昭和レトロで暖簾を守る一二三食堂♪　80年以上に渡って愛される定番メニューは山の様に高いヒレソースカツ丼と食後の牛乳！　～群馬カツ丼名店巡り～ : 一二三食堂

2017.12.16に再訪させて頂きました。
高崎市役所から北東へ300Ｍ程行った街中に有ります。

高崎市の街中にあります老舗の定食屋の「一二三食堂」様。
「一二三食堂」様は1928年(昭和3年)に創業し、昔は高崎に駐屯していました歩兵第十五連隊の御用達の食堂という歴史のあるお店で高崎市民なら誰もが知るソースカツ丼の名店でもあります。
自分も食べログを始める前に寄らせて頂き、とある夏の暑い日に寄り定番メニューであります美味しい「ヒレソースカツ丼」を頂き、舌鼓を打鳴らした記憶があります。
新聞の中に入っていたタウン誌を見ますと
「群馬県人なら一度は食べておきたい！あの店の看板メニュー」
と出ていまして、パラパラっと見てみますと・・・高崎の名店が並ぶ中、あの「一二三食堂」様も紹介されていて
「立派なソースカツ丼だったよな・・・ソースカツ丼好きを語るならまた行かないといけない」
と思いますが高崎の街中は中々行く機会が無く、じっと待つ事にします。

2017.12.16。
翌日に彼女のウサ子ちゃん（仮名）と40キロ離れたエルベ様へ遠征の為にこの日は遠出する事を止めて高崎の街中にあります以前から気になっていたお店を渦巻の様に片っ端から行く「高崎街中三連食メールシュトローム作戦」を実行する事にしました(笑)。
行くお店は最近ハマっています手打ちラーメンの清仁軒様と同じくハマっていますイタリアンのエ・ヴィータ様は決まっていたのですが、その間の二食目に「一二三食堂」様に行くか和人良様に行くか決められず、美味しい手打ちラーメンを食べている間も
「どっちにするか・・・鯛飯だとお腹は楽だけどソースカツ丼も捨てがたいし・・・」
と考えてしまい、清仁軒様を出ても決める事が出来ませんでした。
ただ、この日は小回りが利くミミー号MK-2(自転車)で来たので先に近い和人良様に行くのでしたが・・・この日は
「予約で満席です」
と紙が貼っていてランチは提供してなさそうでした。
いつもなら、絶望のあまり自決したくなるのですが(笑)・・・自分の住む高崎ならいつでも行けるという気楽さもあり、すぐに「一二三食堂」様へと気持ちを切り替え、師走の風を切りながらミミー号MK-2のペダルを漕いでいきます。

お店には正午前に着き、中に入りますと・・・前回は高崎祭りのおかげで大変混み合っていましたが今回は何席は埋まっていましたが空いていました。
小さいお座敷に座り、年配の奥様に前回と同じく「ヒレソースカツ丼(大盛)」を注文。
「食後にコーヒーか牛乳が付きますが？」
と奥様に言われて、前回アイスコーヒーを頼んだのは覚えていたので今回は滋養強壮の為に「牛乳」をお願いします。
休みでランチに来た中年男性や近くの販売店の女性店員様が美味しそうにランチを食べているのを見て、前回の口コミを見ながら待つ事にします。

前回の口コミは食べログを始める前に行き、食べログを始めてからすぐに書いたレビューでしたから極めて真面目に書いていて
「面白味も何もない」
と自分で思ってしまいました(笑)。
イイねの数も少なく、他の方のコメントも無かったのですが・・・自分は「一二三食堂」様の口コミを書けた事に大変満足した記憶があります。
すぐに読み終わってしまったのでここを調べてみましたら・・・とあるサイトに「一二三食堂」様が食後に牛乳を提供する理由が書いてあり、これはここの奥様のアイデアで自分の様に男の食事だと栄養が偏ってしまうからカルシウム不足にならないようにと始めたと書いてあり
「お店側のお客様を思う気持ちがこのサービスになったんだ」
と思い、少し感慨に浸ってしまいました。
ですが、その感慨も山の様に高くて立派な「ヒレソースカツ丼(大盛)」が運ばれて来るのを見て吹っ飛んでしまいました。
いつも一緒のウサギもキーホルダーが
「道を誤ったのだよ。三連食の二食目でデカ盛りに近い大盛ソースカツ丼を食べる貴様はお腹がはち切れる運命なのだ！分かるか！！」
と木製帰りの男みたいな事を言うのでお約束通りに
「まだだ。まだ終わらんよ！」
と絶体絶命の窮地に立たされた赤い彗星の様な事を呟き、80年以上に渡って愛される定番メニューを食べていきます(もちろんガ○ダムっぽい会話は妄想です、笑)。

