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ケルンの駅や大聖堂からも近いブリュワリー直営の有名ビアホール
私はヨーロッパでの仕事の拠点をここドイツのケルンに置いている。
なので、毎年1~2回は一週間以上ここに腰を落ち着けることが多い。
ケルンは、西ドイツ時代のドイツの経済の中心地だったので、世界各国の料理が集まっている。
一方で、ケルシュというビールの一大産地で地ビールメーカー直営のビアレストランも多い。
ここ「Früh am Dom」もケルンで1・2を争うビールメーカー「Früh」の直営で最も有名なビアホールだ。
一般的なイメージのような天井が高い大規模ビアホールではないが、レストラン、宴会場、スタンディング・バー、地下のビアホール、屋外のビアガーデンを含めると、おそらくケルンで最も大きなビアホールだと思う。
ここはケルン大聖堂に近いので観光客も多く、駅にも近いので、私たちもバラバラに仕事をした後、ここで待ち合わせてビールを飲むことが多い。
今回も我々はベルギーでの仕事を終えてこの店に直行、ここでケルンのスタッフ達と待ち合わせた。
ケルシュビールの代表格「Früh」はクセが無くとても飲みやすい。
日本のビールよりも苦さ控えめでグビグビ飲める。
ジョッキではなく大きめのビアタンで飲むビールは、グラスが空になったら「わんこそば」のように店員さんが勝手に新しいビールを置いてコースターに印をつけてゆく。
なので、もう要らないという時はコースターでグラスに蓋をするなどの意思表示が必要だ。
この店は料理の種類も豊富で、ドイツの主だった料理は大体揃っている上に結構旨い。
私はここの「焼きソーセージ」が好きだ。
巨大なこのソーセージはこれだけでビール5~6杯は飲める。
また、ドイツではあまりメジャーでなく美味しくもない「ハックステーキ(ハンバーグ)」も、ここのものはとてもスパイシーでビールとの相性抜群は抜群だ。
ただ、ケルンの郷土料理として有名な「ザワープラーテン(馬〈牛〉肉の蒸し煮)」は、甘酸っぱくてビールをとても苦く感じさせるのであまりお勧めはしません。
ビールではなくワインかソーダの方が合うと思います。
また、観光客に人気の「シュニッツェル(肉のカツレツ)」は、ここには「ウイーン風(仔牛)」しかないのでとても高価なのでご注意を。
そして、締めには「グーラッシュ・スープ」。
ドイツではポピュラーなハンガリー生まれの牛肉入りトマトスープ。
私はこれを食べると不思議と二日酔いもなくスッキリできる。
ドイツ版お茶漬けとでも言うべきだろうか?
「ただ料理が美味しい」という事であればここより美味しい店は沢山あるでしょうが、ビール、雰囲気、料理の種類、気軽さ、話の種などを考えるとここはとてもお勧めです。
但し、人気店ゆえに、忙しい時は放ったらかしにされることが有るので自分から声をかけるようにした方が良いでしょう。
とにかく面白いビアホールです。
ケルンに行くなら話の種にもぜひ行かれることをおすすめします。
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グールマン
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「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
Früh am Dom
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ジャンル | ドイツ料理、ビアガーデン |
予約・ お問い合わせ |
(+49) 02212613215 |
予約可否 | |
住所 |
ドイツAm Hof 12-18, 50667 Köln |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
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利用シーン |
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ホームページ | |
初投稿者 |
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4月中下旬のヨーロッパ出張3日目。
月曜日のこの日からはハードスケジュール。
ケルンに居られるのもこの日と最終日だけ。
という事で、この日はスタッフ全員とビールで乾杯。
場所はいつもスタッフとの待ち合わせに利用しているこのビアホール。
ドイツのビールはその土地土地によって個性があって、
ここケルンは「キルシュ」と呼ばれる比較的飲みやすいエールビールが主流。
