ここは定番に限るかも : とん亭

　こちらも久し振りの再訪です。
目的は、今度こそは！、と決めていた特製メニュー2品に挑戦すること。

　開店前に並ぶ客は３名、おっと我々を入れて５名。
　往年の賑わはどこへやら。
やはりコロナには勝てないのでしょうね。

　さて、入ってみれば以前は小上がりだった席がテーブル席に。
こりゃ、使いやすくて良いです。

　で、オーダーは予定通り。
１品目は馬肉が使われたこちらの名物。
「八重うまっソースカツ丼」であります。

　豚肉と比べ馬肉は高額なのでしょうか、お肉は結構少な目。
カラッと揚がって食感は良いのですが、やはりアッサリし過ぎか。
　馬肉はやはり、馬刺しの方が良いような。

２品目は「会津こだわり丼」。
こちらは国産豚肉の良いところがふんだんに使われているらしいですが、一口食べてみれば筋切り不足で噛み切れない。
　こりゃ、手抜きか！。

　流石、両品共にソースの美味さは個人的に会津随一と思っている完成度の高さですが、本体がこれでは。
　更にご飯が固い。
　これは炊き加減云々の問題ではなく、米そのものに由来しているようにも思えます。

　やはりこちらではロースのソースカツ重がCP、味、ボリュームが三拍子そろった黄金バランスのように思えました。

　次回があれば、定番のソースカツ重を頂くと思います。
☆は今回頂いたものに合わせて下げました。　　

　でもきっと、定番のカツ重は変わらぬ美味さなのでしょう、後続のお客様の殆どが注文されている事からも、それが裏付けられているように思えます。
　ごちそうさまでした。

　こちらには４回以上来ていますが、今回は最終訪問から約２年ぶりの再訪
です。
　こちらもやはり「八重」ブームに応えるべく新メニューを用意されているようで
看板までリニューアルされています。
　でも、我々のお目当てはズバリ会津最大のトンカツであろうヒレ丸ごと一本
を揚げたその名も「丸太揚定食」です。
　こちら、丼ではありませんが、これ、丼は無理かと・・・。で、早速メニューを
見ますが・・・

　　無～～い！！！(涙）。

　いったい何処へ・・・。で、お店の方に確認すると、何と平日夜間のみの提供
になってしまったそうです。
　でもご主人がわざわざ夜のメニューを見せてくれたので写真だけでもＵＰして
おきますね。行ける方は是非食べてみて下さい。絶品ですよ～。
　さ～て・・・気を取り直して何を頂こうか・・・。

「ソースかつ重（ロース）」　→　こちらのお店ではスタンダードな一品になると思
います。肉は柔らかくジューシーで美味いです。ソースはさすが創業以来の注
ぎ足し！。会津にしては甘さ控え目ですっきりと頂ける私の好みです。
　会津には「伝統会津ソースカツ丼の会」というものがあり、２０軒を超える店が
登録されていますが、こちらのお肉はその中でもかなり食感が良い方だと思い
ますし、ソースの美味さは折り紙付き！。
　そして、特筆すべきは「ご飯」が美味い！。これは会津のソースかつ丼店では
№１かもしれません。
　写真でもおわかりのようにご飯がピッカピカに光ってます。さすが契約栽培の
米は違いますね！。￥９５０は十分高ＣＰに思いました。

「会津こだわり丼」　→　こちらのカツはエゴマ豚のお肉との事ですが、確かに、
こんなに分厚いのに柔らかくて噛めばジューシー。豚ならではのうま味を楽しめ
ます。ご飯ももちろん美味いし炊き加減も抜群です。
　お値段は￥１３００と張りますが、その価値は十分感じられました。

　世間では会津のソースカツ丼はデカいのがウリと言う事になっているらしいで
すが、実際に食べきれない程の量をウリにしているお店は、多くはありません。
　昔ながらのお店は普通の人が安心して注文できる量ですので、よくお店を確
認されて食べにお出かけ下さい。

　マニアックでもっと美味い店も有るとは思いますが、こちらのお店は雰囲気、駐
車場、メニューのバリエーション等の一般ウケ度も考慮すると、安心して、自信を
もって皆さまにご紹介できる会津を代表する店の一つだと思っています。

　でも、丸太揚定食！！。お店のパンフには「名物」として紹介されていますし、
夜だけとも書かれてません。
　・・・「丸太揚定食」が無いとん亭なんて・・・、と呟かれないように、昼間のメニ
ューに復活してほしいなぁ～。

ごちそうさまでした