下呂の味付けとこの辺り（富加町）の味付けを組み合わせたハイブリッドな味わいの鶏ちゃん : 食事 香月

■今現在【武漢コロナ対策】の為、お昼、夜共に前日予約しなければならない。

16:00頃、恵那市の『あまから』さんで五平餅定食を食べた後、自宅へと向かっていた。
東海環状自動車道の下り線、富加関インターに差し掛かる前、そういえばこのインターからこのお店って近かったなぁ、と思い出してた。

このお店のおばちゃん、親切で気分が良かったよなぁ。

そのことを考えたらこのお店に行かずにはいられなかった。

◆

金曜日17:05頃、駐車場に到着。
お店前、横に10台ほど駐車できる。

開店時間は夜、17:30から。
待ったけれど、一向に暖簾が出されない。
更に待っていると一人のおばちゃんがお店に入っていき、テイクアウトの品を持って出てきた。
その後、おばちゃんが出てきて
「本当は予約しないと駄目なんだけど、お客さん1人？まあ良いから入って」
とお店に入れて頂けた。

【武漢コロナ対策】
入店時のアルコール消毒
非接触式体温計による体温測定
奥の座敷、壁にテーブルを寄せてある。

入ってすぐ左側に券売機がある。
支払いは現金の他、PayPayにも対応されているけれど、券売機で使用する方法は判らない。
■岐阜県『go to eat』の食事券も使用できる。
今回は千円分の食事券を使用する。
ただ方式が原始的な感じ。
おばちゃんに食事券を手渡すと、券売機の鍵を開けて千円札を出されて墨に渡す。
「原始的な方法なんですよ」
とおばちゃんも話してた。

前回は鶏ちゃん定食しか食べてない。
でももう一つの名物、唐揚げも食べたい！
本来2人で来ていれば『香月のペアセット』を注文すれば、鶏ちゃんと唐揚げ3種が付いてくる。
ただ量が多いので食べ切れない。
なので

●鶏ちゃん定食　　　1,190円
●香月の唐揚げ単品　　790円　

を注文する。

鶏ちゃん定食のカセットコンロ、突き出しの煮物はすぐに提供された。
この時に
「私は下呂で育ったので鶏ちゃんは下呂での味付けとこの辺り（富加町）の味付けも取り入れてる。どちらのかたが食べても美味しいと思ってもらえる味付けにアレンジしてます」
と話された。
鶏ちゃんや唐揚げにも、こだわりを感じる。

鶏ちゃんの載った鍋は7分後
コンロを点火して出来上がりまで13分掛かった。

キャベツと鶏肉は生のままジンギスカン鍋に載っている。
キャベツに唐辛子の粉と白い粉末が掛けられている。
まずはこれを味見してみる。

白い粉末は塩と化調？
後に引く甘い感覚が舌に残る。
この粉末はすりこぎか何かで細かくされてるっぽい。
ただ適度な量だと思われるので、あからさまな味わいはしない感じ。

真ん中にある鶏肉を下の溝の部分に押し込んでいく。
この時におばちゃんが鶏ちゃんの焼き方を教えてくれた。
（グーグルマップに前回と今回の動画あり）
（その他、店内、店舗外観の360°写真も投稿してある）

唐揚げは注文してから12分後に提供された。

○唐揚げ
低めの油温でゆっくりと揚げられている感じ。
外はカラッとした感触。
中はしっとりとしたお肉。
何となく化調を感じる？

○鶏ちゃん
出来上がったのでコンロの火を消す。
ピリ辛な味わいの醤油味。
この時点で化調の存在は判らない。

ご飯と1口パクついたけれど、ご飯は後のおじやの為に残して置かなければならない。
ご飯は温存する。

鶏ちゃんをすべてジンギスカン鍋から出して食べ、生卵と混ぜたご飯を鍋に投入！
そしてコンロに再度火を点火、弱火にする。
ご飯は満遍なく溝のスープと混ぜ合わせる。
水気が飛んでお焦げも出来た頃、火を消した。

おじやも違った味わいで美味しいねぇ。

前のお店でも結構食べているので唐揚げを完食出来ない。
なのでおばちゃんにビニールのパックを貰って、お持ち帰りする。

入店時の服装はドカチン服、マスク。
おばちゃんとおっちゃんが店内にいた。
2人では本当に忙しそう。
その中でも親切に焼き方を教えて頂けた。

気分の良い食事の時間を与えて頂き、ありがとうございました！
（2020/12/11）

「けいちゃん」「からあげ」が美味しく有名なお店。テレビでも紹介されているらしい。360°カメラの入口上のステッカーを見ると、「ぐっさん家」だけではなく「PSゴールド」とか「ドデスカ!」、「スイッチ」などいろいろな番組で紹介されているらしい。
店員さんが凄く親切な感じ！

初めての来店でも全く問題はない。

おばちゃんの話を聞いていると、けいちゃん、からあげに並々ならぬ「こだわり」がある印象。

「このお店をやっているのは、お金の為ではない。お客さんが喜んでくれる事が嬉しい」
と話してみえた。

木曜日12:10頃、お店の駐車場に到着。
駐車場は店舗前、南隣にある。8台程は停められるのかな？3台分空いている状況だった。

お店に入店する。
開き戸のすぐ左側がタッチパネルの券売機。僕の前に3人、後から高校生のおにーちゃんが2人並ぶ。メガネを掛けた女性店員さんと話していて、ジュースをサービスしてもらったらしい。