大きいカツが3枚もありご飯の上で立っていて見た目から期待させてくれます「ヒレソースカツ丼(大盛)」はまさに「一二三食堂」様の自慢の逸品で見るだけでも価値があると思います。
サクサクした厚身のある歯切れのいいヒレカツにとろみのある甘辛いソースを共に食べますと・・・
「美味い・・・美味いや！！」
と本気にさせてくれる唖然たる美味さがあり、自分は道を誤らずレビュアーも成り損ないでない事をいつも一緒のウサギのキーホルダーに証明出来そうです(笑)。
ヒレカツのお肉は群馬県内の畜産農家からヒレを仕入れているらしく、低脂肪、高タンパクで品質の良い物だけを厳選していますから体の健康に気を遣っていて、お店の配慮がわかります。
ですが、ヒレ肉は厚みはあっても大変柔らかいから歯切れが良く、粗めのパン粉が織り成すサクサクとした食感も大変魅力的で三日三晩このヒレカツを食べたいと思いました。
今回の美味しいポイントは旨味が凝縮された秘伝のソースでヒレカツその物にソースが染みこませてありますから・・・幾らでもご飯が食べられる感覚がありました。
この秘伝のソースはドロドロしているケチャップベースだと思うのですが群馬では珍しくみりんも入っているので和風で甘辛いのですが後味は全くっと言って良い程にくどく無く、これは「一二三食堂」様でしか食べれない個性的なソースで群馬の他のソースカツ丼の名店に負けず劣らずの美味しいソースだと思いました。
前回と同じ、小鉢の大根おろしのしらす添えも冷奴も油揚げとキャベツの味噌汁も美味しくて箸休めにぴったりでハズレが無いです。
ご飯も大盛で相当な量でしたが・・・二食目のランチのも関わらず、「ヒレソースカツ丼(大盛)」に再び会えた懐かしさと嬉しさのあまり今回も「ペロッ」と食べてしまいました

お店の中はテーブル席とお座敷があってかなり年季の入った感じが有り、手書きのメニューや沢山の置物が迎えてくれます。
お店には駐車場が有りませんので車で来る方は注意して下さい(近隣にはコインパーキングは多数あります)。

前回と同じく、土日はこの「ヒレソースカツ丼」はサービスメニューになり普通サイズが980円が900円になりますから大変お得で自分もその恩恵を受ける事が出来ました。
最後に牛乳を飲みながら思ったのですが・・・揚げ立てサクサクヒレカツに個性的で美味しいソースが満遍なく染み込んでいます「一二三食堂」様の「ヒレソースカツ丼」も値段、味、ボリューム共に素晴らしく一度食べたら病み付きになる物がありました。
店主夫婦は毎朝市場を回って野菜や新鮮な肉、魚を確保しているにも関わらず他のメニューも大変安く、どなたでも安心して入れる優良店で頭が下がります。
「ヒレソースカツ丼」と「牛乳」・・・一見ミスマッチに見える組み合わせも老舗食堂のお客様への思いやりから提供している物で
「いつまでも続いて欲しい・・・道を誤る事なく」
と思い、ウサギのキーホルダーを握りしめてお店を後にするのでした。

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。

2015.8.1に寄らせて頂きました。
高崎市役所から北東へ300Ｍ程行った街中に有ります。

プールで泳ぎながら昼食はカツ丼にしたいなと思い栄寿亭、小鳥食堂と行ったので蒼屋と迷ったのですが一二三食堂様の方が近かったのでこちらにしました。
この日は高崎祭りで街中は混みあっておりお店の中も混んでいて辛うじて座れました。

サービスメニューがヒレソースカツ丼だったのでラッキーと思い大盛りをすぐに注文。
お祭りのおかげなのか他のお客様は料理をつまみながらビールを飲んでいます。
自分はお酒が好きじゃないので飲んでる人を横目に見てたら料理が運ばれてきました。

大きいカツが3枚もありご飯の上で立っていて見た目から期待させてくれます。
ヒレカツは肉を叩いているのか赤身なのに柔らかく食べ応え十分です。
ドロドロしているケチャップベースのソースは群馬では珍しくみりんも入っているのか和風でかなり甘いのですが後味がくどく無くいくらでもいけます。
小鉢の大根おろしのしらす添えも冷奴も油揚げとワカメの味噌汁も美味しくてハズレが無いです。
食後に牛乳かコーヒーが付くと言われこういうサービスは嬉しいです。（自分はコーヒーにしました。）

お店の中はかなり年季の入った感じが有り手書きのメニューや沢山の置物が迎えてくれます。

会計の際にサービス券をくれたので再訪の際には彼女のウサ子ちゃん（仮名）と一緒に行こうと思いました。

美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。