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丸デブ、百年の味
JR岐阜駅から北へ約1km。柳ヶ瀬商店街の一角に店を構える中華そばの老舗。大正六年(1917年)の創業以来、この地で百年の歴史を刻んできました。親しみを感じつつ、強烈なインパクトのある店の名は、一度聞いたら忘れられません。百年前にこれを考えた初代はセンスのある方だったのでしょう。その意図が的中したのか、地元では今も熱烈に愛されています。
こちらを初めて訪ねたのは四年前の年の暮れでした。岐阜の取引先へ挨拶回りで出向き、職場の上司が丸デブに行ってみたいというので出掛けたのです。メニューは中華そばとワンタンのみで、どちらも400円。どんなものが出てくるかと思いましたが、日本蕎麦のような一風変わった中華そばといった感じで、実のところ、これが人を惹きつけてやまない理由は分かりませんでした。ただ、同席した上司が、ひたすら旨い旨いと言って食していたのが印象に残っています。
6月の末に岐阜へ出向く所用があり、いま一度、丸デブを訪ねてみることにしました。午後1時を過ぎていたので、店先の待ち客はひと組だけです。まもなく店内に招き入れられ、奥の大きな卓で中華そばをすすっている年配の男性と相席で腰掛けました。常連とおぼしきその方は、時折、女将と言葉を交わしながら召し上がっていましたが、女将は程よく受け応えをしながら、話題があらぬ方向に向かうとそっぽを向いています。そのやり取りが可笑しくて、私も少し会話に加わりました。
しばらくすると中華そばが届きました。やや小振りな高台のどんぶりですが、スープはなみなみと溢れんばかりに注がれています。まずスープをいただくと、いわゆる中華そばのスープとは違って和風鰹出汁の風味。生姜の香りも感じます。ガツンとくる旨さはありませんが、優しく穏やかな味わいです。中太のストレート麺は「かんすい」を使っていないのか中華麺の食感というより蕎麦粉の入らない日本蕎麦という印象で、和風のスープによく合います。豚腿肉のチャーシューは脂っぽさがなく、あっさりした仕上がり。すべて食べ終えると、じんわり染み出すような味に包まれて、私の心も穏やかになりました。
Romgray0718 さま
暑い日が続きますが、おかわりございませんでしょうか。
丸デブさん、ようやく訪ねることができました。今回は二度目ということもあって、多少、店の味を理解できたように思います。とはいえ、まだまだ初級者の私ですから、古くから馴染みの皆様からすれば、ほんの序の口でしょうね。
先日もお話ししましたが、この店の味もまた、万人が一度で美味しいと感じるのは難しいように思います。けれども、馴染みの方にとっては、まさしくソウルフードなのですね。特に、このホッとする感じが良いとも思いました。
気が付けば私も岐阜県で暮らして27年、そろそろ第二の故郷の味に親しんでおきたいところです。今度こちらへ帰郷される折には、ぜひとも、ご一緒いただけませんか。丸デブさんの味の真髄をご指南いただけましたら幸いです。
暑さ厳しき折、どうぞ、ご自愛ください。草々
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フレディ父さん
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店名 |
丸デブ 総本店
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
058-262-9573 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
・JR東海道本線「岐阜」駅(北口)より、徒歩13分 名鉄岐阜駅から848m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
33席 (6人掛けテーブル2卓、5人掛けテーブル1卓、4人掛けテーブル2卓、座敷4人掛けテーブル2卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 南側に30分200円のコインパーキング |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
1917年 |
備考 |
メニューは「中華そば」「わんたん」の2種類のみ。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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久しぶりに仕事で岐阜へ出向き、打ち合わせを済ませたら正午近くになった。この辺りでの昼餉となれば、二軒の思い当たる先がある。新たに登場するや、たちまち人気店となった新進気鋭の蕎麦店か、創業百二年を迎えるいにしえの中華そば・丸デブ。どちらも捨て難いところだが、この日は時間の制約もあったので後者を訪ねることにした。
今回で三度目の丸デブ。初めて訪ねたのは六年前の暮れも押し迫った師走の寒い日だった。得意先への挨拶回りの中、上司のリクエストでこちらに立ち寄ったのだ。このことは前のレビューにも書いたな。
前々回とは打って変わって暖かい日となったこの日、店の前に行列はなくひっそりしていた。営業中であることを確かめて店に入ると先客は一人。どこでもどうぞと迎えられて、隅っこのテーブル席に着いた。
「どちらにしますか?」
そう訊かれて一瞬たじろいだ。そうだ、ここにはメニューが二種類しかない。だから「何を?」ではなく「どちらに?」となるのだ。そもそも常連客ならば、顔を見るなりどちらかをオーダーするのだろう。そのとき、向こうのテーブルで中華そばを啜っているお客さんの姿が目に入った。脇にはもうひとつ別の器を従えている。そうだった、前のレビューのコメント欄で、あるレビュアさんから「次は中華とわんたんのツーセットですよ」と釘を刺されていたのを思い出した。折角の機会だ。中華そばとわんたん、両方いただくとしよう。
しばらくして、まずは中華そばが提供された。やや小ぶりな器ながら、フチまですれすれに溢れんばかり。ふっと立ち昇る湯気の向こうに、いつも通りのゆるい麺と穏やかな甘口のスープ。素朴な味わいの叉焼はしっかり噛み応えがある。そうしているうちに、わんたんも届けられた。ひとつ持ち上げると幅広のきしめんのようだ。レンゲですくってするりと口に運ぶ。中華そば以上に優しさに満ちた食感。そのせいか、スープは微妙に風味が違うような気がした。
今回はツーセットで注文した中華そばとわんたん、どちらも量は決して少なくない。少々苦しかったが、食べ終えたときには晴ればれとした気分になっていた。初めて訪ねた六年前の暮れ、大きな躰をかがめては中華そばを啜りながら「旨いなあ」と繰り返していた上司の姿が目に浮かぶ。そのときの印象が強く残っているからか、この店には年の瀬の寒空と喧騒がよく似合う。少し早めの年越しそばに、満ち足りた気分で店を後にした。