こんな日もあるんですね : えなみ

　前回に続いて、今日も平日に訪問。
　開店２０分前に行ってみれば既に１組お待ち。
　そのまま待っていれば、開店時点で私を含め１２名の行列が。

　さて開店。
　誘導されるままに、お一人様はカウンターの一番奥から順に詰めて座ります。

　と、オーダーは入り口近くから取り始めましたね？。
　その時は、それでもきっと入店順に供されるのだろうと思っていましたが、何と提供はオーダーを取った順。
　こちらのつけ麺は極太なので、１ロット３～４人前しか仕上がられませんから、私の提供は４ロット目。
　2番目の入店にも関わらず、入店してから既に２０分以上経過し、後から入店した客がボチボチ帰り始める頃。

　この日、私には十分な時間がありましたので良かったのですが、入店した順にオーダーを取って、その順に提供されると想定している、次の予定がある方はビックリすると思います。

　この日のオペレーターさんは２名。

　確かに忙しいのは解りますが、やはり太郎ちゃんが店に居た頃と比べて乱れてるのかなぁと思った次第で、一筆啓上させていただきます。
　そういえば太郎ちゃんが抜けたくおんでも、一時そんな時期が在ったような噂を耳にした事も。

　で、肝心の御味。
　オペレーションが乱れていても味が整っていれば、何も言う事は無いのですけどね。

　久々にお魚つけ麺を頂きました。
　スープ。
　何だか希薄。
　もっと深く、もっと分厚い印象を記憶していたのですが、なんとなくシャバ系に思えます。
　お肉も、少なくなった？。

　試みに麺量は（小）をお願いしてみましたが、その盛り付けは、余った麺をかき集めて丼に放り込んだようなガサツなもの。
　量的にも350gは無いように感じられます。

　福島市を代表すると言っても過言では無い程の大人気店にまで昇り詰めたのですから、地元ファンとしてはもう少ししっかりして欲しいと願います。

　しかし、この日だけのことかもしれませんので、☆はこのままにしておきますね。
また来ます。

　６年ぶりの再訪。
　平日の１３：３０なので店外の待ち１組のみ。
　程無く店内に案内されます。

　この店の雰囲気、良い意味で変わらないですねぇ。
　では、オーダーも１品は前回頂いた「スパイシーつけめんっ」を並（５００ｇ）で。
　もう一品は「アッサリ中華そば」を。

　３名のスタッフの慣れた手捌きで、程無く「アッサリ中華そば」が到着。
　早速スープを・・・、と思ったら丼を置いてくれたお兄さんが「熱いですよ！」と。アドバイスをくれました。

　恐る恐るスープを頂いてみれば、熱っつあつ！。
　こりぁ、もちもちの木の熱さに匹敵しますね。
　分厚い油膜に覆われていますが、これに限らず素材の良さがこちらの特徴なので、モタつくことなく正にアッサリ。
　麺は全粒粉配合の見事な低加水細麺。
　エッジのクッキリ感はもちろん、滑らかそうに見えながら、微妙な凹凸によるスープの汲み上げ能力まで備えているのには驚かされました。
　暫く来ないうちに益々完成度が高まったようです。
　これ程の物には中々お目にかかれません。

　そしてスープ。
　「中華そば」と言う名なので醤油が前面に来るのかと思えば、これはどちらかと言うと塩に醤油の香りを移したような仕上がり。
　レモンフレーバーが効いて、アッサリと言うよりスッキリという表現が合いそうです。
　チャーシューこそ小振りですが、これ程の内容を税込み￥７００で頂けるとは恐れ入りました。
　「えなみ」と言えばつけ麺を連想される方も少なくないと思いますが、この品に代表されるように、ラーメンにおいてもかなりの実力者だという事を再認識させられました。

　ついでスパイシーつけめんっ。
　最後の「っ」が味を物語るように、かなりのハイテンションつけ麺かと。
　一見すると真っ赤な辣油に驚かされますが、実はお砂糖も結構使われているようで、要するに甘辛しょっぱ！。
　この３味が高次元のバランス構成しているところに加え、粒胡椒などのスパイスが更に味のコントラストを強めてきます。

　勿論このまま頂いても十分美味しいのですが、前回同様、麺に添えられたカットレモンを一絞りすれば、スッキリ感まで加わって無敵に。
　そんな訳で、この齢になって５００ｇの熱盛を一気に頂けてしまいます。

　久しぶりにお魚つけ麺も食べたくなってきました。
　住んでいる町にあるので、ここに通わない手は無いなぁと、今更ながら再認識させられました。

　また、近いうちに来ます。　
　ごちそうさまでした。

　久しぶりに訪問。平日ですが開店１０分前に到着してみれば既に８名程の待ちが。
　流石の人気店です。
　こちら、日々味が進化を続けるお店ですから、敢えて前回と同じメニューを。
　しかし今回の麺量は並：５００ｇでお願いしてみる事に。

