あんぱんちゃん、ナポリタンくん…　一つひとつのパンに、作り手の愛情が詰まっています♪ : サカエパン

［岐阜市］［来訪回数：2回］
2017/3/18（土）更新
JR岐阜駅南口にある、パン屋さん。
店舗情報は、1回目の「行った」をご参照あれ。

場所は… 岐阜駅の南口を出て、ロータリー正面の道路を進んですぐ左手。
駅から徒歩3分。

駐車場は、店舗右手の小道（一方通行）を入って裏側にあるが
縦列駐車もあって狭いため、自信がなければ駅周辺のコインパーキングを利用しよう。

所狭しと手作りパンが並ぶ店内。
すべてのパンに「君」「ちゃん」と名前が付けられており、
微笑ましいとともに、パンへの愛情を感じる。

------------------------------------------------
■あんぱんちゃん（￥120）
黒胡麻がたっぷり振られ、本当にいい意味で「田舎のパン」ど真ん中！
中は粒あんで、非常に重量感がある。
甘味は穏やかで、牛乳に合わせたくなる。

------------------------------------------------
■桜小餅デニッシュちゃん（￥170）
桜餅とデニッシュパン、驚きのコラボ！
餅の中には、こしあんが入っている。
パリパリのデニッシュ生地と、もっちり餅の対比が面白い一品。

------------------------------------------------
■レーズンクローネちゃん（￥170）
アルミホイルで、半分お顔を隠しているのがキュート♪
甘酸っぱいレーズンと、プレーンで柔らかいパネトーネ風生地のバランス感が素晴らしい。
最後まで飽きずに食べられる、朝食の定番にしたいような一品。

------------------------------------------------
■ナポリタンくん（￥200）
このルックスに一目惚れ、迷わず購入。
赤いプレスハムにお月様のような玉子、すべてが完璧です！
------------------------------------------------

何度訪れても、新しい顔に出会えそうな、わくわくできるパン屋さん。
岐阜を代表する名店の一つだと思う。

［岐阜市］
2015/12/27（日）
JR岐阜駅近くにある、昔ながらのパン屋さん。

岐阜において、柳ケ瀬などの繁華街は JR・名鉄駅の北方に位置しており、
駅の南側というのは（特定エリアを除いて）閑散とした雰囲気。

そんな南口から徒歩2分、大通り沿いに一軒の木造家屋が建っている。
1階には、お目当てのパン屋さん。
「おいしいネ」と書かれた看板が迎えてくれる。

私が外観写真を撮る間にも、中学生くらいだろうか、近所の女の子たちが
次から次へとお店の戸を開けて入ってゆく。
近くには学習塾があるけれど、その効果もあるのだろうか。

客層はとても若いが、私も負けずに店内に入る。
日曜17時、棚いっぱいに様々な種類の菓子パン・惣菜パンが並ぶ。
全てのパンに「君」「ちゃん」と名前が付けられており、微笑ましいとともに、パンへの愛情を感じる。

一つひとつは素朴なものだが、選ぶ楽しみがある。
そして、お小遣いでも買えそうな値段のものばかり。

普通なら、この時間に、これだけ並べて大丈夫か？ と心配するところだが、
友達とおしゃべりしながら、クリームパンだのコロッケパンだのを選ぶ子どもたちの笑顔を見る限り
そのような心配は無用であろう。

レジに立つのは、おばあさん。
店内に貼られた新聞記事を見る限り、ずっと昔からこの店に立ち続け、
子どもたちに慕われてきた、名物おばあさんのようだ。

私も迷いに迷いつつ、今日買ってきたお酒に合わせるには… なんてオヤジなことを一人考えて
4つのパンをトレイに乗せた。
お会計 ￥570。

------------------------------------------------
■あんぱんちゃん（￥120）
北九州のマイレビュアさんによれば、この店の一押しは「あんぱんちゃん」とのこと。
これを外す訳にはいくまい。
トング越しに伝わる、どっしりとした重量感！

中には粒あんがぎっしりと、惜しげもなく入っている。
これで甘すぎれば くどくなるが、穏やかな甘さに抑えてあるところは流石。
日本における菓子パンの王道。これからも伝えていきたいど真ん中の味。

------------------------------------------------
■お好み焼きくん（￥200）
全体にマヨネーズが被せられ、大迫力！
中には大振りのベーコン・キャベツとともに、半分コロンとゆで卵が入り、満足感は十分。

圧巻なのは、風味を高める脇役軍団。
桜海老・天かす・紅生姜・鰹節・青海苔・切り海苔。
具沢山だ。特に、カスカス食感の天かすがたまらない。

------------------------------------------------
■みそベーコンくん（￥160）
味噌と聞くと、ついつい手に取ってしまう「味噌欠乏症」の私。
土地柄、味噌を使った食品は数多いが、ベーコンと合わせるのはちょっと珍しいのでは？

細長いソフトフランス生地、中には味噌と、一枚もののベーコン。
味噌そのものではなく、甘めの肉味噌が使われているのがポイント。
八丁味噌というより、沖縄のアンダンスーに近いかも？
この甘さ加減が絶妙で、今回食べた中では一番のお気に入りであった。

------------------------------------------------
■ソフトフランス・コーンマヨネーズくん（￥90）
ちっちゃめの姿が可愛い。
言われなければ白パンだと思うほど、柔らかい生地。

マヨネーズもそれほど強調されず、全体的に優しい味わいだが、
黒胡椒の風味はピリリと効かせてある。この味、ちょっとオトナな感じ？
------------------------------------------------

まずは店の雰囲気に満足、食べてみて なるほど納得。

巷のブーランジェリーがつくる オシャレパンなど、どこ吹く風。
ここには、日本のパンがある。