その中でも最大のシェアを誇るのが「Früh」。
ここはその「Früh」直営のビアホールで、
ケルン駅前の有名な「ケルン大聖堂」の裏手にある。
レストラン・宴会場・ビアホールなど多彩な施設があるケルンでも最大級の施設。
大聖堂を間近で眺められる屋外のビアガーデンは最高。
ちなみにケルンでは前々日のサッカーの試合でも、前日に行った巨大温浴施設でも、
既にマスクをつけている人はほとんどいない。
たまにアジア系と思しき人が付けているのを見かける程度。
でも収束したわけでは無い(この頃のドイツは日本よりも新規感染者数は圧倒的に多い)ので、
多少寒いけどオープンエアのビアガーデンはありがたい。
ちなみに、覚えている方もいらっしゃると思いますが、
8年ほど前の大晦日にこの大聖堂周辺で移民を中心とした集団暴行事件が起きました。
(興味のある方は『ケルン 暴動』で検索してみて下さい)
1,000人以上のアラブやアフリカ系の男が一斉に女性に襲いかかるという猟奇的な出来事は、
その後、政府の隠蔽や報道規制も発覚して更なる大きな事件となり、
国民の信頼が厚かったメルケル政権に大きな影を落としただけでなく、
一般の人々にも、移民に対する偏見と行き過ぎた自己防衛意識をもたらしました。
前回来た時は、正直、まだその影響を引きずっているような気がしたこの場所も、
コロナの終息もあってか、すっかり以前のような華やぎを取り戻していました。
「わんこそば」のように、
グラスの中が少なくなると次々に持ってこられる「キルシュ」を浴びるように飲みながら、
巨大な「焼きソーセージ」や「ハンバーグ」にかぶりついていた。
ちなみに「ハンバーグ」って、
「ハンブルク」を英語読みしたドイツ起源の料理だと思っていらっしゃる人が多いと思いますが、
実は「ハンバーグ」という言葉はアメリカで生まれたもの。
諸説はあるようですが、
アメリカに住む貧しいドイツ移民が端肉を丸めて焼いて食べていたのを見た地元民が、
「あいつらハンバーグ(ハンブルク)からの移民だぜ」
という蔑称としてつけられたという説が有力だそうです。
実際にドイツでは、
『マクドナルド』などにより逆輸入された「ハンバーガー」という言葉はありますが、
「ハンバーグ」という言葉はあまリ使われません。
この店でも似たようなものは「ハックステーキ」と呼ばれています。
また、例えばお店でシレっと「ハンバーグください」というと、
シレっと「フリカデッレ」という焼いた肉団子が出てくることが多い。
ちなみにドイツではなかなか美味しい「ハックステーキ」に出会わなく、
実際にドイツでは「フリカデッレ」に比べてもマイナーな料理なのですが、
このお店の「ハックステーキ」は粒胡椒が効いたビールとの相性抜群の美味しいもので、
私はよくここで食べています。
見た目は普通のハンバーグと変わりません。
(但しボリュームはすごいです)
アイスバイン、シュバイネハクセ(豚すね肉のロースト)といった典型的ドイツ料理や、
ソーセージを食べながらひたすらビールを飲む。
そして締めは、いつもの通り大好物の「グーラッシュスープ」。
ハンガリーからやってきた牛肉とパプリカの効いたトマトスープ。
(グヤーシュ・・・ハヤシライスの語源とも・・・)
久しぶりにドイツに来たという事を実感しながら、
翌日からの問題ありありの珍道中など全く想像しないままこの時を楽しみました。
***
ちなみに前日の日曜日は、
例によって例の3人組(ゲイ君・姉御・帰国子女)と、
ケルン郊外の温浴施設「メディタラーナ」でいつものようにのんびりしてきました。
前年の夏に彼ら彼女らが日本に遊びに来て以来の4人での休日。
日本でのバカンス中は、蓼科の別荘のお風呂で人目を気にすることなくベタベタしていたので、
女性陣(特に帰国子女)がここでも人目をはばからずに裸で襲い掛かってくる。
ドイツでは、家族でもカップルでも決して珍しい光景ではないように思いますが、
年が離れているこの4人のスキンシップを周囲の人はどのように見ているのでしょう・・・(汗)
でも彼女たちは全くお構いなし。
それどころかエスカレートしているような・・・(汗汗汗)
我々のこのような関係もそろそろ10年ですが、
当初は、彼女たちの結婚もあるのでこんなに長く続くとは思っていなかった。
ゲイ君がかつて話してくれたことがある。
「普段からずっと彼女たちを見ているけど、こんなに解放された彼女たちを見るのは、ボスが来て皆で一緒に過ごすこの時だけなんですよ」
いつも一緒にいる彼は、この時間が彼女たちにとって特別な時間であることが分かっている。
ゲイの彼、歳が25才以上離れた私、彼女たちにとっては安心できる存在なのでしょうね???
ゲイ君も私もいつもタジタジになりながらも、
彼女たちが楽しければそれはそれで良いと思う今日この頃です(汗)