　第一ロットですが、つけ麺ですので少々時間が掛かり１０分程で到着。
　久し振りの「スパイシィーつけめーんっ」です。
　
　真っ赤な色に食欲がそそられますね♡。
　先ずスープを頂いてみますが、色々浮いている下のスープは澄んだ醤油ラーメンのように、本質的にはアッサリしているんです。

　そこへ単に辛いだけではなく、深い辛味の自家製（だと思います）辣油を基本に突き抜ける爽快感を演出する役者が沢山配合されているようで、前回と比べ控えめな背脂と相まってその味は更なる高みへ・・！。流石は進化を続ける「えなみ」さん。
　スープだけ飲んでも、一般的なつけ麺のように味が濃過ぎる事も無くゴクゴクと飲めるのも美点かと。
　まあ、頭頂から滝のように汗が噴き出す程には辛いんですけど、あっさりしているので割ることなくとも美味しく飲めるんです。

　おかげで唯一無二の食感を演出する、こちらならではのハイブリット麺はスルスルと口に入り、添えられたレモンを絞って味の変化を楽しみながら並：５００ｇはあっという間に完食。

　そして今更ながらに驚かされるのがＣＰの素晴らしさ。
　税込￥７３０には脱帽であります。

　☆は少々上方修正させて頂きました。

　ごちそうさまでした。（２０１６．０１．０５）　
-----------------------------------<2014.08.17>-------------------------------
　最近、つけ麺スープが変わったという噂を耳にしての再訪です。
　今日は日曜日。
　時刻は我々にしては珍しく18:00頃。
　お店に入ってまず驚いた事が！。
　こんなに空いている「えなみ」さんは初めてです。
　いえいえ、悪い意味で取らないでくださいね。
　今日はお盆休み最後の日曜の夜ですから、きっと皆さん、翌日からの仕事に備えてお宅で休まれているのだと思います。

　そしてオーダーしようとすれば、お店の方も半分お休みで（笑）、つけ麺しか用意されていないそうです。
　まあ、我々はつけ麺の味を確かめに来たので全く問題はありませんが。

「薩摩産本枯本節二年物鶏豚中濃つけ麺」　→　下を噛みそうな長い名前ですが、つけ麺！と言えばこれが出てくるそうですからご心配なく。

　スープの一口目・・？？、マイルドですね。
　しかし悪くないです。
　何となく落ち着いた味で、以前よりお客さんの層が広がりそうな仕上がり。
　これなら年配者や若い女性にも馴染みやすい味のように思われます。が、若干甘みが強いですかね。

　壁面の説明書きのように「鶏」を大幅増量された故の甘みかと思いましたが、若干異なる。
　これはお砂糖の甘味のように思えます。
　試みに卓上の「醤油」をサッと振り掛ければ見事に解消されます。
　私にはこの位の方がバランス良く感じられますね。
　まあ、夜の部の味なので朝一であればまた印象は異なるかもしれません。
　ベストな状態で賞味すれば、東京駅ラーメンステーションに行くたび大行列を目にする、
あの六厘舎を凌ぐ深さを味わえると思います。

「スパイシィーつけめーんっ」　→　こちらのまとまりは素晴らしい。ブラックペパー、豆板醤、そして大きめの背脂のバランスが素晴らしい。
　担々麺のようで、もっと奥深く、スッキリ感も併せ持った味とでも申しましょうか。
　その昔「くをん」で頂いた太田町担々麺がリファインされたような仕上がりで、これからのえなみさんを支えるもう１本の柱になりそうな完成度の高さを感じました。

　麺に関しては言うことなし。
　こちらでしか頂けない麺であります。
　現状に満足せず、常に改善を試みる姿勢。素晴らしいと思います。

ごちそうさまでした。（２０１４．０８．１７）　
-------------------------<2013.11.01>---------------------------
　最近、えなみさんの前を通るたびに行列が少ないなぁと感じていましたので１年振りに訪問してみました。

　開店５分前にお店に到着すれば既に６名様がお待ち。
　平日ですが人気は衰えていないようですね。

　開店と同時に店内へ。
　２名なのでカウンター席に座ります。
　一応メニューを拝見しますが、ワシワシ麺というのが追加になったような・・・。
　しかし、入店前からオーダーは決まっていますのでさっさとオーダー。
　以前訪問した時に比べ、厨房は人数も増えて動きも改善されたようでスムーズに調理が進んでいきます。

　どうやら行列が減ったのは、お客様の数が減ったのではなく、調理の効率が上がったので、回転率が上がった結果のようです。

　さて、いくらも待たずに提供です。

「黄金の鶏塩らぁめん」　→　深い丼での提供です。
　相変わらずチャーシューはデカくて柔らかく、そして味付けは抜群！。
　私は、ラーメンのチャーシューって実は美味い物なんだとこちらの店で教えて頂いたようなものなので、特にこの味ファンなのであります。

