相変わらずの大人気店 : 伊達屋

　今日は市内の別のお店に行く予定でしたが、生憎と臨時休業。
どうしようか？。と問えば、家内は「そうだ！、伊達屋行こう！」と。

　このまま直行しても到着は１０：５０。
平日とはいえ天下の伊達屋をナメてませんかねぇ。

　ままよと、お店に到着してみれば店外に行列はありませんでしたので、順番取りのためにその場で家内を投下し店裏の駐車場へ直行してみれば・・・空いてる！。

　さすがは平日ですね。
お店に戻ってみれば９番目で１３人目。
微妙ですが、おそらく第２ロットの先頭位には立てたかも。

　という事は、ラーメンがお口に入るのは１１：３０～４０？。
まあ、おとなしく並びましょうね。

　１１時丁度に開店。先に名前を書いていた人たちが次々と呼ばれます。
そして予想どおり、我々の前でコールはピタリと止まりました（笑）。

　そして１１：２０分ごろ女性スタッフが我々の名を呼ぶので、チョット早いなぁと怪訝そうに立ち上がろうとすれば「まだお席は空いていないのですが、先にオーダーを」と。

　お～！。伊達屋もこんなことするようになったんですね。ちょっとした進歩を発見。

　さて、前置きが長くなって申し訳ありません。実食です。
「赤みそラーメン」
　私は最近ずっとこれです。

　味噌らしからぬあっさりしたスープが特徴かと。
業務用味噌の甘みが感じられず、この店の特徴でもある「美味過ぎるベース」とのバランスも好みです。
　そして、麺の量が増えたような気がします。消費税UPの煽りで価格改定されたようなので、その埋め合わせなのでしょうか。

　その麺も特徴があります。細くて固く、少々オーバーにい追えば長浜的とも例えられそうな程です。
　これは好みが分かれるでしょうね。
　うちも私は好みで家内は苦手（笑）。

　８７０円の価格は、決してお安くはないと思いますが、麺量UP（されたと思う）に感じられたので及第点。

「塩チャーシュウメン」
　なぜか珍しく家内はチャーシュウメンでした。
交換して頂いてみますが、以前より塩が弱くなってバランス感がUPしたかも。

　でも、昔のため息の出るような美味さは戻ってきてないですねぇ。
そして、若干重さも感じられますので、昔の写真と比べてみればやはり油が増えているようです。
時代の流れで客の好みの味か変わってくるのでしょうか。

　で、麺量はこちらも増えているように感じられます。
麺はこちらも長浜チックな細ストレートで固め。

　４桁の価格になっちゃいましたねぇ。

　☆は若干下がってこんな感じ。
同じラーメンを伊達屋ブランドでないお店で頂いたと想定すれば、きっとこの位の☆になる事でしょう。
相変わらず接客の丁寧さは特筆ものでした。さすがです。

ごちそうさまでした。（２０１９．１１．０１）

　暫く確認しないうちにまたまた点数が上昇したようなので再訪してみる事に。
とは言ってもこちら、おいそれとは再訪できない行列必至のお店。

　満を持して平日１３：４０頃に駐車場に行ってみれば、辛うじて２台分空きを
見つけたので速攻で車を停めお店へ。

　店前にはハロゲンヒーター完備のビニール張り待合スペースが有りますが当然満席。
暫し立って待っていれば何とかテントに入れたので更に待ちます。
　こちら、到着順にウェイティングボードへ名前と人数を書き込み、順番が来れば
名前を呼ばれるシステムですので、何もせずに単に並んでいても、いつまでも入店
できませんからご注意ください。

　で、ようやく名前を呼ばれ店内へ。結果的に駐車場へ車を入れてからスープが口に
入るまで通算約６０分。まずまずのペース。

　今回お願いしたのは定番の「塩」、そしてこちら４種のスープのうち、唯一未食
であった「白みそ」をお願いしてみる事に。

「塩ラーメン」　→　スープの量は多目で安心。ここの塩ラーメンって、こんなに
浮き油は多かったっけ？。
　しかし油自体はサラッとしている方なので私は然程気にはなりませんが、家内は
かなり引いていたようです。
　いえ、勿論初めて頂くわけじゃァないんですよ。こちらに通い始めて１０年近く
なりますから何度も頂いて入るのですが、今回は群を抜いて多かったような。
　
　スープ本体と合わさった時の印象は、私は今風でバランス的にも前回より向上したと
思いますが、家内は逆評価。まあ人夫々ですが☆は私の判断で。

