、スパゲッティ独特のコクに欠ける気がしていけない。今回、試験的に食してはみたが、次はないような気がする。
ただし、『洋麺亭』の和風が良くないと言うことではない。飽くまでも、私の好みの問題である。。。

具材は、山菜、刻み海苔、ツナ、ブナシメジ、マッシュルーム、椎茸、その上に刻みネギが色味よくかけられている。

スープ量は「ソースで煮込みました」とある通り多めで、和風故の油分が少ない点を補っている。
ちなみに、和風は麺の乾き方が若干早い気がした。油分の関係だろうか？

麺は比較的早めに熟れた温度になった。これも油分の少なさが影響しているのかもしれない。
ここで一気食いに行こうかと思ったものの、そこは、直前の「たっぷり野菜の塩味」Lサイズがしっかりと利いていた。フォークの進みが悪いという程までではないが、やはりゆっくり目。実食総重量で 3kg を余裕で越えるのであるからして致し方あるまい。

とは言え、ペースは兎も角、結果的には難なく完食。最後の一口が、ややきつく感じたのは確かだが。。。

本日もまた、最後の一口を食する頃には、え？ もう終わり？ と言う感であった。


いつもながらに美味しうござった。


完食時間は、6分55秒5

大幅なペースダウン。が、それもよし。Lサイズ2皿、これを総時間 12分15秒8。これはなかなか優秀なタイムではなかろうか。いや、よく頑張ったと思う。

完食後、器の重量を計測し、総重量（実測値）を早速に計算。結果は、1,890g。「たっぷり野菜の塩味」1,894g と合わせ、実食総重量 3,784g。これはかなりの重量である。(^O^)v


さて、今回、三店舗軽量を終えて、器の違いがあることを認識した。

高崎店
器サイズ 横 56cm × 縦 38.5cm
器重量 1,980g

榛名店
器サイズ 横 56cm × 縦 38.5cm
器重量 1,930g

前橋上泉店
器サイズ 横 55.5cm × 縦 39cm
器重量 1,916g


器の重量に差異があるということは、毎回器重量を計測しなくてはならないということになる。その差 64g。意外と大きな差異である。『洋麺亭』他店舗はもちろんのこと、チェーン店系では毎回、器重量まで確実に計っていくよう心がけていきたいと思う。


今回の実測値は、

「和風きのこ」L
総重量（実測値）1,890g
器サイズ
横 56cm × 縦 38.5cm
器重量 1,930g

完食時間 : 6分55秒5
〔日時 2017.6.10.12:09 完食〕


さらには、本日前半の部


「たっぷり野菜の塩味」L
総重量（実測値）1,894g
器サイズ
横 56cm × 縦 38.5cm
器重量 1,980g

完食時間 : ５分20秒3
〔日時 2017.6.10.11:28 完食〕

トータルル実食総重量 : 3,784g
総完食時間 : 12分15秒8


Lサイズ2つ、、、どうにかギリギリ美味しく食せる量であるが、金額 2,852円。さらには、そんなにスパゲッティばかり食わなくても！ なんて思いもある。まあ、このチャレンジ、二度はしないことだろう。(^_^;

兎にも角にもご馳走さまでした。