　そして肝心のスープ。
　美味いのですが、「塩」ラーメン的な追及の仕方ではなく、塩よりも鶏を前面に出されているように感じます。
　名前も鶏塩ですからその通りの味でしょうか。
　
　麺は素晴らしいですね。
　見た目も綺麗ですし、スープのくみ上げは団体戦でしっかりやってくれて、さすが自家製麺のえなみさん。
　面目躍如ってところでしょうか。

　金魚ワンタン、鶏つくねも入って￥６５０はＣＰも宜しいかと思います。

「魚介豚骨つけめん（並）」　→　麺が到着したとき、量が（小）位だったのであれっ？と思っているとお兄さんが「量がハンパになっちゃったので後で不足分をお持ちします」と。
　これは温つけめんの場合、考えようによっては新たなサービスになるかもしれませんね。

　食べ終わったころを見計らって２枚目を出す蕎麦屋のような感じで、熱々を頂けて良かったです。

　その麺は相変わらずの食感。
　この噛み応えは「えなみ」さんならでは！。
　１年前と比べるとスープは何となくおとなしい、落ち着いた・・・良い意味なのですが、纏まりが良く感じられ、個人的には美味くなったと思います。

　相変わらずチャーシューはゴロゴロ入っていますし、今回は（並）でお腹一杯頂きましたのでＣＰ感も素晴らしく感じました。

☆は少々上方修正させて頂きます

ごちそうさまでした。

----------------------<2012/09/21>------------------------
　今日は並んでない・・・。珍しい事もあるものです。
　で、３か月振りに来てみました。
　こちらは自家製麺のぶっといつけめんがウリだと思っていましたので、実は中華そばを頼むの初めてだったりします。
　お陰さまで色々発見が有りましたので報告させていただきますね。

中華そば￥６５０　⇒　中華そばといってもこちらは普通の醤油味ではありません。
　スープを一口飲むと口の中一杯に半端無く節の味が広がります。
　肝心のスープの味が霞んでしまう程なので、ちょっとやり過ぎかなぁ？

　私はこの味好きなのでOKなのですが、節系苦手な方は要注意かも。
　麺は普通の太さで白っぽいストレート。
　スープに負けてるというか、この中華そば、スープが主体でその他は麺さえも含めて具となり、その支配下にあるといった感じで独特です。
　その具ですが、チャーシューが特筆物。バラともうひとつはモモらしきチャーシューと２種類入ってますが、一つ一つが分厚くデカく、そして箸で切れるほど軟らかい。

　味はそれぞれ異なって感じました。
　手が掛ってますね。
　喜多方：はせ川さんでとてもおいしいチャーシューを頂きましたが、別の意味でこれは凄いです。
　このチャーシュー食べるためにこちらに来られても良いと思われる程の出来栄えではないでしょうか。
　枚数こそ各１ですが、その容積は、はせ川さん的な厚さに切れば麺を覆い尽くしておつりがくる程です。

　そして、金魚ワンタン、つくね、メンマ、中華そばとしては具沢山と言ってよいでしょう。
　内容的にはチャーシューメンと言ってもおかしくないと感じましたので￥６５０はCP良いと思います。

　つけめん（小）￥６８０　⇒　こちらのつけめんは量と麺の冷、温が選べます。
　以前（中）を頂いた時はその量に圧倒されて、完食するには磐梯かつ丼に挑戦した時のような気合と体力を要したので、今回はいきなり（小）。
　（中）より少ない（並）でもけっこうな量だったと記憶しております。

　こちらの付け汁も具材が豊富。分厚いチャーシューもふんだんに紛れています。
　強烈な節なので注意点は中華そばと同じです。
　味は濃い目に感じましたが、これは麺が少なかったからでしょう。
　当然麺の量が増えれば食べ進むうちに味は薄まってきますから、（中）程度の麺を食すように設定されてるのでしょうね。

　こちらはバラ肉の炙りチャーシューがセットされていますが、味付けは中華そばのバラチャーシューとは異なります。
　そして、つけ汁に入っているバラチャーシューもまた異なる味付けでしたね。
　こちらもCP良いと思います。
　そして、食せる麺の量が多くなればなる程にCPも向上します。
　私が普通に（中）以上を頂ける体なら、CPは更にUPし総合評価は★４になるでしょう。

　こちらのお店はチャーシュー作りの達人ですね。
　今回味わっただけで、中華そばで２種類、つけめんで３種類。（つけめんに添えられているバラバラになったチャーシューらしき物も味付けは異なります）

　この辺り有名ラーメン店がいろいろ有り、食べ歩かれる方も少なくないと思います。
　その際は、味のインパクトから判断するに「えなみ」さんは最後にされた方が、他の店もすべて美味しく味わえると思われます。

　社長さんは「くをん」さんの方で手一杯なのでしょうか、厨房は実質男性１名でスープから麺まで捌いています。
　無駄の無い動きは素晴らしいのですが、１４：００頃でしたのでそろそろ体力の限界か。

　老婆心ながら味が崩れてこないことを祈ります。

　ごちそうさまでした。