久しぶりに食べた消費期限2時間のくり粉もち : 大津屋

昨年食べたいなと思いつつも行くことができなかった大津屋さんに数年ぶりに行ってみた。

人気の栗粉餅はシーズン中にはほぼ午前中で売り切れてしまうという人気ぶりなのである。しかし電話注文は可能で午後2時までに取りに行けば取り置きしておいてくれるようだ。

今回は予め予約しておいての訪問となった。

お店の前に行くと細い道に数台の車が駐車しており店の前には絶え間なく客が入っていった。中に入ると案の定

「本日のくり粉もちは売り切れです」

と書いてあった。

電話予約しておいて良かったなあ～～と切に思う瞬間であった。

売り切れは早いようなので朝早い時間に行くことができない人は予約は必須のようであった。

そして購入して「消費期限は2時間」と書いてあるパッケージを開けて早速食べてみた。柔らかいお餅と栗の粉がマッチしてとても美味しい～～栗の甘みだけで満足できない人には同封の砂糖を少量かければ甘みが増すのである。私はそのままと砂糖をかける両方を試したがどちらもとても美味しかった。栗きんとんの延長上の甘みを求める人には砂糖が少量あった方が良いかもしれない。

消費期限2時間というのは少々大げさな気もするが、実際3時間後に食べてみると風味が落ちてきているのがはっきり分かるのだ。

以前6時間後ぐらいに食べたときにはくり粉に酸っぱさが出てきて別物に感じるぐらいの味になてしまっていたことがあった。

この「消費期限2時間」というのは伊達ではないようなのである。今シーズンこのくり粉もちを楽しめて満足であった。

この季節になると必ず行きたくなるお店である。栗はとても足が早くて日持ちしないのであるが、こちらの栗は何と賞味期限2時間という超短いものなのだ。
そう言うこともあってこちらの栗粉餅はまずは店内で頂くことをお勧めする。それが唯一こちらのお本当の味を知る術なのだ。

しかしながらそうはいってもお土産も持っていきたいし、家に帰ってゆっくり食べてみたい。私の中でもまあ賞味期限2時間は少々オーバーかな？？別に1日ぐらいいいんじゃないの？？なんて思い持ち帰っていつも食べている。確かにお店ですぐに食べるのと、数時間後帰って自宅で食べるのは風味が全く違う。
やはり栗の持つ風味というものはとても繊細な物なのだなあ～～なんて改めて思ってしまうのだ。
そして1日経つと変な酸っぱ味が出てきて、お腹は壊すことはないと思うのだが、あまり食べたくなくなってしまう変な味に変化してしまうのである。

お店で栗粉餅をお願いすると奥の方でおそらく栗を粉にしてお餅にかけて持ってきてくれる。そこに少量の砂糖がかけてあり、多少の甘さの調整をしてくれる。甘さ控えめの方が好きな方は予め砂糖はいらないことを伝えておくと良いだろう。

お餅は柔らかくてその上に乗っている栗粉は甘みもありお餅ととてもマッチするのだ。多分10月の初めまでしかないと思われるが、季節限定の一品、私は毎年楽しみにしているのである。

中津川に行く機会があったので寄ってみた。やっぱりそっち方面に行ったらここは外せないのである。
恵那インターから降りて駅を過ぎ車を走らせること約5分、すぐに到着した。お店の前にちょっとしたスペースがあるのでそこに車を停めると良いだろう。

今回は事前に注文してからの訪問であった。　なるべく電話予約してから行った方がよいと思う。午後になると売り切れになる可能性があるからだ。

今回訪問時には他にはお客さんはいなく閑散とした感じではあった。しかしお忙しいのか以前は店頭で出来立ての栗粉餅を頂くことができたのだが、「本日はお持ち帰りのみとなります」との張り紙がしてあった。奥様らしき方がお一人で仕事をされていたので余裕がなかったのだろう。

こちらの栗粉餅は店頭で注文を受けてから作り始めるので少し時間がかかる。私は約10分ほど待った。そしていつも驚くのだが何と消費期限が作られてから2時間しかないのだ。誤解のないように言っておくと「賞味期限」ではない。「消費期限」なのだ。

実際、ちょっと寄り道をして家に帰る頃にはとっくに消費期限は過ぎていた。帰ってすぐに食べても別に問題もなく、栗の甘みが際立つとても美味しい栗粉餅であった。栗の甘みはホントに上品である。とても美味しく頂いた。
しかし半日ほど経って頂くとその甘みが少なくなり、何だかちょっと酸っぱさを感じるようになった。作りたての時には栗の甘みが美味しかったのであるが、その時はやはり砂糖を少し足した方が美味しく頂けた。消費期限とはやはりそういうものなのだろう。
美味しく頂けるのがたった2時間。
消費期限が超短いスイーツではあるが、機会があれば楽しんで頂きたい。

瑞浪在住の友人が勧めてくれ、東濃方面ではかなり有名なお店らしかったので今回行ってみた。東濃地方、つまり中津川や恵那はこの時期栗一色である。中津川のすやや川上屋は名古屋のデパートにも出店し名古屋の人で知らない人はまずいないであろう。岐阜の人に「すやで栗きんとんを買った」というと地元のもっと美味しいところを教えてくれるのだがなかなか中津川までは遠くて足が向かない。私にとってはすやや川上屋の栗きんとんは十分美味しいのである。

今回行ってみた大津屋さんは店構えは古い和菓子屋さんという感じでこの時期は栗粉餅をメインにされているようだ。狭い店内で栗粉餅を頂くことができ、小さいが1個110円、3つぐらいはぺろりといける。お茶は無料で出してくれるのはとてもうれしいサービスだ。今回初めて食べたのだがお餅の上に栗の粉がかかっており、お好みで砂糖を少し足す。今回店先で頂いた栗粉餅はあらかじめ少し砂糖がかかっていた。栗の粉と一緒に食べるお餅は本当に美味しい。お餅を食べ終わてっても栗の粉は多少余るのでそれも完食した。そこで食べたのは良いのだが、お土産を包んでもらうと事前情報どおり、表には製造より2時間以内で食べて下さいと書いてある。一応保冷バッグを持参したのだが、餅が固くなるからあまり冷やさないほうがいいよとのこと。家に帰って食べた時には十分2時間以上経っていた。ここでしか食べることのできない栗粉餅、ぜひトライして頂きたい。