3kg 焼きそば 10分チャレンジ成功者 第1号 !! : さぶちゃん

【 (328) メガ盛行脚レビュー その236】

敬愛してやまない、今や著名なる大食い YouTuber となられた「ナツへたれ〔ナツメグ〕」氏のレビューを拝見して以来、いつかはこちらのチャレンジメニューに挑んでみたいものよと考えていたが、今回、ようやくにその機会を得た。こちらのチャレンジメニューには二種類あって、20分 ものと 10分 ものとあるのだが、今回は非常に難易度が高いと考えられる 10分 ものにアタックを掛けてみた次第である。


『さぶちゃんの焼きまんじゅう』
群馬県前橋市上細井町1922-11
090-3248-5993


R17 の前橋市「荒牧町」交差点から、『前橋市立南橘中学校』を道路左手（道路北側）に見ながら東南東進する群馬県道76号前橋西久保線は、赤城山南麓の低丘陵地帯から農村平野部を経て、伊勢崎市の「西久保町一丁目」交差点で R50 とつながっている。その沿線上、R17 の「荒牧町」交差点から、2km 程東進すると「上細井町」交差点に至る。その信号を右折（南折）して、50m 余り南進すると、道路右手（東側）に『さぶちゃん』はある。


店舗看板には『さぶちゃんの焼きまんじゅう』とあり、前橋市保健所の営業許可書の登録となっている「営業所の名称」にも『さぶちゃんの焼まんじゅう』と記されているところから、店名としてはこれが正式名と見てよかろう。一方で、『助平屋饅頭 総本舗』〔群馬県太田市新田木崎町526-11 Official Website : http://www.sukebeya.com/〕の支店としての位置付けでもあり、別名として『助平屋 前橋上細井町店』とでも言うことも出来るだろうか。
因みに、店名となっている「さぶちゃん」であるが、店内に 北島三郎 のポスターが貼られていたり、演歌調の BGM が流れていることなどから、てっきりその 北島三郎 由来かと思っていたのであるが、女将に改めて聞いてみると、店主であるご主人のお名前、木暮三郎〔きぐれさぶろう〕からの「さぶちゃん」なのだそうである。

今回の訪問当日は女将さん一人での営業で、店主の「さぶちゃん」は不在だったのが残念至極。女将さんの優しさは存分に味わえ、それはそれで満足出来たのであるが、ご主人の「さぶちゃん」にもお目に掛かりたかったところだ。次回、「焼きまんじゅう 10本 20分」チャレンジの折には、是非是非お会いしたいものである。


さて、こちら『さぶちゃんの焼きまんじゅう』のグランドメニューは以下の通りとなっている。

「焼きまんじゅう」250円（税込）
「焼きそば」450円（税込）
「大盛 焼きそば」550円（税込）
「特盛 焼きそば」1,000円（税込）
「ラーメン」550円（税込）
「ミニラーメン」360円（税込）
「スープ付き 焼きうどん」550円（税込）
「スープ付き チャーハン」650円（税込）
「肉うどん」550円（税込）
「Aランチ〔焼きそば＋焼きまんじゅう 2個〕550円（税込）
「Bランチ〔焼きそば＋焼きまんじゅう 1串〕550円（税込）
「Cランチ〔ラーメン＋焼きまんじゅう 2個〕650円（税込）

「鶏のからあげ」520円（税込）
「国産ごぼうのから揚げ」320円（税込）
「もつ煮」320円（税込）
「チーズカリカリ上げ」320円（税込）
「焼ぎょうざ（5ヶ入）」320円（税込）
「手羽先（2ケ）」320円（税込）
「おまかせサラダ（各1人分）」320円（税込）

看板メニューの「焼きまんじゅう」と「焼きそば」だけではなく、お摘まみなども提供されていて各種ラインナップがある。居酒屋的な利用で店内にて焼酎などお酒を一杯戴くことも可能のようだ。

さて、今回の訪問目的、『さぶちゃんの焼きまんじゅう』で提供してくれているチャレンジメニューであるが、その内容は前述のごとく二種類だ。素材は、店名にも冠せられている「焼きまんじゅう」と「焼きそば」である。詳細は以下の通り !!


