1mol の日の『マハトマ』 : マハトマ

遥か26年前、
我が家、我が夫婦の歴史はここから始まった。


『マハトマ』
群馬県高崎市問屋町西1-3-1
027-362-451


本日、2.24 は我が家では『1mol の日』と呼んでいる。
化学の世界で言う、

0℃・1atm における 6.02×10^23 個（アボガドロ定数）の要素粒子を含む理想気体 1mol の体積 = 22.4L

から由来する数字である。
1997年以降 22.7L（STP） に改められたので、実際のところ数値は異なるのだが、関係する年は 1991 年であるから、22.4L で何の問題もない。。。ことにしておく。

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NTP〔normal temperature and pressure〕 22.4L
温度 0 °C (273.15 K) 、気圧 1 atm (101325 Pa) (101.325 kPa)の状態 (1997年より前)
STP〔standard temperature and pressure〕 22.7L
温度 0 °C (273.15 K) 、気圧 1 bar (100000 Pa) (100.000 kPa) の状態 (1997年以降)

IUPAC〔International Union of Pure and Applied Chemistry（国際純正・応用化学連合）〕の規定では、現在の標準状態圧力は 100,000 Paである。従って、標準状態は、海抜 0mでの平均気圧、1気圧〔1 atm・1013 ヘクトパスカル）ではなくなったわけだ。圧力が若干小さくなった分、体積が若干増えたと言うことである。

因みに、まだ高校の教科書では 22.4L で教えているようだ。
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1991.2.24（日）

実はこの日、私と奥さんの初デートの日。まだ交際は始まっておらず、理由をこじつけて誘い、2人待ち合わせて出かけた日である。まあ、要するにこの日の帰り際に告るわけだ。

この日に始まり、今に至る。

『1mol の日』の命名は奥さん。そんな風に2人の始まりを大切にしてくれる奥さんは、素敵だ。(*^^*)


その折の昼食場所が、こちらのお店『マハトマ』なのである。

さて、おのろけはこの辺にしてレストラン評価に移ろう。


『マハトマ』

正規には『ニューデリー マハトマ』
有限会社大阪屋が経営する店舗で、姉妹店には、前橋駅北口方向に『ニューデリー 前橋店』、前橋市文京町に『ニューデリー マムタージ』がある。

こちら『マハトマ』は、客席数64、店舗前の駐車場は公称21台分、席数数から考えるとやや少ないか。

立地は R17 からはやや奥に入るので、ナビなしだと若干分かりにくい。
その昔は家具店の『宝船』の向かいであったが、今はそこにドンキホーテが入っている。

店内はインディアンテイストが大変濃厚である。置かれている調度品は印度から取り寄せたもので、流れる音楽も印度のものだ。
ナンやタンドリーチキン等は、インド人の調理人が焼いてくれ、その姿をガラス越しに眺めるスペースもある。


本日は、

「バーベキューパーティー」1人前2,000円

「本日の前菜盛合せ」
・鶏の炭火焼・レモンガーリック風味
・ガーデンサラダ
・野菜のタウワ
・本日のバコラ（インドのフライ）
・ババト（スパイシースナック）

「本日のバーベキュー3品」
・タンドリーチキン
・海老のスパイシー炭火焼
・シシカバブ

「本日のカレー6品」マイルドコース
・エビのマイルドカレー（ブラウンマサラ）
・パンプキンカレー
・ダールタルカ（インド豆のヘルシーカレー）
・キーマカレー
・バダムパシンダ（マトンをアーモンドで香りな豊かに煮込んだカレー）
・ベジタブルカレー

「ナン」（お替り自由）
「ライス」（お替り自由）

「デザート・ドリンク付」490円

奥さんは、
「トロトロマンゴープリン」と「ラッシー」
私は、
「チョコレートフォンデュ」と「アイスチャイ」

を注文した。

更に追加注文として、

「タンドリーチキン」660円

も戴いた。


『マハトマ』の料理は、総じて十分な香りと程よい辛味と評することができよう。
特にタンドリー料理など、香辛料がよく効いているにも関わらず、不必要に辛くないのが実にいい。日本人の舌に合わせた調理技術である。

ナンに関しては、たっぷりのバターによって存分にしっとり感が作り出され、それが土窯の中で一気に焼き上げることによる香ばしさと噛み合って、美味この上ない。何にも増して、粉っぽさを一切感じさせない出来上がりが、本当に素晴らしい。
最初の配膳ではフルサイズのナンが出されたが、お替りではハーフサイズのものであった。常に温かく食べられるようにとの配慮と聞いている。
セットメニュー、ナンお替り自由と言うのは、とてつもなく嬉しいサービスである。
今回はお替りを8枚戴き、十分にお腹一杯になった。

ライスは、ウコン、カルダノン、バターで炒めた「スパイスライス」である。カレーをかけても、そのままでも、どちらもOK。
美味しく戴き、こちらはお替り3杯させてもらった。

どのカレーも皆丁寧に煮込まれており、味わいに深みが感じられる。辛味に関しては、今回マイルドコースをセレクトしているので、コメントは差し控えたい。
次回は単品で大辛カレーを頼んでみよかと考えている。

コースてセレクトしているカレーにマトンはあったが、チキンがなかったのは残念であった。
ヒンズーの国インドでは、牛豚の代わりともなっている鶏の肉。カレーとの相性抜群なだけに、ないとなるとかなり淋しいものがある。


帰宅して、今こうしてレビューを書いているのだが、思い出の日の思い出の場所での楽しき食事を振り返り、幸せを噛み締めている。

26年、我が人生の半分近くの年月、いつも共にいてくれる奥さん。奥さんに大いなる感謝の念を表したい。

いつもありがとう！


兎にも角にも、まことに美味しうござった。