妻と二人で中津川を食べ歩き（その１）☆蕎麦 すぎむら☆ : 蕎麦 すぎむら

妻と二人電車に乗って岐阜県中津川市まで食べ歩きに行ってきます。

この日は子供も夕方まで帰ってこないし、妻も体調が戻り、そろそろ仕事に戻るっていうので、夫婦水入らずの時間も今後また取れなくなろうかと思うので今のうちにってことです。JR高蔵寺駅からまもなくリニアの駅ができる中津川市まで小一時間電車に揺られます。

まず今回は食べ歩きでソバと栗が目的なんですが、私一人で行ったら、そりゃあもう食べまくりでありますが・・・いかんせん本日は少食の妻と一緒なのであまり件数は期待できないだろうな。だから、わずかなお店さんではありますがしっかりと楽しんでいきたい。

中津川駅についてまず向かったのがこちらです。

中津川市太田町にあります「蕎麦 すぎむら」さんです。街を歩いているとお蕎麦屋さんだけ外に人が並んでいたような気がしますので多少の覚悟入りますね。


店内はとても混みあっていましたが、私たち夫婦はあまり待つこともなく席に座れました。で、キャパオーバーのために四の五の言わずに相席になります。中には今すぐの相席を拒み空いてるテーブルがいいとおっしゃられる方もいましたが「あとで相席になります」と断りを受けて、やはりすぐさま相席になっていました。


旅先での相席というのはあまりおしゃべりもできないし、ゆっくりと食べるという雰囲気でもないが、でも、相席をしなければ回転が遅くなり、それだけ待たなければならない。観光地で日曜日ですのでこれが現実一番いい方法なのかもね。

私たちはざるそばと温かいかけそばとエビの天ぷら一尾とニシンの甘露煮を頼みました。折角中津川まで来ましたのであれこれ頼んでみたいですよね。待ってる間は会話もしづらい状況ですのでスマホでも見ようかと思ったら・・・妻のお隣にいた単独女性様のそしゃく音がコントかと思うくらいの音の大きさで私や妻、同じテーブルにいらした他のご夫婦の目が釘付けです。まじまじとは見れないものの、あまりの大きなそしゃく音の為についつい二度見、三度見、四度・・・（めちゃ気になるわ）

そんな中、最初に主役以外のセット（すんき、豆腐）と甘露煮、海老天が出てきました。ここまではまぁまぁ時間を要します。

甘露煮からはものすげえいい匂いがしまして食欲をぐいぐい攻め立てられますが、主役のそばを待つことにします。


すんきっていうお漬物です。これはなかなかの美味しさです。

「くちゃくちゃくちゃ・・・」

ここら辺からピントがまったく合わせれなくなっていますがエビ天です。お隣にもお客さんがそばをすすっていますので写真が撮りづらく、お見苦しい絵になっていますがすみません。


最初のセットからしばらく経って私のざるが出てまいりました。私はそばは全く知識がなく、何のご託も並べれませんがシロウトが見ても美味そうです（他のお料理も何の知識もないが・・・）。


「くちゃくちゃくちゃ・・・」

ただただ甘露煮のいいにおいが立ち込める中、妻のかけそばを待つのですが・・・なかなか出てこない。妻からは先に食べてとは言うものの、そんなことはできませんよ。せっかく一緒に来たんだから、最後まで待ちますが・・・確かに遅いですね。来られたお客様の数とお店の作れるキャパが合ってはいないんでしょうな。

最初に出来てたものだけ持ってこられるのも致し方が無いけど天ぷらちゃんや甘露煮ちゃんが刻々と覚めてしまうのは確かに寂しいものです。私たちは途方に暮れながらお隣のそしゃく音をBGMに「ソバはやく来てくれぇ」と願うばかりです。

お店の方がテーブルに置いてある箸置きの位置が気になるみたいで何度も位置を変えに来るんですが、そのうち妻のお手拭きを下げて行った。私はその光景をなんとなく見ていたんですが・・・「あれ、お手拭きが無くなった」・・・妻が気付いた・・・そしゃく音が響くごった返す店内でいうのも面倒なので知らぬふりをした。

「え？どこ行ったんやろね？？？」（めんどくささって罪作りである）


やっとかけそばが出てきたが・・・写真のピントがどこにあってるのかも分からない一枚です。

食べる

「モグモグ」

おそばは美味しいと思います。

「くちゃくちゃくちゃ・・・」

エビ天はテーブルの上で冷えたかと思ったが、おそらく作り置きもので最初から冷えてたのかしら、衣もかたく食品見本を食べてるのかと思うくらいの難敵でした。甘露煮ちゃんはほんのり温かさが残っていて、これは美味しいですね。ニシンちゃんもはるか遠くの漁場からはるばる岐阜まで来て、ぐつぐつと煮られた甲斐があったというものです。これおそばよりも白米が欲しい逸品です。

ざるそばが最後まで食べきる前につゆが底をついてしまったが、これってお代わりを貰えるのかしら・・・しかし、ごった返してる店員さんにつゆを下さいとはなかなか言えず仕方がないのでそのまま食べてみた。うん、そのままでも行けるかもしれないね。

忙しいからバラバラにでも出すのか、ばらばらに出すから余計に時間が掛かり、かえって忙しくなるのか・・・すんきのお漬物をかみしめながら難しいことを考えてた。店員さんの額にははっきりと大粒の汗が見え、大変さがうかがえます。一生懸命にやっていらっしゃる店員さんに感謝感謝です。

それにしても完全に余談ですが・・・そのそしゃく音の女性は見た感じ清潔感もあり，オンナの一人旅楽しまれているのでしょうが、人生で一度もそしゃく音を注意されなかったのだろうか？他人から言えることではないが、あの大きさは何かと損を生み出してる気がする。親なり兄弟なり近い方が早いうちに言って差し上げればよかったのにと・・・近いからこそ、いやな事でもその方を思うからこそ指摘して差し上げて欲しかったなと…旅先で余計な事を思う、余計なじじいであった。


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