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復刻に賭ける気概を食うべし♬
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「片原饅頭」片木（へぎ）にくるんで販売している。
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「片原饅頭」紙包み
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紙包みを一枚取ると、愛情が感じられる内包みがある。
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切り口。薄皮はもちっとしていて、かつ、歯応えは柔らかい。餡は程よい甘さで、しっとり感がとてもある。
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『前橋万十屋』店舗内観。「片原饅頭」のサイズ見本。
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『前橋万十屋』内観
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『前橋万十屋』内観2。「片原饅頭」復刻の経緯や意気込みが掲げられている。
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『前橋万十屋』外観
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「片原饅頭」看板
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ラッピング袋。このインク色ブルーは「片原饅頭」のオリジナル色であり、その伝統を受け継いでいる旨が表現されている。
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購入時に付属するパンフレット。研究の意気込みが伝わってくる。
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パンフレット裏面に記される、硬くなった後の「片原饅頭」の美味しい食べ方。
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
前ばし万十屋（片原饅頭）
|
|---|---|
| ジャンル | 和菓子、餃子 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
片貝駅から971m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 駐車場 |
有 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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我が群馬県には、全国に掛け値なしで誇り得る素晴らしい饅頭がある。
一つは、伊香保温泉
『清芳亭』の「湯の花饅頭」
もう一つは、前橋名物
かつて『前三』と言う名の百貨店そばで販売され、160年の歴史を誇っていた
『片原饅頭店』の「片原饅頭」である。
現在、『片原饅頭店』は閉店され、代々店主のみに秘伝が直伝されてきたため、真の意味においての秘伝は、残念ながら途絶えたと言ってもいい。
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以上『角田製菓』高崎インター店にも同文掲載
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この『片原饅頭』を懐かしみ、その味を受け継ぐべく、正規の秘伝は入手できないにせよ、なんとかならないものかと、『前橋万十屋』主人が『片原饅頭店』最後の職人頭に教えを請いながら研究を重ね、『片原饅頭』の復刻版を前橋市西片貝町で、現在販売している。
『前ばし万十屋』
群馬県前橋市西片貝町4-16-10
027-243-4459
パッケージのオリジナルブルーも懐かしく、一見あの「片原饅頭」完全復活かとも思わせる出来上がりの品。
要は中身、あの味わいが完全復活したのか否かが問題である。
秘伝は店主以外には漏らされず、秘伝中の秘は長年働いてきた従業員にも知らされなかったと聞く。
この『前橋万十屋』開店当初、「片原饅頭」復刻との報を聞き、早い段階で購入したが、その折は「美味いには美味いが、ううむ、、、」と言うのが正直な感想であった。
が、今回、久し振りに同店を訪問、改めて食してみて驚いた。
店主の福島正幸氏、不断の研究を続けてきたと見える。
以前と比して、格段にかつての「片原饅頭」に近づいたと感じた。
もちろん、あの前三そばの真の味わいとは微妙な違いがあるが、それでも、食してみて懐かしさのようなものが感じられたのは確かだ。
「片原饅頭」1ケ 140円
本糀のみの自然発酵で作られた皮は薄皮。もちっとしていて、かつ、歯応えは柔らかい。それでいてしっかりとした噛み応えがあり、噛んだ後は口中に蕩けていく。
国産大豆のみで作られた餡は、程よい甘さで、しっとり感が深い。水分含有量も高く、口の中の水分を奪うことなく、喉と落ちていく。
皮と餡の調和に関しても申し分なく、味わい、コク、さっぱり感が存分に伝わってくる。
これはこれで存分に美味である。
が、この皮と餡との調和、ここに微妙な違いを、かつての「片原饅頭」との本当に僅かな差異を感じてしまう。
言葉にしてその差異を説明せよと言われても、とてつもなく困難な僅かな差異だ。
この点に関しては『角田製菓』の「酒まんじゅう」の方が、僅かにかつての「片原饅頭」の皮と餡の調和に近いものがあるのではなかろうか、、、そう感じる。
全体としては、存分に近づいた、そう思う。『前橋万十屋』の「片原饅頭」そのものの美味しさも申し分ない。本当に美味しいのだ。が、そこに差異を感じると言わしめるほど、かつての「片原饅頭」が偉大であったのだろう。
もはや、幻想と言われても仕方がないのかもしれない。そのくらいの、僅かな僅かな差異なのだと思う。
何れにせよ、こちら『前橋万十屋』の「片原饅頭」
実に美味しうござった。
店主の研究にかける意気込み、これをもって臨めば、必ずやかつての「片原饅頭」へ到達せしめることであろう。
私も、その日を楽しみに待ちたい。
そう思わせてくれる、今回の同店訪問であった。