「チャレンジ！焼きまんじゅう 10本」2,500円（税込）20分以内の完食で無料！
「チャレンジ！焼きそば 3kg」2,000円（税込）10分以内の完食で無料！


このうち、「チャレンジ！焼きまんじゅう 10本」は各種著名 YouTuber〔店内掲示色紙からは、ナツメグ氏、しのけん氏、Aco女史、ぞうさんパクパク氏、友梨もり女史、ガデュ氏 等々のお名前が拝見出来る〕がチャレンジし、それぞれに成功を修めているようだが、「チャレンジ！焼きそば 3kg」に関しては、この時点では、未だ成功者 0名 とのことであった。因みに、店内掲示写真を見る限り、ぞうさんパクパク氏、友梨もり女史 のお二方は「チャレンジ！焼きそば 3kg」にもチャレンジされいるらしいことが見て取れる。

個人的な感覚から行くと、いかな食べにくい「焼きまんじゅう」とは言え、20分 もの時間を戴ければ間違いなく完食可能であろうと考えた。前橋のスピードスターを自称するこの私、摂食量は月並みであるが、そのスピードに関しては些か自信があるのだ。そこで、せっかくチャレンジするなら、ここはスピード勝負だろうと考えて、今回は「チャレンジ！焼きそば 3kg」を選択した次第である。
が、「焼きそば」と言う食材は、実は水分含有量がやや少ないこともあって、食感にパサつき感があり、なかなかに早食いには不向きの食材なのである。そこへ持ってきて 3kg と言う量であるが、通常店の「焼きそば 並盛」が総重量 250g～300g 程度〔麺 150g・具材 50～100g・調味材 50g〕として、こちら『さぶちゃんの焼きまんじゅう』の「焼きそば」具材料は多めであったので、単純計算で 10人前 と踏まえた。そこに 10分 という時間を考え併せると、食べにくい食材の品 1人前 を 1分 で食べ切ることを、10回 連続で繰り返す形態となる。これは実際、客観的に考えても至難であろう。

色々な要素を踏まえて、今回はいくらなんでも、流石に 10分 完食は無理と踏み、予め代金の 2,000円 を支払った上でのチャレンジとしてみた。まかり間違って成功した場合はご返却戴くという形にしてみたわけだ。最終的に目標としたのは、目指せ 12分 !! そんな勢いで臨んでみた次第である。
女将さんは「大丈夫ですよ、成功しますよ」と仰ってくださったが、代金を、「お手柔らかに」と先に差し出して、お受け取り戴いたのであった。

さあ、それでは早速にチャレンジメニューへと移っていこう。


「チャレンジ！焼きそば 3kg」2,000円（税込）10分以内の完食で無料！


配膳品を一目見て、ほっと一息つく。直径 32cm の器は、「寿司桶 尺一寸（4人前用）」であった。まさかの 「寿司桶 尺5寸（10人前用）」直径 45cm が登場したらどうしようかと内心びくびくもので配膳を待っていたのだ。
但し、写真でもお分かり戴けるが如く、弩山盛りにての配膳で、先ずは度肝を抜かれる私なのであった。女将にお許し戴いて、写真撮影、計量、麺リフト写真写真まではチャレンジ時間前にさせて戴き、準備が出来たところでチャレンジスタートとなる。ストップウォッチを押して勢い込んで食し始めて見た。


具材はキャベツと豚肉の細切れであろうか、かなりふんだんに投入されている。山と盛られた「焼きそば」の上には、青さ粉がたっぷりと振られ、天辺には紅生姜がどーんと鎮座している。この品、チャレンジメニューだからと言って品質を落としたり手を抜いたりしたようなところが一切ない、なかなかに上質な品である。一口目に、「あっ、これは旨い」、、、そう思った。

こちらの品は、ソースの味わいは濃過ぎず薄過ぎず、油分も程良く仕上がっていて、嚥下時にパサつき感が気になるようなこともない。しっかりと全体に火が通っていて、丁寧な作りであることが一目で見て取れる品である。