　お味の方は、鶏ははっきりクッキリと何となくコンソメ的な印象もありますが、
塩のカドは感じられませんし、スープベースに力を感じるので全体的に丁寧に仕込まれた
印象にまとまっているように思えます。
　事実、最後の一滴まで何の抵抗も無く飲み干してしまいましたが、それでも福島県№１かと
問われれば、個人的には？？。

　麺は流石です。シコッとしていて低加水の特徴が出て、閉店間際のこの時間帯に
於いても茹で上がり、そして湯切りは抜群です。

　ホロホロとしたチャーシューは私の苦手とするタイプですが、家内は得意とするので、
この辺りも好みが分かれるのでしょうね。
　でも個人的にラーメンの印象はスープ５０％、麺３０％で捉える事にしているので、
☆はその他の物にあまり左右されないんですけどね。

「白みそラーメン」　→　今回初めて頂くスープです。第一印象はあっさり。
メニューの説明には「豚骨風味」と書かれていますが、個人的には豚骨と言うよりは、
塩ラーメンの塩を控えめにして白みそを加え、隠し味に少量の酢、辛味と言う印象で、
奥行きも感じられ、はっきり言って「塩」より好印象。

　「赤みそ」を頂いた際にも感じたのですが、こちらの「味噌系」、個人的には好みです。

ごちそうさまでした。（２０１６．０２．２２）
----------------------------<2014.07.01>-----------------------------
　変わらぬ人気店へ約１年ぶりの再訪です。今日は平日。時刻は11時丁度。
一組外で待っていますが、店内には空席が。程無く呼ばれます。
　まだ、空席が目立ちますね。今日は幸運なことに開店から１１：１８まで
空席がありました。

　こちら、天然木があしらわれ落ち着いた雰囲気の漂う店内ですが、昔を知る方に
伺えば元々「レタス」という喫茶店だったそうな。

　その後ラーメン屋としてオープン時の看板メニューは「味噌」だったそうで、
今では店内に掲げられている味噌ラーメンの看板が外に有ったそうです。

　そんな訳で今日は伊達屋さんの味のルーツとも言うべき「味噌」を頂いてみる
事にしましょう。
　そして、折角来たので今の地位をもたらした「塩」の再確認も怠りませんよ（笑）。

　入店すれば、あの丁寧な接客で定評のある女性スタッフの方がテーブル席に
案内して下さいました。
　先行レビューを拝見すると「ご夫婦」と書かれている方も多いようですが、
私にはそうでは無いように感じられますので敢えてこの表現で。
　「塩」、「赤味噌」をお願いします。

「塩ラーメン」　→　まずはスープ。う〜ん、やはり何か味の中域にもったり感
を感じると言いますか、白河は「英」の塩のように、宇宙まで突き抜けそうな
スッキリ感は・・。

　低加水系でエッジがはっきりしている麺は相変らず美味いですし食感、喉越し？
共に良いと思います。
　前回訪問時より全体的なボリュームを感じますね。少なくともスープの量は
一時の渇水状態を脱し、タップリあるので嬉しいです。

「赤みそラーメン」　→　割とサラッとしたスープですね。味噌の味が前面には
出てこず、鶏のベースが良くわかります。
　一般的な味噌ラーメンというより、もちろん味は異なりますが、仕上げの方針は
「中華そば 金ちゃん」の「みそ味ラーメン」的アッサリに感じられます。

　味噌といえば太麺がイメージされそうですが、麺は「塩」と同じ。しかしスープと
の相性は良いと思います。

　「塩」では浮き出ていた中域のもったり感は、味噌にカバーされたようで突出して
感じられませんので、私には「塩」よりも全体的なバランスは良く感じられました。

　しかし、同行した家内は「麺食道楽」の方が好みと言っていましたので、味の好みは
人夫々ですね（笑）。
　だからこそ、これだけの数のラーメン屋さんの経営が成り立つのでしょう。

　次回は「白みそ」行ってみたいと思います。

ごちそうさまでした。（２０１４．０７．０１）
----------------------------<2013.08.15>-----------------------------
　１０か月振りの再訪です。平日１７：３０。予想通り先客２組のみで
勿論行列は有りません。

　窓際のカウンター席に座ろうとすれば「テーブルを御使い下さい」
との温かい接客。でもこちら大繁盛店ですから４人客が来たら申し訳ないので
そのままでいいですとお答えして、オーダーは決まってますので
「塩ラーメン」、「中華そば」をお願いします。
　先客が少ないのでさすがに提供は５分程度と早いです。さて、

