王香
（ワンシャン）- 最寄り駅：
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- 定休日：
- 木曜日、日曜日
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店舗基本情報
| 店名 |
王香（ワンシャン）
|
|---|---|
| ジャンル | 餃子、からあげ、牛料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
0948-72-1770 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
福岡ＩＣから国道２０１号線を飯塚方面に向かい 城戸南蔵院前駅から2,653m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
20席 （カウンター６席 テーブル１０席 小上がり４席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 敷地内６~7台可能 |
| 空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| 備考 |
１０年以上前、博多の箱崎で屋台をしていたが |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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私は余り経験がないのですが、屋台っていい物ですよね。
味も大切ではありますが店主さんや女将さんが持つ雰囲気が、
屋台という、小さく限られた空間であるからこそダイレクトに伝わってきます。
人気のある屋台には、その屋台独特の雰囲気を持つことが多いようですが、
それは多分に店主さんのキャラクターや、性分に左右されていますよね。
昔は箱崎、今、山ん中。
ショウケ峠という、福岡でも有数の連続ヘアピンを持つ峠を越えた先に、
この餃子屋さんはあります。
道沿いに小さな木の看板があるので、見逃さないようにしましょう。
あと同乗者がいる時は車酔いに気をつけましょう。
さて、１２時オープンでまだ１時にもなってはいませんが、
既にビールを飲りつつ、餃子を食べている方々が。
ぬぐぐ．．．羨ましい．．．
ハンドルキーパーさえいれば私だって．．．
店内はカウンターが６席ほどに、金属で出来たテーブルが１つ（屋台風？）
あと小上がりが１席の小さな店内ですが、キャパとしては２０名くらいいけそう。
メニューを見ましたが、餃子以外にも唐揚げやスペアリブなど、
ビール飲めよ、と言わんばかりの１品が．．．
ですがここはピロッと堪えて定食を注文。
ノンアルコールでも、と思いましたが、益々ビールが恋しくなりそうなんで、
きっぱりと辞めておきます。
そんなに待たずに餃子は来ました。
どれどれ、と食べてみたところ、おおっっ！
こいつぁ、美味いです。
私、餃子には余り執着しないんですけど、ここの餃子を食べて、
餃子熱が出てきたかもしれません。
へー、餃子ってこんなに美味しかったんだ。
思えば、久留米では五十番等の名店にも行っていません。
別にそれで餃子に対して、とやかく言ったことはありませんけど、
これなら近いうち行ってみたくなりますね。
餃子初心者と言ってもいい位の私ですが、ここの餃子はとにかく餡の味が濃い！
肉がたっぷり入った餡を惜しみなく包んでくれています。
これ、かなりネギとニンニクの味、臭いがしますけど、肉まんに入れたら無茶苦茶おいしいだろうなぁ、
と、餃子を食べながら些か失礼な事を考えてしまいました。
若干、敷いた油が多いですが、それ以上にカリッとした焼き目と、
ジューシーな具材が織り成すこの餃子は、今のところDNW内餃子ランキングで、
燦然と１位に輝いております。
美味しい餃子を食べるのは、初めてといっていい位ですので、
思い出補正に塗れて他の店舗の餃子の批評にマイナス補正が出ぬ様にせねば．．．
よし、心してこの餃子の味を覚えておきます。
そして、ここのお店の一番の売り。
そう、一番の売りが餃子以外にもう１つあるんですよ、こちら。
それは、女将さんと娘さんの出す暖かな雰囲気。
店舗の形態は屋台から戸建へ、箱崎からこんな山の中（失礼）へと変わってはいますが、
その二人から醸し出される雰囲気や、お客に対する距離感は、
屋台時代には行った事がありませんが、恐らく当時のまま。
色々お話させていただきましたが、屋台時代のお客さんが孫を連れて食べに来る、
当時、中学生だった子達が結婚して家族で食べに来てくれる。
屋台を３０年牽いたそうですが、離れていても今もその時のお客さん達との関係が、
続いているのです。
こちらのお店に移ったのは１０年前だそうですが、１０年前に無くなった、
屋台の味を忘れずにここまで食べに来る。
屋台時代にはその味だけではなく、お客さんの数だけ思い出があるのでしょう。
そして、今は山奥になってしまいましたが、当時の味と変わらない（であろう）餃子を食べつつ、
昔を思い出す．．．
いやー、良いですね、そういうの。羨ましいです。
私が歳を取ったときそういった場所やお店は、果たして残っているのでしょうか．．．
フィールドは屋台ではなくなっていますし、山の中に移ってはいますが、
今も屋台的な暖かさを持つ餃子の名店が、ここ福岡の山中にひっそりとあります。
そのお店の名前は、王香。
知る人ぞ知る、と言ったお店は私も好きですし、好んでそういったお店に行くのではありますが、
このお店の味と雰囲気を埋もれさすのは余りにもったいない、そう感じました。