前述の如く、キャベツ量、豚肉量ともに、申し分のない量が投入されていて、満足感の高い品となっている。
そうして、味わい的には、飽くまでもいわゆる普通の家庭的な味わいなのだが、それが熱々の鉄板で強力に焼き上げられていることから、するっと一歩抜きん出て、どーんとプロの味わいに仕上がっている感じとでも言えば良かろうか。ほんとなかなかに旨いのである♪


そんなこんなで、一口一口を多めに箸で掬って食し、この辺りで半分量はどうにか超えただろうかと言う時点で、自分自身のストップウォッチとして使用している iPhone のラップボタンを押してみた。ちらりと横目で見てみると、時間は何と 4分40秒78 と表示されている。この間も刻一刻と時間は進み、半分量達成時写真など撮影している間に、あっと言う間に 5分 を表示するのではあるが、この時点での 5分 切りは、よもやよもやのチャレンジ成功可能性の目が見えてきたことになる。「これはもしや !!」と思い、更に自身のジャッキを巻いた。

が、流石に、大食いするには難しい食材「焼きそば」である。抜群の嚥下力を誇る私をしても、2/3 を食し切ったあたりから喉詰まり感を覚え始める。そこを、女将さんが用意してくれたジョッキに注がれた水を飲んで耐え凌ぐ。残り 1/4 と言う時点で、その水も残りわずかとなり、さあどうしようかというところで、実にタイミング好く、女将さんが水を更に注いでくれたのであった。「ううむ、これは助かる !!!」そう思いつつ食し続けた。

ようやく残り一人前程となったところで、ストップウォッチを見てみると、時間は 8分40秒 台。「行ける！行ける !!!!」と自身を鼓舞し、一気にラストスパートだ。後はもう、「寿司桶 尺一寸（4人前用）」を左手で掴み、寿司桶に口を付けて、右手に持った箸で掻き寄せるようにしての爆食いモードだ。このギリギリの時間を鑑みれば、見映えや体裁など云々してはいられない。

そうして、「寿司桶 尺一寸（4人前用）」の中に、一欠片の麺もなくなったところで、ストップウォッチを止める。私の iPhone の表示時間は 9分49秒46、店舗の計測用ウォッチは 10 と表示されていた。。。

何と、残り秒数 10秒 !!!!! ギリギリもギリギリ、こんな危ない橋を渡ったのは、我が『メガ盛』史上初のことであった。
が、元々は制限時間内完食を無理と踏んでのチャレンジであるから、いや、我ながら大したものよと自画自賛するのであった。

半分量達成時間 : 4分40秒8
完食時間 : 9分49秒5 = 残り時間 10秒
総重量（実測値）3,113g

以上が今回の結果である。超難関チャレンジメニュー成功者第一号の称号を、ギリギリとは言え何とか手にしたわけであるが、完食後、女将さんが、

「やったあ、凄いです。ついに成功者が出たー！」

と仰って、喜んで下さったのが何とも嬉しかった。たまたまその場に居合わせた、ライダーのお二人も拍手をして下さって、ほんわかする私なのであった。(^-^)v


「お新香」


店舗サービス品の「お新香」は、「きゅりのきゅうちゃん」系のきゅうりの醤油漬けと、大根の赤酢漬けである。今回は流石に、箸休めとして戴く余裕はなく、「焼きそば」完食後にゆっくりと戴いた。


「焼きまんじゅう」1本 250円（税込）× 2本


テイクアウト品としても店内食としても購入可能。今回はテイクアウトとして自宅に持ち帰った。

『助平屋』秘伝のコクのある味噌ダレは時間をかけてとろ火で煮込まれているのだそうで、全く醤油を使っていないのに艶やかに黒光りする粘度の高いタレだ。
見た目同様、こってりとした甘さがあるが、これまた見た目とは裏腹に意外とサラッとしていて、全くくどさはない。