「塩ラーメン」　→　これは、やはり私には出来過ぎ感が強く感じられ、
そして塩のカドを感じてしまいます。
　前回も書きましたが最廉価の塩の味ではなく、それなりに吟味された
塩だとは思いますが、もっとベースに力が有ればこのカドは感じ難くなると
思います。残念。

　麺は茹で釜が澄んでいる分すっきりとした食感が嬉しいです。これを
頂けば前言撤回。
　この低加水麺は素晴らしい仕上がりだと思います。チャーシューは好みが
分かれるので何とも言えませんが、敢えて言わせて頂ければ「好みではない」
って感じですが、家内は甚く気に入ったようですから、やはり好き好きですね。

「中華そば」　→　一口スープを頂けば、この中華そば、こんなに
美味かったっけ？（失礼）

　醤油のコクを感じる素晴らしいスープです。当然こちらも塩は使われて
いるとは思いますが、そのカドは醤油の陰に隠れて顕在化しないためか、
まろやかさはこちらの方が数段上に感じられます。

　が、食べ進めばやはり塩同様に出来過ぎ感が首をもたげてきます。

　何か不自然に感じてしまうんですよね。

　こちら、県内トップということで激励の意味を込め、敢えて辛口コメントを
書かせて頂きました。

　十二分に、普通以上に美味いラーメンであること感じましたが、同時に
「まだ、できる事は残っている」とも感じました。

ごちそうさまでした。
-------------------<'12/10/15 >---------------------
　こちらへは７年程前から時々伺っています。

　初めのうちは感激のあまり塩ラーメンのスープを飲み干していたもの
ですが、慣れとは恐ろしいものです。
　最近はあまり感動しなくなってしまったもので、食ベログ始めてもな
かなか再訪していませんでした。
行列が有ると、まぁ、いいっか・・　市内なのでその気になれば割と楽
に来れるしなぁ・・・とパスしてしまっていたのも原因の一つではありま
すが、皆さんからこんなに高評価を頂いているのが同市内の人間とし
ては嬉しくて、県外から来られた方に優先的に食べて頂きたいという
純粋な気持ちも有ったんですよ。

　さて、本日は平日の１３：３０という穴狙いが的中し、待ちゼロで席に
有りつけました。さすがに県外ナンバーさんは停まってませんね。

「中華そば」「塩ラーメン」各￥６８０をお願いします。

「塩ラーメン」　⇒　確かこちらの一押しのメニューですね。　到着すると
鶏の香りが立ちあがって来ます。
　一時感じた渇水状態ではなく十分な量のスープが提供されましたが、
いざスープを頂くと、どうした訳か今日は肝心の鶏の味があまり感じら
れません。
　そして余りにも味の輪郭がハッキリし過ぎているにもかかわらず深み
と太さに乏しいので、まるでチキンコンソメスープのようにも感じてしま
いました。
　使用されている塩はガーンと来ませんから専売公社の紙袋に入った
最廉価の塩ではなく、山塩ほどではありませんがそれなりに良い塩を
使われていると思います。
　
　チャーシューは箸で挟むと解れてしまうほどの軟らかさに仕上がって
ますが、残念ながらバラのとろとろが好きな私の好みではありません。
食感はバラに比べればシーチキンのような食感。

　麺も今一つで私の好みではなく、敢えて敢えて例えさせて頂くならマ
ルタイの棒ラーメン的な食感でした。（失礼）

　でっかいチャーシュが乗っているが故の￥６８０だとは思いますが、麺
が量的に少ないという事も有りますので、少々お高く感じます。

　感じるがまま正直に色々書きましたが、これは７年も経つと食べ慣れ
てしまったことと、他でも色々とラーメンを頂いて舌も腹も肥えてしまった
ので、最初の感動は薄れてしまった故かもしれません。

　初めて食べる方には、きっと感動して頂ける味だと思いますよ。

「中華そば」　⇒　こちらは画像からもお分かりかと思いますが、スープ
以外はトッピングも「塩ラーメン」と同じです。
　塩ラーメンと味の比較をする方が乱暴だと思いますが、個人的には塩
ラーメンを香ばしくしたような感じのこちらの方が私の好みです。

　それにしても、こちらの御店主は相変わらず硬い仕事をなさいますね。
「塩」と「中華」の画像を見比べると、モノクロ写真なら間違えそうなほど
配置が同じです。

　奥さまの丁寧な接客も昔から変わらず。
以前もそうですが、福島県№１になった今でも奢った感じは微塵も感じ
られません。帰る時は出口までお見送り。

「またいらしてくださいね」、もちろんまた来ますよ。行列が無い時にね。

ごちそうさまでした。