僕の番になった。
幾らの金額が掛かるか事前情報が無かったので、とりあえず2千円を投入して「けいちゃん」のメニュー選択をする。
他の方のクチコミで「けいちゃんからあげ定食」というのがあるみたいで、どちらも食べたかったけれど、メニューのリストには出てこなかった。ここで隣にいたメガネのおばちゃんに聞けば、親切に教えてもらえただろうけど、この時聞かずに「けいちゃん定食」のボタンを押した。
発券された券をおばちゃんに渡し、半券をもらう。
その後、テーブル席に相席屋で案内されたけれど、奥のお座敷席の方に移動してください、ということで一番奥のお座敷席に座る。

けいちゃん定食 ¥1,190
注文から3分後にコンロや食器、付出しの煮物を提供して頂けた。煮物は甘めの味付け。良く煮込まれていて美味しい。

黒いプラスチックの箸とは違う割り箸がもう一膳ある。これは「生肉の時に使って下さい」との説明を受けた。

注文から9分後にけいちゃんの鉄鍋が、コンロにセットされた。
「火は弱火か中火にしてください」
とのこと。強火だとジンギスカン鍋に敷いてある紙が焼けてしまうとの話。　
「鶏肉はこのままだと焼けないので、端のキャベツを退けて置いて下さい。上の方で焼くと焼肉の様に焼き目が突きます」
との説明。

店員さんは焼き上がる前に2回ほど来てくれて、置いてある割り箸で焼き具合の確認や、鶏肉を鍋の周りに置いてくれたりして頂けた。

箸で肉が突き刺す事ができれば、鶏肉の火が中まで通っていると話された。僕はマメに動かしでいなかったので、まだ火の通っていない肉やキャベツの硬い部分があった。メガネを掛けた店員さんに、全てに火が通る様に並べ替えてもらえた。

このとき動画を撮るのを躊躇した為、動画に撮っていない。撮っておけば良かったと後で後悔する。

初めてこのお店に来たけれど、全く事前知識がなくても問題無く「けいちゃん」を作ることができた。

コンロでジンギスカン鍋を加熱してけいちゃんが出来上がった。ここで火を消す。
けいちゃんのタレは醤油の味付け。ニンニク、何となく甘い感じ、多少ピリ辛な味わい。味はなかなか美味しい。これはご飯が進む。

けいちゃんを全て食べ終わり、鍋にはスープのみ残っている。
一番最初に
「生卵は、最後のおじやで使うので食べないで下さい」
と仰られた。ただご飯も残して置かなければいけなかったことが判明する。けいちゃんが美味しくて、白飯と一緒に食べちゃった。ご飯の食券を買いに行こうとしたら、おばちゃんが
「お金をもらえばご飯を持ってきます」
とのこと。
おばちゃんにお金を渡し、ご飯中（150円）を追加注文する。

再度火を点火する。

店主らしきおばちゃんも忙しそうだったけれど、残ったスープにご飯を混ぜて
「卵は目玉焼きのまま、上に載せて焼いても良いですし、掻き混ぜてご飯と混ぜて雑炊みたいに頂いても美味しいです」
とのこと。
「混ぜて食べます」
と話すと、おばちゃんがご飯と溶き卵を混ぜ合わせて、ジンギスカン鍋に均一に敷いて頂けた。
「生の状態で周囲を食べると美味しいです。真ん中は残して頂いて、石焼ビビンバみたいにお焦げを楽しむ事もできます。鍋から剥がす時はスプーンを裏向きにしてください」
との説明を聞く。
なんか一心不乱にスプーンでご飯を掬い口に運ぶ。なかなか美味しい。

真ん中に残した焼いてた「おじや」は完成。火を止める。そして店員さんの教え通り、スプーンを裏返しておじやを紙から剥がしていく。紙が動いてしまうので持とうとしたら、鉄板に手が接触。「うわっ、熱いっっ！」
火傷に注意が必要だね。

来店時の服装はドカチン服。今日朝の体温は35.9℃。いつも通り平熱。コロナウィルスの為、毎朝検温している。
対応はメガネのおばちゃんと店主さんらしき店員さん。皆さん親切に教えて頂けるし、おばちゃん達が箸で手助けしてくれる。
作っているとき、店主らしきおばちゃんと話していた。
「混んでいますね」
と話すと
「これでもコロナウイルスのせいでお客さん半分位だよ」
との話。
「うち、潰れちゃう」
と微笑みながら言ってみえた。店内はほぼ満席だった。普通の休日は11:00に並んでも1時間30分程度の待ちとの話。超人気店だね。
唐揚げも
「私は一度に6個以上は作らない。味が大事だからね。7個目の方には待って頂く」
と話されていた。

このお店に来店されるお客の為にも、スピードより味が重視だということなのだろう。

こちらにもその思いが伝わってくる。

美味しくて有意義な、楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました！
（2020/03/05）