米と麹、そこに小麦粉を加えた素饅頭は、火力強めでふっくらと焼き上がっており、意外としっとりとした味わいだ。「焼きまんじゅう断面」写真をご覧戴くと、まるで食パンのような仕上がりとなっているように思うだろうが、さにあらず。言わば「酒饅頭」の餡子なしバージョンとお考え戴ければ良かろう。要は。見た目よりも遥かにしっとりとしているのである。そこに甘塩っぱい味噌ダレの風味が絡みつき、それはもう癖になるお味なのである。未体験の県外の方々にも、是非ともお奨めしたい逸品なのだ。

因みに、この「焼きまんじゅう」、冷えても存分に美味い。味噌ダレがやや固めになるが、素饅頭自体は丸一日くらいならさして固くならずに戴ける。翌日は少々固くなるので、電子レンジで温めるなどすれば、変わらず美味しく戴けよう。こちら『助平屋』系列の「焼きまんじゅう」もご同様で、翌日でも美味しく戴けた次第である。


ううむ、「焼きそば」「焼きまんじゅう」ともに、実に美味い。『さぶちゃんの焼きまんじゅう』、こちらの店は正に侮り難し♪
いやあ、誠に美味しうござった。


さて、参考までに、これ以前の各種『メガ盛 焼きそば』の数値を示してみよう。

『焼きそば★ばそき家 岡本店』〔栃木県宇都宮市下岡本町4539-1〕
「鬼キロ焼きそば」1,980円「追加キャベツ 50g」50円×3「豚バラ肉 50g」100円×3（税込）
総重量（実測値）3,709g、器サイズ 直径 45cm、完食時間 : 15分34秒
『一平ちゃん』〔埼玉県行田市大字北河原553〕
「焼きそば メガ盛」1,500円（税込）
総重量（実測値）2,762g、器サイズ 直径 37cm、完食時間 : 8分19秒
『岩崎屋』〔群馬県太田市寺井町697-8〕
「特に名はないの上」2,500円（税込）
総重量（実測値） 2,739g、器サイズ 直径 35cm、完食時間 : 7分59秒
『おもひで横丁 なつかし屋』〔群馬県太田市東本町17-11〕
「焼きそば 神盛」2,200円（税込）
総重量（実測値）2,678g、器サイズ 横幅 39cm、縦長 29cm、完食時間 : 8分37秒7


いずれの店舗も難敵揃い。
何としてもこの「焼きそば」と言う素材、決して侮る可からず。今後、「焼きそば」素材のチャレンジメニューに臨む面々は、この私も含め、矢張り心して掛かるべきだろう。

作麼生（そもさん） !! 説破（せっぱ） !!!

そんな、禅問答に臨むような心持ちが求められる素材かもしれないと、今回、痛切に感じた次第である。


さて、今回の実測値は、

「チャレンジ！焼きそば 3kg」2,000円（税込）10分以内の完食で無料！
総重量（実測値）3,113g
器サイズ
直径 32cm、高さ 6cm、器重量 762g〔寿司桶 尺一寸 4人前〕
「お新香」
総重量（実測値）47g
器サイズ
横幅 11.5cm、縦長 11.5cm、高さ 2cm、器重量 155g

実食総重量 3,160g
支払額総額 0円（税込）
半分量達成時間 4分40秒8
完食時間 : 9分49秒5

訪問日 : 2021.11.3（水）


ううむ、それにしても、時間内完食を無理と踏んでのチャレンジであったが、まさかのチャレンジ成功には、我ながら驚いた。幸いにして、私の見てくれからであろうか、些かお手やらかに盛って戴けたようで、実に助かった。まあ、一見貧相な体格のこの私、実は凄かったりするのだ。わっはっは！<(￣＾￣*)>
いずれにせよ、よもやよもやのチャレンジ成功 !! しかも、過去にチャレンジ成功者皆無の中、見事に第一号チャレンジ成功者となれたわけだ。うん ??? ひょっとして、あの ぞうさんパクパク 氏 超え ⁈ 。。。まあ、ぞうさんパクパク 氏 の件は、飽くまでも女将さん曰くの内容であり、氏のチャレンジ成否の詳細な確認は取れていない。が、兎にも角にも、この、劇的高難易度を有するチャレンジメニュー成功が叶い、私は本当に嬉しかったのであった。(^-^)v